成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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第14回水戸短編映像祭 コンペティション部門

 第14回水戸短編映像祭コンペティション部門の感想です。

 水戸短編映像祭コンペティション部門というのは、水戸短編映像祭の最終日に行われる短編自主映画のコンペで、現役の映像系の仕事をしている人たちに審査員をしてもらい、グランプリと準グランプリを決めます。去年から引き続き鑑賞。今年はお客さんが多かったように思えました。


 まずは作品それぞれの感想。

○Sprechchor 40分/多久間知宏
 2009年12月。不況下の東京。閉塞した状況の中で、ささやかな自由や幸福を願う若者達、プラス猫。それぞれに異なる思惑を抱えて右往左往する彼らが、偶然に交錯したある一日の話。

 最後意外は割と好きなんだけど、このタイプの映画ならラストちゃんとお話を終わらせて欲しかった。こういうタイプの映画がラストがわけわかんないまま終わると自分は困る。駄目男にもひたすら腹が立つ。あとは、最初の方のキリストがどうたらへのアンチみたいのがこの映画にあまり上手く絡んでいなかったように思えた。
 良かったのは清子のドイツ旅行を、おそらくマジでドイツに行ってロケしてきたこと。実際ドイツでやる必要ないだろwwwだがそこが良い!!ってか物語に全然関係ないキャラなのに清子が美味しすぎるwww
 映像が異様にちかちかして見えて目が疲れた。自分だけだろうか?


○マイ・サンシャイン 48分/頃安祐良
 シンガーソングライターを目指している男。男と付き合ってる香奈恵。男の前に突然現れたユキ。男と、女と、女。このロクでもないことが起こりそうな組み合わせは、…実際、そんな感じ。

 個人的にはこれが一番だった。準グランプリ取ったね。救いはないけど、一番楽しめたし、まとまっていたし、役者さんの演技が上手く、さらにメインキャラ3人ははまっていたと思う。講評時に審査員の方が言っていた通り、確かに高校生3人は浮いていた。最後の暴力シーンもこの高校生の攻撃が手加減してるのまるわかりというか、もっと上手く撮れただろって思うし。ちなみにそのシーンでは『最強伝説黒沢』を思い出した。
 惜しいところはラストの方の主人公と香奈恵が仲直りするのか?っていうシーンで、綺麗なシーンなのに後ろに普通にランニングしてるおじさんとかが映りこんでしまっていたのと、香奈恵の最後のドロップキック。リアルさを求めるならドロップキック自体が異質。ドロップキックにこだわるならドロップキックの練習不足というか、高さが残念すぎる。そこはドロップキックを使うならこだわってほしかった。中途半端。。。
 どーでもいいことだが、香奈恵が好みです。惚れた笑 


○東京道程 34分/坂下雄一郎
 地方に存在する芸術大学の学生である塔子は、東京へ行く決意をする。お金も無い、車も無い、一緒に行ってくれる友達もいない。そんな塔子は、いろんな男達を乗り越え乗り越えどんどんどんどん東京へ向かう。

 去年の『憂鬱ロケット』と雰囲気とか色々似てるなぁって思ったら、同じ監督だった。地方からの東京への思いとか、そういうの全然変わってないぞ(^^;
 出てくるキャラが結構良かった。風景描写も好きだし、遠目から田んぼをひたすら歩き抜ける主人公を撮る構図とかも好き。去年の『憂鬱ロケット』もそうだけど、自分の好きな良い感じの映画。ただ、もうちょっとギャグとかのテンポ良く出来たと思う。物語の事件として置いてる、いきなり拉致られて縛られてたって言う状況の見せ方もあんまり上手く使えてなかったと思うし、ちょっと煩雑だったかな。


○浴槽と電車 33分/甲斐博和
 別れを決めた妻。受け入れられない夫。二人の関係を修復しようと上京した、男の妹。誰もが空回りして、思いもよらぬ方向に物事が進んでいくなか、つぼみがほころぶようにゆっくりと、希望が芽生えていく。

 構図も綺麗だし、浴槽周辺のシーンは良いんだけど、最初のシーンが妹役の人が海で踊ってるってシーンで、そこだけちょっと不思議な感じなのに後はとても現実的な話だったから、映画に入るのに自分は手間取って最初の方がどんな話だったか記憶が曖昧。
 悪くは無い。ってかグランプリでした。


○FOR YOU 22分/佐藤健人
 丹下は高校時代から一途に愛子の事を想い続けて来た。想いが成就し、長い間同棲生活を送ってきたが、最近は亀裂が生じている。丹下は最後の愛情表現として、愛子を嬲り者にした男たちへ復讐をする。

 ギャグだと思うんだけど、ギャグのキレが良くなくて、やってることもブラック。ギャグって言うのがわかりにくくて、笑って良いのか悪いのかわからなくて、楽しみづらかった。もっとはっきりとギャグってわかるつくりにして欲しい。ギャグじゃなかったらごめんなさい。僕がひねくれてるだけです。
 ラストは酷いwww
 顔出しNGらしく、監督が劇中の被り物を被って出てきたんだけど普通にパンフには顔が乗ってて、やっぱりギャグがわかりにくかった。桜庭みたいにどっちが本人だかわからないように出てきて、直前でマスクを脱ぎ捨てるパフォーマンスの方が良いんじゃないかな。


○気球α号の墜落 32分/水本博之
 近未来、天変地異によって風土が歪む。都市の再建の際、境界に壁が設けられ、人の往来は制限されたある町で、バンドを抜けると言い残して実家に帰った男。彼を迎えに行くため、残されたメンバーは気球を作って旅に出る。

 説明文読んでとても期待していたんだけど、設定がただ付けただけで全く活かせてなく世界観の作りこみはまるでできてなく、音周りも酷い、物語もわけわからない、笑えもしない。この作品だけやけにクオリティが低い。クオリティが低すぎて普通の大学のサークルとかの上映会でこういうのを見せられたらまだ好意的に見れるんだけど、このクオリティで入選させちゃ駄目でしょ。実験的なことをしているのだけは認めるけど、もっと頑張ってよと。色んな意味で他と違う異質な作品だった。良くも悪くも悪くも。してないと思うけど、この監督にこれで満足されたらいかんもん。
 最初の文字での世界観の見せ方と、公安が出てきたりして押井守が好きなのかな?って思った。なんか『人狼』っぽく見えた。


○Mr.バブルガム 13分/片岡翔
 リストラ、そして借金に悩み、公園で遺書を書いている宇佐美。それを双眼鏡で盗み読む女子高生、ヒノコ。ポエムクラブのヒノコのダメ出しを受け、二人のステキな遺書作りが始まる♪

 映像のクオリティが異様というか、自分の目には女の子がCGっぽく見えて目を疑った。ってか多分この日、自分の目は疲労かなんかで限界きてたのかもしれない。
 キャラがとても良いんだけど、もっと遺書作りのシーンをちゃんと描いて欲しかったのと、突然宇佐美の方が変態的になるのがわからなかった。
 字幕をつけていたが、最後の詩は英文にしてもちゃんと詩として成り立つものだったのだろうか?

○勝子 35分/竹内洋介
 雪山に囲まれた小さな街。心臓疾患を抱えた勝子は激しい運動や恋愛が禁じられながらも、生きる道を模索し続ける。そんなある日、小学校時代の同級生・哲也と出会い、かつての恋心を芽生えさせ始めるのだが。

 映画だけでは主人公の勝子のおかれてる状況がちょっとわかりにくかった。説明文読んで、ああそういうことなのねってなった。恋愛が禁じられてるとか、わからんよ(^^;
 司会の人がひたすら絵が綺麗と言っていたが、撮ってるいる風景は綺麗なんだけど、カメラが悪いのか画質が荒くて勿体無かった。ドラマとしての描き方はかなりのものだと思う。準グランプリでした。



○総評
 去年がやけにクオリティの高いちょっと固めな作品が多かったからか、今回は全体的に自主映画っぽく、中二的な映画が多かったように思える。なんでか「駄目男」「東京への憧れ」「童貞」「就職」「夢追い人(ミュージシャン志望、小説家志望、芸術家志望など)」などのキーワードばかりが目立った気がした。今の世相が関係しているのだろうか。自分としては、何か芸術文化関係で仕事に就こうとしている人(自分もそうだが)を良い意味でも悪い意味でも特別扱いするのは嫌というか、何か違うと思っているので、内心ちょっと嫌だった。
 こういう映画祭の楽しむスタンスとして、自分は賞を取るようなアマチュアの中でのトップクラスのクオリティってどんなものか?って言うのを見たくて、刺激を受けたくて来たもんだから、『気球α号の墜落』に関してはとても厳しい評価しかできなかったというか、楽しむことができなかった。
 審査員の講評で富永監督が控えめになったりせずにバリバリとトークしてくれたのは嬉しかった。ああいう率直でストレートな意見をたくさん聞きたいもんね。そのせいで他の審査委員の方々が遠慮しちゃった感はあるけれど笑 とても良かった。






 以下、受賞監督招待作品

○体温 25分/今泉 力哉(第12回水戸短編映像祭グランプリ)
 合コン後、自転車が撤去されていた童貞の町田は、同じく撤去されていた女性・千葉を家まで送ることに。

 とても良い「童貞」映画(笑) 体温を感じるシーンは『バッファロー'66』のベッドのシーンに通じるものがあるなぁと思う。良い。
 とても良い作品だった。で、なんでか自分はこの人と去年の招待作品にあった『琥珀色のキラキラ』の監督を同じ人だと思い込んでた。なんか絵の質感が似てた感じがしたのかな?自分でもなんでだかよくわからない(--; ごめんなさい。


○STORY OF MONSTER  36分/荒船泰廣(第13回水戸短編映像祭準グランプリ)
 女になった兄は、昔の思い出を次々に忘れていこうとした。昔のことを自分しか覚えてなくなったとしたら、あの頃の兄はいなかったことになるのだろうか、と弟は思った。

 終盤までは好きです。でも、終盤の急展開についていけず口は開いたままになり、そのまま頭が追いつかずに終わりました。すごいなこれ。なんか『バタフライエフェクト』みたいな、弟の特殊能力みたいなもんかね?過去を変えたら今も変わりましたみたいな。とにかく、終盤がわからなかった。



○オープニング映像
 去年のグランプリの人が作ったらしいのだが、良かった。ってか去年のOP映像が「え?今のOP??」って感じのものだったので、何か安心した。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/09/21(火) 16:02:34|
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