成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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スカイライン -征服-

 『クローバーフィールド』、『第9地区』、『インセプション』、『SUPER 8/スーパーエイト』などなど、最近はSFが熱い。傑作がたくさん生み出されている。『クローバーフィールド』を最近と言って良いのかは自分でもちょっと疑問だが、これから公開される『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』も『世界侵略:ロサンゼルス決戦』も滅茶苦茶楽しみである。絶対スクリーンで見る。そんな中、この『スカイライン -征服-』も、自分はその流れの一つだと思って、滅茶苦茶期待して見に行った。
 期待しなければよかったぜちくしょう。


邦題『スカイライン -征服-』
原題『Skyline』
2010/アメリカ/94分
監督 グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス
出演 エリック・バルフォー、スコッティ・トンプソン、ドナルド・フェイソン、ブリタニー・ダニエル、クリスタル・リード、デイヴィッド・ザヤス

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 ロサンゼルスで成功した友人のテリーが主催するパーティに呼ばれたジャロッドと恋人のエレインは、テリーの恋人のキャンディスやデニースと共にパーティを楽しむが、パーティ後の早朝、謎の光と地響きに目を覚まし、そこでエイリアンの地球侵略を目撃する事になる。
 
 CGを宣伝文句にするだけあって、遠くのCGはそれなりに頑張っているが、近くのシーンとかだと『トランスフォーマー』とかの方がちゃんとしている気がするし、荒があるように見える。そしてその他のクオリティが軒並みに低い。スローモーションの使いどころとか酷くて、脚本・展開に無理がありすぎて、テンポがとても悪くて見ていて退屈してしまう。特に軍事アクション関係の描写は酷い。構成も失敗していて、「一日目、二日目、三日目」と言うやり方をするならもっとドキュメンタリータッチにして7日目くらいまでやった方が面白くなったと思う。物凄い中途半端。そして観ていて途中で気付く。ああ、「これはCGだけ頑張った自主映画なんだ」と。監督のグレッグ・ストラウスとコリン・ストラウスのストラウスブラザーズは、元々CG系の編集技術者だったらしい。まさにそういう人が撮った自主映画。この設定の映画を限られた場所でやるには無理があるよなぁ。。。一言で言ってしまうと、出来の悪い『宇宙戦争』。ラストの展開がちょっと進撃の巨人。全体的にもったいない。

パーティ

 主人公達。メインキャラもう一人女がいる。みんなそんなに有名な役者じゃないらしい。
 主人公たちはホテルの一室で事件に遭遇するんだが、それまでの無駄な過程がダラダラと長い。遭遇するまでの1日目をわざとダラダラと描く手法ってのはあるとは思うんだけど、この映画はなんでか全然ワクワクしなかった。最初に遭遇の瞬間をちょっと見せて、それから時間を戻してその遭遇の瞬間まで戻るんだけど、そこまでの会話とかが特に面白いもんでもなくて、「こんな昼ドラいらねえからさっさとエイリアンを見せろ」と思ってしまった。退屈。

ザヤス

 ちなみに左にいるのが途中からパーティメンバーに入るホテルマンのおっさんなんだが、デビット・ザヤスさん。『エクスペンダブルス』の将軍でした。この人だけ知ってた。

 遭遇からの展開が本当におかしくて、基本的にこの人たちはパーティの部屋から出ない。低予算映画によくあることだけど、この設定の物語だとその行動が不自然すぎて見てられない。警察に一度電話しただけで他の軍隊や病院などには全然連絡をとろうとしない。外に危険があるってわかってるのにいつまでも軽装なままで身を守ろうとしない。緊急事態だっていうのにホテルの他の人を探そうとすらしない。回りに高い建物が無くてまず狙われそうなのに全然壊されたりしてなかったから、普通に考えて絶対に数十人は残ってるいるはずなんだが……。車で出ようとして失敗するシーンも、外が危険だってわかってるのに無用心過ぎるだろ。ありえない展開ばかりが続く。
 途中参加のホテルマンも、軍隊が普通にいて、ヘリも飛んでて戦闘機も無人機も飛んでるので、別に世界の終わり感が全然出せてなかったので、諦めるのおかしいと思う。絶対無い。

こんな情報が出るシーンあったか?

 予告編にはあったんだけど、こんな世界全体がヤバイですみたいな情報出るシーンあったっけ???

 軍隊が出てくる展開も無茶苦茶。無人機が率先して出てくるのは良い。が、途中からF/A18とか飛んでた。光見たらもってかれちゃうのに有人機で戦えるのか??戦い方としても、目標があんだけ低空に、しかもほとんど動かずにいてくれるんなら、あんなバカ正直に正面から戦うんじゃなくて、まず長距離からミサイル撃つなり、高高度から爆撃するなり、色々やり方ってもんがあると思うの。素人の自分でも思う。さらに不自然に1,2分隊だけホテルの屋上に降ろされた歩兵。訳わからん。あんなん死ねって言われてるのと一緒じゃねえか。何しに来させたの?偵察なら絶対もっと良い方法あると思うんだけど、だいたいあんなに高い建物が少ない開けた場所で、ホテルの屋上から何を見るんだかわからんて。全然制空権取ってないのにヘリはほいほい来るし。

ヘリ来ないよ

 まあやられちゃうんですけど、『ブラックホークダウン』では危険だからヘリの着陸許可出なかったんだけどな……。こんな明らかな交戦地域で……。


 エイリアンの描写も、いまいち強さがご都合主義というか、クソ弱かったり、クソ強かったり、全然一定してない。当たり所ってのはあるんだろうけど、拳銃でびくともしないのを殴って殺すってのは……こういう現代での未知の物体に侵略されるSFアクションの肝は、現在の通常の兵器などで対抗した場合、どの程度効果があるかをどこまでリアリティを以って描けるかだと思う。『第9地区』や『トランスフォーマー』はこれらを上手くやって大成功してると思う。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』なんかはそれをガンガンに突き詰めたものを作るぞ!って言ってるような作品だ。そこが面白くないと、全部駄目になるよね。
 エイリアンのデザインは、『マトリックス』の二番煎じというか、触手系の有機的なエイリアン。
 でかい戦艦みたいのは、気のせいか大きさが一定してないような……

なんか大きさが他のシーンと違う気がするんだが

 上と下の画像のやつって別の戦艦なのかな?上の画像に写ってるホテルの大きさを考えたら、上の画像の戦艦は異常な大きさな気がする。。。

大きさ

 どうなんだろ。

 考え直してみてやっぱり色々と中途半端だし、アクションの撮り方もいまいちでとりあえず直感的にも楽しめなかった作品。残念。ラストを斬新と取れるかどうかってのはある気がする。自分は特に斬新と思えず、楽しめなかった。

 ちょっと特殊だけどドキュメンタリータッチ方向では『第9地区』
 一般人視点の侵略を描く方向では『宇宙戦争』
 その間に『クローバーフィールド』があったりする。
 軍隊に重きを置いた作品として『ロサンゼルス決戦』があるんだと思う。
 ここら辺のジャンルはだいぶ開拓されたと思う。


愛すべき名場面
特になし

愛すべき名台詞
なし

評価
★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/07/17(日) 21:04:28|
  2. 映画-洋画
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孫文の義士団

 かなり久しぶりに香港映画を劇場で見る機会に恵まれた。『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』以来。正直香港映画にも餓えていた頃だったので、かなり期待していった。しかも自分の好きなドニー・イェン、レオン・ライが出る。ハードルは上がりまくる。しかし、それでもなお滅茶苦茶楽しめました。素晴らしかった!劇場で見れて本当に良かった!


邦題『孫文の義士団』
原題『十月圍城』英題『Bodyguards and Assassins』
2009/香港・中国/138分
監督 テディ・チャン
出演 ワン・シュエチー、レオン・カーフェイ、フー・ジュン、ニコラス・ツェー、ドニー・イェン、ファン・ビンビン、ワン・ポーチエ、レオン・ライ、クリス・リー、メンケ・バータル、カン・リー、エリック・ツァン、サイモン・ヤム、ジャッキー・チュン

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 清朝末期の香港、熱心に民主化を唱える、新聞社の社長で活動家のシャオバイの元に、日本から孫文が来て重要な会談をすると言う情報が入る。その情報を得た清朝側は孫文を暗殺するために、500人もの刺客を送り込む。シャオバイは協力者の商人、リー・ユータンに相談し、どうにか護衛団を結成し、孫文が香港で会談をしている間の1時間を、命を賭けて稼ぐ事を決意する。

 お話としては凄い単純。清朝の放った刺客たちから、孫文を守るために戦う話。邦画で例えると『十三人の刺客』の立場が逆になったもの。だが、この映画の持つパワーは『十三人の刺客』に勝るとも劣らず、それでいて香港映画独特の味も兼ね揃えていて、もろ自分好みの傑作となっている。ツボをついている。とりあえず、その500人の刺客から孫文を守る義士たちを含めたメインキャラクター達を紹介。


 孫文を守るために護衛団を組織する新聞社の社長、チェン・シャオバイ。レオン・カーフェイ。

カーフェイ

 中国の民主化を夢見て、革命思想を持つ後輩を育ててきた活動家。自身に戦闘力は無いが、志は誰よりも高く、戦闘に常に先頭に立って孫文の会談の1時間を稼ぐ。
 今まで自分が見てきたジョニー・トー監督作品の悪役のレオン・カーフェイはいつも狂気を内に秘めたりした怖い人間だったので、こういう弱くて焦りまくってて頑張るレオン・カーフェイは初めてかもしれない。新鮮だった。こういうキャラでも良い味出してる!


 シャオバイの活動のスポンサーである、豪商のリー・ユーバイ。ワン・シュエチー。

ワン・シュエチー

 子を思うゆえにシャオバイの活動を聞くことなく、ただお金を出すだけという立場に甘んじていたが、息子が革命を求めている事と、シャオバイの革命に命を賭けている姿に心を動かされ、シャオバイ不在の一時期に護衛団の指揮を執る。自身に武術の心得は無いが、その人柄で多くの義士が護衛に参加する事になる、護衛団の影の立役者。
 今回の作品で初めて見る役者さんだったが、とても味がある。良い役者だと思った。特に良かったのが主人であるユータン自ら料理を作り、使用人を含めた家族に振舞う、食事のシーン。その光景を見つめる眼差しはやばかった。この人凄い。

 この映画にはドニー・イェン、レオン・ライ、フー・ジュン、エリック・ツァンなどの業界トップクラスの大物からニコラス・ツェー、クリス・リー、ファン・ビンビンなどの若手スターがたくさん出演している、いわば群像劇の様なものであるが、その中でも実質主人公ポジションにいるのは誰なのかと言えば、この二人。アクションスターや、イケメン、綺麗どころ、ポップシンガーなどを押しのけて主人公はこの二人の地味なおっさんなのである。だが、それが良い。それが本当に良い!!

 この映画は前半1時間がドラマで、後半1時間がまるまるアクションと言うような構成になっているのだが、前半1時間の話の中心はこの二人。実はこの映画の自分の期待はドニー・イェンのアクションとレオン・ライの格好良さだった。にも関わらず、前半この二人にどんどん引き込まれてしまった。腕っ節が強い訳でもないこの二人。ただ、かなり良い人間なのはわかる。だからこそ、それぞれの会話が良い。敵のボスと論争したり、作戦会議をしたり、強そうな人を仲間に引き込んだり、若君とのドラマがあったり、息子とのドラマがあったり、警察署長とのドラマがあったり、人力車の使用人とのドラマがあったり。自分でもなんで見ていて飽きないのか、理屈ではさっぱりわからない。この妙味は体験しないとわからないんですね。そうやって魅せれるこの二人も演出も凄いです。
 

 この二人が組織する護衛団ですが、そのメインキャラのほとんどが孫文の革命にあまり興味が無い。だがそこが本当に良い。各々が自分の思いで命を賭けて戦いの地に赴いている。誰を守るための戦いなのかわかってない人もいる。明確に孫文の革命を望んで、志を高く持って参加しているのは、リー・ユータンの息子のリー・チョングワンのみ。

 リー・チョングワン。演じているのはワン・ポーチエ。

ぼっちゃん

 まだ若いが、決定していた留学を取り止め、命を賭けて孫文の影武者を引き受ける義士。
 初めて見る役者。誰かに似ている気がするが……その青臭さも含め、凄い良い演技をしていたと思う。この坊ちゃんとニコラス・ツェー演じる使用人のアスーの友情にも泣いてしまった。詳しくは後述。

 この人以外はそれぞれの理由で戦いに赴いている。孫文よりも、革命よりも、大事だと思うもののために。

 結婚の世話をしてくれた主人であるリー・ユータンと、年の近い友人でもあるリー・チョングワンへの忠義のために、誰を守るかもよくわからないまま二人を信じて戦う、人力車の車夫、ニコラス・ツェー。

ニコラス

 リー・ユータン専属の人力車の車夫で、特に重要な役に見えませんが、もしかしたら今回一番良い働きをしていたのはこの役かもしれない。「喧嘩は得意です」みたいな台詞はあるけど、特に強いわけじゃなく、ただただ足に自信があり、孫文を運ぶ人力車の最後の砦として身を挺して孫文を守る。
 いつもはそのルックスを生かしたイケメンの役ですが、今回は顔に傷の特殊メイクをして、ちょっと変な顔をしている。そして特に格好良いアクションがある訳でもないが、凄い演技が良い。ニコラス・ツェーってこんなに良かったか!?とびっくりするくらい。結婚を主人に頼むシーン、写真を撮るシーン、海辺にて婚約したアーチュンと束の間の幸せを満悦するシーン、どれも素晴らしいです。


 賭博好きで身を滅ぼしていたが、子供のために戦う事を決意した警官シェン・チョンヤン。ドニー・イェン。

ドニー

 賭博のための金を求めて裏でスパイ活動を行ったりする堕落した警官。元妻のユエルはユータンの後妻。堕落していたが持っている実力はかなりのモノで、ユエルにユエルとチョンヤンの間の子供のためにユータンを守るように頼まれ、それまでの駄目な自分と決別し、命を賭けて戦う。
 ドニーの兄貴だ!我らがドニー・イェンだ!!!劇場で見たのは『HERO』以来か。この人の凄まじいアクションを劇場で見れて自分は幸せです。この人の説明は長くなりますので、詳しくはこのページの最後の、追伸の部分でやります。語るべき事がたくさんあります。とりあえず現代最高のアクションスターの一人です。この作品では清朝末期の香港を再現したセットで見事なパルクールアクションを見せてくれたりする。

ドニー2

 この雑踏を飛び越えていくのは格好良くて面白い、良いアイディア。パンフによると、日本のアクションの第一人者でドニー・イェンのマブダチの谷垣氏の提案であるらしい。俺もやりたい!!
 そしてリアル格闘家のカン・リーとの戦いは総合格闘技の動きを取り入れたアクションで、まさに死闘。もう映画の中で多少浮いちゃってる程の濃くて熱いアクションを見せてくれます!
 また、この映画では最近はあまり見られなかったコミカルだったりアットホームだったりするドニー・イェンもちょこっと見られる。

ドニー3

 昔は色々コミカルな役とかもやってたけど、最近はその迫力をメインに押し出したキャラばっかりだったから、なんか新鮮に感じた。問題があるとすれば、一つ、メイクミスなのか、弁髪にすると頭部が膨らんでるように見える事(^^; うーん。頭でかいのかな?


 チョンヤンにこっそり護衛を頼むユエルは、ファン・ビンビン。

ファン・ビンビン
ファン・ビンビン2

 子供のために、前の夫に今の夫を守ってくれるように頼む。
 最近よく見る人なんだけど、凄い綺麗な人ですよね。目の大きいところなんかはちょっとロザムンド・クワンに似てるかもしれない。たぶんこれからもどんどん出てくるんだろう。自分の中では、自分の好きなヴィッキー・チャオ
 
ヴィッキー

 に匹敵する美人だと思う。


 清朝の刺客に殺された父親の仇を取るために戦う、ファン・ホン。クリス・リー。

クリス

 革命に協力していた父親と、多少の軋轢はあったものの、絆は本物で、孫文がどうとか革命がどうとかには一切興味が無く、ただ、父の仇を取るために孫文護衛に協力する。
 クリス・リーって言うから最初は「ジャッキーのスタントチームの人、こんなに大きく取り上げられてるの!?」ってびっくりしたけど、同じ名前なだけでした(^^; 現在のトップレベルのポップシンガーだとか。いわゆるアイドル系の可愛いとか、美しいと言った感じの容姿ではないけれど、映画初出演にしては演技も問題なかったと思うし、アクションも割としっかりこなしてた。

クリス・リー2

 良かったと思う。主題歌もこの人だったらしい。すぐ後に用事があって、映画本編が終わったらすぐ劇場を出てしまったので、聞けてないですorz

 父親のファン・ティアンはなんとサイモン・ヤム。

ヤムヤム

 朝廷を追われ、劇団に身を隠し革命の好機を待っていた元将軍。シャオバイに協力を頼まれるも、そのときに刺客に襲われ、娘だけはどうにか隠し、自身は最後まで戦い抜いて死亡。
 髭面のシブいヤムヤム。今回は珍しくカンフーアクションをしている!『天使の眼、野獣の街』で敵同士だったレオン・カーフェイと共闘か!?と思わせきや、カーフェイの方が戦闘員じゃなかったので、一人で奮闘してました。


 清朝政府が気に入らず、その奴隷となってる警察に啖呵をきったユーバイを気に入って戦いに参加する巨人の臭豆腐売り、ワン・フーミン。メンケ・バータル。

 面家・バータル

 元少林寺の僧侶だが、その身に付けた技術を試した事は無いらしい、心優しい巨人。良いキャラ。
 その大きな身体の存在感がやっぱり良い!それでいて顔が優しげだから、この巨人がアスーたちと一緒に飯を食べたり和気藹々としてるシーンはとても雰囲気が良い。どうやらバスケ選手でNBAでもプレイした事があるらしい。身長211cmで、歩く万里の長城とか呼ばれてるとか。その経歴を生かしたバスケ殺法は中々良かった。

バスケ殺法

 野菜で刺客の頭にダンクを決めたり、ぶん投げたり。格好良い!やっぱりこういう『七人の侍』ものは、それぞれのキャラにわかりやすい特徴があると良いね。


 ユーバイへの恩のみのために命をかけて戦う、愛する者のために全てを失くした浮浪者、リウ・ユーバイ。レオン・ライ。

 レオン

 「若君」と、おそらく皮肉を込めて呼ばれている浮浪者。

レオンホームレス

 元々は名家の人間であり、愛してはいけない人を愛してしまい、全てを失ってしまったと言う悲しい過去を持つ。ユーバイは事情を知っており、何かと気にかけていて度々お金を恵んでいた模様。元々死地を探していた気配があり、ユーバイへの恩のために、一番の難所を引き受けた。
 『ヒーロー・ネバー・ダイ』の記事を読めばわかるけど、自分はレオン・ライが大好きで出番をいまかいまかとずっと待っていて、護衛団がピンチでようやく目的地の一つにたどり着いたとき、そこに髭を剃り、髪を梳かし、正装して待っていたレオン・ライの姿を見たとき、『ヒーロー・ネバー・ダイ』に続いてまたも格好良すぎて泣いてしまいました。

レオン2

 満を持して登場。格好良すぎるだろ!!それまでの戦いで次々と人が死んでいって、テンションが高まりまくってたって事もあるけどさ、本当に格好良かった。画面に現われたとき、キターーー(・∀・)ーーー!!ってマジで思った。やっぱレオン・ライはこういう悲しみを併せ持った悲壮な格好良さが合う。
 珍しくレオン・ライもカンフー・アクションをやるのだが、武器が鉄扇。シブいわww激シブ。そして強い。やっぱレオン・ライはこうでなくちゃ。


 護衛団に加わりはしないが、中国人の誇りと職務の間で苦しみ、最終的には協力してくれる良い署長シー・ミーフを演じるのはエリック・ツァン。

エリック

 連行する!と言いながら、多くの警官を率いて護衛団を護衛する。やたら格好良い署長。
 エリックはもうコミカルな役をする事ないのかな……こういう格好良い役もマフィアのトップの役も良いんだけど、福星シリーズでエリックを知った身としては、なんか寂しい気もする。まぁ今回の立派な髭を生やした格好は、「そういえばこのちょっと後の時代が『プロジェクトA』の時代なんだよなぁ」と思わせてくれると同時にちょっと笑わせてもらいましたけどね。



 敵の清朝の敵役としては、キャラの数は少ないけれど圧倒的な存在感を放っていた。
 刺客たちのボス、イエン・シャオグオ。フー・ジュン。

フー・ジュン

 自分なりの思想で孫文を暗殺し、革命を防ぎ中国を強くしようとしている護国の志士。敵にもドラマがあり、フー・ジュンの演技力と相俟ってかなりの存在感を出していた。腕っ節もおかしいくらい強く、人力車を素手で簡単に破壊する。敵ながらその信念を貫き通した生き様には天晴れである。
 見てる最中は怖く見せる特殊メイクのせいもあってか「何処かで見た顔だな?」とぼんやりとしか思えてなかったが、フー・ジュンだったか。『インファナルアフェア2』のアンソニーの相棒だったり、『レッド・クリフ』で一番格好良かった趙雲の人ですね。この人もほんとに良い演技。迫力ありすぎ。この映画見たあとすぐ『カンフーサイボーグ』を見たので、そのギャップに笑わざるを得なかった笑 


 チョンヤンを付けねらう、暗殺団のNo2、チェンシャン。カン・リー。

カン・リー2

 執念の化け物。総合格闘技とパルクールの動きを盛り込んだドニー・イェンとの闘いはマジ死闘。『導火線』のコリン・チョウとの死闘よりは劣るものの、このドニー・イェンvsカン・リーのアクションも素晴らしいものがある。
 カン・リーこんなところで何やってんだ!?www プロの総合格闘家の人です。しかも滅茶苦茶強い人です。ストライクフォースミドル級のチャンピオンだった事もある、ガチの人。あの化け物染みた体力設定も納得です笑


 とまぁ、キャラ紹介はこんなところなんですが、本当に豪華。金かかってるよこの映画。そして清朝末期の香港を再現した巨大セットは上海に8年がかりで作られたらしい。それら豪華な素材を、この映画は見事に生かしている。傑作である。監督のテディ・チャンは『ダウンタウン・シャドー』や『アクシデンタル・スパイ』の人。それらのあんまり好きじゃないから、凄い人になったなと言う印象。最初の1時間に及ぶ人間ドラマ部分も、実際に1時間だったらしい、1時間の時間稼ぎの部分も本当に素晴らしかった。後半の方は時間が無くてテディ・チャンの友人で早撮りの天才のアンドリュー・ラウ(『インファナルアフェア』シリーズの監督)が部分的に監督したものもあるらしい。ゲスト監督も豪華だな。ロバート・ロドリゲスの作品の一部を監督したタランティーノみたいなもんかな。

 前半のドラマ部分でほとんどのキャラに愛着を持ってしまい、レオンはまぁ死ぬだろうと思いながらも、皆に生き延びて欲しくて、特にニコラス・ツェー扮するアスーなんて死亡フラグがビンビンに立ってるけど本当に生き延びて欲しくて、そういうキャラたちが次々と命を落としていくのは、それぞれとても悲しかった。アスーと坊ちゃんの互いを思いやりながらも、作戦を続けるためにお互いに泣きながら人力車に乗り込み、それを走らすシーンではちょっと泣いてしまった。アスーが最後までシャオグオの足を止めるシーンも、良いし、ドニー兄貴のチョンヤンの最後に見る光景とかも、涙を誘います。泣き所ばかりです。そして熱いです。こういう、死力を尽くして時間を稼ぐみたいな展開はツボです。大好きです。
 最終的に生き残ったのが親父たちだったけど、その親父達が本当に良い人間であるのが救いと言えば救い。若い力が、しかも孫文とか革命とか知ったこっちゃ無いって言うような若い力が革命の礎となる。熱く、悲しい話である。

 リアリティを考えると清朝本気で刺客放ったんならライフルもっと持ってこいや!とか、アヘン中毒の浮浪者がいきなりそんな動けるわけ無いだろ!とか、何も手をだすなとか、警察サボりすぎだろ!とか、色々突っ込みどころはあるのかもしれないが、それらをグチグチ言うのは野暮すぎるし、それらを吹き飛ばす熱烈なパワーがあるのが香港映画。この映画は、中国香港合作ですが、香港映画色が強い様に感じました。映画鑑賞中は大部分が自分にはたまらない部分だったのでニヤニヤしっぱなしだったし、それでいて泣きもしたし、もう映画終わって拍手したい気持ちになりました。

 単なる歴史物に収まらず、熱い戦いと新しいアクションなど、見所満載のエンターテイメント映画として完成させたのは凄い。テディ・チャン監督、天晴れ。

 最近はまた香港映画が結構日本に入ってくるようになってきて、本当に嬉しい限り。こういう名作をどんどん日本の映画館で上映してほしい。

 とにかく、見てみろ!



愛すべき名場面
○ユータンがシャオバイは死んだと思い、その意思を継ぎ、署長に啖呵を切り護衛団を作る決心をするシーン
○ユータンが人を集めるシーン
○アスーが主人の結婚のお世話を頼むシーン~写真屋で写真を撮るシーン。
○ユータンが作った飯を振舞うシーン
○後半1時間全部(ワン・フーミンの闘い。ホンの最後。署長と警官たちによる行軍。若君の登場、無双、最後。チョンヤンの死闘、最後。アスーとチョングワンの絆。シャオグオの無双。)

愛すべき名台詞
○あさって、結婚しよう。
○親不孝をお許しください!
○文明の幸福を求めるのなら、文明の痛みは避けられない。その痛みが、すなわち革命だ

評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓



P.S.
紹介しとかねばならない男、ドニー・イェン。
宣伝ではこの映画の主演のような扱いをされているが、主演ではない。でも彼は本当に凄い漢なのである。

どにー

 まだ日本では浸透している名前ではないと思う。知らない人がほとんどだろう。だが、世界的にはすでにかなり有名な男だ。ジェット・リーの北京市業余体育学校時代の同期で、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ天地大乱』でリー・リンチェイと素晴らしいアクションを展開し注目されるようになり、『ブレイド2』などでハリウッドにも進出。知名度ではジェット・リーの方が上だが、個人的に、映画のアクションの腕前と言うか、素手アクションのランキングがあるとすれば、彼はジェット・リーよりも上である。っていうか世界一だと思う。世界のアクションスター、ブルース・リー亡き後、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ジェット・リーなどが彼の後継者と言われたりもしたが、もっともブルース・リーの後継者と言うのがしっくり来る人もこの人だし、古い形のアクションもできれば今までに無い新しいアクションも演出してくれる。アクションコーディネーターとしても優れている。ちょっとナルシストなところも良い笑

 ここ数年の作品の、『孫文の義士団』でのカン・リーとの死闘、『SPL/狼よ静かに死ね』でのウー・ジンとのとてもつもない警棒vsナイフのアクション、『導火線 FLASH POINT』でのコリン・チョウとのアクション映画史に確実に残る死闘は、どれもドニー・イェンのベストバウト上位3つだと思う。同時に、もしかしたら全アクション映画のベストバウトもドニー・イェンが独占してしまうかもしれない。パルクールアクションや総合格闘技の動きを取り入れたリアル志向の格闘アクションは自分が目指すアクションの方向性と一緒であり、見ていてとても勉強になる。素晴らしい。
 アクション映画に興味がある人だったら避けては通れない漢なので、知っておいて損は無いと思います。
 彼がブルース・リーの師匠、イップマンに扮する『イップマン』二部作もレンタルが開始されたし、序章はまだこれから映画館でやるし、是非、みんなに知ってもらいたい役者です。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/06/27(月) 21:07:56|
  2. 映画-香港
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マイ・ブラザー

 ずっと見たかったんだけどタイミング逃して劇場には見にいけなかった作品。戦争が人を変えてしまう系の作品は好きです。


邦題『マイ・ブラザー』
原題『Brothers』
2009/アメリカ/104分
監督 ジム・シェリダン
出演 トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード

ぽs

 優秀な軍人であるサムは愛する妻グレースと二人の娘に恵まれ、幸せな家庭を築いていた。しかし彼の弟トミーはサムとは反対に良く出来た人物とは言えず、銀行強盗をして刑務所に入っていた。ある日トミーが出所する事になり、サムが迎えに行き、グレースと二人の娘、サムとトミーの両親と共に食事をするが、厳格な父親であるハンクはその場でもサムとトミーを比べ、ハンクとトミーは喧嘩をしてしまう。そんな中、サムは戦場へ行かなければならなくなり、国を後にする。そしてしばらくしてグレースはサムが戦死したとの報を受け、トミーもそれを聞きショックを受ける。トミーはいなくなったサムの代わりにグレースを元気付け、娘たちとも次第に仲良くなり、真面目な生活をするようになり家族の支えになり始める。そんな中、奇跡的な生還を果たしたサムだったが、サムは戦場での過酷な体験により別人のようになってしまい、癒されないサムはやがて家族を信じられなくなり、トミーとグレースの仲を疑い、事件を起こしてしまう。

 戦地での過酷な体験のため、人が変わったようになってしまい、ホームに戻っても家族との正常な生活に戻れなくなってしまったある軍人とその兄弟、家族のお話。自分にとってとても興味のあるテーマで、東京の映画館行って見ようと思ってたけど、タイミングが合わず見逃してしまい、DVDにて鑑賞。期待したものとちょっと違ったものではあったけど、クライマックスはやはり良かった。ただ、とにかく全体的にポップなのが駄目。こういうものにどうしてポップさを入れてしまったんだろうか。


 主人公の一人、過酷な体験をする軍人のサム。トビー・マグワイア。

トビー

 戦地にて敵の捕虜となり、生き残るために部下を殴り殺してしまう。その後、奇跡的に救出されたが、そのために
 スパイダーマンしかイメージがないトビー・マグワイアだが、熱演。ってか鬼気迫る怪演。見事に狂気を帯びてた。この人こんなに演技上手かったんだって正直見直した。前半とても人の良い顔をしてるサムが、

トビー2

 捕虜生活を過ごすうちに、こんな険しい表情に。そして帰ってきても彼が抱えた罪は全く消えず、むしろ家族と上手く接する事ができずに孤独に苛まれ、疑心暗鬼になり、爆発してこうなる。

キレ

 「人が違った様な」っていうイメージを見事に体現していたと思う。凄まじい。実際このトビー・マグワイアだけでもこの映画に見る価値があったと思っちゃった。
 軍人としてはちょっと線が細すぎるのが難点。なんかベジタリアンらしいね。


タイトル的にももう一人の主人公、トミー。ジェイク・ギレンホール。

ジェイク

 過去に銀行強盗を犯し、刑務所に入っていた弟。兄のその優秀さと、親から何かと比べられてしまうことでコンプレックスも多少ある。兄の死の報を受け、悲しみに暮れる兄の妻グレースとその二人の娘たちを支えていくうちに人間としてしっかりしていく。
 ジェイクってこういうやさぐれたというか、くすぶってる感じのアンちゃんの演技が結構ハマるだなぁとちょっと感心した。体格では完全にトビーよりジェイクの方が軍人って感じがする。ステロイド疑惑出てるけど(^^;
 
 優秀な兄と劣等生な弟の兄弟だが、この二人はバランスが取れているというか、仲が良い。

二人

 以前から巷では似てると言われていたらしいが、自分としてはトビーはオーランド・ブルームに似てると思ったんだが……

 トビー・マグワイア

トビー

 『ブラック・ホーク・ダウン』のオーランド・ブルーム

オーリー4

 『ジャーヘッド』のジェイク・ギレンホール

ジェイクジャーヘッド

 ジャーヘッド(海兵隊カット)にすると皆似てるだけかもしれませんね笑
 まぁジャーヘッドにしても似てない人は似てないけども。
 『処刑人Ⅱ』のロミオ役だったクリフトン・コリンズ・Jr

ロミオ

 サムの上司として出てくる。が、最初誰だかわからなくて、言われて気づいた。他の皆と似てないどころか本人かどうかもわからんかった笑 


 この物語の裏主人公とも言える、サムの妻、グレース。ナタリー・ポートマン。

ナタリー

 サムの死をきっかけにトミーと仲良くなり、娘たちもトミーを慕うようになるが、その状況を奇跡的に生還したサムに疑われ、それでもサムを信じようとする健気な妻。
 綺麗過ぎるわ。美人なのがネタになっちゃったのか、作中でも何度も美人とか言われてるし、しかも凄い良い人。夫を支える理想の妻。こんな人が奥さんで、長く離れている間に仲良くなかった人と仲良くなっちゃったらそりゃ夫は気が気で無いかもしれんね(^^; ナタリー・ポートマンは演技も凄い熱心だし、顔も良いし、特に悪い噂聞かないし、なんか世界トップの女優って感じになったな。『レオン』の頃から輝いていたけど、ここまでになるとは考えられなかった。ちなみに、自分はあんまり日本の女優に興味が無いと言うか、芸能人に疎いので、「好みの女性のタイプは?」と聞かれるとだいたいナタリー・ポートマンと答えています笑


 サムとトミーの父親のハンク。サム・シェパード。

サム

 元軍人で、優等生のサムと劣等生のトミーを事あるごとに比べてしまい、トミーとは犬猿の仲になっている。この人が悪いっちゃ悪いが、後半では割と和解するのが良かった。
 サム・シェパードはこういう元軍人とかの役が良いよね。役柄固定されちゃってる気がするけど。

 あと、画像は無いんだけど、メインキャラに二人の娘がいて、その娘の存在は現在の状況に残酷にも素直な言葉を漏らしてしまう存在としてかなり大事。娘と、妻、家族のために部下を殺してまで生き延びて帰ってきたのに、上手く娘達と付き合えないサムの姿は悲しかった。


 戦争の体験というものは今の平和なアメリカの一般家庭からすれば、それは戦いの為に日々訓練し、備えている軍人であっても例外無くトップレベルの非日常の暴力体験であり、目の前で簡単に人が死に、自分の命も危険にさらされている状況下のストレスというモノは半端無い。簡単に人を変えてしまう程の強烈なパワーがある。それを受けた人間がどうなるかがテーマになってるものだと思ったのだけれど、時代設定のせいか、サムが体験した状況はただの戦争体験ではなく、そのなかでも極端に特殊な体験であり、ちょっと思っていたのと違うなあと思っていた。自分が思っていたのは「家族の下へ生きて帰るために、敵国の人間にも家族がいることを知りながらも残虐な行為を行い殺し続け、どうにか帰還する」というもので、「敵国の捕虜となってしまって成り行き上同輩である部下を殺す事を要求され、家族の下へ生きて帰るためにそれを実行してしまう」と言うのは、より苛烈な体験であり悲劇性と事件性は増すが、一般的な戦争体験とは言えないと思うし、そのために「戦争」と言うものの中心から少しずれている気がする。なんか違うなと言う印象。まぁ戦争ってとても広い言葉だから、戦争体験もそりゃ広い意味を持つか。
 そして個人的にはタイトルを『brothers』とするよりも、兄弟を含めた『family』にすべきだったかなと思う。確かにトミーとの絡みが重要な話になってるが、それ以上にサムは家族のために生きて帰ってきた訳なので。

 この映画の核となるサムとトミー、サムとグレース、トミーとグレースのそれぞれのシーンの役者の演技が非常に良いだけに、その他のシーンがやたらポップで今風のPVみたいな感じになっちゃってるのが残念。サムが狂乱するクライマックスのシーンももうちょっと長く見たいと思ってしまうくらい短く感じてしまったので、全体にその他のシーンのポップさが侵食しちゃってる感じがある。バランスが悪い。

 サムの紹介のところにも書いたが、トビー・マグワイアの演技だけでも見る価値はあるし、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンもかなりの良配役ではある。ラストのトビーとナタリーの演技も凄い良い。スザンネ・ビア監督のデンマーク映画『ある愛の風景』のリメイクと言う事だが、元もこういう脚本なのかな?戦争モノと言うよりは家族モノだと思った。


愛すべき名場面
○クライマックスとラストシーン。

愛すべき名台詞
なし

評価
★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


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  1. 2011/06/20(月) 15:51:21|
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劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ

 レートショーでも安くならない映画館があるんですね。。。知らなかったよ。



邦題『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』
2011/日本/89分
監督 入江悠
出演 二階堂ふみ、森下くるみ、坂本達哉、劔樹人、堀部圭亮、野間口徹、神聖かまってちゃん(の子 mono ちばぎん みさこ)

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 神聖かまってちゃんにとって、今までで一番でかいハコでのライブの日まで1週間。
 将棋のアマチュア大会を順調に勝ち進み、決勝戦を控えるのみとなった美知子は将来将棋のプロになることを決意するが、その将棋の決勝の日が彼氏に誘われた神聖かまってちゃんライブと被ってしまったりして、彼氏や親の理解は全く得られず、孤立してしまう。
 かまってちゃんのネット配信を見るのが大好きな涼太は、幼稚園でもパソコンを放さず、かまってちゃんの歌を友人に教えて合唱し、その歌詞が「死にたいなぁー」のような物騒な歌詞であったため問題となり、シングルマザーで昼は清掃、夜はポールダンサーとして働く母のかおりは仕事に追われながらも幼稚園に呼び出され、色々な事が上手くいかずに苦しんでいた。
 神聖かまってちゃんのマネージャーであるツルギは、上司から神聖かまってちゃんの売り出し方について自分の抱くイメージとは全然違った売り出し方を提案され、バンドメンバーにも上手く相談できず、一人悩んでいた。
 それぞれの悩みを抱える三人の人間が、神聖かまってちゃんに動かされる群像劇。


 最初にはっきり言っておくと、あらすじを書くのが難しいくらいそれぞれの状況が全然かまってちゃんと関わっていなかったり、それぞれとも関わる事が無いので、どう考えても脚本に難がある。そこはとても惜しい。
 神聖かまってちゃんの存在の描き方もちょっとおかしいと思う。自分はそこまで神聖かまってちゃんが好きと言うわけではないが、曲は好きだし、特にタイトルにもなっている「ロックンロールは鳴り止まないっ」と言う曲は確かに感動させるパワーのある曲なんだが、劇中かまってちゃんと言うバンドが過度に描写されてて、伝説のバンドみたいになってる。ビートルズみたいな描かれ方というのは言いすぎだけど、ほんとおかしいくらいに伝説的に描かれている。正直、まだそこまで映画でやるほどのバンドでは無いと思う。サザンやB'z、ラルク辺りの大御所でも映画作ったときこんな描かれ方しないと思うんだけどな(^^;

 とりあえず主人公達とそれぞのエピソードを紹介していく。

 (たぶん)一番主人公ポジションにいる、プロ棋士を目指すロックな女子高生、美知子。二階堂ふみ。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000024106

 プロ棋士を目指している事によって、友人や彼氏、家族との間に軋轢が生まれている、悩み多き女子高生。
 二階堂ふみさんという人は有名な人なのかな?自分は全然知らなかったけど。
 まず、この人を悩み多き不幸な人にするための周囲の人物設定がおかしい。これでもか!って言うくらい将棋に対して無知ってのもあるけど、とにかく馬鹿ばかり。

 まず彼氏、「恥ずかしいなぁ、彼女が将棋のプロってて」って言う台詞は本心で言ってるの?その感覚が全く理解できない。滅茶苦茶格好良いと思うのだが……その前の「将棋にプロなんてあるの?」みたいな台詞もマジで言ってるのかこいつ?と疑問に思ってしまった。今の高校生って将棋のプロがいる事を知らないの?そうだとしたらジェネレーションギャップだなぁ……こいつはよりによって映画内唯一の美知子の友人の女の子と浮気するんだけど、こういうクソ野郎からこの映画のメインタイトルにもなってる神聖かまってちゃんのCDを借りて、その影響を受けて決勝戦に望むみたいな展開は欠陥だと思うんだけど……普通に最後何の制裁も受けずにライブ楽しんでるからねこの人。それで良いのか?(^^;
 美知子に蹴られるシーン2度あるんだけど、それもぬるい。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000034440

 ザ・無防備www蹴られた後悪態ついてるんだが、そういう態度を取るんだったら反応するだろ。なんで二回とも無防備で突っ立ってんだよ。こんなんならもっとコミカルにしたほうがよかった。ドロップキックさせとくべきだよなぁ。もしくはエンズイギリとかか。とにかくこの浮気シーンは滅茶苦茶完成度が低いと思う。この後の自転車のシーンは凄く良いんだけどね。

 次に親父。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000028084

 「大学行かないのなら自分で金稼げ」って娘を家から追い出そうとするってのは、いったいどんな教育方針なんだろう……しかもこの家にはおそらくこの親の教育方針のせいで引き篭もりになってしまった兄がいる。息子が引き篭もってる状態で、娘を説得もせずに一方的に大学行きを強制しようとして追い出そうとするってのは恐ろしく現実味の無い話で、普通に冷めてしまった。無いでしょ。普通は「大学行きながらでも、将棋は続けられるでしょ」とか、そういう説得があるもんだと思うけど……最近の親ってこんなんばかりなの?
 美知子が引き篭もりの兄とドア越しに目隠し将棋をやるシーンは凄い良い。凄い好き。このシーンのためだけにプロ棋士目指す女の子を主人公にした甲斐はあったとは思う。そこに神聖かまってちゃんを全く絡めることができてない事が同時にこの映画の最大の欠点なんだけれど。

 あと、これはどうでも良いかもしれないが、将棋に勝ったときの美知子のガッツポーズ。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000084664

 おそらくこれを見た人は可愛いと思うんだろうけど、自分にはどう考えても



 これが元ネタにしか見えなくて、こっちの方が全然可愛くて、なんとも微妙だった。もうこっちの方はある意味僕の理想です笑 こういうのを萌と言うのだろう。

 悪い癖ではあるんだけど、将棋大会のシーン。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000021198

 なんでか三脚使ってなくて、掲げてあるタイトルが上下に揺れてとても気持ち悪い絵になってた。別に心理を描こうとかそういうシーンでも無いところも。撮影時に三脚忘れたのだろうか?




 2人目の主人公は、バツイチポールダンサーのかおり。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000043098

 仕事も私生活も上手く行かず、子供にも振り回されてせっぱつまってる人。予告編から撮った画像ではバツイチ寸前って書いてあるから、劇中にあったのは離婚届にサインしろってシーンだったのかな?普通に既にわかれてるもんだと思ってました。鬱屈した感じはまんま『レスラー』のマリサ・トメイだなぁと思った。こっちの方が若いからか、哀愁というか、切なさみたいのは感じなかったけど。
 元AV女優らしいです。全然わからん。まぁ演技はあんまり上手くないと思った。

 この人もほとんどかまってちゃんとは絡まず、息子の方が絡む。
 息子の涼太。坂本達哉。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000048051

 黄色い服の子供。ミニノートPCを肌身離さず持ち歩く子供。保育園の年でミニノート使いこなしてニコニコ動画でコメントするって……今の時代の子供ってこんなにませてるの?(^^; 
 とにかくこの子はかまってちゃんが大好きで、保育園の友人達を集めてかまってちゃんの歌を合唱してしまう。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000052363

 画像の通り、立派に指揮までしている。これは素晴らしい事だと思う。保育園の友人を自主的にここまで集めて組織化して合唱するなんて、この子のリーダーシップマジでヤバイ。この歌の歌詞があんまり良くないって言うんで問題になってかおりが呼び出されるんだが、俺が先生だったら褒めるけどね。誰にでもできる事じゃないですよこれ。別にPCいじって内に引き篭もってる訳じゃないし、素晴らしいと思う。
 この子供が起こした合唱事件がきっかけでかおりはかまってちゃんに出会う……ってわけでもないよねこれ。子供がよく聞いてる曲をなんとなくちょっと覚えてしまっていて、それでたまたま同じ職場のダンサーが控え室でユーストリーム聞いてて、それを見てなんか凄いはまっちゃってテンション上がっちゃって、吹っ切れた感じでダンス頑張れる!って言う……やっぱりどう考えてもずいぶん滅茶苦茶な脚本だよこれ(^^;??


 3人目の主人公はかまってちゃんのマネージャーのツルギ。本人らしい。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000036446

 唯一直接的にかまってちゃんと関係のある主人公。かまってちゃんと、その売り方を変えてメジャーデビューさせようと言ってくる上司との間で板ばさみになって悩むのだが……なんとこのマネージャー、武道館ライブもいけるよ!って言う大事な大事な話を最後までかまってちゃんメンバーに一切伝えず、自分だけで勝手にイメージが違うと悩み続け終いにはその話を握りつぶすと言う、最低最悪の行動を取る。なんでだよ!?ポスターはどっかに置き忘れて、それをメンバーが見て……って言う一悶着の伏線アイテムかと思ったがなんでもなかった。
 かまってちゃんメンバーにどう伝えればわからなくて悩みながらそれとなく「生活困ってない?」とか聞くシーンは面白かったけど、話はちゃんとメンバーに降ろせよ。かまってちゃんを私物化してる。これ実話が元とかじゃないよね笑
 ツルギさん本人であるらしいんだけど、この人割と演技上手かったように思えた。

 神聖かまってちゃんメンバー。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000077645

 の子はほとんど出番(演技)無し。他のメンバーは台詞喋らせられてる感はとても感じだけど、MONOはなんか凄い良かった。ツルギさんとのやり取りが良い。

 応援ソングにしろ!と無茶を言う上司役の堀部圭亮。

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000072992

 最近ちょくちょく映画で見かけるようになったな。ウリナリの中の芸人の堀部のファンでした。『クライマーズハイ』のときの演技は凄い良かったけど、今回はなんか微妙だった。


 んで、とりあえずこの3人がそれぞれ悩みを抱えながらもライブの日を迎えるんだけど……

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』予告編.mp4_000007120

 ライブとしては良いよ。映画館の音響で聞けたのも良い。だけどさ、どう考えてもこのライブ見て3人が悩み乗り越えて元気になるみたいな展開に無理があるのよ。

 美知子は決勝戦でピンチになるけどどうにか勝つ感じなんだけど、本当にここに関してはかまってちゃんが一切絡んでない。ただ大会までに彼氏が浮気したりして親とも喧嘩して嫌な事ばかりでコンディション最悪だったけどどうにか自力で勝てましたというだけの話。物語の欠陥。どうせならハチワンダイバーの獣人右角ばりにイヤホンで音量MAXにしてユーストリームのライブ中継聞いてパワーアップするとか(審判に止めさせられるだろうけど)やらないと話にならないでしょ。
 しかも家ではCDを聞いたのかユーストリーム見たのかわからないけど、そのタイミングで引き篭もりの兄貴出てきちゃってるし。これが一番酷い。んなわけわるかい。かまってちゃんの音楽聞いてたら一日もかからないで引き篭もりも直りましたって、進研ゼミの漫画でもこんな事無いぞ。この展開だと結果的に引き篭もりへの応援ソングになっちゃってるけど、それも良いのか?
 自分だったら、せめて、娘に強く言ってしまった事を後悔した親父に将棋盤を兄貴の部屋の前に持って行かせ、そこで兄貴とドア越しに将棋を指そうとして一手指し、ドア越しに兄貴の一手の声が返ってくる展開で終わらせる。まぁこれでも結局かまってちゃん絡められてないけどさ。とりあえず出てくるのはない。

 ダンサーのかおりも、ユースト見て元気もらった感じになってるけど、これも意味わからんよな。観てて普通になんで?ってなった。どうせならかまってちゃんの曲かけて、客のブーイングとマネージャーの制止を振り切って見事に踊りきっていつの間にか客のブーイングとか止んでたみたいにして欲しかった。物凄い中途半端。
 保育園の先生もユーストリームで見て、何かを感じ入る顔。何が言いたいんだろう?こんなにもこのライブが凄かったんだ!って言いたいのかな?

 んでまさか、堀部もかまってちゃんのライブ見て何か納得した顔して頷くとかね。もう。なんなんだよこの展開は?
 神聖かまってちゃんのライブが凄くて、それを聞いとけば全部上手く行く!みたいなごり押しな展開。まぁ実際美知子はそういう展開ですらなかったけど。
 三者がかまってちゃんに惹かれる共通点とか描いて欲しかった。あと、微妙にそれぞれの話をクロスさせたら面白いのになあ。イーサン・ハント、ドン・チードル、リチャード・ギアの『クロッシング』みたいに最後にちょこっとだけでも良いからさ。そういうことしないと、互いに絡みが無いと群像劇って成り立たないんじゃないだろうか?

 細部の詰めが甘すぎる、自主映画っぽい映画。わざとふざけて話つくってんのかとも思ったが?そういう訳でもないと思う。『サイタマノラッパー』観てないから、これがこの監督の力量なのかどうかわからないが、もっと頑張らなきゃ駄目だろとしか言いようが無い。部分部分光るところはあるけど全体としてまとまりが無くてお粗末。

 神聖かまってちゃんの曲、特にロックンロールは鳴り止まないっは本当に良い曲だと思うし、凄い勢いのある曲だと思う。その曲の力に支えられた作品。それが無かったらどうにもならない。
 神聖かまってちゃんの説明とか、ライブがどう凄かったのかとか、そういう説明も一切無いので、最初から神聖かまってちゃんをちゃんと知ってる人向きかもしれない。


愛すべき名場面
○引き篭もりの兄とドア越しに将棋を指すシーン
○ライブ

愛すべき名台詞
なし

評価
★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓

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  1. 2011/05/31(火) 21:54:11|
  2. 映画-邦画
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「レンタルビデオ屋始めました」バトン

 自分が敬愛する(主に)香港映画のレビューをやっているブログで行われてたので自分もやってみようと思いました!


あなたはレンタルビデオ店をオープンしなければならなくなりました。
つきましては五十音につき一本ずつタイトルを揃えてください!
その際のルールは以下のとおりです。

1、自分の好きな映画から選ぶ
2、1監督につき1作品とする
3、自力で思い出す
4、外国映画、日本映画は問わず

yahoo映画の視聴履歴見てやったけど、自力と言えるのかな?(^^;

【ア行】
【ア】
『阿羅漢』
1986/中国・香港/89分
リュー・チャーリアン
阿羅漢

 少林寺三部作の最高傑作にして、個人的には武術映画の最高傑作。下手したらジェット・リーの最高傑作とも言えるカンフーアクション映画。
 『アメリカン・ギャングスター』『アフタースクール』など、【ア】は色んな名作があって、かなり迷いました。でもその中でも一番見てるだろうし、自分の誕生年に公開されたと言う事で記念に。

【イ】
『インセプション』
2010/アメリカ/119分
クリストファー・ノーラン
インセプション
 このブログの2010年ランキングで『ヒックとドラゴン』と共に1位となった、ノーランの描く脅威の映像とちょっと中二なアイディアのSFアクション大作!
 自分は普段同じ映画を映画館で2回以上見ることは無い人なんだけど、これは色々縁があって3回も見てしまった。毎回滅茶苦茶楽しめた。フランシス・ンとアンソニー・ウォンが激シブの『インファナル・アフェア 無間序曲』と少し悩みました。

【ウ】
『ウォッチメン』
2009/アメリカ/163分
ザック・スナイダー
ウォッチメン
 アメコミのヒーローが現実にいる世界を見事に描ききった快作。
 なによりもロールシャッハの存在。最後のロールシャッハのシーンは涙が出た。まさしく超人。絶対に妥協せず、最後まで正義を貫徹する姿はやばい。愛すべきボンクラである。人としてよろしくないけど、それが超人。

【エ】
『エイリアン2完全版』
1986/アメリカ/154分
ジェームズ・キャメロン
エイリアン2
 宇宙海兵隊、M41A1パルスライフル、スマートガン、パワーローダー、そしてクイーン。数多くの偉大なアイテムを生み出し後世に多大な影響を与えた。SF戦争アクション映画の原点。
 ここでキャメロンを出して 『ターミネーター』シリーズが使えなくなるのは惜しいが、それよりも『エグザイル/絆』を出して『ヒーロー・ネバー・ダイ』が使えなくなることを恐れました。『エレファント』とも迷ったけど。

【オ】
『男たちの挽歌』
1986/香港/95分
ジョン・ウー
男たちの挽歌
 これも後世に多大な影響を残した、香港ノワールの火付け役となった映画。ジョン・ウーが香港映画界にカムバックを遂げた作品であり、そのままジョン・ウーの名前を世界に知らしめた名作。
 自分の一つの原点かな。ラストでユンファがレスリー・チャンの胸倉掴んで怒鳴るシーンは泣く。ってかまた1986年か、俺の生まれ年って当たり年だったのか?


【カ行】
【カ】
『COWBOY BEBOP 天国の扉』
2001/日本/114分
渡辺信一郎
カウボーイ・ビバップ
 ハードボイルドSFアクション、スペースオペラ。ジャンルは色々言い方あるけど、アクションが良く、話も面白く、声優も最高、音楽も素晴らしい、文句の無いアニメの映画版。総集編ではなく番外編。
 渡辺信一郎監督は自分の好きなアニメ監督なんだが、気のせいか活動が少ない気がする。もっと活動して欲しい。ってかキアヌで実写化されるのかな?

【キ】
『Kids Return キッズ・リターン』
1996/日本/108分
北野武
キッズリターン
 北野武が描く青春の映画。
 どこが好きっていうか全部好き。ラストでなんかしらんが感動してしまうし、久石穣のこの音楽が流れると凄い良い気分になる。こんな映画撮れる武って凄いんだなって本当に思った。『キック・アス』『菊次郎の夏』と悩んだ末にこれ。どれも最高。

【ク】
『グーニーズ』
1985/アメリカ/114分
リチャード・ドナー
グーニーズ
 偶然海賊の秘宝の地図を見つけた子供たちが、自分達の家を守るために宝探しに行く、アドベンチャー映画の大傑作。
 自分の原点です。大好きな映画で、何度も見てるし、初めて見た映画かもしれない。 冒険したかった。宝探ししたかった。『クレヨンしんちゃん』シリーズとか、『クロコダイルダンディー』とか、選びたいのが多かった。なんか「ク」は子供心をくすぐる名作が多いね。

【ケ】
『検事Mr.ハー/俺が法律だ』
1986/香港/96分
コリー・ユン
検事ミスターハ
 話はともかく、ユン・ピョウのアクションが素晴らしい、ユン・ピョウのアクションを見るための映画!笑
 今考えるとお話は凄いし、邦題も滅茶苦茶だな笑ってか監督コリー・ユンだったんだ……。『D&D』とか『D.O.A.』とか『ターゲット・ブルー』選べなくなっちゃったけど大丈夫かな(^^;?シンシア・ロスロックって何処行った?

【コ】
『コマンドー』
1985/アメリカ/89分
マーク・L・レスター
コマンドー
 アーノルド・シュワルツェネッガーこと、シュワちゃんの出世作の一つ。アクション巨編。なんでか現代のネット上では異状な人気を誇る。勢いがある映画なのは認めるが……。
 シュワちゃんが暴れる映画としては普通に面白いよね。銃を強盗するシーンとか訳わからんけど、最後の島に上陸してからは最高。格好良すぎるぜシュワちゃん!


【サ行】
【サ】
『サンダーアーム/龍兄虎弟』
1986/香港/98分
ジャッキー・チェン
サンダーアーム
 ジャッキー・チェンがトレジャーハンター「アジアの鷹」に扮するカンフーアクション冒険活劇!
 『グーニーズ』と共に自分の原点である作品。これと『グーニーズ』どっちかが初めて見た映画。何度も見て、トレジャーハンターのジャッキーに憧れて何度も真似事をしました。これも1986年だぜ!

【シ】
『シティーハンター』
1993/香港/106分
バリー・ウォン
シティハンター
 日本の漫画・アニメで有名なシティーハンターをジャッキー・チェンが実写化!ストリートファイターⅡの世界にも足を踏み入れたジャッキー・チェンの奇作!笑
 『下妻物語』『シュリ』などと迷いましたが、うちのブログだったらこれでしょ。黒歴史とか言われてるけど、この映画はジャッキー映画としては普通に面白いんだよ!シティーハンターとして見たらアレかもしれないけど。

【ス】
『スパルタンX』
1984/香港/108分
サモ・ハン・キンポー
スパルタンX
 ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ。香港三銃士がスペインに殴りこみだ!
 『スクラップヘブン』『スティング』『スナッチ』『スターウォーズ』『酔拳』『スリ』など、名作が多い中、やっぱりジャッキー。ジャッキーvsユキーデはジャッキー自身にとしてもベストファイトだから仕方が無い。ってかまさかのジャッキー3連発。


【セ】
『千年女優』
2001/日本/87分
今敏
千年女優
 現実とイマジネーションの融合をテーマにしている今敏監督によるエンターテイメント大作。平沢進の音楽も圧巻。
 今敏監督の作品の中で一番好きです。自然と千年女優の世界に没頭できる。

【ソ】
『ソードフィッシュ』
2001/アメリカ/99分
ドミニク・セナ
ソードフィッシュ
 ジョン・トラボルタが格好良い映画笑 オープニングのクールさは尋常じゃない。
 ヒュー・ジャックマン、ドン・チードル、ハル・ベリーと役者陣が豪華ですが、とにかくジョン・トラボルタが格好良い。あんまり騒がれなかったけど個人的には好きな映画。


【タ行】
【タ】
『第9地区』
2009/アメリカ/111分
二ール・ブロンカンプ
第9地区
 2010年はSF映画の当たり年!インセプション並に新鮮で、インセプション以上に熱いエイリアン映画!
 これも映画館で2回見てしまったんですが、本当に面白いですね。素晴らしいです。大好き。

【チ】
『チョコレート・ファイター』
2008/タイ/93分
プラッチャヤー・ピンゲーオ
チョコレートファイター
 可愛くて強い、自分の理想の女性(笑)ジージャー・ヤーニンと『マッハ』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督による、超可愛い女の子の超本格的なアクション映画!
 この映画ほど阿部寛が要らない映画も無いと思う笑『沈黙』シリーズと悩みました。まぁ悩むって言っても『沈黙の戦艦』くらいですけどね(^^;


【ツ】
『椿三十郎』
1962/日本/98分
黒澤明
椿三十郎
 エンターテイメント時代劇は50年前に既に完成している!巨匠黒澤と三船のコンビによる痛快娯楽傑作時代劇!
 未だにこれ以上に面白い時代劇が見当たらない。三十郎ほど魅力的なボンクラキャラクターもほとんどいない。


【テ】
『天使の涙』
1995/香港/96分
ウォン・カーウァイ
天使の涙
 世界を震撼させた、ウォン・カーウァイによる『恋する惑星』に続くオシャレ映画第二弾!レオン・ライ、金城武が良すぎる!
 『天使にラブソングを』『天使の眼、野獣の街』『デッド・オア・アライブ犯罪者』など、どれも捨てがたい……でもオシャレ映画代表としてウォン・カーウァイは一本入れときたかった。


【ト】
『トイ・ソルジャー』
1991/アメリカ/112分
ダニエル・ペトリ・Jr
トイソルジャー
 子供版ダイ・ハードと良く言われている、中二病の妄想をそのまま映画化したようなお話だが、かなりリアルで、子供がテロリスト相手に大活躍するわけでもない映画。でも大好き。シリーズの続編は大活躍してたな。
 主演は『グーニーズ』のマイキー、『ロード・オブ・ザ・リング』のサムで有名なショーン・アスティン。「ト」も本当に数々の名作があるんですが


【ナ行】
【ナ】
『NARC ナーク』
2002/アメリカ/105分
ジョー・カーナハン
ナーク
 ジョー・カーナハンの出世作にして最高傑作!麻薬潜入捜査官の死を巡る、刑事たちの苦悩。
 灰色感が凄い良い。アメリカ製ニュー・フィルム・ノワールの傑作だと思う。まぁこれ自分が今作った言葉ですけど。レイ・リオッタ最高!

【ニ】
『21エモン 宇宙(そら)いけ!裸足のプリンセス』
1992/日本/39分
本郷みつる
21エモン
 21エモンの映画。ある星のプリンセスと共に宇宙船の賞レースに出ることになった21エモンたちの活躍!
 知られてないけど、舐めんなよ!ってくらいの名作。何度も見た。大好き。

【ヌ】
無いぞ……(^^;
一応映画1100本くらいは見てるんだけど、無いって凄いな。

【ネ】
『ネイビー・シールズ』
1990/アメリカ/113分
ルイス・ティーグ
ネイビー・シールズ
 特殊部隊映画といえばこれ!
 昔は特殊部隊の傑作映画といえばこれだったけど、今はなんなんだろ??

【ノ】
『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
1997/ドイツ/90分
トーマス・ヤーン
ノッキン
 笑って泣けて楽しめて心温まって感動する映画。自分の中のトップの一つ。不朽の名作。
 女性にウケるかはわからないけど、この映画が嫌いな男っていないと思う。


【ハ行】
【ハ】
『バッファロー'66』
1998/アメリカ/118分
ヴィンセント・ギャロ
バッファロー
 童貞ボンクラはコレを見て泣け!ヴィンセント・ギャロ渾身の童貞映画!泣けるし、凄い温まる!
 『バス男』『バッファロー'66』『パコと魔法の絵本』『パニッシャー』『パラサイト』『ハリーとヘンダスン一家
』『パルプフィクション』一体どれを選べと言うんだ……しかも三大ボンクラ映画のうち二本入っちゃってるし。でも『バス男』は『ナポレオン・ダイナマイト』だから、こっちになりました。

【ヒ】
『ヒーロー・ネバー・ダイ』
1998/香港/97分
ジョニー・トー
ヒーロー
 格好良すぎて泣ける映画。この映画のラウ・チンワンとレオン・ライほど格好良いヤツなんて見たことない。香港ノワールの傑作!
 『ヒックとドラゴン』も捨てがたいけどね。でもこれでしょ。ジョニー・トーの中で一番好きです。

【フ】
『フォレスト・ガンプ/一期一会』
1994/アメリカ/142分
ロバート・ゼメキス
フォレスト・ガンプ
 ザ・良い映画。トム・ハンクスが素晴らしい。気のせいか良い人役が珍しいゲイリー・シニーズも素晴らしい笑
 これも自分の中のトップの一つ。大好き。『プレデター』と最後まで迷いました。『ブルース・ブラザーズ』『プロジェクトA』『BLOOD the last vampire』『ブラックホークダウン』『ブルース・オールマイティ』など、「フ」も名作ありすぎて困る。

【ヘ】
『ペイバック』
1999/アメリカ/101分
ブライアン・ヘルゲランド
ペイバック
 たった7万ドルのために命をかける男!超ボンクラ男の滅茶苦茶な復讐劇!
 滅茶苦茶面白いってわけじゃないんですが、どうしてこんなに惹かれるんだろう……自分でもわかりません。マグナムとベレッタの不恰好な2丁拳銃がすごい印象に残る。あと、ルーシー・リューはこの映画のルーシー・リューが一番好きです笑。「ハヴァハヴァハヴァ」インパクトありすぎ。生き残ってるし!『ベスト・キッド』(古いほう)と言う選択肢もあった。

【ホ】
『星の王子ニューヨークへ行く』
1988/アメリカ/117分
ジョン・ランディス
星の王子
 エディ・マーフィーの全盛期!超笑えるコメディの傑作!
 小さい頃から大好きで何度も見ました。んで何度も笑いました。『ボルト』『ポリス・アカデミー』『ポリス・ストーリー』とかもあったけど。


【マ行】
【マ】
『マチェーテ』
2010/アメリカ/105分
ロバート・ロドリゲス、イーサン・マニキス
マチェーテ
 偽予告編作ったら面白そうだったか本当に作っちゃったと言うザ・超B級映画。
 くだらねえ。だがそこが良い!デ・ニーロがJBLみたいなことしてるのも大好きです。

【ミ】
『身代金』
1996/アメリカ/122分
ロン・ハワード
身代金
 子供を誘拐された父親が、子供を救うために勝負をふっかけるサスペンス!
 予備知識ゼロで観たらめちゃくちゃ面白かった。メル・ギブソンもゲイリー・シニーズも滅茶苦茶良い!

【ム】
『ムーラン』
1998/アメリカ/87分
バリー・クック
ムーラン
 ディズニーのアニメ。
 特に詳しいわけではないが、妹がやたらはまっていた時期があって、それで自分も3回くらい見た。実際面白いっちゃ面白い。

【メ】
『MEMORIES』
1995/日本/113分
大友克洋
メモリーズ
 『AKIRA』の大友克洋が総監督をしたオムニバスアニメ映画。
 同じ時期にやった『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』に興行的に負けてしまった感はあるんだけど、自分はこちらの方も好き。3つとも面白いし、『大砲の街』はアホ凄い。

【モ】
『燃えよドラゴン』
1973/アメリカ・香港/100分
ロバート・クローズ
燃えよドラゴン
 ブルース・リーの不朽の名作!
 これ観ると強くなった気がするよね。今見ると突っ込みどころありまくりだけども。
 
【ヤ行】
【ヤ】
『山猫は眠らない』
1992/アメリカ/100分
ルイス・ロッサ
山猫
 最高のスナイパー映画!
 もう20年近く前の映画になるけど、これを超えるスナイパー映画って未だ無いと思う。

【ユ】
『ユージュアル・サスペクツ』
1995/アメリカ/105分
ブライアン・シンガー
ユージュアルサスペクツ
 誰が嘘をついているのかがわからない、クライムサスペンスの傑作!
 役者がみんな一癖も二癖もある奴らだか、みんな怪しいんですよ。カイザー・ソゼ!

【ヨ】
『48時間PART2/帰って来たふたり』
1990/アメリカ/95分
ウォルター・ヒル
48時間2
 エディ・マーフィーとニック・ノルティのバディムービーの第二弾!
 古いって言っていいのかわからないけど、古き良きアメリカB級アクション映画なんだよね。

【ラ行】
【ラ】
『ラブファイト』
2008/日本/126分
成島出
ラブファイト
 日本現代版『ベスト・キッド』
 ボクシングシーンもわりかしちゃんとしていて、楽しめるはずです。大沢たかおも良い。

【リ】
『リベリオン』
2002/アメリカ/106分
カート・ウイマー
リベリオン
 クリスチャン・ベールの最高主演作笑。ガン=カタ!
 これですよ。最高ですよ。

【ル】
『ルパン三世 カリオストロの城』
1979/日本/100分
宮崎駿
ルパン
 宮崎駿版の、とても良い人なルパン!
 これも不朽の名作ですね。何度観ても面白いし。「今ここに俺がこなかったか!?」は最高のシーン。

【レ】
『レオン/完全版』
1994/フランス・アメリカ/133分
リュック・ベッソン
レオン
 殺し屋映画のお手本みたいな映画。
 これも嫌いな男はいないんじゃないかって映画。『レスラー』も『レザボア・ドッグス』も良い。

【ロ】
『ロード・オブ・ザ・リング』
2001/アメリカ/178分
ピーター・ジャクソン
ロードオブザリング
 世界的に有名なファンタジー巨編、指輪物語を完全映画化!
 本当にあの世界観を見事に映画化しててまいった。めちゃくちゃ面白かった。

【ワ】
『ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱』
1992/香港/108分
ツイ・ハーク
ワンチャイ
 ジェット・リーが中国の英雄、ウォン・フェイフォンに扮するシリーズの第二弾。
 リンチェイとドニー兄貴のベストファイト。凄すぎ。


 リー・リンチェイに始まり、リー・リンチェイに終わる。そんな「レンタルビデオ屋始めました」。基本的にカンフーと銃弾で戦いまくるレンタルビデオ屋さんですね。
 コメントを考えるのがだんだん億劫になっていく様が目に見えるような文章です笑

 ヌから始まる映画、なんか見たいな……

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

  1. 2011/05/15(日) 15:35:17|
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成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

評価は
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☆=0,5
五つ星=★★★★★が最高評価です。

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