成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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スパルタンX

 家に『スパルタンX』というファミコンのソフトがあった。プレイしてたのは幼稚園~小学校のときだからまともにクリアはできなかった。毎回2面だか3面だかの蜂がいるステージでその蜂にやられる。さらわれた女性を助けに行くゲームなんだけど、幼い自分には迫り来る敵を倒すゲームとしか認識してなかった。それからはRPGに夢中になっていったので、あまりプレイしなくなった。
 小学校6年~中学生くらいになって、ジャッキーの映画を見て気がついた。「あーこの映画をゲーム化したものだったんだ……ハチ出てこねえじゃん!!ってか別物じゃん!!!」
 そのゲームはまごう事無き名前とあらすじだけ使った別物のゲームだった。しかもジャッキー・チェンに許可取らないで作られたゲームらしく、日本のバラエティ番組に出演したジャッキーがこのゲームの存在を聞かされ、著作権料を請求するジェスチャー(をするというギャグ)をしたのは有名な話。ゲームの方が有名で、最近も色んなMADが作られているが、映画の方も本当に傑作なんだよ。


邦題『スパルタンX』
原題『快餐車』英題『Wheels on Meals』
1984/香港/98分
監督 サモ・ハン・キンポー
出演 ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、ローラ・フォルネル、ベニー・"ザ・ジェット"・ユキーデ、リチャード・ン、ジョン・ジャム、ウー・マ

パッケージ

 スペインのバルセロナでスパルタンX号という改造ワゴン車で出店を出して生計を立てているトーマス(ジャッキー・チェン)とデビット(ユン・ピョウ)、ある日スリをしていたシルビア(ローラ・フォルネル)を助けたことから、モンテール伯爵(ペペ・サンチョ)のお家騒動に巻き込まれ、そこに友人で私立探偵見習いをやっているモビー(サモ・ハン・キンポー)も絡んできて、一度はモンテール伯爵の追っ手から逃げ切るも、シルビアは誘拐されてしまい、それを助けにモンテール伯爵の城に3人は潜入する。
 と言う話。タイトル『スパルタンX』と言うのは勝手に付けられた邦題。はっきりいって本題には何なら関係ないワゴンカーの名前。どうなんだと思うが、後にテーマ曲の「スパルタンX」は故・三沢光晴選手の入場曲に使われて曲だけが有名になっていったりもする。まぁこの映画の音声バージョンによっては流れないんだけど、ゲーム、映画、テーマ曲がそれぞれバラバラに有名になり伝説を残していった、希少というか変な例であると思う。

 監督はサモ・ハン・キンポー。前に書いたかもしれないけど、名前のサモは「三毛」と書き、生まれたときに髪の毛が三本生えてたからついたあだ名であって、表記はされません。

監督サモハン

 この人は自ら監督もこなす、多才な人。ジャッキーもそうだけど。ジャッキー、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの香港三銃士のアクションが見れる時代に生まれて自分は本当に幸せを感じる笑

 製作総指揮のレイモンド・チョウ。

製作総指揮レイモンド・チョウ

 この人じつはジャッキー・チェンを見出した超重要人物。これだけでなく、ブルース・リーやジャッキーやサモ・ハンの色々な映画の製作総指揮をやってる。この人無しでは今の彼らは無かった。

 この映画は同居しているトーマスとデビットが起床してトレーニングをするところから始まる。初っ端から無駄が削ぎ落とされた身体とキレのある組み手を見せるジャッキーとユン・ピョウ。

ジャッキー1
ユン1

 普通に強そうだ。。。ってかこれを見てた頃はジャッキーが最強だと思ってたな。今はセガールがプレデターとかエイリアンよりも圧倒的に強いっていう固定観念が突いてしまった(^^;


 二人が広場にスパルタンX号を出してスケボーしたり、明らかに営業妨害の暴走族を懲らしめたり。

スパルタンX
スケボー
広場での戦い

 スケボーはジャッキーがかなり頑張っているし、ここの暴走族相手のアクションは地味に質が高いし、暴走族のボスが良いキャラしてて面白い。見所の一つ。


 同じ頃、モビーは色々あって探偵所の所長代理になり、謎の依頼人から人探しの依頼を受けていた。

サモ1
サモ2
サモ3

 今回はパンチパーマとアフロの中間のような髪型で登場する監督のサモ・ハン・キンポー。元祖動けるデブ。デブたちの希望の星。私立探偵と言うことでそれらしい格好をするけど、結構似合うし、演技がとても良い。厄介ごとばかり持ち込むけど、憎めない間抜けな探偵を好演。本当に多才。一番輝いてる。

 その後デビット親が入院する精神病院に行き、偶然同じ時間に見舞いに来ていたシルビアと出会う。

ローラ1
ローラ2

 『サンダー・アーム龍兄虎弟』よりも前にすでに今作でヒロインをやってたローラ・フォルネル。美人だとは思うけど、ジャッキーがアジア人だからか、何か外人って感じがする。

 ちなみにその精神病院の描写のせいで今現在の日本で地上派放送がされないというなんとも勿体無い状況になっているのだが、そこの精神病院の患者たちがやたら豪華なゲストたち。

ウーマ

 時計男。ウー・マ(牛馬)という人で、香港映画の名バイプレイヤー。ジャッキー作品だけでなく、リー・リンチェイやレスリー・チャンなどの作品にもちょこちょこ出ている。

リチャード・ンとジョン・ジャム

 なぞなぞを出してくるこの二人は、左がリチャード・ンで右がジョン・ジャム。そのうち紹介することになるだろうけど、ジャッキーもサモ・ハン・キンポーもユン・ピョウも出てる香港映画のアクション・コメディの傑作シリーズの福星シリーズの初代メンバー。多分コメディでは凄い有名な人たち。個人的にこいつらが大好きです。この作品だと全然出番ないけど、『五福星』とかでは滅茶苦茶笑わせてもらった。
 3人とも名前を覚えておいて損は無いと思うよ。何の役に立つわけでもないけど笑


 シルビアに財布を盗まれたり助けたりして共に働くことになったシルビアとトーマスとデビット。ここら辺は平和で楽しそうなシーン。トーマスとデビットがシルビアを争って喧嘩してるうちにシルビアが噴水に突っ込んだりもする。
 色々あって伯爵がシルビアを誘拐しようとする。モビーも一緒になって逃げる4人。

みんな

 逃げてばかりでは駄目だと、追ってきた雑魚を相手にするトーマスとデビット。

路地の戦い

 ここの2人のアクションも息がぴったり合ってて凄い格好良い。ここも見所。自分の映画で真似しようとしたけど出来なかったシーン。
 雑魚は倒したものの、その後ろに控えていたベニー・"ザ・ジェット"・ユキーデともう一人は物凄い強く、やはり逃げて、追い詰められるもモビーの機転でなんとか逃げ切る。
 ちなみにジャッキーvsユキーデの一戦目。ユキーデの圧勝。ってかジャッキーの逃亡(^^;

 一旦は逃げ切るも、デビットの父親を迎えに行った際に待ち伏せされ、シルビアはさらわれてしまう。

ユキーデ戦

 ジャッキーvsユキーデの二戦目。途中でユキーデ側の人間が割り込んだこともあって、またユキーデの圧勝。ここのアクションもかなり凄い。
 
 シルビア奪還のため伯爵の城への潜入を試みる3人。

3人組

 三者三様の無駄に凄い潜入方法で城に入り込むが、トーマスとデビットは見つかってしまい、真っ向勝負に!!

ジャッキー2
ユキーデ

 ジャッキーはユキーデと戦う。
 紹介が遅れたけど、この敵役のベニー・"ザ・ジェット"・ユキーデさん。当時キックボクシングのヘビー級のリアルチャンピオンであり、マジでやばいくらいに強いお方。個人的にはジャッキーの最大最強の敵だったと思う。この映画でのジャッキーとの戦いはジャッキー自身が選ぶベストバウトの1位に選ばれた。二人の動きのスピード、キレ、重さ、マジで半端無い。アクション映画史に残るタイマンである。

ユキーデ2

 ユキーデはジャッキーよりも重い身体ながらスピードは互角。プロ格闘家と互角のスピードのジャッキーを褒めれば良いのか、多分10キロくらい軽いジャッキーと互角のスピードを出せるユキーデを褒めるべきなのか、とりあえずどっちも凄いことは確か。ユキーデの攻撃は見た目もマジで重い。

ユキーデ3

 蹴りの風圧でろうそくの火を消すシーン。流石に細工して消してるんだろうけど、この人普通に消せるんじゃないだろうかってくらい攻撃が重く、早い。

ユキーデ戦2

 ジャッキーも半端無い身体してるなぁ。上背はジャッキーの方が上。

芸術的カウンター

 静止画だとわかりにくいけど、ジャッキーの芸術的カウンター後ろ回し蹴り。『キス・オブ・ザ・ドラゴン』でもリー・リンチェイがシリル・ラファエリ相手にやってたけど、相手の右上段回し蹴りをくぐってカウンターで右後ろ回し蹴りを後頭部に合わせるって凄い。
 
 何度も何度も倒されながらも蘇り、右ハイキックからの左フックでダメージを与え、最後は飛び膝蹴りで三戦目にしてジャッキーのKO勝ち。2人ともかなり本気で打ち込んで当ててるから凄い迫力。凄まじい戦いだった。

 デビットはデビットで強敵と戦う。

 ユンの敵

 名前は知らないけど、この人も全ヨーロッパ空手チャンピオン。マジで強い人。

ユン3

 コミカルな動きで相手を挑発するも上手くいかないデビット。

ユン2

 最後はちょっと卑怯な手を使って倒してしまうし、それまでのジャッキーvsユキーデが強烈過ぎるからあんまり強い印象が残らないで戦い終える。ユン・ピョウファンはちょっと不満かもね。

 モビーの相手はボスであるモンテール伯爵!

ボス

 伯爵のフェンシングに対して、なんと手刀で対抗するモビー。

サモ手刀

 即効で手を突かれて思いっきり痛がるモビー。こういうコミカルな戦いも良い!サモ・ハン・キンポーはその身体に見合わない素早い動きで致命傷を逃れる。マジすげえぜ元祖動けるデブ!
 武器が無く押されていたが、その後中国式二刀流vsフェンシングの対決となり互角に。

二刀流対フェンシング

 戦っているうちに、トーマスとデビットがそれぞれの敵を倒し終えて加勢に。

三銃士2

 最高の名場面、香港三銃士!!
 この3人には流石の伯爵も手も足も出ずに降参。超格好良い!無敵!!

 こうしてシルビアも無事帰ってきて、モビーはちゃんとした探偵になって、めでたしめでたし。
 ジャッキー映画には珍しい、現代的な冒険活劇。


 映画から多種多様な発展があったが、とにかく、この映画は本当に大傑作。ジャッキーアクション最高傑作といわれてもおかしくないくらいの出来。特にやはりユキーデとの戦いは素晴らしい。素手の戦いで、ここまで凄まじいアクションは他に無いのではないだろうか。強いてあげれば『サイクロンZ』でのジャッキーvsユキーデくらいか。自分の中ではジャッキー映画の中で5本指に入る。『プロジェクトA』『サイクロンZ』そしてこの『スパルタンX』でどれが一番自分が好きかいつも悩むけど、やっぱりどれも甲乙付けがたい。スタントの分、やや『プロジェクトA』が勝るかな。 
 途中にはやはりどーでもいいしょーもないギャグが入ったりするけどそれも香港映画ならではと言うことでご愛嬌。そういうところも含めて愛すべき作品。地上波放送されないのが本当に勿体無い。今の子供はテレビでこれを見ることが出来ない、DVDレンタルも出てないから見ることができない。可哀想なことだ。
 ジャッキー・チェンに興味はあるけど、どれから見て良いかわからない人や、全然知らない人にジャッキー映画を勧めるときにも、この映画を勧めとけば間違いないとは思う。
 80年代~2000年くらいのジャッキー作品はマジで神がかったものが多い。素晴らしい。ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの香港三銃士の輝きは不滅だ!!



愛すべき名場面
○最初のジャッキーvsユン・ピョウ
○広場での暴走族との戦い
○夜、路地でのジャッキー&ユン・ピョウの連携
○サモ・ハン・キンポーのカチコミ(笑
○ ジャッキーvsユキーデ
○サモ・ハン・キンポーの二刀流vsフェンシング
○香港三銃士

愛すべき名台詞
○ジャッキーのわけのわからない道案内
○喧嘩は駄目だ。ママに怒られる。
○三銃士だ!無敵だぞ!



評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓(予告編に流れる音楽は英語音声版のオープニングテーマ)何故か途中で繰り返すけど気にしないで。


予告編2↓こっちの方がいいかもしれない。



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(2001/07/26)
サモ・ハン・キンポージャッキー・チェン

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P.S.
オマケ
ローラ・フォルネルのナースコスプレ。

ローラ3

まあ需要無いですね笑
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/05/28(金) 21:29:28|
  2. 映画-香港
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

大晦日

ジャッキー・チェンVSベニー・ユキーデ。
1984年12月、映画館で見ました。手に汗握りました。第1戦、第2戦で勝てなかっただけに。
第3戦、大迫力です。カウンター後ろ回し蹴り。NGシーンを見てもわかるように何度も撮り直したんでしょうね。
ユン・ピョウVSキース・ビタリ。ウェイト差があり過ぎるからあれで良いでしょう。
サモ・ハン・キンポーVS伯爵。
伯爵のアクション場面のほとんどを演じているのはユン・ピョウ。最初映画雑誌でそれを読んだ時は驚きました。
しかし、当時発売された本(映画をコミックスみたいに編集したもの)を見ると横顔がやっぱりユン・ピョウです。中盤で伯爵が登場する場面でもそうです。確かにキックの仕方がユン・ピョウっぽいです。

この映画は「プロジェクトA」とは違った良さがあります。

それでは良いお年をお迎え下さい。
  1. 2010/12/31(金) 17:50:10 |
  2. URL |
  3. 蟷螂の斧 #1cxwYUuw
  4. [ 編集 ]

>>蟷螂の斧さん

 ジャッキー自身もベストバウトとしてあげているだけに、ユキーデとの戦闘シーンは圧巻。素晴らしいとしか言えません。何度も何度も見てしまいます。
 
 たしかにウェイト差がありますし、ユン・ピョウのこの映画のキャラクターを考えるとあれしか無かったのかもしれませんね。滅茶苦茶格好良い飛び蹴りとかで決めちゃったらそれはそれで問題ですね(^^;

 伯爵を演じているのがユン・ピョウではないかと自分も何度か見て思いました。面をつけた途端体格が一回り小さくなるんですよね。「これユン・ピョウかマースだろwww」って思っちゃいました。

 挨拶が遅れてしまいましたが、今年もよろしくお願いします!!
  1. 2011/01/09(日) 21:31:32 |
  2. URL |
  3. 成川ジロー #-
  4. [ 編集 ]

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成川ジロー

Author:成川ジロー
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お酒も嫌い。
女性に弱い。
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誠意はある。

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