成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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アウトレイジ

 15日が県民の日で千葉ニュータウンのワーナーマイカルシネマズが1000円均一やってたので、映画を二本見た。そこの映画館は名作劇場として500円でちょっと前の映画とかも上映してくれる良い映画館。
 まだ始まったばかりだから、ネタバレはしてないつもりです。


邦題『アウトレイジ』
2010/日本/109分
監督 北野武
出演 ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、杉本哲太、國村隼、三浦友和、北村総一朗、石橋蓮司、小日向文世

ポスター

 物語は少しややこしい。
 山王会本家は、傘下の池元組の組長が村瀬組の組長と親密になっている事を快く思っていなかった。そこで池元に村瀬組みともめろ命令する。兄弟分であり、自分では動けず、無理な命令に困った池元は、親子分の関係である大友組に命令し、村瀬組の経営するキャッチバーにわざと捕まり、金をせびり、抗争の結果村瀬を引退に追い込むことに成功する。しかし、その抗争から話はややこしくなり、池元の無理難題に耐えられなくなった大友は池元を始末することを決意し、山王会傘下の組はこの抗争で大きく揺れ動く。大友組はだんだんと構成員を殺されていき、最後に生き残ったのは……。
 という、まあ暴力団の抗争を描いた作品。

 今までその圧倒的な暴力表現の中に繊細な何かを表現していた北野武。まぁこれはあくまで個人的な印象だけどね。自分は『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『座頭市』『ソナチネ』の5本しか見ていないが、今回はそれらとは異質で、ひたすら怒鳴る、キレる、殺す、という暴力描写を突き詰めた作品になったと思う。そんなに難しいテーマはなく、ただ暴力的過ぎて可笑しいと感じてしまうような、不思議な境地。カンヌで賞取れなかったのも全然不思議じゃない。むしろ当たり前で、北野武本人もわかっているんじゃないだろうか。当たり前に人を選ぶ作品で、「全然つまらない」「滅茶苦茶おもしろい」と意見が分かれるのも納得。テーマがあるとすれば、暴力の連鎖が向かわせる破滅。それをいけませんと言うつもりもなく、止めるでもなく、かと言って推奨する訳でもなく、ただ突っ走った。

 キャッチコピーにあるように「全員悪人」。誰もが殺されても自業自得のような悪人であり、まぁ同情も感情移入はできないし、とにかく全員が怖い。こんな人たひには本当に関わりたくない。しかし、その怖さ、悪人っぷり、体現する暴力、それらの要素を豪華な役者さんたちがそれはもう素晴らし演技で表現していて、それが癖になる。もっとこいつらがキレるのを見ていたくなる。人によってはドキドキしっぱなしで心臓に悪いスリル満点の作品だろう。

 役者さんたちは本当に良かったと思う。今回も画像を予告編から引っ張ってきて紹介する。

 主人公の大友組組長の大友。ビートたけし。

たけし

 怒鳴ってばかり。相変わらず片目の演技は良いと思うけど。今回は他の役者が良すぎて食われた気がする。序盤の方の演技なんかちょっと笑ってなかった??


 大友組若頭の水野。椎名桔平。

きっぺい

 予告編見たときは北村龍平の『VERSUS -ヴァーサス-』に出てた松田賢二に見えた。似てない?松田賢二↓
松田賢二
 松田賢二は『VERSUS -ヴァーサス-』で凄い良かったからどんどん出てきてほしいんだけど、中々出てこないな(^^; この役もやらせてみてほしかった。個人的にそっくりだし。この人でも良い演技はしてくれたと思う。まぁ出てたら大抜擢すぎるけどもさ。
 別の人の説明はさておき、椎名桔平は『SHINOBI』くらいでしか見たこと無かったんだけど、凄い良かった。メインの役者は皆良かったと思うけど、この人と三浦友和、國村隼が特に良いと思う。笑顔が怖い。警察署の立ち番の人に見せる笑顔が怖い。ラーメン屋での笑顔が怖い。ちょっと格好良い。


 大友組の金庫番、石原。加瀬亮。

かせ

 これぞインテリヤクザ!って感じ。そこまで怖そうには見えないんだけど、静かな怖さはあるし、キレたときの演技も良い。台詞の読み方がちょっと変と言うか、棒だった気がするけど、あれはわざとかな。加瀬亮ってこういう役も出来るんだな。


 大友のアニキ的なポジションの池元組若頭、杉本哲太。

すぎもと

 いつも名脇役だよなーって思ってたけど、今回も凄い良かった。年季入ってた。ただ、よーく考えるとこの人ほとんど何もしてないような。。。


 池元組のダメダメ組長の池元。國村隼。

くにむら

 素晴らしいダメダメっぷりを見せた最高の演技!顔芸というか、本当に良い駄目っぷり。ここまで駄目だと少し可愛く見える笑


 山王会本家の若頭、加藤。三浦友和。

みうら

 可哀想な中間管理職だけど、凄みはあった。組長に打たれたときとかの演技が凄い良いと思う。


 山王会本家組長、関内。北村総一朗。

北村

 憎ったらしい良い演技だわ笑


 村瀬組組長の村瀬。石橋蓮司。

れんじ

 うん。一番可哀想。可哀想過ぎて、全員悪人のはずだけどこの人だけは実は良い人なんじゃないかと思えてくる笑 蓮司の姿に悲哀を感じた。


 山王会と繋がっている汚職警官、片岡。

小日向

 よくよく考えればこの人が一番クソ野郎なのかもしれないけど、まぁちょっと良い人に見える。小日向文世が怒鳴ったりしてもあんまり怖くないなぁ。そこが良いんだけど。

 豪華なメンツだよなぁ。彼らの怒鳴られたいドMの女性の方は絶対見た方が良い笑
 とにかくこいつらが怒鳴る、キレる、殺す。怖い怖い。 

 音楽はとても合っていたと思うが、編集が中盤フェードアウトの繰り返しばかりで「自主映画か!」っていうようなつくりをしていたり、繋がりが適当だなぁって思うところがあったり、ちょっと雑な気がする。事前にそこら辺が完璧だった『告白』を見たせいかもしれないけど。大使館の黒人とのやりとりはちょっと浮いてた気がするけど、それが良いのかもしれない。あそこだけ普通に可笑しいシーンなだけにちょっと判断に困る。
 暴力表現はやりすぎなところはあり、個人的には歯医者のシーンもカッターのシーンもきつかった……。
 暴力表現を含め、全体的に暴力団の世界が恐ろしいって感想が素直な感想。現実に関わりたくない世界だ。わりと楽しめたけどね。暴力描写というよりも役者たちのキレ演技を楽しむ映画かな。
 わかってると思うけど暴力描写が苦手な人はやめとけ!
 

 あと気になったのが「この野郎」。自分は英語の「fuck」に対抗できる低俗な日本語は「~野郎」って言う表現だと思うんだけど、この映画では『ディパーデット』でジャック・ニコルソンが「fuck」と言いまくったように(ニコルソンだけのカウントではないけど、その回数237回。でも『パルプ・フィクション』の271回方が上)、この映画では「この野郎」を誰もが言いまくる。「fuck」≒「~野郎」説を唱える自分としては対抗してるんじゃないかと思ったくらいだ。誰かカウントしてみてくれないものか。まぁ「fuck」程汎用性があるものじゃないから50回前後くらいだろう。


愛すべき名場面
○各役者たちがキレるシーン。

愛すべき名台詞
○この野郎!


評価
★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/06/16(水) 18:27:52|
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暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
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誠意はある。

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