成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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Dot the i ドット・ジ・アイ

 最近更新が滞っていてすいません。これも1週間以上前に見た作品です。
 専門の友人からおススメを借りて鑑賞。その人の作った作品、その人のおススメの作品を見ると、その人と直接話す事と同等かそれ以上にその人の一面がわかると思う。まぁ単純に他人のおススメを見るのが好きってのもあるんですけどね。
 とりあえず、この作品はネタバレが大きな意味合いを持ってしまうので、未見の方は注意してね。一応このブログのタイトルにもあるけど、ネタバレ有りのブログなんで。


邦題『Dot the i ドット・ジ・アイ』
原題『dot the i』
2003/アメリカ・スペイン・イギリス/92分
監督 マシュー・パークヒル
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル、ナタリア・ベルベケ、ジェームズ・ダーシー、トム・ハーディ、チャーリー・コックス

ポスター

 優しくて裕福であるバーナビーと言う婚約者との結婚を控えるカルメンは、女友達だけで集まって最後の独身生活を楽しむ「ヘンナイト」で、レストラン内でもっともセクシーな男性とキスをするというイベントに参加する。しかし、カルメンはそのときのキスに運命的なものを感じてしまい、キスの相手であったキットに強く惹かれてしまう。キットもまたそのキスに今までに無かった感情を抱き、カルメンに会いに行って思いを告げる。カルメン、キット、バーナビーの三角関係はそれぞれの運命を狂わせ、思いも寄らぬ展開へと進んでいく……。


 あらすじだけ読むとベタベタな恋愛映画に聞こえてしまうが、前半と後半で全く違う味を持ち、入れ子構造にしたような映画になっている。ある意味前半と後半で違う映画になっている『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に近いものがある。後半の展開を予測するのは、多分不可能なんじゃないかと……自分は何の前情報も無しに見たから当然の如く予測なんてできずに超展開気味な物語に翻弄されてしまった。良い意味で。

 主人公は多分、どっちかって言うと男の方かな。
 ビデオカメラが趣味で、カルメンに運命的な一目惚れをするキット。ガエル・ガルシア・ベルナル。

キット1
キット2

 売れない役者をやっている青年。運命的な一目惚れと書いたが、実際一目惚れはあったと思う。そんで「偶然」の上位互換が「奇跡」で、「必然」の上位互換が「運命」なら、間違った事は書いてないよね。それは思いっきり仕組まれたものだけれど、キットは本当に惚れちゃってたんだと信じたい。
 ガエル・ガルシア・ベルナル。名前を詰まらずに言えるとちょっと格好良いし気持ち良い笑 『モーター・サイクル・ダイアリーズ』と『バベル』しか出演作は見てなくて、良い演技するとは思ってたけど『モーター・サイクル・ダイアリーズ』の方はガエルって言うよりもチェ・ゲバラとして見てしまったからか、『バベル』のイメージが強く、お髭のイメージがあったから、この作品ではやけに若々しく見えた。

バベルガエル

 まぁ髭があろうが無かろうがどっちにしろメチャイケメンであることに変わりは無いと思う。


 ヒロインって言うか、もう一人の主人公、中心人物のカルメン。ナタリア・ベルベケ。

カルメン1
カルメン2

 キットとバーナビーの間で悩む女性。なかなか豪快な性格をしているが、物語の街に来る前に付き合っていた男が酷いヤツでそのことがトラウマになっている。運命に翻弄されるが、一目惚れは本当だったと思う。ただ、作中の展開の速度のせいで、カルメンがバーナビーのところを飛び出してキットのところに行きSEX。その後急に「あんな優しい人を裏切るなんて!」とか言い出してトラウマがどうこう言い出して再びキットを捨ててバーナビーのところへ走るシーンは、どうしてもわからない。わからないというか、クソエゴイストファッキンビッチだと思う。身勝手すぎる。これを女心と言うならば、そんなも絶対にわかりたくないなと思う。ってか下世話な話になるが、女にも賢者タイムあるのかよwwwって思っちゃった。
 ラテン系でとても美人だと思う。個人的にはメチャ好み。他の映画で全然見たこと無いけど、こんだけ美人なら出ててもいい気がするんだけどな。ロドリゲス作品とか見てても思うんだけど、ラテン系美人さんはセクシーな上に格好良くて好き。

 このキットとカルメンの恋愛は、もっとシリアスなメロドラマだと思っていたんだが、かかる音楽や映像がやたらポップでテンポが良くて、意外に楽しめる。

ホテルで泥棒

 二人が走って逃げるシーンとか、本当にテンポが良くてポップで、撮り方も演出もいちいち面白い、メキシコ・スペインを舞台にした映画にありがちな古臭さみたいのが無くとても新鮮だった。編集良いなと思ったら編集は『スナッチ』のジョン・ハリスって人だった。なんか納得笑 ちなみに『キック・アス』の編集もこの人。良い。


 そしてある意味真の主人公。カルメンの婚約者のバーナビー。ジェームズ・ダーシー。

バーナビー1
バーナービー2

 優しくて金持ちでイケメンと言う、もう「愛」って言葉を巧みに使わなければキットに勝ち目は無いってくらいの完璧超人。でもまぁ、そんな金持ちならではの誰もわかってくれないみたいな悩みを抱えている……かと思いきや、まさかのプロデューサー兼監督兼主演でこの三角関係をドッキリとして組み立て、映画化して賞を取るという黒幕。本名はフォードって言う名前っぽい。所謂映画の中の映画。いやぁ、見事に騙された。前情報無かったら絶対気がつかないよ。カルメンを完全に手の平で躍らせた手腕は凄い。恐ろしい。
 この役者さんも初めて見たんだけど、他なんか出てる?ジョシュ・ハートネットにちょっと似たイケメンだと思う。


 キットの友人の二人、トムとテオ。トム・ハーディとチャーリー・コックス。

友人

 左がトムで右がテオ。友人兼……なんだろう、制作兼助監督兼撮影とか、なんでもかんでもやっていると思う。この二人もバーナビーと一緒で人道的に悪い奴なんだけど、彼と違って何だか憎めない笑
 ってかトム・ハーディかよ!若いよ!!若いっつーか細い……でも確かに『ロックンローラ』のときはそんなに大柄には見えない感じだったな。『ブラックホーク・ダウン』のときは戦闘服にヘルメットだから全然わからなかったし。こんなところで見れるとは驚き。『インセプション』出て、クリストファー・ノーランに気に入られてバットマンの最終作の悪役に抜擢されて、いまや時の人だもんなぁ。

 ちなみに、『ブラックホーク・ダウン』のトム・ハーディ。ネルソン(ユエン・ブレムナー)と一緒に部隊から置いてかれちゃうトゥオンブリー。

ha-dhi2.jpg
ハーディ

 『ロックンローラ』のトム・ハーディ。ハンサム・ボブ。

ロックンローラハーディ

 『インセプション』のトム・ハーディ。凄腕の偽装師のイームス。

インセプションハーディ

 だんだん太ってきたか?笑 まぁ貫禄が付いてきたってことか。

 バーナビーが自殺したところから物語が超展開を起こして全部ドッキリでした。リアルな演技を追及するためのつくりのあるお話でした!ってなる。『おと な り』のコンビニのあの人みたいですね。クソどっきり企画。吐き気がするほど。正直見ていて「おいおいどうなるんだこれ?」と狼狽した。だけど、さらにその先のさらに先があって、それは素晴らしかった。カルメンとキットの復讐。良いね。そりゃ許さないわ。自分は例えば結婚とか、人の人生で人道的にドッキリとか嘘をついてはいけない場面と言うのがいくつかあると思うんだけど、これはもはや人でなしの所業。そりゃ復讐もされますよ。

 ってか、バーナビーもどうして復讐されない、むしろ感謝するぜ!とか思い込んじゃってたんだろう……。ネタバラシやったその場でぶっ殺されても文句言えない気がするんだけどな。

 どうでも良い余談だけど、こういう事態が起きたとき、一つの、かなり有効な解決手段として暴力ってのがあるんだけど、それを使ったらどうなるんだろう?っていつも考える。物語ではこういうのは非力な人が貶められるけどさ。とりあえず無いけど、もし自分がこういう恋愛絡みでドッキリとかさせられたら、絶対にそれを企てた犯人の一生を打ち壊すほどの暴力を加えると思う。衝動的に。ちょっとバーナビーは最後の最後で考えが足りませんでしたね。

 それらドッキリの伏線として物語中キーアイテムとしてビデオカメラが出てきたり、ビデオカメラの映像になったりして、色々上手く置かれている。そこら辺は見事。台詞回しにしても映画と人生。「人生は映画とは違う」とかオチを考えるとなかなかスリリングな台詞を言ってたり(映画『卒業』の台詞らしい)、「カメラは、人を騙しはするが、嘘はつかない」なんてこの映画の仕掛けの核心をついてるような台詞もあったりして、考えてみると面白い。
 タイトルも劇中でカルメンが「キスは、i に点を打って愛という言葉を完成させる」見たいな事を言って説明しているのだが、これの元ネタはフランスの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の台詞らしく、それをカルメンは英語で言ってて、キットに「LOVEには i はないよ」(フランス語で考えないと意味が無い)といわれたりするやり取りがあるのだが、もう一つの意味合いとして慣用句である「dot the i's and cross the t's」からの引用で、「i」と「t」の文字は似ているからちゃんと区別するように正確に「i」には点を打ち、「t」には横線を引かねばならない。 → 細かいところに注意を払う。細部にまで十分気を配る。といった意味を持つらしい。タイトルでもう「注意深く見ろよ!」って言ってらっしゃった見たいですね。全然慣用句とかしらないでごめんなさい(^^;笑

 とにかく、これでもかって言う仕掛けの多さと、思ってた以上にポップでテンポの良い映像、音楽に自分は割りと満足できた。やっぱり騙す映画は見事に騙されちゃうとホント楽しめるね。良い気分。二回目見たらまた面白く見れそう。最後とか、絶対カルメンも取り調べうけるとは思うんだけど……銃を焼却炉みたいなところに捨てたから大丈夫なのかな?硝煙反応は割と残ると聞くが……。まぁいっか。そういえばこの映画ジャンルはどうなるんだろう??恋愛メロドラマサイコスリラーバックステージサスペンスかな?
 この監督は短編で色々賞を取ってこれが長編デビューらしいんだが、その後聞かないな……もう一作くらい見てみたい。


愛すべき名場面
○キットがカルメンにいきなりぶん殴られる再会シーン
○キットとカルメンがホテルでただ飯食って走って逃げるシーン
○ネタバラシ
○ラストの復讐


愛すべき名台詞
○人生は映画とは違う
○カメラは、人を騙しはするが、嘘はつかない

評価
★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


ドット・ジ・アイ [DVD]ドット・ジ・アイ [DVD]
(2005/04/08)
マシュー・パークヒル、ガエル・ガルシア・ベルナル 他

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  1. 2011/03/15(火) 21:26:10|
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成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

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五つ星=★★★★★が最高評価です。

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