成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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プロジェクトA

 自分が作った映画でカメラが一つしかないから3、4回大理石っぽい階段で階段落ちをしたとき、誰かに「次は時計搭から落ちるか、電飾ポールを滑り落ちるか どっちかだね」と言われた。自分はその嬉しい冗談に「無理だよハハハ」とか答えたけど、そのときは「やってみようかな……」くらいに考えていた。でも改めて見直して見て毎回思う。

 「これは無理!!」

 と言うことで、今回はジャッキー・チェンの代表作の一つ。『プロジェクトA』を紹介。


邦題『プロジェクトA』
原題『A計劃』
1983/香港/106分
監督 ジャッキー・チェン
出演 ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、ディック・ウェイ、マース、タイ・ポー

jackie17.jpg


 ジャッキー・チェンの映画主演10周年とかを記念して作られた作品。この映画を語らずにジャッキー・チェンを語れるだろうか?ジャッキー映画の中でも5本指に入る程の完成度の高さ。下手したら1番かもしれない。この映画を差し置いて『タキシード』がジャッキー映画で一番好きなんてのは正気を疑う。見所だらけで、自分としては所謂ジャッキーらしさと言うものが一番が出ている作品だと思う。

 順に物語を解説していく。

 まずは重低音とともにゴールデンハーベストのロゴが出る。

ゴールデンハーベスト

 ジャッキー好きには見慣れた光景。だが、上のマークがゴールデンハーベストの「G」をあらわしていると言うことに気づいたのは最近である。
 その後タイトルと共に超有名な主題歌が流れる。なんか自分の小さい頃はしつこいくらいにジャッキー映画がテレビでやってて、周りの友達はみんな雰囲気で唄えてた。

タイトルr

 ちなみに中国は今現在も歌のパクリ問題があるくらいパクリ大国だが、そのパクリは国外だけでなく国内でもあって、タイトルを発表してしまうとそのタイトルを先に使われて適当な映画を先に作られて権利を得られてしまうとか。それで香港映画業界にはタイトルを秘密にしておくときによく使う仮のタイトルがある。それが「A計画」。この映画はそれをそのままタイトルにしてしまったらしい。

 最初は香港軍隊の上層部が海賊に頭を悩ませているところから始まる。その海賊に対抗するための軍隊。沿岸警備隊の隊長がジャッキー・チェン演じるドラゴン。

ドラゴン

 そういえばセーラー服って元々軍服だったね。なんかジャッキーが着ると格好良い気がする。
 あまり成果が出せない沿岸警備隊、その隊長のドラゴンは陸上警察のチー総監にいやみを言われたり、その陸上警察と酒場で乱闘騒ぎを起こしてしまったり、出撃前に船が爆破される事件が起こって沿岸警備隊は陸上警察に吸収されてしまう。

 陸上警察との酒場での乱闘シーンは見所の一つ。


決闘

 陸上警察の隊長ジャガー(ユン・ピョウ)とドタバタでなんとも笑える乱闘を繰り広げる!

ジャガー

 ジャガー役のユン・ピョウについては紹介したいことがたくさんあるので後述。
 『ポリス・ストーリー』の記事で紹介したマースとタイ・ポーももちろんジャッキーの同僚のコミカルなキャラで出ている。

大口とひょうきん

 二人で宴会芸みたいのをやってた。「それ!ぴーぴー!それ!ぴーぴー!」笑 まあこれが乱闘の原因になるんだけれども。
 
 陸上警察に吸収されても正義の心は折れないジャッキー。上司となったジャガーや大口(マース)ひょうきん(タイ・ポー)と共に高級クラブに捜査に行く。このクラブでのアクションシーンもこの映画の見所の一つ。そこで指名手配犯であるチャンを見つけるが、ドラゴンとジャガー以外はやられてしまう。

ジャガードラゴン

 しかし、この二人は強い!大人数を相手にとって負けてない!!

指の骨を折ったらしい
見事な階段落ち

 見事な手摺り滑りと階段落ち笑
 ただ、この見事な手摺り滑りでジャッキーは指を骨折したらしい。
 大暴れしているところにチー総監と警察の権力者であるチョーさんがやってきて、その場を治め、ジャッキーたちは指名手配中のチャンを見つけたと言うがチョーさんにこんなところにいる訳が無いと否定され、チー総監には信じてもらえず、チョーさんへの謝罪まで求められる。

チー総監

 右の人がチー総監。ただ真面目なだけで、決して悪い人では無い。左のチョーさんは悪い人です。クソ野郎です。
 そこでドラゴンは切れる。超カッコイイシーン。ここの一連のシーンは台詞まで覚えている。

警察なんて

 「警察なんて辞めてやるぜ!これで文句無いだろ!」と言って警察手帳をその場に投げ捨てるドラゴン。
 「貴様正気でないな!?」とチー総監は驚愕する。
 ドラゴンは一瞬だけ顔を落とし、行動を開始する。

やってみたい

 幼少時にこれを見た自分はとてもやってみたいと思った。今でも思う。

マサ斎藤似のチャン。きっとコーハンの元

 隠れていたチャンをボコボコにして、チー総監の前に引きずり出すドラゴン。
 「手柄はくれてやる!責任は俺が取る!」そう言い放って、ドラゴンはジャガーの制止も振り切って出て行く。すげえカッコイイ。。。
 どーでも良い事だが、この指名手配犯のチャンはKOFのチャン・コーハンの元ネタじゃないだろうか?

 その後、街でドラゴンは幼馴染の泥棒、フェイと出会う。

フェイ

 「しばらく~」
 この笑顔。サモ・ハン・キンポーはホント良い役者だよ!!この人の紹介も後述。
 この後のフェイとライフルを巡る展開は神がかっている。
 女性を連れて悪党から逃げるアクション→自転車アクション→フェイとの共同戦線→時計搭落下。何一つ見逃せない!
 
地味に凄い

 逃げるときの斜面を駆け上がるシーン。地味に凄い。似たようなところでやろうとしてみたけど自分はできなかった。

最高のシーン

 自転車追いかけっこでの最高に笑ったシーン!俺も追っかけられてるときにコンコンってノックしてみたい!

やっちゃいけないいたずら

 これは誰でもお手軽にできる悪戯でありますが、マジで危険なんで、良い子は真似しないように。

ドラゴンフェイ2

 いがみ合いながらも息が合ってるドラゴンとフェイ。思わず顔がにやけてしまう。

有名なシーン

 そして超有名なスタント。時計台落下!!

落下1
落下2
落下3

 画像見ていただければわかると思いますが、明らかに回りにいるエキストラが3回とも違う(動画だともう明らかに落ち方が違う)=3回も落ちてるって事です。ジャッキーぱねえ。マジぱねえ。これ飛び降り自殺みたいなもんだろ。しかも、頭からヤバイ角度で落ちてる回もあるし……噂ではこのシーンを飛ぶのを決意するのに1週間かかったとか、首の骨折ったとか頭蓋骨骨折したとか。でも何が凄いってね、『ポリス・ストーリー』やったときと同じで、これやったあともそのままちゃんと演技してるんだよね。プロだ。

 それでなんだかんだで軍隊の一番上の総督を説得して、沿岸警備隊を再結成!
 海賊に武器を横流ししていたチョーを懲らしめ、チョーになりすましてドラゴンは海賊のアジトに潜入。別働隊としてやってきたジャガー、大口、ひょうきんらと、宝を盗むために海賊になりすましていたフェイを巻き込んで、大乱戦が始まる!!
 ここで特筆すべきは、海賊の棟梁である、サン兄の強さ。

ディックウェイ

 ディック・ウェイという人が演じていて、この人についても後述するが、このボス、なんとドラゴン、ジャガー、フェイの三人がかりでようやく互角と言う破格の強さ(大口を入れれば4人)。ただモンじゃない。

3人で互角

 最強トリオなんだが……

決め手ドロップキック

 どうにかフェイのドロップキックが決め手となり、爆殺することに成功(笑

爆発

 帰るときに大口に進路を任せていたら道に迷ってめでたしめでたし。いーかげんにしろ!!

 
 とまあ、アクションもコメディ部分もとても完成度が高く、何度見ても楽しめるジャッキーアクション真骨頂のエンターテイメント傑作。しかもジャッキーだけでなく、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの香港七小福三銃士の揃い踏みが見られる貴重な作品。途中に訳のわからん要らない小ネタ、茶番のシーンがあるのは香港映画の仕様です笑 愛さずにはいられない、ジャッキー映画の最高峰。

 この『プロジェクトA』以降、2000年くらいまでのジャッキーは凄かった。毎年毎年素晴らしいアクション映画を、もちろん身体を張りまくって公開していく。そして神になる。ジャッキーと同じ時代に生まれることができて、本当に良かった。


愛すべき名場面
○酒場での乱闘
○クラブでのアクション
○逃走、自転車、フェイとの共闘、時計台落下の一連の流れ。
○ラストの戦い

愛すべき名台詞
○それ!ぴーぴー!!
○「見ろ!良い女だぜ」「お前どっち選ぶ?」
○手柄はくれてやる!責任は俺が取る!!
○フェイだと!?あんなアホデブどうなろうと知ったことかい!
○このガラガラ声に覚えがあるって?どこでききやした?
○地球には間違いなく引力があるよ。
○「貴様チョーではねえな!」「だから何度もチョー言ったでしょう!」「あじゃ!」
○いーかげんにしろっ!!
 全部日本語吹き替え版ね。ジャッキーの石丸さん、サモ・ハンの水島さんはガチ。



評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓


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ジャッキー・チェンサモ・ハン・キンポー

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P.S.
ポリスストーリーのときと同じく、今回も魅力的なサブキャラクターについて語っていきます!

 サブキャラクターの枠に収まる人じゃないけど、まずはフェイ役、サモ・ハン・キンポー。

違和感無いフェイ

 左の人です。海賊姿に違和感が無い笑 この人は……どこから説明しようか……幼い頃ジャッキーと同じ劇団に入っていて、そこで優秀な7人の子役を七小福と呼んでいたんですが、ジャッキーも含めたその七人の一人です。一番年上だったのもあり皆の兄貴分となり、自己主張の強いジャッキーとはこの『プロジェクトA』くらいの時期にもありましたが、何度も衝突と仲直りを繰り返している役柄の中だけではない、リアル幼馴染です。腐れ縁とでも言うのか。何度も競演はしているし、現在はとても仲が良いです。
 ジャッキーよりも早くブルース・リーに才能を見出されて、『燃えよドラゴン』では冒頭でブルース・リーと組み手を行っている。大柄な体系ながら動きはかなり俊敏で、邦題『燃えよデブゴン』と言うパロディ映画を作ったことから、デブゴンというあだ名がある。他にも「元祖動けるデブ」とか「デブたちの星」とか、あだ名は色々。
 今は香港映画界の重鎮となり、アメリカにも進出してテレビドラマに出てアクションを披露して、かなり好評だったとか。日本で放映されないのが悲しい。
 ジャッキー・チェンの良きライバルにして良きパートナーです。この人が主演の映画もとても面白い。


 そしてこの人もサブなんて言ってられない、ジャガー役のユン・ピョウ。

じゃがー

 この人も上記の七小福の一人。幼馴染。一番年下であり、ジャッキーとサモ・ハンの仲を取り持つことも多かったらしい。ジャッキーよりも小柄だけれどアクロバティックで素早いアクションが得意で、『死亡遊戯』ではブルース・リーのスタント役に選ばれた。そのシーンは体型でなんとなく見当が付く。何度もジャッキー、サモ・ハンと一緒に仕事をし、もちろん今でも仲は良い。
 今では香港映画界の重鎮になって、半ば映画の仕事は引退してカナダに住んでるらしいが、たまにジャッキーの仕事を手伝ったりしてる。
 ジャッキー・チェンを語る上で、この映画も欠かせないけどこの二人も欠かせない存在なのです。


 海賊のボス、サン兄役のディック・ウェイ。

蝶野似のディック・ウェイ(サン兄)とチョウ

 気のせいか蝶野に似ている気がする。この人は中国の散打(キック・ボクシングみたいの)のチャンピオンで、この後何度もジャッキーと名勝負を繰り広げる名悪役。もちろんサモ・ハンともユン・ピョウとも戦ってるし、ジェット・リーとも激闘を繰り広げる。やっぱり4対1でも引けを取らなかったこの映画の役が一番印象に残っている。ジャッキーの最強の敵といったら、この人かベニー・ユキーデだろう。

 お馴染みのひょうきんと大口役のタイ・ポーとマース。

 大口ひょうきん

 左がタイ・ポー、右がマース。ジャッキー映画に欠かせないバイプレイヤーたち。ジョニー・トー映画のラム・シュー。ティム・バートン映画のヘレナ・ボナム・カーターみたいなもん。今回は結構二人して漫才みたいなことやってるし、結構目立ってます。

 最後に、沿岸警備隊総監役のラウ・ハクスンさん。

ラウ・ハクスン

 この人は撮影中に亡くなってしまったらしい。この映画でした見たこと無いけど、いまさらながらご冥福をお祈りします。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/05/04(火) 10:31:45|
  2. 映画-香港
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ご無沙汰しております。

何だかんだ言っても、これがジャッキー・チェンの最高傑作です!
ダラダラする事なく、最後まで見れます。
1984年春。●●拳シリーズに飽きた頃、この映画を映画館で見ました。ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー。そして「やけに出番が多いこの役者。見た事がないなあ。」と思ったユン・ピョウ。3人の個性が生かされた傑作です。
始めの頃の海上警察と陸上警察の格闘。
ジャッキーの自転車チェイスと時計台のアクション。
合言葉の駆け引き。
3人とディック・ウェイの格闘。
ラストの爆発場面で3人が吹き飛ばされた場面では、観客が「凄い・・・・・。」と固唾を飲んでいました。
撮影中に海上警察の長官役の役者さんが亡くなりました。香港映画専門の本には亡くなったのは陸上警察の長官役の人だと書いてありました。混乱したまま、四半世紀以上過ぎましたが、やはり海上警察の方でした。
ありがとうございます。
ジャッキーは彼に敬意を払って脚本の書きなおしをしなかったでそうですね。そのおかげで、映画がより素晴らしいものになった事でしょう!
  1. 2010/11/02(火) 20:48:36 |
  2. URL |
  3. 蟷螂の斧 #hOLFcCXo
  4. [ 編集 ]

>>蟷螂の斧さん

 やっぱりこれぞジャッキー・チェンの最高傑作って感じですよね!!何回見ても面白い。ダレる事が無い、完全に同意します!
 ○○拳シリーズってちょっと古臭い感じがするというか、似たパターンが多かったりするんですよね(^^; それらと比べたらプロジェクトAは全てが新しいように思えます。自転車チェイスとか、本当に素晴らしいです。
 合言葉の駆け引きはテレビで公開されたときにはカットされていて、DVDで見たんですが、コミカルで面白いですよね(笑
 確か脚本の変更箇所は、沿岸警備隊が復活したときに旗を上げて整列し、復活のアピールをするシーンだと聞いたことがあります。その人が亡くなってるって考えるとちょっと感動してしまうところですね。

 とにかく、この作品は本当に素晴らしいです!
  1. 2010/11/16(火) 00:55:29 |
  2. URL |
  3. 成川ジロー #-
  4. [ 編集 ]

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