成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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マイ・ブラザー

 ずっと見たかったんだけどタイミング逃して劇場には見にいけなかった作品。戦争が人を変えてしまう系の作品は好きです。


邦題『マイ・ブラザー』
原題『Brothers』
2009/アメリカ/104分
監督 ジム・シェリダン
出演 トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード

ぽs

 優秀な軍人であるサムは愛する妻グレースと二人の娘に恵まれ、幸せな家庭を築いていた。しかし彼の弟トミーはサムとは反対に良く出来た人物とは言えず、銀行強盗をして刑務所に入っていた。ある日トミーが出所する事になり、サムが迎えに行き、グレースと二人の娘、サムとトミーの両親と共に食事をするが、厳格な父親であるハンクはその場でもサムとトミーを比べ、ハンクとトミーは喧嘩をしてしまう。そんな中、サムは戦場へ行かなければならなくなり、国を後にする。そしてしばらくしてグレースはサムが戦死したとの報を受け、トミーもそれを聞きショックを受ける。トミーはいなくなったサムの代わりにグレースを元気付け、娘たちとも次第に仲良くなり、真面目な生活をするようになり家族の支えになり始める。そんな中、奇跡的な生還を果たしたサムだったが、サムは戦場での過酷な体験により別人のようになってしまい、癒されないサムはやがて家族を信じられなくなり、トミーとグレースの仲を疑い、事件を起こしてしまう。

 戦地での過酷な体験のため、人が変わったようになってしまい、ホームに戻っても家族との正常な生活に戻れなくなってしまったある軍人とその兄弟、家族のお話。自分にとってとても興味のあるテーマで、東京の映画館行って見ようと思ってたけど、タイミングが合わず見逃してしまい、DVDにて鑑賞。期待したものとちょっと違ったものではあったけど、クライマックスはやはり良かった。ただ、とにかく全体的にポップなのが駄目。こういうものにどうしてポップさを入れてしまったんだろうか。


 主人公の一人、過酷な体験をする軍人のサム。トビー・マグワイア。

トビー

 戦地にて敵の捕虜となり、生き残るために部下を殴り殺してしまう。その後、奇跡的に救出されたが、そのために
 スパイダーマンしかイメージがないトビー・マグワイアだが、熱演。ってか鬼気迫る怪演。見事に狂気を帯びてた。この人こんなに演技上手かったんだって正直見直した。前半とても人の良い顔をしてるサムが、

トビー2

 捕虜生活を過ごすうちに、こんな険しい表情に。そして帰ってきても彼が抱えた罪は全く消えず、むしろ家族と上手く接する事ができずに孤独に苛まれ、疑心暗鬼になり、爆発してこうなる。

キレ

 「人が違った様な」っていうイメージを見事に体現していたと思う。凄まじい。実際このトビー・マグワイアだけでもこの映画に見る価値があったと思っちゃった。
 軍人としてはちょっと線が細すぎるのが難点。なんかベジタリアンらしいね。


タイトル的にももう一人の主人公、トミー。ジェイク・ギレンホール。

ジェイク

 過去に銀行強盗を犯し、刑務所に入っていた弟。兄のその優秀さと、親から何かと比べられてしまうことでコンプレックスも多少ある。兄の死の報を受け、悲しみに暮れる兄の妻グレースとその二人の娘たちを支えていくうちに人間としてしっかりしていく。
 ジェイクってこういうやさぐれたというか、くすぶってる感じのアンちゃんの演技が結構ハマるだなぁとちょっと感心した。体格では完全にトビーよりジェイクの方が軍人って感じがする。ステロイド疑惑出てるけど(^^;
 
 優秀な兄と劣等生な弟の兄弟だが、この二人はバランスが取れているというか、仲が良い。

二人

 以前から巷では似てると言われていたらしいが、自分としてはトビーはオーランド・ブルームに似てると思ったんだが……

 トビー・マグワイア

トビー

 『ブラック・ホーク・ダウン』のオーランド・ブルーム

オーリー4

 『ジャーヘッド』のジェイク・ギレンホール

ジェイクジャーヘッド

 ジャーヘッド(海兵隊カット)にすると皆似てるだけかもしれませんね笑
 まぁジャーヘッドにしても似てない人は似てないけども。
 『処刑人Ⅱ』のロミオ役だったクリフトン・コリンズ・Jr

ロミオ

 サムの上司として出てくる。が、最初誰だかわからなくて、言われて気づいた。他の皆と似てないどころか本人かどうかもわからんかった笑 


 この物語の裏主人公とも言える、サムの妻、グレース。ナタリー・ポートマン。

ナタリー

 サムの死をきっかけにトミーと仲良くなり、娘たちもトミーを慕うようになるが、その状況を奇跡的に生還したサムに疑われ、それでもサムを信じようとする健気な妻。
 綺麗過ぎるわ。美人なのがネタになっちゃったのか、作中でも何度も美人とか言われてるし、しかも凄い良い人。夫を支える理想の妻。こんな人が奥さんで、長く離れている間に仲良くなかった人と仲良くなっちゃったらそりゃ夫は気が気で無いかもしれんね(^^; ナタリー・ポートマンは演技も凄い熱心だし、顔も良いし、特に悪い噂聞かないし、なんか世界トップの女優って感じになったな。『レオン』の頃から輝いていたけど、ここまでになるとは考えられなかった。ちなみに、自分はあんまり日本の女優に興味が無いと言うか、芸能人に疎いので、「好みの女性のタイプは?」と聞かれるとだいたいナタリー・ポートマンと答えています笑


 サムとトミーの父親のハンク。サム・シェパード。

サム

 元軍人で、優等生のサムと劣等生のトミーを事あるごとに比べてしまい、トミーとは犬猿の仲になっている。この人が悪いっちゃ悪いが、後半では割と和解するのが良かった。
 サム・シェパードはこういう元軍人とかの役が良いよね。役柄固定されちゃってる気がするけど。

 あと、画像は無いんだけど、メインキャラに二人の娘がいて、その娘の存在は現在の状況に残酷にも素直な言葉を漏らしてしまう存在としてかなり大事。娘と、妻、家族のために部下を殺してまで生き延びて帰ってきたのに、上手く娘達と付き合えないサムの姿は悲しかった。


 戦争の体験というものは今の平和なアメリカの一般家庭からすれば、それは戦いの為に日々訓練し、備えている軍人であっても例外無くトップレベルの非日常の暴力体験であり、目の前で簡単に人が死に、自分の命も危険にさらされている状況下のストレスというモノは半端無い。簡単に人を変えてしまう程の強烈なパワーがある。それを受けた人間がどうなるかがテーマになってるものだと思ったのだけれど、時代設定のせいか、サムが体験した状況はただの戦争体験ではなく、そのなかでも極端に特殊な体験であり、ちょっと思っていたのと違うなあと思っていた。自分が思っていたのは「家族の下へ生きて帰るために、敵国の人間にも家族がいることを知りながらも残虐な行為を行い殺し続け、どうにか帰還する」というもので、「敵国の捕虜となってしまって成り行き上同輩である部下を殺す事を要求され、家族の下へ生きて帰るためにそれを実行してしまう」と言うのは、より苛烈な体験であり悲劇性と事件性は増すが、一般的な戦争体験とは言えないと思うし、そのために「戦争」と言うものの中心から少しずれている気がする。なんか違うなと言う印象。まぁ戦争ってとても広い言葉だから、戦争体験もそりゃ広い意味を持つか。
 そして個人的にはタイトルを『brothers』とするよりも、兄弟を含めた『family』にすべきだったかなと思う。確かにトミーとの絡みが重要な話になってるが、それ以上にサムは家族のために生きて帰ってきた訳なので。

 この映画の核となるサムとトミー、サムとグレース、トミーとグレースのそれぞれのシーンの役者の演技が非常に良いだけに、その他のシーンがやたらポップで今風のPVみたいな感じになっちゃってるのが残念。サムが狂乱するクライマックスのシーンももうちょっと長く見たいと思ってしまうくらい短く感じてしまったので、全体にその他のシーンのポップさが侵食しちゃってる感じがある。バランスが悪い。

 サムの紹介のところにも書いたが、トビー・マグワイアの演技だけでも見る価値はあるし、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンもかなりの良配役ではある。ラストのトビーとナタリーの演技も凄い良い。スザンネ・ビア監督のデンマーク映画『ある愛の風景』のリメイクと言う事だが、元もこういう脚本なのかな?戦争モノと言うよりは家族モノだと思った。


愛すべき名場面
○クライマックスとラストシーン。

愛すべき名台詞
なし

評価
★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


マイ・ブラザー [DVD]マイ・ブラザー [DVD]
(2011/02/02)
トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール 他

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  1. 2011/06/20(月) 15:51:21|
  2. 映画-洋画
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  4. | コメント:0
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女性に弱い。
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