成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

クリクリのいた夏

 友人のおススメで視聴。これと『ピエロの赤い鼻』を勧められたんだが、なかなかどうして、良いセンスしてやがる笑
 ってかフランス、ドイツ、イギリス辺りの映画もその他の映画と言うジャンルにして、洋画はアメリカの映画って事にします。そうすると『レオン』とかアメリカとフランスの合作だからどっちに入れるか迷うけど、まぁ監督の国籍とかも要素に入れて考えますわ。


邦題『クリクリのいた夏』
原題『LES ENFANS DU MARAIS』
1999/フランス/115分
監督 ジャン・ベッケル
出演 ジャック・ガンブラン、ジャック・ヴィルレ、アンドレ・デュソリエ 、ミシェル・セロー、イザベル・カレ、マルレーヌ・バフィエ、エリック・カントナ

ポスター

 フランスのある地方の沼地に住む駄目親父の貧乏な一家と、戦争から復員してたまたま沼地やってきた男、そしてその友人達のその日暮らしの日々の思い出を描いた映画。

 こういうのジャンルなんて言うんだろう……とにかく綺麗で、キラキラしていて、涼しげで、心温まる何とも言えない雰囲気があります。好きです。特に何かが起きるわけでなく、淡々と話は進むから刺激を求める人には物足りなく映るだろうけど、こういうのも映画のジャンルとして堂々とあるべきものだと思う。


 復員兵の主人公、ガリス。ジャック・ガンブラン。

ガリス

 誰からも好かれ、何でもこなせる器用な男性。復員後に当てもなくふらふらと沼地にやってきたら偶然沼地にある家の老人を看取ることになり、そこの家を継ぐ事になった。戦争では激戦区に送られて相当悲惨な体験をしたらしく、戦争のことは話したがらない。少し影がある。が、過去が描かれる事はほとんど無いので謎の男。優しくて気が良くて本当に格好良い。


 ガリスの相棒と言うか、依存している沼地の駄目親父、リトン。ジャック・ヴィルレ。

リトン

 嫁に逃げられ子供の世話も上手くできず、酒をあおり主人公に依存して生きてる駄目親父。主人公が沼地を出て何処に行ってもやっていけることを十二分に承知しており、いつか主人公が沼地を去る日が来ることを恐れている。すぐ諦めすぐ文句を言いすぐ機嫌を悪くするトラブルメーカーなんだけど、本当に駄目なヤツなんだけど、でもどこか憎みきれないところがある。
 演じているジャック・ヴィルレは『ピエロの赤い鼻』でも良かったが、今回も良い。駄目親父が似合うな。2005年に亡くなられていたらしい。本当に惜しい人を亡くしたもんだと思う。こんなに味のある駄目親父他にいないぞ……。

 この二人が主人公。このコンビが良い。仕事はガリスばっかりがちゃんとやって、リトンの方はさぼってばっかりだったり、ミスして大変な事になったりする。そのやりとりが見ていて面白い。

 それと頻繁に沼地にやってくる二人の友人がいる。
 働いたことがないと言う富に恵まれた家に生まれたアメデ。アンドレ・デュソリエ。

アメデ

 そして、沼地出身で一代にして成り上がった富豪のペペ。ミシェル・セロー。

ペペ

 アメデの方は富に恵まれて何不自由の無い豊かな生活をしているはずなのだが、そこの自由を見出せず、沼地で自由気ままに暮らす二人に憧れを抱いている。神経をやられてしまった妹がいたりして、両親とも上手くいってないと言う事もある。
 エスカルゴ取りに付いていったときのアメデの「自由とは好きなように時間を使う事だ。何をし、何をしないのか、自分で選び、決めることである。」と言う台詞は、そのときに「来て良かった」と何度も言うのと相俟ってとても印象に残る。リトンの方は常にお金が無くて困っているので逆にアメデの暮らしを羨ましがっていて、その互いの想いすれ違いは考えてみればちょっと複雑。自由を得るには代償が必要となるって誰かが言ってたけど、まさしくそれなんだよなぁ。

 ペペの方は、今ではお金持ちになったが、お金持ちらしくしなければいけない生活の事をとても面倒に思っていて、昔の沼地での暮らしに想いを馳せて、沼地に住む主人公達をやはり羨ましく思う。上流階級の暮らしに馴染めないんだろう。
 なんというか、自由に限らず、何かを得ると言う事は何かを失うと言う事だって誰かが言ってたし、一長一短、難しいところだよね。そういう人たちが寄り添って集まって生活してるのが面白いんだけど。


 タイトルにもなっている駄目親父の末の娘、クリクリ。マルレーヌ・バフィエ。

クリクリ

 そばかすが可愛いのぅ。。。可愛い以外の言葉が思いつかないくらい可愛い女の子。一応タイトルに名前が載ってるように、物語はこの女の子の思い出というスタイルを取っているがあまり出番は無いし、本来のタイトルを訳すと『沼地の子供達』らしい。あの集まってくる大人たちも「子供」として数えていいのかな。

 一つだけ大きな事件と言えば、リトンがボクサーのチャンピオンを怒らせてしまって命を狙われる。
 そのボクサー、ジョー。エリック・カントナ。

ジョー

 このボクサーのジョーとリトン一悶着起こして命を狙われたりするんだが、このジョーが短気だったこともあるけど、どう考えてもリトンが圧倒的に悪くて、ジョーが可哀想で仕方が無い(^^; 作中一番かわいそうなキャラだけど、まぁ終わり良ければ良いのかな。

 あとは、主人公が季節の歌を歌いに街に来たときに出会ったマリーに恋したり、クリクリがペペの孫に一目惚れしたり、周囲でちょっとした事件は起こるんだが、基本的に沼地での生活の様子を描いている。
 そういうところに良いシーンがたくさんある。夜に町に歌を歌いに行ってマリーと出会うシーン。黒人にリトンがびびるシーン。かえる釣りのシーン。エスカルゴ取りのシーン。沼で集まって音楽を聴くシーン。など、本当に綺麗な映画だわ。
 ジョーとの馴れ初めとかラストも、思わず微笑んでしまう爽やかさ。

 一つ自分が欠点に思えたのは、ちょっと長かった気がするところ。こういう映画は100分以下がベストだと思う。個人的な尺度だけどね。

 ちょっと良い気分になりたい人におススメできる映画。良いよ。最後だけど音楽も良い。予告編だけでも見てみ。


愛すべき名場面
○街で歌を歌うシーン
○黒人にびびるリトン
○マリーとの出会い
○マリーと再会
○エスカルゴ取りのアメデとのやりとり
○カエル釣りの名人
○ジョーとリトンの結末
○ラストシーン

愛すべき名台詞
○俺達は最後の自由人だ

評価
★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓


クリクリのいた夏 [DVD]クリクリのいた夏 [DVD]
(2001/02/23)
ジャック・ヴィルレジャック・ガンブラン

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/09/10(金) 16:50:06|
  2. 映画-その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<トイ・ストーリー3 | ホーム | ボルト>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://nestofdragon.blog130.fc2.com/tb.php/108-58b6835f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

評価は
★=1
☆=0,5
五つ星=★★★★★が最高評価です。

yahoo映画も登録してます↓
http://my.movies.yahoo.co.jp/profile-h5Bi36CCZy9hq1y7A4EjP_5.bwtX

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
映画 (7)
演劇 (2)
プロレス (0)
格闘技 (0)
映画-香港 (24)
映画-邦画 (22)
映画-洋画 (33)
映画-その他 (11)
目次 (6)
プロレス-WWE(WWF) (0)
格闘技-ボクシング (0)
格闘技-K-1 (0)
格闘技-総合 (0)
小説 (1)
アニメ (11)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。