成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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けんかえれじい

 自分は硬派と思われることが多い。でも、硬派って言うほど硬派じゃなく、軟派かと言われればそうでもない、「やや硬派」な人間だと思っていた。でもこの映画を見て硬派ってなんなのかわからなくなりました笑


邦題『けんかえれじい』
1966/日本/86分
監督 鈴木清順
出演 高橋英樹、浅野順子、川津祐介、片岡光雄、恩田清二郎

ポスター

 南部麒六は第二岡山中学校の生徒であり、喧嘩っぱやく、不器用で硬派な人間。スッポンと呼ばれる喧嘩の達人に喧嘩の極意を教えられ、青春を送っていた。憧れの女性・道子の家に居候させてもらい、奥手ながらもお互い惹かれ合っていた。ある日その道子の事でOSMS団(岡山セカンドミドルスクール団)と言う硬派な組織に目を付けられ、決闘をすることになるが……。

 まず言っておきたいのが、自分は楽しめなかったということ。ところどころ面白いシーンはあって、感心もするんだけど、全体的に時代背景とかが理解できてなくて、その硬派とかバンカラというものの精神もよくわからなくて、ハチャメチャな映画だったという印象が強い。名作と呼ばれてるから、本来なら面白いんだと思うんだけど、自分には難しかった。

 最初の喧嘩の極意を唄った歌とかは結構面白くて『柔道龍虎房』っぽいのを期待したんだが、喧嘩の修行シーンとかはあまり魅力的に見えなくて、実際の喧嘩シーンのアクションもイマイチと言うのが正直な感想。


 主人公の南部麒六。高橋英樹。

 きろく

 熱演してたけど、この主人公のキャラさえ自分にはよくわからない。ってか中学生!?旧制だから、今の高校生くらい??何か『IZO』の中山一也に見えた。高橋英樹にあのお方程のパワーは無いとは思うが。


 憧れの女性道子。浅野順子。

みちこ

 かわいらしい。そんでとても積極的。当時のアイドルらしいが、なんでこの人と麒六は結ばれなかったの???


 喧嘩の達人、スッポン。川津祐介。

すっぽん

 学生じゃなくOBらしいが、巷で物凄い有名だわ、麒六の喧嘩に堂々と介入して自分の仲間集めて大抗争(しかも集めた武器は死に至らしめる事が十分に可能な刃物系ばかり)にしちゃうわずかずかと職員室に入って行って教師に滅茶苦茶なこと言い出すわ、一体何者だこの人wwってか山本太郎に見えたわ。
 謎の技。

謎の技

 何か蹴りで蝋燭に穴を開けた。凄い!!……よな?
 
 この人が大ごとにしてしまった抗争は、主人公が物見やぐらからそれを見てて、第三者の介入で一旦納まるという、どう考えても『用心棒』だった。

 色々あって麒六は道子とすっぽんと離れて転校することになる。転校先でもやはり喧嘩。
 一度は負けて敵に捕まってしまうシーン。

遊んでるとしか思えない

 軍門に下れと拷問を受けているのだが、麒六を張り付けにして回して遊んでるようにしか見えんwwwってかそのときの戦い、敵が全員剣道の防具と竹刀持ってる。敵う訳ねえだろwww
 そしてどうにか脱走して、リベンジ。
 リベンジ後、胸を張って堂々と凱旋行軍するシーン。

勝利した

 このシーンは良かった。真ん中の奥の人は柔道をやっているという設定で出てきたのに麒六とのタイマンでは柔道技を一切使わなくて不安になったが、そのリベンジでは何度もぶん投げてた。まぁ勝因は投げとかじゃなくて、敵が剣道の防具を外してるときに奇襲した事だろうけど。

 その大喧嘩で校長に気に入られて、ちょっと手合わせしてみようって言うシーン。

すげえ構えだな

 校長の示現流トンボの構えはすげえ格好良いが、麒六の構えはどういう構えだこれ??ってか剣道の達人の木刀相手に素手じゃどうにもならんて。戦い方考えなあかんて。

 最終的に道子さんとの別れのあと、二・二六事件が起きて、その首謀者と麒六は前に会った事があって、「もっとでかい喧嘩をしにいくぞ」って事で東京に向かう。戦争に向かうって事なのかな。

 最初にも書いたが、訳がわからなすぎた。硬派ってこうことなの?どういうことなの?バンカラって何がしたいの??って感じ。シーンごとの良さはある。ただ現代の喧嘩とか格闘のアクションてのは洗練されてきてるんだなって、この映画のアクションシーン見て思った。柔道とか空手とか柔術なんてものは昔からあるはずなのに、それを上手く使った迫力のあるアクションシーンを作る事はできなかったのだろうか??見ていて迫力が無いと言うか、面白くない。仕方ない時代なのかもしれない。

 どうでも良いけど、「気が向いたらこの紙にキスして手紙を送り返してくれ」という麒六のイカレた手紙にも笑ったが、その返信の「気が向きませんでした」は吹いたwww


愛すべき名場面
○喧嘩の極意の歌
○麒六たちのリベンジ後の凱旋行軍。

愛すべき名台詞
○気が向きません


評価
★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓


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(2002/11/22)
高橋英樹浅野順子

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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/06/11(金) 20:56:13|
  2. 映画-邦画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

ジローはラストでこの映画のこと好きになれないだろうなと思ってたがそれ以前の問題か
これって名作扱いなのかな。清順映画の中ではそれほど評価されていない気がする(個人的にはかなり好き)

旧制中学は今で言うと中学+高校みたいな感じだったはずだからキロクたちは高校生くらいってことでいいんでないかな
バンカラっていうのは極端にいうと男塾みたいなものだと思う。男とはなんぞや~みたいな精神というか。今の時代こういう精神性を持った人なんて絶滅危惧種だからピンとこないのかな。ちょっと古いマンガとかだとわりと出てくる気がする
俺は香港ノワールとかと同じように男ってバカだよな~という感じで楽しんだがジロー的にはのれなかったか

しかし無邪気に喧嘩やってた青年たちも無邪気さ故に戦争に積極的に加担することになるっていうのを戦中派である清順はラストで描いたんだろう
ヒロインと結ばれなかったのも時代(戦争)のせいってことでしょ
古き良き青春、と単純に回顧趣味に走ることもできない、青春に対する複雑な感慨が突然雰囲気が変わるラストでは個人的には感じられたけれど、この複雑な感慨がこの映画を決してストレートではない妙にねじくれた映画にしてしまったんだと思う。まあそれにしてもバランス悪い映画だけどね

俺は喧嘩修行のシーンは結構好きだけどなあ。今の映画みたいにオーバーな演出をしないから物足りなく感じるのかも
喧嘩シーンの迫力に関しても当時だったら十分に迫力はあったと思うよ。ただ清順はアクション的な迫力よりも映像の美しさとか変な味わいとかに優れたところがある監督だからね。アクションもわりと撮ってたけど
多分清順じゃなく他のもっと純粋にアクション色の強い監督が撮っていたらもっと世間一般で名作扱いされていたかもしれない。題材と監督がミスマッチなんだろうけど、そのミスマッチから生まれたなんか変なこの作品が俺は妙に好きなんだよね
  1. 2010/06/11(金) 23:21:56 |
  2. URL |
  3. かと #-
  4. [ 編集 ]

男塾

 ジョニー・トーが描く男塾的な感性は共感できること多いんですけどね。この映画のバンカラとか硬派って、言葉で語りすぎというかなんていうか、そんな前面に押し出しちゃ本末転倒だろ!駄目だろ!って思います。この映画の否定じゃなくて、その時代の精神の否定になっちゃいますけど、「男とはなんぞやを考えてます!」ってアピールするのは逆に男らしくないと思います。それらを行動で示せよ。ってか群れるなよ!という感じで。香港ノワールとは一緒と思えなかったですね。

> しかし無邪気に喧嘩やってた青年たちも無邪気さ故に戦争に積極的に加担することになるっていうのを戦中派である清順はラストで描いたんだろう
 これはむしろ良いラストだと思いました。これに向かうからヒロインと一緒になれないって順序で描いてほしかったです。男の方から。

 喧嘩修行のシーンはともかく、それが全く生かされなかったのは、喧嘩って実際やってみればそういうもんだって事を狙ってやってるんでしょうかね?「喧嘩の極意を教えたる!」ってすっぽんが言うんですけど、実践的で無いものばかりで、すっぽんもあの必殺の蹴りを誰かに食らわせてほしかったです笑

 「変な作品」って言うのは凄い判る気がします。変って言うか妙な作品ですよね。もしかして名作というよりもカルト映画なんですかね?
  1. 2010/06/13(日) 11:06:15 |
  2. URL |
  3. 成川ジロー #-
  4. [ 編集 ]

「けんかえれじい」上映します。

はじめまして。
2010年11月21日(日)、「第1回三鷹コミュニティシネマ映画祭」で「けんかえれじい」を35mmフィルムで上映いたします。

もしお近くにお住まいでしたら、ご来場お待ちしています。


  1. 2010/11/07(日) 12:41:46 |
  2. URL |
  3. 三鷹コミュニティシネマ映画祭事務局 #-
  4. [ 編集 ]

>>三鷹コミュニティシネマ映画祭事務局様

 耳寄りな情報をありがとうございます!
 他の作品も気になるので、是非行きたいと思いましたが、その日は予定が……残念ですorz
  1. 2010/11/16(火) 01:00:00 |
  2. URL |
  3. 成川ジロー #-
  4. [ 編集 ]

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女性に弱い。
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