成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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怪盗ブラック・タイガー

 三池監督の快作『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』のオマージュ元になってると言う噂を聞いたので鑑賞。それは凄まじい世界だった。


邦題『怪盗ブラック・タイガー』
英題『Tears of the Black Tiger/Fa talai jone』
2000/タイ/114分
監督 ウィシット・サーサナティヤン
出演 チャッチャイ・ガムーサン、ステラ・マールギー、スパコン・ギッスワーン、エーラワット・ルワンウット、ソムバット・メタニー

ポスター

 農民の少年のダムは、ある日引っ越して引っ越してきた富豪の娘のラムプイと知り合い、その後離れ離れになるも10年後に大学で再開し恋に落ちる。しかしダムは父親の仇を取る為にファーイ率いる盗賊団に入り「ブラックタイガー」の異名を取る凄腕となり、ラムプイは父親の希望で警察署署長の息子ガムジョンと婚約することになり、二人の立場は相容れないものとなってしまう。そんな中、盗賊団撲滅を指揮するガムジョンを捕らえたダムだったが、ラムプイの婚約者であることがわかると逃がしてやることにし、それを相棒のマヘサンに見破られ、組織にも警察にも追われる立場になってしまう。

 お話は、身分やら立場の違いによる悲恋の話をベースにした得に捻りの無い物。捻りがあると言うか、この映画の注目すべき点はお話ではなく世界観一点にある。最初に二人の約束の場所で、サーラー・ロウ・ナンと呼ばれる伝説が伝わる小屋が登場するのだが、

約束の場所すごい世界色

 このビジュアルである。彩り豊かと言うか、ものすげえ色合いの世界である。この世界の色合いはここだけでなく、普通に撮ってるところもあるけど、たいだいずっとこんな感じ。この画像は曇りだからまだわからんかもしれんけど、太陽が出てるときなんかはこうなる。

オマージュ元

 車の中のシーンは外がモノクロ。

外は白黒

 すんごい世界。「こういうのもありなんだ」と思ってしまう。確かに印象は強くて、『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』のオープニングでオマージュされたのはわかるが、正直この世界観のまま最後までやられると、飽き飽きしてしまう。
 しかもこの世界観で、他は特筆すべき部分は無く、アクションなどはまぁ頑張っている程度で、物語がクソ真面目なもんだから、最後までこのスタイルを面白くて悪ふざけ的にやっているのか、大真面目にやっているのかわからない。タイで西部劇やりたいって考えた監督とプロデューサーか何かが、

A「西部劇やりたいけどさ、俺らの住んでる土地って、ああいうだだっ広い荒野みたいな感じのところ無いよねー」
B「じゃあ全部セットでやって変な色にして誤魔化せば良いんじゃね笑」
A「ちょっとやってみようぜ!」

 みたいな会話をして始まったんじゃないかと思ったんだが、それにしては悪ノリ感が無いから、上手く楽しめなかった。アジア人が西部劇をやるってだけでそれはもう不真面目に見えてしまう部分があるのだから、コメディ方向に持っていった方が楽なんだけど、あえて真面目に突き進んでみたらやっぱり収まるところに収まっちゃったって感じ。

 役者の人たちも至極真面目。
 主人公のダム。チャッチャイ・ガムーサン。

ダム

 主人公だけど、基本しかめっ面で、凄い楽な気がする笑


 ヒロインのラムプイ。ステラ・マールギー。

ラムプイ

 こいつがもうちょっと考えて行動してれば、悲劇は免れたんじゃないかと思う。


 ダムの相棒、マヘサン。スパコン・ギッスワーン。

マヘサン

 三枚目っぽい脇役かと思ったら友情物語やったり、ライバルやったり、悪役やったり、かなり良いキャラだった。


 盗賊団のボス、ファーイ。ソムバット・メタニー。

ファーイ

 この人がなんで簡単にダムを捨てちゃったのかわからんかった。結構絆あったみたいなんだけどな。ダムの忠誠心もちゃんとあったし。


 ラムプイと婚約するガムジョン警部。エーラワット・ルワンウット。

ガムジョン警部

 融通の効かない、駄目な人。ってか、ラムプイの名前を出したらブラックタイガーに命を助けられた。それなのに全然恩とか感じてないのな。ラムプイを責めたりするし、酷い男だ。

 ちなみに親父の署長。

ブラックタイガー署長ってか後藤ひろひとそっくり

 『みんな昔はリーだった』のデ・ニーロの真似してる後藤ひろひろに似てる気がする。

後藤ひろひとj

 髭だけか笑 まぁ、この髭っつったらやっぱ『プロジェクトA』を思い出しちゃいますけどね。警察だし。


 世界の色作り以外だと、唯一兆弾のシーンが面白かった。

兆段

 画像だとわからないだろうけど、オープニングのアクションで兆弾で敵をやっつけて、その後いきなり

兆段説明

 この画面が出て説明を始めると言う、なんともお馬鹿なシーン。ここは良かった。でもここだけで他は全然お馬鹿なシーンは無くシリアス一辺倒。世界に飽きると得に面白くない。
 途中大掛かりな銃撃戦シーンがあるけど、

M1919.jpg
m60.jpg
m1.jpg
LAW.jpg

 やっぱり、頑張ってはいるんだけどなぁ程度。西部劇真面目にやるとどうしてもアメリカのものと比べちゃうしね。。

 悲しい事だが、114分でも長いと感じてしまう。こういう怪しさは嫌いじゃないんだけど、なんだかなぁ。90分くらいにして馬鹿映画を目指した方が良かったんじゃないかと思う。長いシリアスな自主映画っぽさがあった。
 試みだけは褒めたい映画。滅茶苦茶印象には残る。


愛すべき名場面
○兆弾の説明

愛すべき名台詞
特になし

評価
★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓

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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/07/30(土) 16:20:54|
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スカイライン -征服-

 『クローバーフィールド』、『第9地区』、『インセプション』、『SUPER 8/スーパーエイト』などなど、最近はSFが熱い。傑作がたくさん生み出されている。『クローバーフィールド』を最近と言って良いのかは自分でもちょっと疑問だが、これから公開される『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』も『世界侵略:ロサンゼルス決戦』も滅茶苦茶楽しみである。絶対スクリーンで見る。そんな中、この『スカイライン -征服-』も、自分はその流れの一つだと思って、滅茶苦茶期待して見に行った。
 期待しなければよかったぜちくしょう。


邦題『スカイライン -征服-』
原題『Skyline』
2010/アメリカ/94分
監督 グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス
出演 エリック・バルフォー、スコッティ・トンプソン、ドナルド・フェイソン、ブリタニー・ダニエル、クリスタル・リード、デイヴィッド・ザヤス

o04520640110302skyline_large.jpg


 ロサンゼルスで成功した友人のテリーが主催するパーティに呼ばれたジャロッドと恋人のエレインは、テリーの恋人のキャンディスやデニースと共にパーティを楽しむが、パーティ後の早朝、謎の光と地響きに目を覚まし、そこでエイリアンの地球侵略を目撃する事になる。
 
 CGを宣伝文句にするだけあって、遠くのCGはそれなりに頑張っているが、近くのシーンとかだと『トランスフォーマー』とかの方がちゃんとしている気がするし、荒があるように見える。そしてその他のクオリティが軒並みに低い。スローモーションの使いどころとか酷くて、脚本・展開に無理がありすぎて、テンポがとても悪くて見ていて退屈してしまう。特に軍事アクション関係の描写は酷い。構成も失敗していて、「一日目、二日目、三日目」と言うやり方をするならもっとドキュメンタリータッチにして7日目くらいまでやった方が面白くなったと思う。物凄い中途半端。そして観ていて途中で気付く。ああ、「これはCGだけ頑張った自主映画なんだ」と。監督のグレッグ・ストラウスとコリン・ストラウスのストラウスブラザーズは、元々CG系の編集技術者だったらしい。まさにそういう人が撮った自主映画。この設定の映画を限られた場所でやるには無理があるよなぁ。。。一言で言ってしまうと、出来の悪い『宇宙戦争』。ラストの展開がちょっと進撃の巨人。全体的にもったいない。

パーティ

 主人公達。メインキャラもう一人女がいる。みんなそんなに有名な役者じゃないらしい。
 主人公たちはホテルの一室で事件に遭遇するんだが、それまでの無駄な過程がダラダラと長い。遭遇するまでの1日目をわざとダラダラと描く手法ってのはあるとは思うんだけど、この映画はなんでか全然ワクワクしなかった。最初に遭遇の瞬間をちょっと見せて、それから時間を戻してその遭遇の瞬間まで戻るんだけど、そこまでの会話とかが特に面白いもんでもなくて、「こんな昼ドラいらねえからさっさとエイリアンを見せろ」と思ってしまった。退屈。

ザヤス

 ちなみに左にいるのが途中からパーティメンバーに入るホテルマンのおっさんなんだが、デビット・ザヤスさん。『エクスペンダブルス』の将軍でした。この人だけ知ってた。

 遭遇からの展開が本当におかしくて、基本的にこの人たちはパーティの部屋から出ない。低予算映画によくあることだけど、この設定の物語だとその行動が不自然すぎて見てられない。警察に一度電話しただけで他の軍隊や病院などには全然連絡をとろうとしない。外に危険があるってわかってるのにいつまでも軽装なままで身を守ろうとしない。緊急事態だっていうのにホテルの他の人を探そうとすらしない。回りに高い建物が無くてまず狙われそうなのに全然壊されたりしてなかったから、普通に考えて絶対に数十人は残ってるいるはずなんだが……。車で出ようとして失敗するシーンも、外が危険だってわかってるのに無用心過ぎるだろ。ありえない展開ばかりが続く。
 途中参加のホテルマンも、軍隊が普通にいて、ヘリも飛んでて戦闘機も無人機も飛んでるので、別に世界の終わり感が全然出せてなかったので、諦めるのおかしいと思う。絶対無い。

こんな情報が出るシーンあったか?

 予告編にはあったんだけど、こんな世界全体がヤバイですみたいな情報出るシーンあったっけ???

 軍隊が出てくる展開も無茶苦茶。無人機が率先して出てくるのは良い。が、途中からF/A18とか飛んでた。光見たらもってかれちゃうのに有人機で戦えるのか??戦い方としても、目標があんだけ低空に、しかもほとんど動かずにいてくれるんなら、あんなバカ正直に正面から戦うんじゃなくて、まず長距離からミサイル撃つなり、高高度から爆撃するなり、色々やり方ってもんがあると思うの。素人の自分でも思う。さらに不自然に1,2分隊だけホテルの屋上に降ろされた歩兵。訳わからん。あんなん死ねって言われてるのと一緒じゃねえか。何しに来させたの?偵察なら絶対もっと良い方法あると思うんだけど、だいたいあんなに高い建物が少ない開けた場所で、ホテルの屋上から何を見るんだかわからんて。全然制空権取ってないのにヘリはほいほい来るし。

ヘリ来ないよ

 まあやられちゃうんですけど、『ブラックホークダウン』では危険だからヘリの着陸許可出なかったんだけどな……。こんな明らかな交戦地域で……。


 エイリアンの描写も、いまいち強さがご都合主義というか、クソ弱かったり、クソ強かったり、全然一定してない。当たり所ってのはあるんだろうけど、拳銃でびくともしないのを殴って殺すってのは……こういう現代での未知の物体に侵略されるSFアクションの肝は、現在の通常の兵器などで対抗した場合、どの程度効果があるかをどこまでリアリティを以って描けるかだと思う。『第9地区』や『トランスフォーマー』はこれらを上手くやって大成功してると思う。『世界侵略:ロサンゼルス決戦』なんかはそれをガンガンに突き詰めたものを作るぞ!って言ってるような作品だ。そこが面白くないと、全部駄目になるよね。
 エイリアンのデザインは、『マトリックス』の二番煎じというか、触手系の有機的なエイリアン。
 でかい戦艦みたいのは、気のせいか大きさが一定してないような……

なんか大きさが他のシーンと違う気がするんだが

 上と下の画像のやつって別の戦艦なのかな?上の画像に写ってるホテルの大きさを考えたら、上の画像の戦艦は異常な大きさな気がする。。。

大きさ

 どうなんだろ。

 考え直してみてやっぱり色々と中途半端だし、アクションの撮り方もいまいちでとりあえず直感的にも楽しめなかった作品。残念。ラストを斬新と取れるかどうかってのはある気がする。自分は特に斬新と思えず、楽しめなかった。

 ちょっと特殊だけどドキュメンタリータッチ方向では『第9地区』
 一般人視点の侵略を描く方向では『宇宙戦争』
 その間に『クローバーフィールド』があったりする。
 軍隊に重きを置いた作品として『ロサンゼルス決戦』があるんだと思う。
 ここら辺のジャンルはだいぶ開拓されたと思う。


愛すべき名場面
特になし

愛すべき名台詞
なし

評価
★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/07/17(日) 21:04:28|
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プロフィール

成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

評価は
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