成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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グリーン・ホーネット

 2011年劇場鑑賞二回目は初IMAX!川崎にある独立国家と噂されるラゾーナ内の109シネマにて大画面の明るい画面+どこに座っても最適になると言われる謎の音響で、3Dの『グリーン・ホーネット』を鑑賞してきました!


邦題『グリーン・ホーネット』
原題『The Green Hornet』
2010/アメリカ/119分
監督 ミシェル・ゴンドリー
出演 セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、クリストフ・ヴァルツ、キャメロン・ディアス、トム・ウィルキンソン

ポスター

 大新聞会社の御曹司であるブリット・リードは厳格で誰からも信頼される真面目な社長である父親のジェイムズとソリが合わず、ジェイムズが街の危険因子の問題を真面目に新聞で取り組んでもブリットは遊び呆けて酒と女に散財する日々を送っていた。しかし、そんなある日ジェイムズが急死してしまう。複雑な心境でありながら父親を認められず、誰からも慕われ葬儀のときに銅像がつくられたことに納得いかないブリットは、その才能を見抜き親交を深めた天才メカニックで武術の達人であるカトーと共に銅像の首を切り取ってしまうことを思いつく。決行当日、まんまと銅像の首を切り取った二人だが、偶然カップルが暴漢に襲われているのを目撃。止めに入り、二人は(主にカトーが)暴漢たちをボコボコにする。その人助けの英雄行為に快感を覚えた二人は、悪を裁く悪っぽいヒーローとして活躍する事を決意。自社の新聞で銅像の事件を大体的に取り上げ、グリーン・ホーネットと名付け、彼らは有名になっていくが、その街の犯罪を仕切るチュドノフスキーが縄張りを荒らすグリーン・ホーネットに懸賞金をかけ……

 あらすじを書くのがちょっと面倒な物語でした(^^;)
 まあこれに、父親の死の真相などが関わってくる。すげえ雑に言うと、金持ちと天才がバカやって悪い奴をやっつける話。バカっぷりが中々面白い、はっちゃけアクションコメディです。色々斬新で面白い映像やアクションもある。監督がミシェル・ゴンドリーと言うのが結構気になる要素だと思うが、自分はあまりゴンドリー作品を知らないので、それらの映像がらしさなのかどうかはわからない。でも楽しめた。
 さらに言えば、グリーン・ホーネットと言えば、まず連想されるのはミスター・カトー役のブルース・リーだと思う。自分は勿論そうで、ミスター・カトー役は当時のまだスターではないブルース・リーにとっては大抜擢であったが、顔を売りたかったのでマスクをするのを大変悔しがったというエピソードも特番か何かで知った。だがグリーン・ホーネットの番組自体は見たこと無い。だから特に思い入れも何もない。どういうヒーローなのかも知らないし、ブルース・リーの相方が誰だったのかすら知らない。そんな前情報の無さでもかなり楽しめたから、優れたエンターテイメント映画になっているんだと思う。IMAXの力もあるかもしれないけども。

 主要人物が少なかったのも楽でよかった。

 新聞会社のバカ御曹司、ブリット。セス・ローゲン。

ブリット

 いまいち良いところを探すのが難しい、本当にバカ御曹司。そのバカっぷりはとても良い。我が儘で自己中ですぐ調子に乗っちゃう、ホント嫌な奴。でもどこか憎めない気もする笑。行動力だけは満ち溢れているかな。最後は何かゲームとかでよくある、いわゆる「バレットタイム」的な能力に覚醒したのか?
この人初めて見たけど、かなり頑張っていてとても良い。超熱演。楽しめたのはこの人のおかげな気がする。ってかこの人役者だけでなく、脚本とか製作総指揮とかもやってるのね。この人がやりたくてやってるんだろう。楽しそうな訳だ。それが凄い良い。


 最高に美味いコーヒーを入れる事でブリットと知り合う相棒。カトー。ジェイ・チョウ。

カトー

 発音的には「ケイトー」と書くべきか。極上のコーヒーマシンから撃たれてもすぐ直るタイヤ、隣の車をパンクさせるニードル、マシンガン付きのスーパーカー、気絶ガス銃など、なんでも作ってしまう天才メカニックでありながらカンフーの達人であり、心拍数が上がると世界がスローに見える特殊能力を持つ完全無欠の万能超人。絵心もある。ブリットとは逆に性格的にも悪いところが見つからない、グリーン・ホーネットってこいつだけの方が強いんじゃないだろうか?(^^;)
 ジェイ・チョウはあんまり見たこと無いけど、これがハリウッド・デビュー作かな?割と良かった。本当はミスター・カトー役はジェット・リーにやってほしかったんだけどね、まぁ若い奴も良いね。ってかジェット・リーがやったらバレットタイムアクションが『ザ・ワン』と被るね。

 二人はグリーン・ホーネットとなる。

グリーン・ホーネット

 二人でグリーン・ホーネットだと勝手に自分は思ってたんだけど、ブリット単体を指すらしいね。ケイトーは助手らしい。何もかもケイトーが頑張ってるのに笑

 二人の愛車、ブラック・ビューティー。

ブラックビューティー

 ミサイルが付いてたり銃がついてたり、色々な機能があるパーフェクトカーかと思いきや、なんか防弾性能がそこまで良くなかった気がする……演出かな?

 皆から慕われていた親父、ジェイムズ・リード。トム・ウィルキンソン。

ジェイムズ・リード

 殺され方がダサいというか、殺し方がダサい。あれじゃ人に見られるぞwww
 『ロックンローラ』のマフィアのボスの方……ですよね?……全然わからん(^^;


 新任の秘書としてやってくる、レノア・ケース。キャメロン・ディアス。

レノア・ケース

 何か事情があって秘書としてやってきた気がするんだけど、なんか劇中で説明あったっけ?グリーン・ホーネットの参謀になる訳だが、男二人女一人の問題って解決してないまま終わってしまった気がするんだが、きのせいだろうか??続編あるよって事かな?
 自分だけの感覚かもしれないが、キャメロン・ディアスって美人ではなく変な顔してると思う。ってか、最後にキャメロン・ディアス見たのは……何か年取ったなぁって思ってしまった。


 マフィアのボス、チュドノフスキー。クリストフ・ヴァルツ。

チュドノフスキー

 真面目に馬鹿でちょっと面白い。名前がとても覚えにくい笑
 特筆すべきは一つのグリップで二丁同時発射できるヘンテコなダブルガン。

ダブルガン

 二つの銃身の間の距離は調節可能笑。実際それは良い事あるの?ってくらい、無駄改造な気がする、ロマンの溢れるブロップガン。だって至近距離じゃなければ二発当たることないし、遠くだったら片方は無駄弾になるし、かさばるし、しかもベースは威力が凄い事で有名な、弱くてマグナム弾を発射するデザートイーグル……手首折れちまうぞ(^^;)とりあえず拳銃でやる意味は無いんだよね。支援火器とかならまだわかるし、たぶんある。まぁこのバカ拳銃がこのボスを現してるよね笑
 変な銃といえば、部下の一人が持ってた銃が珍しい。

珍しい銃

 左のヤツが両手で持ってる銃。ちょっとわかりづらいけど、これKSVSらしい。クリス・スーパー・V・システム。

 400px-KrissSuperV.jpg

 特徴的なスタイルのサブマシンガンで、反動をかなり軽減した画期的な銃らしいんだが、ガンマニアの中じゃ有名な毛野ブースカさんがショットショー2008で撃ってきた感想によると、全体的に人間工学的に見えるが全くそうでないデザインであまりにも使いにくく、撃つたびにセーフティが指に食い込み、反動も全然軽く感じられず、根本から見直さないと成功しないだろうと言う駄目銃らしい。珍しいけど、このまま歴史に埋もれていく銃なんだろうなぁ……。
 ってかこのチュドノフスキーさん、『イングロリアス・バスターズ』のあの人じゃん。全然雰囲気が違ってわからなかったぜ。


 マフィアと繋がっていて脅してくる悪い議員、スカンロン。デヴィット・ハーバー。

 実は悪い奴なんだけど、葬儀でブリットを励ましたのに新聞で笑い物にされて、電話でも取り合ってもらえず、やっと会える事になったら会話を録音されて、その場で殺すためにグリーン・ホーネットを雇ったら実はグリーン・ホーネット本人でしたと言う、運が悪すぎてちょっと笑える。予告編にも画像が無いのだ笑

 あと、どっかにエドワード・ファーロングが出ていたらしい。『ターミネーター2』とか『アメリカン・ヒストリーX』の綺麗なエドワード・ファーロング知らないからなぁ……あの途中で工場を焼かれてヴァルツに殺される下っ端の売人かな?


 こいつらによって繰り広げられる、おバカなハイテンションアクションコメディは正直面白い。テンポもとても良いと思うし、こういうのにお約束な仲違いみたいな見ていて面倒になるシーンは確かにあるのだが、割とあっさりというか、それどころじゃなくなってあんまりダレる事がない。アクションも結構考えられていて見応えがあって良い。
 特にグリーン・ホーネットに賞金をかけ、それを殺し屋達に通達するシーンの、画面がどんどん分かれていくシーンはとても面白い。どうやって撮ったのだろう……?その色んなタイプの殺し屋たちとの対決を個々でもっと見たかったかなぁとは思う。

 議員の親父の殺し方だけやけにダサかったのと、ブリットの方にはバレット・タイム的な世界がスローに見える特殊能力みたいの(空間把握能力?)は使って欲しくなかったなぁとは思うが、他に文句は特にない。あ、そういえば最初のチンピラとの戦闘でチンピラを蹴っ飛ばして車が奥に分裂したのは何だったんだ?
これはアメコミ原作では無いけれど、最近のヒーローものは当たりが多くて良い。気楽に見て楽しめる良作だと思う。これはアメコミ原作では無いけれど、最近のヒーローものは当たりが多くて良い。

 痛快。

 あと、IMAXは素晴らしい!!!

愛すべき名場面
○殺し屋達にグリーン・ホーネットに賞金をかけた事が伝達されていくシーン
○日本食レストランでスカンロンがコケにされるシーン

愛すべき名台詞
○特になし

評価
★★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


P.S.
やっぱり最近の洋画アクションは急に良くなった気がする。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/01/31(月) 20:46:44|
  2. 映画-洋画
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キックアス

 2011年初劇場鑑賞作品は『キック・アス』!自分は割とアメコミが好きで、まあ格ゲーから入ったみたいなもんですけど、映画ど言えば世間的な評価は低いけど『パニッシャー』(トム・ジェーン主演版)が凄い好きで、最近では『ダークナイト』『ウォッチメン』がかなり良かったからこの『キックアス』も気になってて、見に行ったらマジで良かった。もしかしたら初っぱなから2011年ベストが決まってしまったんじゃないか?って感じの満足度。本当に面白かった。2011年、幸先良いぞ!


邦題『キック・アス』
原題『Kick-Ass』
2010/アメリカ・イギリス/117分
監督 マシュー・ヴォーン
出演 アーロン・ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、マーク・ストロング、リンジー・フォンセカ、デクスター・フレッチャー、ジェイソン・フレミング

kickass.jpg

 運動も勉強もそれなり、好きな女の子には相手にされず、趣味はコミック。街の不良からはカツ上げのターゲットにされる日々を送り、そのたびにコミックヒーローに憧れる、冴えないオタクの主人公デイブはある日「どうしてみんなヒーローにならないんだ?」と考え、ついに通販で全身を覆うスーツとマスクを買い、棍棒二つで武装し、自らキックアスというヒーローになることを決意する。最初の内は上手く行かず、大怪我をしてしまったりするがそれでも諦めず、ある日その活躍がユーチューブに上がり、現実に現れたリアルヒーローとして有名になる。同時期に、マフィアのボスであるフランクの罠にかけられ名誉と妻を失った元刑事のデーモンは娘のミンディに暗殺の英才教育を施し、二人でヒーローを格好をしてフランクの組織に復讐を開始する。ヒーローに取引の邪魔をされたフランクはそれをキックアスの仕業だと思いこみキックアスの命を狙い、デイブは大きな事件に巻き込まれていく。


 アメコミのヒーローは日本で言えば特撮の仮面ライダーとか戦隊モノが近いとは思うが、決定的に違う部分がある。そのままお国柄と言えるかも知れないが、アメコミのヒーローは仮面ライダーと同じくヴィラン(怪人、悪役)がいてそいつらとももちろん戦うのだが、街の犯罪と戦っていることも多い。仮面ライダーや戦隊は暴力団とは戦わない(最近は戦うのかな?)が、アメコミのヒーローはマフィアと戦う。そういう現実の犯罪とも戦っている部分が、自分はとても好きなのである。銃社会ではない日本では無理かもしれないが、その部分の持つ魅力っていうのはかなり大きいんじゃないかと自分は思う。世界征服を狙う大きな悪の組織と戦うよりも、犯罪組織と戦う方が現実味があるしね。この『キック・アス』とても現実的で、おそらくアメリカ人にとっては身近なアメコミ大好き少年の願望から始まる。


 主人公のデイブ・リゼウスキ。アーロン・ジョンソン。

デイブ

 現状に不満だらけで、理想ばかりが専攻してしまう少年。現実が充実していない所謂「非リア」。はっきりいって色々と他人と思えないところがある笑 言ってる事も多々共感できるところがあって良い。
 アーロン・ジョンソンという役者はとても頑張っていたが、『バス男』のジョン・ヘダー程の熱演(怪演?)って訳ではなく、なんかちょっと非リアっぽい感じが弱くて、こいつ実はイケメンのリア充なんじゃないかと疑ってしまう。そこまで弱々しく見えないってのもなぁ……。悪くは無かった。
 変身後の姿がこちら。
 みんなのヒーロー、キック・アス!

キックアス

 そこはかとなくダサいのが良い見事なコスチュームです!ただ、主人公はメッチャ気に入ってて、鏡の前で『タクシー・ドライバー』ごっこ

タクシードライバー

 まぁきっとこれは俺だったとしてもやっているだろう笑
 別にボクシング経験ありとか、拳法の達人とかそういう強い設定は一切無いので武器として棍棒を二つ装備している。

武器

 まぁこんなもん持っていてもこいつは弱いwww振り回してもあっさりとチンピラにナイフで刺されてしまうところとかリアルで凄い良かった。それにキック・アスに限っては戦いの泥臭さ感と言うか、ドタバタグダグダ感がリアルでとても良い。

喧嘩

 スタントは噂だとあのパルクールで世界的に有名で、自分が密かに憧れているダミアン・ウォルターズがやっているらしいんだが、



 こんな凄い人を使うようなキック・アスのアクションとかスタントあったか(^^;???
 ちなみにキック・アス。簡単に言えば「ケツを蹴れ!」ってなりますが、アスの方にも隠語がたくさんあって、まぁそれは日本語でも同様ですが、「クールな」って意味だそうです。


 とにかく、キック・アスが何の覚悟も無く麻薬の売人を懲らしめにいき当然のごとく命の危険にさらされたとき、窮地を救ったのがヒット・ガール。クロエ・グレース・モレッツ。

ヒットガール1
ヒットガール2
ヒットガール3

 可愛く小さい姿に秘めたるパワーはマジ半端無い。汚い言葉を吐きまくり、容赦なく悪人を惨殺、薙刀、ナイフ、銃、なんでもござれのスーパー・ガール!どのアクションも本当に凄い。音楽もかなり合ってる。素晴らしい!!銃を使う際、ジョン・ウーは撃ちまくって弾切れを起こさない「魔法のベレッタ」を使っていたが、ヒット・ガールは逆に頻繁に弾切れを起こしていた気がする。サイズが合うように小さく改造した銃だったのかな?そうだとしたら多分火薬も少し減らして撃ちやすくしてただろうなと勝手に想像。
 この子役初めて見たけどこいつはマジで可愛い上にマジで格好良い!!おそらく今年度のベスト・ヒロイン(ヒーロー)だろう。アクションも9割本人がこなしたらしい(まぁ体型的にダブル効かないけどね)し、これからが楽しみな逸材。もっと大きくなったらジージャー・ヤーニンと共闘なり戦うなりしてくれ!!

 その師匠であり保護者のビッグ・ダディ。ニコラス・ケイジ。

ビッグダディ

 スナイパーライフルで確かな援護をしたり、強固なアーマーと確かな技術に裏打ちされた近接戦闘で敵を強襲し全滅させたりする、パニッシャー的な臭いのする狂気のヒーロー。殺しに全く容赦が無く、ここまでくると逆に良い。ジャンプカットの工場強襲のシーンとか最高!
 久々に良いニコラス・ケイジを見たぜ!って拍手したくなったくらいの熱演!身を焼かれながら、「クリプト・ナァ~イッ!!!」って叫ぶところとか、最高ですよ。本人は相当アメコミが好きらしく、パニッシャーではなくバッドマンをイメージして演じたらしいが、これはパニッシャーだろ。スーツはともかくね。

 二人のヒーローの正体はデーモン・マクレディとミンディ・マクレディ。

デーモンとミンディ

 訓練としてミンディに防弾チョッキをつけてデーモンが撃ったり、ジョン・ウーの映画の知識を植えつけたり(笑)「その発想は無かった」って言うような英才教育。というか洗脳教育。かなりブラックだけどやり取りがとても面白い。ちょっと自分自身、こうやって英才教育されて見たかった笑 そして育て方はアレだけど、親子の絆はかなり良かった。狂ってるけど二人の掛け合いは面白いし、秘密の部屋や銃についての会話はガンマニアのツボを押さえていると思う。
 ヒーローを名乗る経緯は本編を見てほしいんだが、とりあえず復讐が目的。そのために手段を選ばず、けっこうエグイ殺し方でフランクの手下たちを次々に殺していく。しかもその処刑方法は結構グロかったりする。キック・アスに「我々は誰も信用しない」みたいなことを言ってたのにレッド・ミストのことをろくに調べずに「君か!」って歓迎しちゃったところだけ変に思った。そこだけ急に脇が甘くなったよ。
 ミンディはやっぱヒーロー姿の方が良いなぁ。最高にサイコヤローな狂気の親父のニコラス・ケイジは合っている。


 キック・アスを追随して現れたもう一人のヒーロー、レッドミスト。クリストファー・ミンツ=プラッセ。

レッドミスト

 微妙に格好悪い笑 実はキックアスをおびき寄せるために出てきたマフィア側の人間。だけどキックアスと音楽の趣味が一緒だったかなんだかで意気投合してしまう。

仲良くなる

 キックアスにコンタクトを取るためにマフィアの一人(組織の部下)を捕まえただけで、他にヒーローらしいことは一切してない。ちょっと高いところから飛び降りて足をくじいたりする、キック・アス並に弱い笑


 正体はデイブと同じ学校に通っているクリス・ダミゴ。

クリス

 この写真だとそんなにだが、だんだんバナナマンの日村に見えてくる。明らかに主人公よりもオタクっぽい感じの友達がいない子。マフィアのボスの一人息子で、常に屈強なボディガードがついてるため、いじめられてはないけど友達ができなくて可哀想。


 マフィアのボス、フランク・ダミゴ役は最近人気急上昇中な気がするマーク・ストロング。

フランク

 過去に楯突いたデーモン・マクレディを罠に嵌め、裏社会を牛耳るマフィアのボス。額にある変な跡は何?
 マーク・ストロングはこういう役が似合うなぁ……ってか、最近良く観る。良い役者だからか。街中を歩いているキック・アスを見つけたときのマーク・ストロングの顔と、その後の見事なハイキックのシーンは結構笑ってしまいました笑

 ってかマーク・ストロング出てるし、画像の右の部下はデクスター・フレッチャーだし、アジトの一階にはジェイソン・フレミングがいたし。

ジェイソンフレミング

 なんかガイ・リッチー関連の人が集まっていたような……監督はきっとガイ・リッチーのファンだと勝手に言ってみる笑


 他のメインキャラクターは主人公の学校の人たち。
 デイブの憧れの女性、ケイティ。リンジー・フォンセカ。

ケイティ

 デイブの事をホモだと勘違いして気の置ける友人になって欲しいとか言い出して仲良くなり始める……レズビアンって事??キャラは尻が軽すぎるというか、「なにそれ?」って感じでデイブと結ばれるので、個人的には嫌いなタイプ。リンジー・フォンセカ自体は綺麗だと思うけど。


 デイブのオタク(「ギーク」と言うらしい)仲間であり親友のトッド(右)とマーティ(左)。エバン・ピータース(右)とクラーク・デューク(左)。

友達

 冴えないデイブだが友達はいる!しかもこいつらはかなり良い友達だと思う!
 出番はそんなに多いわけじゃないけど地味に凄い良かった。トッドとマーティがヒット・ガールの戦い映像を見たときの掛け合い

トッド「この子が大きくなるまで俺は童貞を守る!」
マーティ「何から守るんだよ」

 は最高の名台詞。共感した人も多いはず!英語でなんて言ってるんだろう……レンタル出たら確認しよう。


 映画全体としてはアメコミのヒーロー憧れる冴えない少年の成長を描いたアクションコメディ映画で、あらすじ的にも、表面的にも、特に映画の売り出し方もかなり爽やかな感じを出しているが、その実かなりブラックなユーモアにあふれたブラックコメディであり、よくよく考えてみるとかなり悲惨な話で、全体に「現実でコミックヒーローの真似事なんて絶対にするな」と言う警鐘に満ちあふれている映画だと思う。オープニングのヒーローの格好の男が飛ぼうとして落ちるのもまんまそうだし。でもそういう警鐘を吹っ飛ばしてしまうパワーと魅力を持ったキャラが本当に素晴らしい。特にヒットガールはこの映画を見た人にとって忘れられないヒーロー(ヒロイン)になる。素晴らしすぎる。オタク友人が思わず叫んでしまった気持ちも少しはわかると言うもの笑 個人的にはビッグダディもパニッシャーの臭いがして相当好きなんだけども。

 ってかこの映画、キック・アスが刺されるところで一度終わってるって観ても良いと思う。あれが現実なんだよって叩きつけられるのが凄い良い。その後末端神経が少し麻痺したり、骨にプレートつけて補強して復活するけど、あそこからはファンタジーって言う、境目だよね。まぁその後拉致られるところで二度目の終わりに観れる気もするけど。ちょっと上手くいって火遊びが過ぎるとこうなるぞって感じの警鐘。

 復活後のキック・アスの魂の叫びには心を震わせられるものがあるし、キック・アスの仮面をつけ別人となる事で行動が大きくなり、それが成功して元々の仮面を付けていない方の自分も自信を持てるようになり私生活も上手くいく感じや、好きな女の子と上手くいっちゃうとどんなに高い志しも「心配かけられない」「守るものができた」と言ってどうでも良くなっちゃう心の動き(決してそのときの気持ちが嘘だったと言うわけでなく、不満ばかりで満たされない状況だったのが急に満たされてしまって、気持ちが守りに入ってしまう心理とでも言うべきか、結局思春期の男の一番大事なことは好きな人と上手くいくかどうかなんですよ。)がとてもリアルで良い。やっぱり真にヒーローとして悪を退治していくには、パニッシャーのように妻子も家族も皆殺しにされているような、弱点の無い、天涯孤独の身である必要があるんだなと思う。大切な存在がいると隙ができると言うか、常に悪に対して攻性でいることが難しくなってしまう。その分ビッグダディは脆い部分があったけど、その弱点である家族のヒットガールの教育こそ歪んでいたが、その間にある愛は本物でそのシーンはそのシーンで凄い良かったんだけどね。やっぱり弱くなってしまう。
 キック・アスが終盤、自分のしてきた事によって引き起こされた悲劇を直視して、それは取り返しの付く事ではなかったけれどそれを受け止め、ヒット・ガールに手を貸す事を決意するシーンも良い。あの鏡の前で血まみれの自分の顔を見つめるシーンでから、デイブは本当のヒーローの心を手に入れたんだと思う。空を飛んで現われて、空を飛んで退散する姿はまさしくヒーローだった。

 不満といえば、前述してるけどビッグダディが突然他人を軽く信じちゃったりするところと、キック・アスとレッド・ミストが仲良くなるシーンはもっと描くべきだったと思うところくらいかな。火事のところでレッド・ミストが煙吸いすぎて倒れて、キック・アスが頑張って助けるとかしちゃった方が、レッド・ミストがキック・アスをかばう複雑な心境を見せられたと思う。
 最期は有名なヴィラン(ジョーカー)の台詞を借りて、続編ありますよって終わり方だけど、『クローバーフィールド』と一緒で一発だから良いのであって、続編はあまり作らない方が良い気がする。ヒット・ガールはもっと見たいんだけどね。続編やるなら正統な続編としてのレッド・ミストの復讐劇よりも、ヒット・ガールのスピンオフとしてのミンディの学園生活などを舞台にしたアクションコメディが観たい。

 とりあえず観て損の無いかなり楽しめる見所オンパレードな映画なので、見れる環境にある人は是非映画館へ!これは良いぞ!!観にいかないと後悔するぞ!
 はっきり言って、ヒット・ガールだけでも見る価値があるぞ!!笑


愛すべき名場面
○キック・アスの『タクシー・ドライバー』ごっこ
○ミンディとデーモンの訓練と掛け合い
○キック・アスがチンピラと喧嘩して刺された上に車に轢かれるシーン
○キック・アスの魂の叫び
○ヒット・ガール登場
○フランクのハイキック
○ビッグ・ダディの強襲
○暗視スコープ+主観視点アクション、ビッグ・ダディとキック・アスの救出
○キック・アスが覚悟を決めるシーン
○ヒット・ガールによるフランク一味襲撃
○空を飛んで現われるキック・アス
○互いに名乗りあうシーン

愛すべき名台詞
○デーモン「ジョン・ウーの最初の長編映画は?」
 ミンディ「『空手愚連隊』!」
○あんたを許せないんじゃない!みんながあんたの暴力を黙って見てるだけ。それと同じ自分が許せないんだ!!
○トッド「あの子に惚れたぜ!」
 マーティ「まだ11歳くらいだぞ」
 トッド「あの子が大人になるまで俺は童貞を守る!」
 マーティ「誰から守るんだよ」
○ビッグダディ「……よくやったぞ。誇りに思う……大丈夫か?」
 ヒットガール「……パパが撃った弾より痛かった」
 ビッグダディ「あれは火薬を少し減らしていたからだ」
 ヒットガール「パパは世界で一番やさしいパパだわ」
 ビッグダディ「パパは、お前を愛しているだけだ」
 ヒットガール「私もよパパ。ゆっくり眠って……」


評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


ヒットガールの予告編↓



キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)
(2011/03/18)
アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ 他

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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/01/24(月) 21:01:06|
  2. 映画-洋画
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エグザイル/絆

 世間一般でエグザイルと言えば、何か歌ったり踊ったりする人たちだよね。自分はその人たちをマジで全然知らないのだけど、きっと格好良いのだろう。だけどね。世の中にはもっともっと格好良いエグザイルがあるんだよ。エグザイルって言ったらそっちなんだよ。このブログを見てる人にはわかってもらえると思うが、エグザイルと言ったらやっぱり格好良い親父達の熱い物語、『エグザイル/絆』なんだよ。歌いも踊りもしねえ、必要最低限の会話しかしねえ激シブでボンクラな親父たちが銃を撃ったりふざけあったりする映画。それがエグザイルってもんだ。


邦題『エグザイル/絆』
原題『放・逐』英題『Exiled』
2006/香港/109分
監督 ジョニー・トー
出演 アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ジョシー・ホー、サイモン・ヤム、ロイ・チョン、ラム・シュー、ラム・カートン、リッチー・レン、エレン・チャン、エディー・チョン、ホイ・シウホン、タム・ビンマン

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 中国返還目前のマカオ、以前組織のボス、フェイに銃弾を撃ちこみ逃亡していたウーは妻のジンと生まれたばかりの子供と共に安らぎを求めて戻ってくる。そこに二組の男達がやってきた。一組はウーを殺すために組織から派遣されてきたブレイズとファット、もう一組はそんなウーを組織から守るためにやってきたタイとキャット。彼らはウーと幼馴染であり、固い絆で結ばれていた。ブレイズは組織の命令と板ばさみになりながらも、タイと共にウーの家に入り、やがて銃撃戦が始まる……

 ロケーションの使い方が抜群に上手く、また格好良いボンクラな男たちを撮らせたら右に出るものはいない、もはやジョン・ウーを超えた感すらある人間国宝レベルのジョニー・トー監督による香港ノワール。超名作であり、漢の教科書ともいえる『ザ・ミッション 非情の掟』のキャストを再び再結成して作られた、いわば『ザ・ミッション 非情の掟』のパラレル的な続編とも言える映画。これもまた面白くないわけがなく、格好良くないわけがなく、もう本当に痺れてしまう大傑作となっている。「この映画の良さがわからない男は消えろ!」とまで言いたくなってしまう程。個人的にはジョニー・トー映画のベスト5に入る。いや、もう本当にたまらないわ。

 最初、ウーの家にタイとキャット、そしてブレイズとファットが訪ねてくるシーンから始まるんだけど、それぞれ家をノックして、ジンに居ないと言われて広場に行き、4人が顔を合わせるところ。最初っから最高の旨み成分がガンガンに出ていて、ワクワクが止まらない感じになる。ヤバイ。

守る二人
殺す二人
4人
4人1

 たまらんwww
 このあらすじだとウーが主人公っぽいポジションになる気はするけど、主人公はあくまでそのウーに会いに来た4人。

 ウーを殺しにきたブレイズ。アンソニー・ウォン。

ブレイズ1

 ボスのフェイには殺せと命令され、殺したくは無いものの組織の命令は絶対なので苦悩する中年。結構優秀な殺手で、ボスであるフェイの信頼も厚く、ブレイズ自身もフェイには結構良くしてもらってたんだろうなと想像。感情を押し殺してあまり喋らない寡黙な親父。
 相変わらず激シブなアンソニー・ウォン。途中フェイに横っ面ひっぱたかれまくるシーンがあるが、そんな苦悩する姿も格好良い、見事なボンクラっぷり。最近は『ハムナプトラ3』何かにも出ていたが、やっぱりこの人はこういうボンクラ親父がぴったり。『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』と役柄がかなり被っているけどこっちの方が先で、こっちの方が面白いです。


 そのブレイズに従うファット。ラム・シュー。

ファット

 この人も組織の殺し屋の一人なんだろう。女好きな巨漢。綺麗な娼婦を見つけたらずっとニヤニヤしている。でも他の4人同様腕は確か。
 やっぱりジョニー・トー作品にはこの人がいなくては。って感じで相変わらずの存在感を見せる常連さんのラム・シュー。今回はそこまで目立った活躍は無かったかな。


 ウーを守りに来たタイ。フランシス・ン。

タイ1

 おそらく組織の一員ではないけど、組織からの仕事を受けたこともあるフリーランスの殺し屋みたいな立場なんだと思う。ブレイズに真っ向から意見を言える頼もしい兄貴。ブレイズとは対照的で、結構感情を表に出す。おしゃべりと言うわけではないが、ギラついてる感じ。
 最近、フランシス・ンを上手く扱えるのはジョニー・トーだけなんじゃないかと思うようになった。『インファナル・アフェア2』のフランシス・ンは素晴らしいが、他のジョニー・トー作品じゃない映画でフランシス・ンが出てくると全然格好良くない。と言うか、格好悪い。『軍鶏』も『ヒロイック・デュオ』も、映画の出来もアレだが本当にフランシス・ンを活かせてないなぁと思う。このフランシス・ンは痺れます。『ザ・ミッション』も良かったがこれも良い。アンソニー・ウォンと別の方向の迫力が素晴らしいです。


 そのタイに付き従うキャット。ロイ・チョン。

キャット

 銃が好きで、夢は銃砲店を開く事であるらしい。おそらくこいつもタイと同じ立場で、タイの相棒として二人で仕事をしてきたんだと思う。
 背が高くスマートで格好良いが、リッチー・レンの銃の腕前を見てはしゃいじゃったりする子供っぽいところがちょっとかわいい笑 『ザ・ミッション』のときよりかは目立たなくなったが、相変わらずクール。『インファナル・アフェア2』ではかなり怖い凶悪な迫力も出してたし、器用な役者なんだなと思う。


 この4人の中心にいるのウー。ニック・チョン。

ウー1

 組織のボスであるフェイを暗殺しようとして失敗、逃亡するも安らぎを求めて妻と子と共にマカオに戻る元組織の一員。おそらく子供が生まれたから逃亡生活に限界を感じて帰ってきてしまったのだと思う。
 演じているニック・チョン。『ニュースメーカーズ』というタイトルでロシアにてリメイクされ、これからアメリカでのリメイクも決まっているジョニー・トーの革新的なアクション映画『ブレイキング・ニュース』での物凄くしつこく、めげない刑事役が印象に残っている。良い意味で地味な役者だと思う。『インファナル・ディパーテッド』と言うタイトルはアレだがアンソニー・ウォン、フランシス・ン共演の潜入捜査官ドラマでも二人の間に入って主演を果たし、好演していた。
 実際アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ロイ・チョン、ラム・シュー、そして後で紹介するけどサイモン・ヤムと言った激シブ過ぎるメンバーに囲まれたポジションを他上手くこなせるというか、周りに食われず、それでいて食わずバランス良く存在できるのは彼しかいなかった気がする。ラム・カートンでもイケるかもしれないが彼は大事な役で出てるし若すぎる気がするし、ラウ・チンワンだと全員食っちゃう恐れがあるし(笑)、レオン・ライだとスマート過ぎる。レオン・カーフェイでは年を食いすぎている。ジャッキー・ロイは一体何処へ行った??と言う事で、やっぱ地味にベストな選択じゃないかと。

 話の中心はこの5人。この5人はタイの「この世界に入るときも一緒だった!」と言う言葉と、

団欒5

 この序盤とラストに挟まれる写真から、幼馴染であり、ずっと一緒であった事がわかる。ってかこの写真、一番右がラム・シューで左から二番目がフランシス・ンであることはなんとなくわかるなwww一番左がなんとなくニック・チェンに似てる気がする。真ん中がアンソニー・ウォンで、右から二番目がロイ・チョンか。それぞれの学生の頃の写真を合成したのかな?
 とにかく、その絆は今も健在で、今回のような状況となってしまった。5人がどういう関係であったか、ウーがフェイに銃弾を撃ち込んだ事件の詳細の説明は特に無いが、それを不親切と思わせずに役者たちの空気で5人の関係性などはわからせるジョニー・トーの演出は流石。と言うか説明がないのが逆に良い!始まってから必要最小限の台詞のみで映画は進み、ウーの前に表れた5人。特に言葉も交わさず説明の無いまま、キャットとファットを見張りとして外に残し、ウー、ブレイズ、タイが家の中に入り、無言のまま銃を向け合う。
 ここでこの映画最初の銃撃戦。「ここがもう最初っからクライマックス!」って言いたくなるくらい痺れる!

 まず、ウーが二人に自分の銃を見せる。

弾丸合わせ1

 ウーが使っているのはS&WのM10。

ウー

 この銃撃戦の事もあるが、後々ウーの奥さんも使うので結構印象に残る。見てのとおりのリボルバー。リボルバー式の拳銃の宿命と言うか、弾は6発しか入りません。
 それを見たブレイズ、何も言わずに自分の銃の弾丸を床に落とし、15発入るマガジンから9発抜いて6発にする。

弾丸合わせ2

 それを見たタイも暗黙の了解の様に自分の銃の弾数を6発に合わせる。

弾丸合わせ3

 そして全員の銃の弾数が6発になり、M10のスイングインを合図にところで開戦!

オープニング

 ドアが吹っ飛び、互いのスレスレの位置を弾丸が飛んでいく!格好良すぎるだろ!!笑
 ちなみにブレイズが使っているのはグロック17。

ブレイズグロック

 世界で初めてパーツに強化プラスチックを使用し、大ヒットしたオーストラリア産の名銃。強化プラスチックを使ってるから税関を通り抜けられるというアホなデマがかなり広まりました。
 タイが使うのはベレッタM92F。

タイベレッタ

 『ダイ・ハード』『リーサル・ウェポン』で使用されて有名になったイタリア製の名銃。この銃が出ない銃撃戦映画なんて無いってくらい頻繁に出てきます。
 ここでは二人はこれらの銃を使ってましたが、結構色んなシーンで別の銃を使ってたりするから、特に銃にこだわりを持っていたりはしないんだな。

 ここの戦いは6発撃ち尽くしたウーとタイに対してブレイズは弾を残していた。一枚上手だったブレイズに対してタイは投げナイフで牽制。

ナイフ1
ナイフ2

 このフランシス・ンも滅茶苦茶格好良かったな。ブレイズがウーに銃を向け、タイはブレイズにナイフを向ける。これからどうなる!?ってところでウーの赤ちゃんが泣き出して、その泣き声で場は収束。シーンは突然引越し(ウーが運んできた家具を家に入れる)と団欒に変わる。

引越し

 さっきまで殺し合いをしていたのが急に仲良くお引越し。このギャップが良い。こいつら本当に仲良いんだなぁ……。
 夫の無事を祈り、怯えきっていたウーの奥さん、ジンも落ち着いて、皆に料理を振舞う。ちなみにウーの奥さん、ジンを演じているのはジョシー・ホー。

ジン

 普通の家庭の幸せを望み、夫を信じて子と共に待つ妻。
 この人全然知らない人だったけど、調べてびっくりしたのが、三池崇史監督の『DEAD OR ALIVE FINAL』にメインキャラで出てたことね。全然わからなかった。
 あとこの人の父親がマカオのカジノで知られるホテルのオーナーであるらしい。マカオでの撮影が少しやりやすくなったりしたのかな??

 殺し合いから一転して皆で飯を食う。ここのシーンは本当に良い。

団欒1
団欒2

 つい先刻の銃撃戦での銃弾が鍋に残っていて、ブレイズのスープに銃弾が入っていて皆吹き出してしまったり、

団欒3
団欒4

 皆で記念写真撮ったり、2回目撮るときにウーの椅子を引いてコケさせたりwwww『ザ・ミッション』のタバコ花火とか紙くずサッカーに通じるものがある、なんともいえない暖かみの可笑しなあるシーン。
 撮ったこの記念写真も、ポスターやフライヤーに使われるくらい程の良い写真。やっぱりフランシス・ンとアンソニー・ウォンの格好良さは真似できないな。。。

 その後、ブレイズはウーを殺さなければならず、ウーは殺すなら最後に妻と子にお金を残したいと提案し、5人で組んで最後の仕事をしてお金を稼ぎ、決着はその後と言う事にする。仕事はもちろん「殺し」で、5人は仲介屋のいるホテルへ。

 仲介屋のジェフ。演じているのはチョン・シウファイ。

ジェフ エディー・チョン

 なんかキザっぽく、且つホモっぽい動きをする変な人だった。
 最初はあまり良い仕事は無かったが、同じタイミングでホテルにやってきたマカオ地区をフェイから預かっているカッチョンがマカオで勢力を増している組織の若きボス、キョンの暗殺の話を持ってきて。5人はそれを受けることにする。
 カッチョン役はタム・ビンマン。

カーチョン仲介タム・ビンマン

 ジョニー・トー映画の常連らしいが、あんまり記憶に無いな……。人の良いおじさんて感じの人。

 マカオの若きボス、キョンはラム・カートンが演じる。

キョン

 部下みたいのが最後まで全然出てこなかった気がするので組織のボスとしてどうなの?って感じはするが、腕っ節は強そうで、荒事にもなれている感じ。迫力がある。
 ラム・カートンは最近のジョニー・トーのお気に入りな気がする。個人的には好きなので、これからの香港ノワールの力として頑張って欲しい。

 キョンと勢力争いをしている香港マフィアの大物、フェイ。演じるのはサイモン・ヤム。

フェイ3

 過去にウーに銃弾を撃ち込まれ、ブレイズに殺しを命じたボス。
 良いおじさんから、真面目な刑事、暗黒街のボスなど、幅広く何でもこなせる、ラム・シューと並びジョニー・トー作品の顔とも言えるヤムヤム。今回も狂気的で執念深い組織のボスを熱演。画像の玉を撃たれるシーンとか、その痛みを我慢しながらもキョンに協力を強制するシーンとか、やっぱ凄いなぁって思う。

 あと本筋と直接的な関係はないものの重要なポジションのキャラがここで登場する。ホテルの向かい側の部屋には娼婦。女好き設定のラム・シューは終始ニヤニヤしている笑
 娼婦役はエレン・チャン。
 
娼婦エレン・チャン

 かなり美味しいポジション。運が良い。
 綺麗な人だけど、全然知らない(^^;
 5人の娼婦を見たファットに対する「買っちゃえよ」みたいなやりとりは何でか微笑ましい。

 キョンを仕留めるべく、5人は指定されたレストランへ。そしてキョンに攻撃を仕掛けようとしたそのとき、キョンと敵対しているはずのフェイがやってくる!困惑し、緊張するウーたち。

ウー2
タイ2
複雑

 特にブレイズは複雑。フェイに「何でウーが生きて一緒にいるんだ?」と迫られ、何度も顔をはたかれて顔を見ることが出来ない状態。

ブレイズ板ばさみ

 フェイがブレイズの頭に銃を向けた瞬間、ウーブレイズを庇いフェイに発砲。結果、フェイはウーに再び弾丸を喰らい大切なモノを……笑

フェイ1

 しかしウーも撃たれてしまい、フェイもキョンも殺せぬまま5人は敗走することに。

血しぶき

 ちなみにこの作品では撃たれると血しぶきが霧のように舞う。

敗走

 ここの銃撃戦も凄い格好良い。それぞれがやる事をわかっている感じ。タイがウーに肩を貸し、キャットとファットが道を切り開き、ブレイズがバックアップ。『ザ・ミッション』のジャスコ程ではないにしろ、同じ臭いのする格好良さ。


車内1

 車で逃げるときのタイのブレイズに対する「お前は死んでたんだ!ウーがお前を庇わなかったら、お前は死んでたんだぞ!何がウーを殺すだ!?」って感情をぶつけるシーンも良い。ブレイズとタイの性格の違いが見て取れる。

 同じ頃逃げたフェイは自分のタマの痛みに耐えながらも「手を組まないと殺す」とキョンを脅し、その迫力にキョンはフェイと手を組む事にする。

フェイ2

 ヤムヤムの顔芸と言うか、この人ホントに鬼気迫る不気味な迫力があった。

 5人はウーを闇医者のところに連れて行くのだが、すぐにその場にフェイも治療にやってきて、その闇医者の家で再び銃撃戦。この銃撃戦も凄い。

病院
病院2

 狭い室内で、カーテンに遮られたまま開戦。近い・華麗・格好良い、三拍子揃った銃撃戦。流石ジョニー・トー!万歳!って言いたくなりますね。

病院3

 その外に出てからの銃撃戦も高低さのある面白い構図で、やっぱり良い。
 そこでさらに銃弾を喰らってしまったウー。どうにか車に連れて行き逃走するも、もう助からないのは明らか。残された4人で「どこにいく?」と途方に暮れていると

車内2

 顔面蒼白のウーがむくりと起き上がり、「家に帰る」と言って静かに力尽きる。ささやかな家族の幸せを望んだ男の、切ない最期。一度裏社会に足を踏み入れたら早々普通の世界に戻る事なんてできないんですね。ましてやボスに銃弾を撃ちこんだとなっては……
 仕方なく夫の帰りを待つジンのところへ死体を連れて行く。夫の遺体を見たジンは説明させる間も無くすぐさま銃を取り、泣きながらブレイズとタイに発砲。車で待機していたキャットとファットと合流してさっさと逃げる。このシーンは間とフランシス・ンとアンソニー・ウォンの逃げっぷりがやけに面白くて、切ないシーンなのにちょっと笑ってしまう。

ジン2

 右手に夫の形見の銃。左手に赤ん坊を抱える姿、両手にストレートな生と死の象徴を携えた姿は悲しい。『トライガン』の一巻にも似たような姿の人が出てきて、まぁそのときはエプロンに猟銃だったが、ヴァッシュ・ザ・スタンピード曰く「お寒い光景」「子供にゃあ見せられない」。個人的に凄い好きな絵面ではある。

 その後目的を失った4人は当ても無く、コインの裏表で道を決め彷徨う。

放浪

 このシーンは映画館で見たときは「ちょっとダレるなぁ」って思ったけど、DVDで観たらそうでもなかった。まぁダラダラしたシーンであることに違いは間違いは無いんだけどね。こいつらがやると味が出てくる。

 ダラダラした旅路の末、4人は偶然ジェフから聞いていた金塊を運ぶトラックの一団と遭遇。一度はコインで襲わない方に決めるも、その後トラックが他の襲撃者に襲われているところに遭遇(歩いてたのにどうやって追いついたんだ?ってことは気にするな)。そこで襲撃者たちを相手取って孤軍奮闘しているチェン軍曹と出会う。
 金塊を警備していたチェン軍曹。リッチー・レン。

チェン1

 ウィンチェスターM70スコープ付きで敵を一人ずつ確実に仕留めていくナイスガイ。
 登場こそ終盤で出番は少ないのに妙に印象に残るキャラと言うか、ずるい出で立ちと言うか、美味しすぎるポジションの人。是非このリッチー・レンのスピンオフが観たい!ラウ・チンワン辺りとやってくれ!!

 このチェン軍曹の格好良い姿に銃好きのキャットはテンションが上がってしまい、加勢することに。

4人3

 加勢するけど敵全部倒したらもちろん金塊は頂くよって事でその後はチェンにも銃を向ける。

4人4

 それでも引かないチェンだったが、ブレイズが間に入ってチェンを仲間にすることに。金塊盗まれて生きてたらどっちにしろ疑われて死刑だから、実際仲間になるか死ぬかの選択。酷いもんだwww

 夜、5人で金塊を得た事ではしゃいでいるところにフェイからジンを預かったと電話が入る。ジンはブレイズたちを探し回っていた。その話を断るわけにはいかず、チェンと別れる4人。「夜明けまでは港で待っている」とチェン。こいつ新入りなのにめっちゃ格好良いわ。。

チェン2

 こうして4人は再びジェフのホテルへ。4人は酒を飲み、写真機で悪ふざけをしいたところで、ウーが生前赤ん坊に与えた鈴の音が響く。全員が揃ったホテル。そこで4人は金塊を渡し、取引を提案。そしてジンに「港で男が待っている」と伝えて逃がし、パーティが始まる!

 ジンを逃がしてからの音楽の入りと4人の笑顔がマジで良い。

笑顔1
笑顔2
笑顔3

 全ての覚悟を決めたボンクラ親父たちのこの笑顔、たまらんwwww
 フェイは感付き、たまたま持っていたレッドブル(笑)を投げつけるも、4人はそれをサッカーボールのようにパスをして繋いでいく。

パス1
パス2
パス3
パス4

 最期にブレイズのキックでレッドブルがホテルのロビーに高く上がったところで開戦!

ラスト1
ラスト2
ラスト3

 もうアホか!ってくらいに近い。そしてレッドブルが地面に帰ってくる頃には決着は付いていた。見事にウーの仇を取った4人。最期は部屋に潜んでいて銃声が止んだ頃に出てきて金塊を持っていく娼婦を見て笑って力尽きる。本当に格好と良過ぎるボンクラどもの最期。素晴らしい。
 ちなみにレッドブルは小道具が間に合わず本物のカンで何度もパスやってロイ・チョンが頭から血を出したらしいです。おいwww

写真

 そして決戦前にふざけあっていた写真が現像され、再び幼い頃の写真でフィニッシュ。いやー、ジョニー・トー、お見事様でした。

 相変わらずオープニングの公園とか家のシーン、キョン暗殺を実行するところや闇医者のカーテン芸、高低差、そして最期のホテルでの決戦など、ロケーションの使い方が抜群に上手く、ライティングも素晴らしい。観ていて本当に飽きない。音楽も非常に良い。ただ、特に脚本が無く即興で話を作っていったからか、けっこう細かい粗はたくさんあって、中盤の中だるみはある。まぁそれらを気にならなくさせるパワーと味をもった素晴らしい作品であることも確かだから、全く気にせずに手放しでベタ褒めするくらいハマってしまう人もいるだろう。説明不要の面白さってこういうことなんだろうな。個人的にはウーが死ぬまでは100点満点。名シーンのオンパレード。その後のダレと、もうちょっとキャットとファットのキャラを描いて欲しかったかな。
 ジョニー・トー作品の中では 『ヒーロー・ネバー・ダイ』『ザ・ミッション 非情の掟』に次ぐ大傑作。自分の中でこの3本柱は同時に香港ノワール映画ベスト3でもあり、相当の映画でなければこのランキングは揺らがないだろうなと思う。これらを凌ぐ作品ってのはめったにない。寂しいことだけれど、ジョニー・トー作品を鑑賞できる状況に居る事は素直に感謝。

 ジョン・ウーとは違う新たな境地を極めたジョニー・トー。まだオーランド・ブルーム主演の『仁義』のリメイクとかの予定があるらしいから、これからもまだまだジョニー・トー監督には香港ノワールというものをどんどん世界に広めていって欲しい。ジョニー・トー万歳!香港ノワール万歳!!愛してまーす!!!



愛すべき名場面
○オープニング
○キョン暗殺失敗の銃撃戦
○車内
○闇医者の家での銃撃戦
○リッチー・レン登場
○焚き火の前で金塊の事ではしゃぐシーン
○ラスト

愛すべき名台詞
○家に帰る


評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


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P.S.
タイトル

 相変わらず黒澤明リスペクトの筆書きなのか、ぶっとい文字でのタイトル。原題は『放・逐 EXILED』「EXILED」の意味は「追放」とか。だいたい合ってる。邦題は時期的に一般的に言うエグザイルと間違われてしまいそうなのは狙ってやってるんだろうか?

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/01/19(水) 20:28:44|
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プロジェクトA2 史上最大の標的

 2011年になりました。2011年の映画レビュー第一弾は何にしようか悩みました。年明けそうそう見たのはブルーレイで買った『第9地区』だったのですが、これはもうレビューやっちゃってあるし、やっぱこのブログらしく香港映画で、ジャッキー・チェンで行こうと思いました。


邦題『プロジェクトA2 史上最大の標的』
原題『A計劃續集』
1987/香港/105分
監督 ジャッキー・チェン
出演 ジャッキー・チェン、マース、タイ・ポー、クリス・リー、ケニー・ホー、マギー・チャン、ロザムンド・クワン、カリーナ・ラウ、レイ・ロイ、トン・ピョウ、クワン・ホイサン、ラム・ウェイ、ロー・ワイコン、ベン・ラム、チャーリー・チャン、チャン・ウーロン、リー・ホイサン、ジュ・ティッワ

ポスター

 20世紀初頭の清朝末期の香港。A計画で海賊の討伐に成功した沿岸警備隊のドラゴンは1つの地区の警察署長を任される。その地区は前任者であるチン署長が悪党と組んででっち上げの犯罪で功績を立てていた問題の地区で、指名手配犯が悠々と街で賭場や娼館を経営し、警察内部にも賄賂がはびこる無法地帯であった。そこに配属されたドラゴンと沿岸警備隊の仲間たちは唯一賄賂を受け取っていないホー巡査から情報を得て、苦戦しながらも街を仕切る悪党のタイガーの逮捕に成功する。ドラゴンの仕事は順調にいっているように見えたが、前署長のチンの復讐や国を良くしようとする革命団を弾圧しようとする清朝の陰謀に巻き込まれ、さらにそこに前作の海賊団の生き残りが復讐を誓ってやってきて、ドラゴンは命を狙われてしまう。

 ジャッキー映画のベストと呼んでも良い大傑作『プロジェクトA』の続編。あれだけの面白い作品の続編となるとかなり期待されるが、その期待に見事に応えたジャッキーアクションの集大成的な作品になっている。惜しい事に前作でジャッキーと並んでかなりの存在感を出していたユン・ピョウとサモ・ハン・キンポーは『イースタン・コンドル』の撮影でスケジュールが合わず、香港三銃士作品とはならなかったが、その抜けた二人の穴をジャッキーが一人で頑張っていて、ジャッキーしか持ちえないのアイディアが存分に発揮されたユーモア溢れるアクションになっており、あの二人の存在は確かに惜しかったがそのおかげで生まれたジャッキー・チェン孤軍奮闘大活躍劇となった。ユン・ピョウとサモ・ハンを出していたら前作を超えるも並ぶのもかなり難しかっただろうけど、方向性がかわったおかげで違うアクションとなり、それが大成功したと個人的に思う。
 もちろん、ドラゴン、ジャガー、フェイの3人が出る物語も『プロジェクトA3』として見たかったけどね(^^; 残念ながらこのシリーズはこれで終わってる。

 とりあえず物語を追って役者を紹介していきます。
 続編だから当然だけど主人公は沿岸警備隊のドラゴン。今回も監督・脚本・主演をこなすジャッキー・チェン。

ジャッキー・チェン

 前作から引き続き登場の主人公。正義感が強い。前作で手柄を立てているのでちょっとした英雄で、沿岸警備隊の総監たちと特別なコネがあって色々と助けてくれる。
 ジャッキー・チェン、1954年生まれなのでこのとき33歳。脂の乗った全盛期後期。33歳って言ったら普通の人はきっと運動に関しては「年取ったなぁ」って感じで老け込んでいるのだろうけど、ジャッキーはまだまだバリバリ。キレにキレまくったアクションを随所で見せてくれるし、体を張った危険なスタントもまだまだやれる。本当に凄い人だよこの人は。

 物語的にはあまりつながり無いんだけど、設定は前作からところどころ引き継がれているので、沿岸警備隊の仲間達は今回も健在。

おなじみの面々

 左から"大口"こと、マース、ジャッキー、クリス・リー(前作では特に名前とか無かったと思う)、"ひょうきん"ことタイ・ポー。
 クリス・リーは全然わかりませんでしたが、大口とひょうきんの二人組みは前作から変わらずあんまり強くない間抜けな役どころで、悪党と逮捕しに行くところではやっぱりさっさとやられてしまいます笑

 このメンバーで新しい地区に就任し、ドラゴンが新署長としてその地区を牛耳る犯罪者のリーダー、タイガーを逮捕しにいくのだが、賄賂もらって責任を果たす気の無い駄目警官たちは「こんな安月給で犯罪者逮捕なんて危ない事できません。辞めます」とか言い出してドラゴンを困らせる。
 そんなカス警官たち。

警官隊

 自分は把握できていないのですが、ジャッキースタントチームの人が数人ゲスト出演しているそうです。
 この中でも特に駄目っぷりが目立ったこの人。

リッキー・ホイ

 この人はリッキー・ホイ。香港でコメディ俳優として有名なマイケル・ホイやサミュエル・ホイの兄弟。ゲスト出演ですが、このと画像のときの、ジャッキー十八番の椅子アクションでやられた後の「助かったぁ」って言う情けない顔が印象に残っています。ここ以外でも真っ先にジャッキーに因縁をつけたり、悪口言ったり、早退するって言い出したり、このメンバーの中じゃかなり目立ってます。

 そんな腐敗した警察の中で唯一賄賂ももらってなく、協力してくれる新人警官のホー。

ケニー・ホー

 ケニー・ホーと言う人で、このパターンならこの人のポジションは結構メインになってくる気がしますが、大口やひょうきんと同じくあんまり強くないうえに大口、ひょうきんと比べて圧倒的にキャラが薄いのであんまり目立ちません(^^; ある意味勿体無いですね。

 とにもかくにもこのメンバーで悪党の集まる場所へ乗り込む。

ケニー、マース、ジャッキー、クリス・リー、タイ・ポー

 しかしながら相手のタイガー率いる犯罪者軍団は一人一人が中々強い上に警官を全然恐れない大物で、人数も多い。

チャーリー・チャン悪役軍団

 ジャッキー以外のメンツはさっさとやられてしまい、ジャッキーも一人頑張るけど形勢は圧倒的に不利のまま、窮地を迎える。
 ちなみにこのタイガー。演じているのはチャーリー・チャン。

チャーリー・チャン

 やたら迫力のある役者さんで、凄い雰囲気があったんだけど、なんとこの人は実際マジモンのマフィアの人だったらしい……。どおりで怖いわけだよ。ジャッキーも一度負けちゃうわけだよ。

 一度は負けて、窮地に陥るもそこに沿岸警備隊を率いてチー総監が援軍にやってきて、悪党を全員逮捕することに成功する。

 チー総監は前作と同じキャストのクワン・ホイサン。

クワン・ホイサン

 ……あんた沿岸警備隊をライバル視してた陸上警察の総監じゃなかったっけ???(^^; 今作では何故か沿岸警備隊のトップになっていて、全面的に味方。何があった!?
 画像無いけど、ドラゴンに優しい総督の娘のイザベラ・ウォンも前作から引き続きの登場です。顔見せ程度ですけどね。

 ってか、この沿岸警備隊が援軍にやってきて形勢逆転したあと、悪態をついたタイガーとその部下にジャッキーが「俺に勝ったら、解放してやる」と言って戦い、拳で決着をつけるシーンがあるんだが、自分が最初に見たテレビ版ではなんとその戦いのシーンがまるごとカットされていた。幼心に「ジャッキーが負けて終わった!?」とショックを受けたシーンである。やっぱ勝たなきゃ駄目だよ!

 前作でも悪党の巣窟に殴りこみに行くシーンはかなりのクオリティだったが、今回もこの殴りこみシーンは素晴らしいアクションをしている。ジャッキーの対複数の戦闘がかなり面白いし、タイガー役のチャーリー・チャンら、敵たちもかなり良い動きをしている。

 ジャッキーの階段落ち。

階段落ち1
階段落ち2
階段落ち3
階段落ち4

 そして、チャーリー・チャンの決死のスタント。

落下1
落下2
落下3
落下4
落下5
落下6

 これ下に置いてあるツボがワンクッションになってるとは言え、そのせいで後頭部から落ちてるように見えるんだけど……マジ大丈夫なのか??
 本人が落ちているのかどうかわからないけど、これはヤバイ。

 この死闘を制し、逮捕して署に戻ると元署長のチンは驚愕。カスの集まりだったその署の警察官たちが手の平を返して忠実に職務をこなすようになる。……良い様に見れば、ジャッキーのおかげで気力を取り戻したとか、タイガーを逮捕できたので、この街で正義を全うするのが不可能でない事がわかったとか、そういう風に取れなくも無いが、でも納得いかん。こいつら全員クビにした方が良いだろ!!

 紹介が遅れたけど、悪徳署長のチン。ラム・ウェイ。

ラム・ウェイとローワイコン、ベン・ラム

 真ん中の人ね。ジャッキー作品のチラホラ出ている。このブログでも『サイクロンZ』とかで紹介しました。今回はメインキャラで、ちょっぴりヘタレな悪徳警官と言う、なんともいえないキャラです。強くも無く、弱くも無く、どこかセコイ笑
 右の部下はもはやお馴染みのロー・ワイコン。元プロのキックボクサーでムエタイ経験があり、ジャッキー・チェンのボディガードもやってたりするリアル強い人。『酔拳2』でのボスの足技が印象に残ります。その他、色んな作品で顔を見ることができる、ジャッキースタントチームの一人です。最新作の『ラスト・ソルジャー』にも出てたし。顔を確認すると何かちょっと嬉しくなります。今回は全くと言って良いほどアクション無いけど。
 左の部下は多分ベン・ラムさん。この人もジャッキースタントチームの人です。このキャラでは全くと言って良いほどアクション無いけどね。きっとアクションシーンでスタントやってるはず。

 これから少し登場勢力が増えて話が複雑になってくる。
 まずは国を憂い、清朝政府に反抗し革命を起こそうとしている革命党員たち。

 リーダー格のクァン。ロザムンド・クワン。

ロザムント・クワン

 組織の幹部っぽく、革命党員に指示を出したりする格好良いお姉さま。
 今回は『七福星』や『サンダー・アーム龍兄虎弟』のときのような守られるヒロインでもなく、リー・リンチェイの『ワンス・アポン・ア・アイム・イン・チャイナ』シリーズのちょっと間抜けな可愛いヒロインでもなく、とても凛々しく強い女性を演じている。ワンチャイ好きな人には新鮮な感じがするだろう。自分はこういう強い女性が好みなので、このロザムンド・クワンは知ってる出演作の中で一番好きです笑


 もう一人の幹部のマン。レイ・ロイ。

レイ・ロイ マン

 男の幹部。とても行動力のある人で、幹部っぽいけどなんでもかんでもやってる。
 なんともいえない顔立ちというか、とても印象に残る顔をしているんだが、他の作品では観た事ない気がする。


 結構末端の方の構成員で花を売って寄付をつのっているサンサンとソウリン。左のサンサンがわかりづらいけどマギー・チャンで、右のソウリンがカリーナ・ラウ。
 
マギー・チャン、カリーナ・ラウ、ロザムント

 悪い警官に寄付金を没収されそうになるところをジャッキーたちに助けられて知り合う。この画像は知り合いの総督の娘の誕生日パーティーかなんかのときで、みんなドレス姿。やっぱドレス姿もロザムンド・クワンが一番綺麗だと思う。
 マギー・チャンは『ポリス・ストーリー』シリーズのジャッキーの恋人キャラよりは幼く、ちょっとお転婆な感じ。
 カリーナ・ラウは反対にちょっと強気だが、その方向ではロザムンド・クワンに食われちゃってる気がする。

 マギー・チャンは後々『HERO』で世界的に有名になるし、カリーナ・ラウも『インファナル・アフェア』シリーズと言う世界的に有名な大傑作に結構良いキャラで出演している。『プロジェクトA』と同じくこの作品ではラブロマンスなんてまるで無いが(女優のヒロインっぽい事といえばこの作品も前作も一緒に逃げる事くらい)、今思うと非常に豪華な女優陣だった。


 で、このパーティー会場のシーンはこの作品のコメディの一つの見せ場であるというか、自分はとても気に入っている。

ジャッキーとマースの正装

 タイガーを捕まえて今回のパーティーの警護主任に選ばれたドラゴンと大口、ひょうきんらのメインの部下が革命党員たちに出し抜かれてしまうシーンなんだが……ここでいきなりクイズです。ジャッキーは下の画像のどこにいるでしょう!!


ジャッキーを探せ1
ジャッキーを探せ2
ジャッキーを探せ3

 まぁ画像で見ると割と簡単なんですが、この暗い中に隠れるときに絵と一体化するというジャッキーのアイディアに当時の自分は爆笑した記憶があります。すごい面白かった。照明具合もドンピシャで、本当に面白いなと思った。ジャッキーの敬愛するバスター・キートンやハロルド・ロイドのコメディ映画からのアイディアかな?素晴らしい。
 あと、ダンスシーンが地味に長回しで凄い。


 その後ジャッキーは出し抜かれて冤罪をかけられ、逮捕されてしまうのですが、汚名を晴らすべく捜査でサンサンの家に聞き込みに行く。
 しかし、この家にジャッキーが着た頃にはソウリンが清朝政府の密偵に銃を突きつけられていて……と言う、一つの家の中に3勢力が集合してしまうというこの映画の中でも最高のコメディシーンが始まる。

 まずはソウリンを拉致した密偵たちが入ってくる。

問題の家のシーン1

 次にサンサンとマンが家に帰ってきて、ソウリンと密偵は隠れる。
 次にドラゴンとホーが入ってきて、マンは隠れる。
 その後陸上警察長官トンがやってきて、ドラゴンもホーも隠れる。
 陸上警察長官役のトンは、ジャッキー映画ではお馴染みのトン・ピョウ。

トン・ピョウ

 前作では陸上警察長官はクワン・ホイサンだったんだけどね(^^; まぁこの人は『ポリス・ストーリー』シリーズの印象が強いから、ジャッキーの上司と言うキャラが似合う似合う!

 そこにチン元署長も清朝政府密偵側についてやってくるのだが、流石にもうパンパンでサンサンにさっさと追い返されてしまうwww
 こうして家の中はタンスの中に隠れる密偵の一人と人質となったホーとソウリン。

問題の家のシーン2

 中二回の物置で銃を突きつけられているマンと密偵の一人。

問題の家のシーン3

 そしてそれらに気付いてどうにかしようとしているドラゴンとサンサンとトン。

問題の家のシーン4

 この3グループの誤魔化したり隠れたりするドタバタはかなり面白い。文章で説明できるもんじゃないから是非見て欲しい。特に日本語吹き替え版ではトンとサンサンが密偵たちの気を散らすためにいきなりオペラのように歌いあいだすのだが、その吹き替えが滅茶苦茶面白い。

サンサン「あぁ~!!香港で一番強いのだぁれ~!!」
トン「そりゃ警官だぁ~!」
サンサン「あぁ~!!香港で一番悪いのだぁれ~!!」
トン「そりゃ警官だぁ~!」
 
 って感じで自分は腹抱えて爆笑してた。やってることも、その歌も、本当に面白かった。

 その状況をどうにかクリアーするとドラゴンは今度はチン元署長に手錠をかけられ連行されてしまう。これはチン署長が刑務所所長と手を組んでいてドラゴンの命を奪う作戦であったのだが、今度はその状況に前作の海賊の生き残りたちがドラゴンの命を狙って介入してくる。

にくめない海賊達

 こいつらは悪い奴のはずなんだけど、間抜けでどこか憎めない。最後の方ではドラゴンに命を救われてドラゴンを許す事にするのだが、そのときの会話が
「ドラゴンは親分を殺したんだぞ!」
「海賊を退治するのが仕事なんだから仕方が無いだろ」
 とか言い出す。いったいどの口がそんな事言うんだよ笑
 演じているのはどっかで見たことある人たちばかりなんだが、おそらくジャッキースタントチームのベニー・ライやジョニー・チャンら。こいつらの斧を使ったアクションは良い。そしてそのときのドラゴンとチンの状況は手錠で繋がれている。

手錠アクション

 まるで気の合わない二人が手錠で繋がれて一緒に逃げる、手錠アクションと斧アクションが相俟ってここのアクションシーンも素晴らしい出来となっている。見所の一つ。
 余談だが、この手錠アクションは自分の作っていた自主映画『学ランファイター』シリーズの3作目でやる予定であった。企画段階でしか無かったが、新キャラの悪徳刑事ハマー、もしくはヒロインのエリと主人公が手錠で繋がれながら謎のスーツ軍団から逃げ回るアクションの予定だった。引っかかったら腕とか滅茶苦茶痛いんだろうけど、このアクションは一度やってみたかったなぁ……いや、やってみたい。今後やるかもしれません。

 とりあえず海賊達からどうにか逃げ切ったドラゴンとチンだが、今度はチンの罠でドラゴンは捕まり、色々あって革命党員たちと和解後、再び捕まってしまいしょうゆを作る機械に投げ込まれてしまう。

しょうゆ工場

 大重量のコンクリに押しつぶされてしまうような、小さい頃に見たらトラウマになる事請け合いのシーン。これは結構怖かった。でもドラゴンは調子こいてる裏切り者のネクタイを掴んで脱出。そこからドラゴン+革命党員(と言ってもほとんどドラゴン一人)vs清朝政府密偵+チンの長い壮絶な戦いが始まる。

 密偵たちのボスはこの人。

特使

 特使らしい。役名も無く俳優の名前も知らないが、非常に嫌味な顔で良い笑

 その特使の部下の実行部隊がこの3人。左からチャン・ウーロン。リー・ホイサン。ジュ・ティッワー。

チャン・ウーロン、リー・ホイサン、ジュ・ティッワー

 みんなどこかで見たことある気がするが、ん?左のチャン・ウーロン……この人は特に『五福星』でも出てたけど……

チャン・ウーロン

 あんた前作の『プロジェクトA』で違う役で出てたじゃねーかwww続編なんだから出ちゃまずいだろ!!まぁ『大福星』の続編『七福星』でもディック・ウェイは別の人の役で普通に出てきましたけどもね(^^; ジャッキー映画ではアクション俳優が続編で違う役で出てくるのはご愛嬌なんでしょう笑

 ここでの戦いは一度マンがレイ・ミステリオも真っ青な見事な超速飛びつきフランケンシュタイナーを見せる。

フランケン1
フランケン2
フランケン3
フランケン4
フランケン5
フランケン6

 見た目にも迫力がある良いアクションだったんだが、この敵がその後普通にドラゴンを追ってきたからまるでダメージ無かったんだな……(^^;

 クァンとサンサンと言う二大ヒロイン(クァン役のロザムンド・クワンはリー・リンチェイのヒロインとして有名。サンサン役のマギー・チャンはジャッキー・チェンのヒロインとして有名)と共に屋根を逃げるというアクションで実際の女優さんにもアクションやらせて頑張っていたが、途中で足手まといになるとクァンが悟り、ドラゴンに大事な手帳を預けてリタイア。マンもいつの間にかリタイアしてて、実質ドラゴン単騎での決戦となる。
 ここのアクションは本当に素晴らしくて、マット・ハーディとジェフ・ハーディのハーディーズもびっくりな長い梯子を使ったアクションや。

はしご1
はしご2
はしご3

 高所からの大ジャンプ。

凄い高さ

 高所の竹渡り。

はしご渡り1
はしご渡り2
はしご渡り3
はしご渡り4

 など、ジャッキーアクションの集大成とも言うべきアクションの連続。
 組み手も密偵たち3人がかなり手強くドラゴンはやや劣勢となり、そこで編み出したのが秘技、唐辛子拳!!

とうがらし拳1
とうがらし拳2
とうがらし拳3

 大量の唐辛子を食って自分の身体に活を入れる、なんとも恐ろしい技だ。
 これには密偵の二人も唖然。

とうがらし拳4

 だが、効果は凄まじく、この二人の目に見事唐辛子をこすりつけることに成功し、二人は目を塞がれ倒される。恐るべし、唐辛子拳!!

 その後は最後に残ったチンを追撃。
 ここではチンの攻撃により竹組から落とされるのだが、

竹落下1
竹落下2
竹落下3
竹落下4
竹落下5
竹落下6
竹落下7
竹落下8
竹落下9

 途中に竹があって、それが地面に付く前になんども衝撃を和らげるように思えるが、よく考えてみて欲しい。竹だぞ。しなるつってもかなり固い。しかもこの高さ、これ死んでもおかしくないぞ(^^; 地味に前作の時計搭落ちと同じくらい危ないんじゃないだろうか。ジャッキーは本当に凄い。

 そして最後は大きな看板に潰されながらも無事なドラゴン。

ラスト1
ラスト2
ラスト3
ラスト4
ラスト5

 これも破れやすくしてある箇所があるとしても、凄い怖いよなぁ。。。
 残った特使もトンが「な~にが特使だ!」と言って蹴りを入れる。

なにが特使だ

 良いのかよ(^^;
 『ポリス・ストーリー』のラストと同じく、この暴力行為は誰も見てないことになりました笑
 これにて一件落着。


 物凄い長々と書いてしまったが、この映画は前作の『プロジェクトA』に勝るとも劣らない傑作である。この映画もジャッキー映画5本指に入ると思う。特にコメディ部分のアイディアが素晴らしく、ジャッキーのアクションのセンスだけでなく、コメディのセンスにも感心して、誰でも笑って楽しめるエンターテイメント作品になっていると思う。サモ・ハンとユン・ピョウの二人が抜けたのは確かに寂しいのだが、ジャッキーの奮闘により上手く別の作品としての差別化ができていて、この映画も前作と同じジャッキー映画の一つの到達点になっていると思う。見てない人は損している。それは確実。
 ただ一つ、邦題の「史上最大の標的」の意味だけはよくわからなかった。


愛すべき名場面
○腐敗警官たちとのアクション
○タイガー一味との戦い
○パーティ会場で絵に溶け込むシーン
○サンサンの家での騒動
○海賊達に追われながらの手錠アクション
○ラストのアクション

愛すべき名台詞
吹き替え版でのマギー・チャンとトン・ピョウの歌の掛け合い。



評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓


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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/01/09(日) 21:07:11|
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成川ジロー

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