成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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東京国際映画祭 『小学校!』『一粒の麦』『そして、地に平和を』

 行っている専門がコンペ部門の招待券をくれるって言うんで、スケジュールとにらめっこしてどうにか東京国際映画祭のコンペ部門の作品を3作品見ることができました。
 簡単に言ってしまうと東京国際映画祭のコンペ部門の作品ってのは世界トップレベルの自主映画だと思う。こんな機会はめったに無いし、初めての参加なので色々期待して見に行きましたが、やっぱり凄い良い。面白いし、何より凄い刺激を受ける。



邦題『小学校!』
原題『¡PRIMARIA!』
2010/スペイン/107分
監督 イバン・ノエル
出演 フランシスコ・アルフォンシン、ホセ・ホアキン・メナ=ベルナル・ルエダ

小学校!1

 新任教師のホセ・マリアが小学校で生徒に美術を教えながら、自分自身も小学生たちの感性に触れ、その小学校で起きる事件や、多動症を煩うJJとの交流を深めていくうちに、色々な事を学んでいく。

 実際の小学校教師である人が監督・脚本と言うことで、子どもたちの生き生きとした表情や先生たちの人物描写の中途半端さ、起きる事件がとてもリアル。まあ自分には教師経験なんて無いからおそらくリアルとしか言えないんだけど、そこにある空気はとてもしっかり伝わったと思う。その人物描写や事件の中途半端さもわざと狙ってやってるんじゃないかと思えてくる。実際主人公の視点にたったとしたら、全容は知ることが出来ないだろうし。先生に変な人ばかりだったけど、実際そうなのかもしれないし。
 実際物語にするなら登場人物を絞るべきで、リアルさを求めるなら中途半端なこの形を求めるべきで、そのバランスの好みは見る人によるんだろうけど、微妙。絶妙までいかなかったと思う。単純に悪いとは言えないんだけど、引っかかりを感じる人は多そう。

 自主映画っぽさは確かにあって最初の方はテーマと言うか、描きたいことがたくさんありすぎて煩雑になり定まっていない。ただ、カメラワークの揺れが大きかったりして、ドキュメンタリーなのか物語なのかのどっちつかずだからなってしまったのかもしれないが、固定すべきだと思える箇所が多々あった。

 後半の演劇から展示会の畳みかけはとても素晴らしい。
 途中のホセ・マリアとJJの触れ合いのシーンは心温まる良いシーンだし、ほんと良い映画。ってかホセ・マリア役の人が凄い良い味を出している。

 一つ欠点に上げたいのが、劇中でときどき生徒の考える世界や先生の妄想のシーンが挟まれる部分が何度かあるんだけど、それらは別に現実と区別されてなくて、前触れもなく急に入って何事もなかったように急に現時に戻るので、わかりづらいと言うか、見づらい。何かしらの区別は付けるべきだと思った。子供の想像はまだともかく、先生の妄想だけでも。

 東京国際映画祭のコンペ部門なんて、世界トップレベルの自主映画なんだけど、やっぱり商業映画とは全然違った刺激をもらえる。良い。

小学校!2
小学校!3

愛すべき名場面
○変な女教師がホセ・マリアに迫る(?)シーン笑
○ホセ・マリアとJJの親交
○演劇と展覧会
○ラストシーン

愛すべき名台詞
○これがダリだ!

評価
★★★★




邦題『一粒の麦』
原題『DACA BOBUL NU MOARE / AKO ZRNO NE UMRE』
2010/ルーマニア=セルビア=オーストリア/118分
監督 シニツァ・ドラギン
出演 ムスタファ・ナダレヴィッチ、ダン・コンドゥラケ、フランツ・ブーフライザー、ミロス・タナスコヴィッチ、シモーナ・ストイチェスク、イオアナ・バルブ、レル・ポアレルンジ、ブライアン・ジャルディン

一粒の麦1

 コソボで売春を強いられている娘を探すルーマニア人の父親と、ルーマニアで自動車事故を起こして遺体となった息子を探すセルビア人の父親。ふたりはドナウ川で出会い、船頭が、200年前の伝説を語り始める。それは、正教会の建設が禁止されていた時代に、古い木造の教会を村に移築しようと奮闘するが失敗してしまう、ルーマニア人農民の物語だった。

 世界背景や人物背景がちょっとわからないまま話は娘を捜す父、息子の死体を引き取りに来た父、伝説とコロコロ話が変わるので、話を飲み込むまでに時間がかかり、てこずった。
 思ってたよりもそれぞれの話が絡まないのが残念だったが、ロードムービーならではの旅の感覚はスゴい良く出てるし、最後の収束感は終盤で予想はできるものの、この世の物とは思えない幻想的で圧倒的な美しさがある。入りづらく、ちょっとテンポ悪いかなと思えた中盤とかもどうでも良くなっちゃう様な良さはあるなと思う。あまり救いの無い物語ではあるけれど。

 こういうのをテンポ良くして、ライトにしたものが好きなんだが、自分の中でそうしたもののトップに位置してるのが『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』だと思う。この映画のジプシーたちと一緒に入れられた留置所からの脱出シーンや、協会関係者に変装するようなコミカルな部分には同じ匂いがあった。

 それぞれのキャラは良いキャラなんだけど、肝心の親父二人の人物描写にもっと力を入れるべきだったとは思う。あと拳銃のエピソードももっと面白く出来た気がして、勿体無い気がした。
 蛇足な話ではあるけど、父親の形見の拳銃がワルサーP99ってのは、新しすぎて違和感が……。

一粒の麦2
一粒の麦3

愛すべき名場面
○シスターと牧師に変装するシーン
○ジプシーと一緒に脱走するシーン
○ラストシーン

愛すべき名台詞
特に無し

評価
★★★☆




邦題『そして、地に平和を』
原題『Et In Terra Pax』
2010/イタリア/89分
監督 マッテオ・ボトルーニョ、ダニエレ・コルッチーニ
出演 マウリツィオ・テセイ、ウゲッタ・ドノラシェンツォ、ミケーレ・ボトルーニョ、ファビオ・ゴミエーロ、ジェルマノ・ジェンティーレ、シモーネ・クリザーリ、リッカルド・フラミニ、パオロ・ペリネッリ

そして地に平和を1

 元服役囚のマルコは、昔の友人グラウコとマウロに誘われ、一度は断ったものの再びコカインの取引を始める。ファウスティーノ、マッシモ、そしてフェデリコは、ドラッグに溢れた怠惰な日々を過ごしている。ソニアは大学生だが、カジノクラブで働いている。ほんの些細な出来事によって、彼らは火事や流血、そして暴力の痕跡を残すことになる。

 暴力の果てにあるものを描いていると思う。
 暴力の力の強さ。強すぎる力。その負の連鎖と末路。希望の無さ。

 警察を敵視して、警察がやってくることにより犯罪に手を染めている自分達が住みにくくなるのを誤魔化し、「警察無しで解決する!」とソニアのレイプ事件を自分達だけで解決しようとするグラウコとマウロらが滑稽に見えて仕方なかった。大義名分を掲げてはいるが、彼らは本当はソニアの事なんて考えていない、ソニアの事をきっかけに自分達が暴れたいだけなのだ。自分達の事だけしか考えて無い。そういう人間達が警察の代わりに暴力装置になろうとするが、マルコの爆発によって締められる。この後、彼らはどうなっていくのか?

 3人組の描写は何かフランスやイギリスの映画によくありがちな気がした。退屈でイライラしてドラッグに手を出している若者達。『トレイン・スポッティング』辺りがまさにそうだし、そいつらだけにスポットを当てたらよくある映画になるんだろうけど、それを多数の視点から描いた事でこの映画のクオリティが上がっているんだと思う。自分もこういう多数の視点から描くというのは好き。ただ、マルコの立ち位置をもっとわかりやすくして欲しかった。行動する事を諦め、傍観者でいるのかと思いきや、麻薬を売り始める。それは行動してしまっているのではないか?あと、この街を捨てたよいう人物もちょっとわかりにくかった。

 暴力論の映画は、自分が卒論で取り扱ったテーマでもあるからか、とても惹きつけられる。人間を魅了してやまないものが暴力だし、切っても切れないものでもある。愛と同じく人間の永遠のテーマなんだろうな。

 この映画だけ終電とはかけ離れた時間に見ることができたので、本編後のQ&Aに参加できた。イタリア映画が昔から好きと言う滅茶苦茶格好良いおじいさんとかが質問してて、とても面白かった。ってかマルコ役の人がリアルで怖い笑

そして地に平和を2
そして地に平和を3


愛すべき名場面
○ソニアが巻き込まれる事件のシーン
○ラストシーン

愛すべき名台詞
特に無し

評価
★★★★
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/10/30(土) 18:26:19|
  2. 映画-その他
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  4. | コメント:0

ダブル・ミッション

 ジャッキー・チェンの最新作にして、ジャッキーハリウッド進出30周年記念と言う事で過去作品のオマージュ満載のアクション・コメディ!!と言うととても豪勢で楽しそうですが、全然金がかかってなく、アクションもぬるく、共演者もほとんどが無名。結局ハリウッドがジャッキー・チェンを全然評価して無いというか、ジャッキーとハリウッドの相性の悪さを再確認させられる悲しい出来だった。超駄作。ジャッキーファンじゃ無い人からすれば見る価値ないし、ジャッキーファンの人は見て悲しくなるだけだから見なくて言いと思うよ。本当に酷かった。今年一番のがっかり映画。これが30周年記念?ふざけんな!


邦題『ダブル・ミッション』
原題『The Spy Next Door』
2010/アメリカ/92分
監督 ブライアン・レヴァント
出演 ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、マデリン・キャロル、ウィル・シャドレイ、アリーナ・フォーレイ、ビリー・レイ・サイラス、ジョージ・ロペス

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 ペンの販売の仕事をしているボブは実は人知れずに凄腕のスパイとして活躍していた。隣人の未亡人、ジリアンと恋に落ち、結婚するために仕事を引退したボブだったが、ジリアンの子供達と上手く仲良くなる事ができず、子供達のいたずらなどに悩まされる日々。そんなとき、偶然にも子供の一人がボブのパソコンから機密事項をダウンロードしてしまい、悪の組織から追われる事になる。

 とまぁ、あらすじだけ読めば内容も結末もだいたいわかる、かなりベタな良くあるホームコメディ。ヴィン・ディーゼル主演の『キャプテン・ウルフ』とそっくり。あれも全然面白くなかったな……。こんな使い古されててまず面白いものを、ここまで駄作にしてしまうとは、監督はアホなんじゃないかと思う。ブライアン・レヴァント監督は『ベートーベン』の監督らしい……時代が違うと駄目になるのかな。ってか30年記念作品なんだからジャッキーに監督させろよ!なめてんのかハリウッドさんよぉ!?確かに『タキシード』っぽい感じがしてて凄い不安だったけどさ。
 オープニングで今までのジャッキー映画のアクションシーンがいくつか流れてファンのテンションを上げるんだけど、何故か『プロジェクト・イーグル』がやたら多かった。あんまり多くの作品から映像取って無いよ。そしてそれなのに言うほどオマージュ要素が多くないって言うね。もう、なんなんだよ。『プロジェクト・イーグル』のオマージュ要素とかあったか?

 30周年記念と聞いて、「マジ?そんなに経った?」って思う人も多いと思うから一応説明しておくと、ジャッキー・チェンは昔っからハリウッドに進出したいと考えていて、1980年の『バトル・クリーク・ブロー』でハリウッドで初主演した。確かに30年前。でも全然認められなくて、その後も1981年の『キャノン・ボール』とか1985年の『プロテクター』で頑張ってたんだけど、やっぱり認められなかった。当時のハリウッドではジャッキーみたいな素早い動きは面白くなかったんだとさ。一発で倒すブルース・リーは認められたけど。その後1995年の『レッド・ブロンクス』が初めてまともにヒットして、そこから少しずつハリウッド作品に出てヒットする事が多くなり、1998年の『ラッシュアワー』でハリウッドスターになった。苦難の道だった。でもジャッキー的にもハリウッドのアクションの撮り方は肌が合わなくて香港に帰って映画撮ったりしてるからね。ハリウッドとジャッキーの相性は本当に良くない。自分としても、ジャッキーのハリウッド作品と香港作品を比べたら、全盛期の時期と言う事もあるけれど、香港時代の作品の方が圧倒的に面白い。だからジャッキーのハリウッド映画と聞いても、あんまり期待できないってのはある。それが今回は的中。

 とりあえず人物紹介。

 ペンのセールスマンをしながらCIAの凄腕エージェントもやるボブ。ジャッキー・チェン。

ジャッキー

 すげえ良い叔父さんに見える。
 ってか、まずペンのセールスマンらしいんだが、その描写が全く無い。家にある普段は隠しているスパイ用のスーパーコンピューターとかを動かす小道具としてペンを使っているだけが、それも最初だけで特に意味が無い。はっきりいってペンのセールスマンと言う設定が何の意味も持っていない。
 そんでもってCIAの方だが、施設が異状にショボい。物凄い規模が小さく、アジトには数人のエージェントしか勤めてなく、スパイ小道具はいくつかあるけど、新しい驚きを与えてくれるものは全然無い。同時上映の2006年のスパイ映画『M:i:Ⅲ』と見比べると本当に金がかかっていない。CIAとは思えないほど馬鹿で役に立たない組織だし、ジャッキーの上司が極め付けに頭が悪い。まぁ『M:i:Ⅲ』も上司はお馬鹿でしたけど、とりあえずコメディだからって許されるレベルを超えて駄目な規模と脚本だったと思う。ってか、30周年記念でこの規模とか、ジャッキーも馬鹿にされたというか、ホントハリウッドには評価されてないんだな……orz
 子供達に触れ合いながら少しずつスパイの身体能力や小道具を生かした事をして子供達に見直されていくって感じなんだが、それが大してすごい事してなくて、ジャッキーが年をとった事を考慮に入れてもアクションがぬるくて、もう参った。オマージュもあんまし無いしね……。


 ヒロインのジリアン。アンバー・ヴァレッタ。

ヒロイン

 ヒロインだけど、子供達とのふれあいがメインで、このジリアンとは最初っからデキてるのであんまり目立たない。それなのにこの人だけはそれなりに有名な女優らいしよ。金の使いどころ間違ってるだろが!!
 気のせいかやたらキスしてた気がする。


 ジリアンの子供達、左からファレン、ノーラ、イアン。

子供達

 今どきの女の子なファレン、幼いノーラ、ネット大好きで虚言癖のあるイアン。キャラの立ち具合が微妙。と言うよりも、そのキャラと、ボブの事を見直して仲良くなるエピソードが上手く噛み合って無いというか、浅い。もっと面白おかしくできると思うんだけどな。イアンが機密をダウンロードするところとかも酷い酷い。作りが甘すぎて見てらんないよ。


 敵のボス、ポルダーク。マグナス・シェビング。

敵ボス

 せめて対戦相手くらい有名なアクション俳優使って欲しかったなぁ……。この人はエアロビクスのチャンピオンらしい……格闘技経験者じゃないんじゃねえのこの人?30周年記念作品ならベニー・ユキーデに来てもらうとかあるだろ!顔見せ程度で良いんだからさ!リチャード・ノートンとかもいるでしょ!?ヴァ・ダムとの夢の共演とかザ・ロックとかストーンコールドとかさ、そういうのいくらでもできるじゃんよ!
 んで、画像には国際テロ組織と書かれているが、この組織がまたショボい。CIAもショボけりゃ敵組織もショボい。まずこのボスが一度捕まるんだが、よくわからんが製油所に手下二人だけを引き連れて来てて、そこを見つかってあっさり逮捕。ショボ。ってか、頭が悪すぎて話しにならない。
 んで手下この人たちなんだが、

敵軍団

 手下は全員でこの人たち+2,3人っぽいです。お遊び集団かよ。そしてさ、もっと綺麗でセクシーな女優を用意しろよ!!誰だよこの変な顔のおばさん……別にアクションがちゃんとできる役者って訳でもなかったし、こんな適当な共演者しか用意できないなんて……。
 こいつらが持っている石油を分解するバクテリアなんだが、まずその研究してるアジトとか実験シーンとか、なんか『ブラック・ダイヤモンド』の敵のアジトっぽかった。なんでジャッキー30周年記念映画でジェット・リーのパロをやるのよ。そのバクテリアが活躍するシーンがあるんだけど、そこはちゃんとCGでやるけど、テストシーンだけで実際に使われるシーンは無し。そんなところに金かけるなよ。。。


 お金はかかってない、脚本は頭が悪い、アクションはぬるい、全体の出来は酷い、とんだハリウッド進出30周年記念映画ですわ。こんなんでジャッキーは納得してるの?これハリウッドに馬鹿にされてるよ?せめてクリス・タッカーのカメオ出演くらいあって良いんじゃないの?
 ジャッキー・チェンを知らない人が作ったジャッキーのハリウッド進出30周年記念作品なんだと思う。どう考えてもジャッキー向けの映画じゃなかったし、ジャッキーファン向けの映画でもなかった。ジャッキーを使ったただのB級コメディ。
 こんなものが30周年記念映画を名乗るのは、自分は絶対に認めない。腹立たしいわ。日本であんまり話題にならなかったのも頷ける。ハリウッドを捨てて、日本でジャッキー自身に監督してもらって、今までの共演者とかカメオ出演で出しまくって、日本進出35周年記念映画を撮って欲しい。

 アメリカ人はこんなジャッキーが好きなんですか?


愛すべき名場面
特に無し

愛すべき名台詞
特に無し

評価


予告編↓

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/10/11(月) 19:35:50|
  2. 映画-洋画
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AVP2 エイリアンズVS.プレデター

 酷評ばかりされてるけど、割と好きです。見直したらやっぱりそれなりに楽しめたし。プレデター派としては前作が欲求不満の極みで、『プレデターズ』が酷いプレデターっぷりだったからかなあ。


邦題『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』
原題『Aliens vs. Predator: Requiem』
2007/アメリカ/102分
監督 コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス
出演 ジョン・オーティス、スティーヴン・パスクール、ジョニー・ルイス、レイコ・エイルスワース、アリエル・ゲイド、クリステン・ヘイガー、ロバート・ジョイ

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 南極の遺跡でエイリアン・クイーンと戦い、死んでしまったスカー・プレデターを宇宙葬するために遺体を持ち帰ったプレデターたちだったが、そのスカー・プレデターにはすでにフェイスハガーがエイリアンの卵を植え付けていた。船内でプレデターの因子を備えた新種のエイリアン、プレデリアンのチェストバスターが誕生、そのプレデリアンは地球軌道上を飛ぶ船内で成体になり、プレデターたちに牙を剥き、船はコントロールを失いアメリカコロラド州の片田舎の森林地帯に不時着する。
 その頃、プレデターたちの母星では船の墜落の警報が鳴り響き、その船の痕跡を消し、エイリアンの増殖の拡大を防ぐために狩りではなく掃除を専門とするプレデター、クリーナーが地球に向かう。
 墜落した船からはプレデリアンや標本として生きたまま保存されていたフェイスハガーが逃げだし、近くの平和な街では人が次々と行方不明になり、そこにクリーナーも到着し、人間とエイリアン、プレデターの生存をかけた戦いが始まる。


 『エイリアン』シリーズは1と2が圧倒的に傑作。3佳作。制作に問題があったしね。何度も監督と脚本が変わったりしたらそりゃ出来は酷くなる。それをあそこまで仕上げたフィンチャー監督は凄い。4は気持ち悪くてなんとも言えんが。
 『プレデター』シリーズは1が最高傑作。2が良作。
 傑作>良作>佳作>普通 的な感じで。
 そしてそれらを戦わせた夢の競演であるはずだったAVPシリーズは中々酷い評価をされているが、2は惜しい作品であったと思う。エイリアンとプレデターの戦いに巻き込まれて人間の街が丸々一個消えるっていうアイディアは素晴らしい。それぞれそれなりに背景を持つかなりの数の人が次々とエイリアンの餌となり、プレデターに狩られ、人間にとって絶望な状況は良く描かれていた。問題があるとすれば画面が暗すぎてなにやってるんだか見えにくい事とグロに走ってしまったこと。そしてこれは最新の『プレデターズ』にも言える事だが、プレデターとエイリアンの描き方。何故か毎回プレデターは頭が悪い。ちゃんと今までの設定を活かせよと。頭悪いし弱いしで『プレデターズ』の新プレデターとかホントに最悪だった。本来プレデターはもっと賢くてもっと強いはずだ。
 そしてエイリアンの描き方も酷い。簡単に言えば扱いが悪い。エイリアンとプレデターが肝なのに、それらの描き方がしっかりしてないから新しい魅力も感じないし、昔からのファンの心も掴めない。
 まあこのAVP2のプレデターは『プレデターズ』と比べれば全然良く出来ていたとは思う。

 そのちょっとお馬鹿な主人公のプレデター、ザ・クリーナー。

クリーナー2地上へ

 何が駄目かってこのクリーナーって言う、他のプレデターと比べて圧倒的に強い歴戦の猛者で後始末の専門家って設定なのに、エイリアン相手に最後までずっと後手後手だわ、簡単に人間に見つかっちゃうわ、弾速の遅いプラズマキャノンをかなり遠くから撃ってエイリアンに全然当たらず(ゲームではロックオン後なら多少の追尾性能があったんだけども)発電所壊しちゃうわ、簡単に言うと間抜け。上の画像も実は地下でエイリアンにまんまと出し抜かれて地上に逃げられてしまい、自分も地表をぶち壊して地上に出て怒ってるところ。

馬鹿3

 この画像もなにやら格好良いが、実は遠くから弾速の遅いプラズマキャノンを撃って当たらず、発電所壊れちゃって怒ってるところ。本当に後手後手。

クリーナー1

 このようにエイリアンを片手で余裕で持ち上げるパワーはスゴいが、頭が悪い。ベテランと言うか年だったのかもしれないな。
 プラズマキャノンとスピアをメイン武器として使っているが、新兵器もある。それらは面白いのもあれば「え?」って感じのものもあり、何ともいえない。

新武器酸

 新武器の溶解液。何でも溶かしてしまう、証拠隠滅用の道具かと思われるが、エイリアンが増殖しすぎて諦めたのか途中から使わない。って言うかエイリアンの一匹に刺して放置した。何故かパンフレットなどでは「溶解液の散弾」と紹介されているが、散弾的な要素は全く無い。翻訳ミスだろうか??

 新武器網

 奥に見えてるのが新武器の設置型レーザー・ネット(とでも言うのかな?)エイリアンの逃げ道を塞いだり、それに吹っ飛ばしてエイリアンをバラバラにしたり。これでエイリアンたちを追い詰めたと思ったらプレデリアンはクリーナーの身体を使って壁壊しと言う裏技で下水道から逃げた。クリーナー涙目である。

 新武器キャノンガン

 プラズマ・キャノン・ピストル(とでも言うのかな?)。肩に付けてたのを外して専用のユニットをつけてピストル化したもの。確かに照準装置の動きはエイリアンの動きに対して遅すぎるので目視で撃った方が良い。ただ、この画像のとき、なにもかも上手くいかないクリーナーはぶちきれてて、光学迷彩で姿を隠すのも忘れてプレデリアンが逃げ込んだ病院のドアを派手に蹴破って入ってきます。おー怖。

新武器手裏剣

 新武器の手裏剣。レーザー・ディスクと似たようなものか。戻っては来ないけど。あとで書くが、これを使うシーンは中々見ものである。

新武器ムチ

 新武器のムチ。エイリアンの身体に巻きついてバラバラにしてしまうほどの切れ味だが、プレデリアンの尻尾に巻き取られ簡単にぶんどられてしまう。ってか一番使えそうな武器なんだから、最後だけじゃなくもっと早く使えよと思った。
 あとは光学迷彩とかリストブレイドとか通常装備。……思うにプレデター姿見せすぎじゃないだろうか?隠れる気があるのか……??

 光学迷彩使わずに森の中で考え事してたら簡単に人に見つかっちゃうし

馬鹿1

 証拠隠滅に来たのにいちいちそいつの皮剥いで吊るすし

馬鹿2

 そんな暇無いだろ!あほか!
 人間視点で物語描くなら、もっと神出鬼没にして良い気はする。
 とにかく、この作品ではこんなプレデターです。強い……ような気はするけど本当に間抜け。


 もう一匹の主人公、プレデターの体に寄生して、前作ラストで産声を上げたエイリアン、プレデリアン。

プレデリアン1
プレデリアン2
プレデリアン3
プレデリアン4
vsプレデリアン5

 上二枚はチェストバスター状態。基本的に明るいところで映ってないから画像が困る。コミックやゲームではかなり早くから登場してたけど、三次元映像化はこれが初めてかな。デザインは基本的に一緒で顔にプレデターの特徴が出ていてプレデターっぽい口と、ドレッドヘアみたいな触手。普通のエイリアンウォリアーよりも巨大。変わってたのは何故だかクィーンのDNAを引き継いでて、本人が元気に動き回りながらもエッグ、フェイスハガーの過程無しで人間の体内にチェストバスターを産みつける事ができるところ。しかも一度に複数。

一度にたくさん出産

 妊婦に口移しで卵を植え付けてその腹からたくさん産ませるって言う作中一番グロイシーンだと思うんだが、これチートだろ。エイリアンはクイーンがいないことを感じ取るとランダムで一匹の体質が変化してクイーンになると聞いたが、こいつの繁殖は最初からの能力な感じがするしな。チートキャラや。
 ってか、エイリアンの成長過程って

①クイーンがエッグ産み出す。
エッグ
②エッグからフェイスハガーが出てきて他の生物の体内に卵を産み付ける。
フェイスハガー
③体内の内臓などを食い破りエイリアンの幼体・チェストバスターが産まれる。
チェストバスター
④他の生物を食い、栄養を取って成体へと変態する。
成体

 って感じで、チェストバスターから成体になるには栄養を摂取しなきゃあかんのだけど、(エイリアン1、ゲームでは確か猫を捕食してた。猫食うだけであそこまででかくなるのも凄いけど。)このプレデリアンの場合、チェストバスターとして生まれ出た場所がプレデターの船の中とか、プレデターを捕食できるワケねえだろ。人生つんでるはずなんだが、よく成体になれたもんだ。
 戦闘能力に関してはただ普通のヤツよりでかくてパワーがあるだけっぽかった。もうちょっと何か特徴欲しかったですね。それは戦い方の演出の問題でもあるな。


 たくさん出てくる普通のエイリアン。

エイリアンウォーリーア

 ドローンとかボーンとかウォリアーとか呼ばれたりする。『エイリアン』のときはこれ一体で大騒ぎだったけど、武装した『エイリアン2』からは大量に出てきて引き立て役になることが多い。『エイリアン』のはデザインがちょっと違ってビッグチャップと呼ばれているんだが、一匹で暗闇にまぎれて一人ずつ人が殺されていって、アクションよりもホラー的な怖さがある。あれも良かった。今回は大量。数で勝負。
 正直人間とエイリアンの対決をもっと見たかったかな。援軍に来た州軍を全滅させるのは良いんだけど、画面暗くて何やってるのか見えないし、あっという間に終わる。

軍隊1
軍隊2

 本当に暗くて見難いし、そういう演出だとしてもねぇ……そこが見たかったんだが。


 あとは人間たち。
 街の保安官のエディ。ジョン・オーティス。

エディ

 街のために尽力するとても良い人で能力もある人なんだろうけど、街でエイリアンが発生してプレデターも着たとか、どう考えてもこの人の手に負える出来事じゃないので、この人は悪くない。
 頑張ったけど報われない、劇中で一、二を争う可哀想な死に方をする。最後まで生き残ってたのにね。
 演じてる人は割りと有名らしい。知らなかったけど。


 ムショ帰りのダラス。スティーブン・パスクール。

ダラス1

 何をしたのかはわからないけど多分ムショ帰り。リッキーに「盗みは得意だろ?」とか言われてるから泥棒でもしたのか?しかしながら悪い人では無いし、行動力も決断力もリーダーシップもあって頭も回る優秀な人。終盤の「中で何があっても絶対にケリーだけは守れ」「タイタニックか?男も女もないぜ」「お前にヘリが操縦できるのか?」のやりとりは窮地でもダラスが冷静さを保っているのがわかる良いやりとり。
 一度プレデターの罠にかかって逆さ吊りにされるも生還する辺り運が強い。プレデターが落としたプラズマ・キャノン・ピストルを持って無双するシーンがあるのだが、

ダラス2

 そのときのテンションが『エイリアン2』のハドソンの死ぬ前のテンションそっくりでそれもある意味死亡フラグだったが生還。素晴らしい運の持ち主。
 『エイリアン』の船長と名前が一緒なのは単なる偶然らしい。


 ダラスの弟、リッキー。ジョニー・ルイス。

リッキー0

 優秀な兄と比べるとなかなかに冴えない男。ただ、意中の女性とは劇中で結ばれる。まあその女がピッチだと言うのは否めないから、モテるわけではないと思う。ピッチにたぶらかされてる可哀想な男かもしれない。実際エイリアンが来てくれなかったらこいつはいじめっ子たちに半殺しにされていただろう。そのシーンのタイミングは女が仕組んだとしか思えないタイミングで笑える。

リッキーいちゃいちゃ

 しかし、イチャイチャした奴はまず死ぬと言う死亡フラグを打ち壊した辺り、兄弟揃って運は強い。


 ビッチのジェシー。クリステン・ヘイガー。

ジェシー1

 いじめっ子のて付き合っていたが、ピザを配達に来たリッキーに「(あいつは)もうすぐお払い箱よ」とか言い出してリッキーを誘うビッチ。散々ビッチと言ったけど、アメリカじゃ当たり前の事なのかもしれないな。
 女キャラらしく、パニックになって制止も聞かずに走り出すと言うお約束とも言える行動をするんだが、それが「終盤のここで何故今になって?」と言うタイミングで、演出の都合上というか、プレデターがエイリアンに向けて投げた手裏剣が鋭利過ぎてエイリアンに当たった後も勢い止まらず、いわば出会い頭の交通事故とも言える理不尽な死を迎える。
 ジェシー!待つんだジェシー!

ジェシー2
 
 キャアアアアアアあっ……

ジェシー3

 まさに交通事故。
 まあビッチだから良いか。


 いじめっ子三人組。

三人組

 真ん中の金髪のにいちゃんのデールがリーダー。他の二人はマークとニック。どっちがどっちだかはちょっとわからなかった。左の黒人の方が強そうだけど、あっさり死ぬ。まあ水の中でエイリアンと戦うのは屈強な黒人でも無理があったか。基本的にモブ。右のパッとしない感じの奴の死に方は好き。

三人組2
三人組3

 ゲームにもあった。窓に引きずり込まれて、血が飛ぶ。ベタだけどこういう演出良いよね。
 デールは、今回エイリアンの血液がヤバい酸性って言う設定が半ば無視されている中(外は雨で、水にふれると中和するとかの設定があったとしても、クリーナーはもろに浴びてるし、ダラスも真上のエイリアンを撃つといいう明らかに浴びてしまう形があったのに、効果無しだった)、酸性血液を浴びて死ぬと言う貴重な死に方。まあいじめっ子だから良いか。
 デールはビッチに振られる訳だが前述した通りビッチかこいつがリッキーをボコるために仕向けた様にしか思えない。

三人組たち

 この画像のリッキー以外全員グルだと思う。
 「この女にセックスを教えたのは俺だぜ」は屈指の名言笑


 任期を終えたか、休暇で街に帰ってきた軍人のケリー。レイコ・エイルスワース。

ケリー2

 腕の細さとか銃を構えた感じを見るとあまり強そうに見えないが、設定では銃の扱いに長け、ヘリも飛ばせる、そして冷静な判断力を持つ有能なキャラ。街の脱出に必要不可欠。ただエイリアンに襲われた夫を見て瞬時に判断して娘を抱えて逃げたのは、正しい判断なのだけど、冷たすぎるというか、かわいげがなさ過ぎて少し驚かされた。これが軍人。これがリアリストか……。


 ケリーの娘のモリー。アリエル・ゲイド。

モリー

 ケリーとはあまり会えて無いようで、パパが好き。でもパパはママにさっさと見捨てられて、その光景はパパの単なる死と言う意味以上を持つ。後々トラウマになるだろうな。ママとの関係もギクシャクしそう。完全版ではそれを質問するシーンが追加されている。

追加シーン

 ただ、このシーンでは目の前で画像の男の頭が吹っ飛ぶので、余計にトラウマになりそうである。
 ケリーの強さの秘密は、エイリアン2終盤のリプリーと一緒で子供を守る母の強さなんだろう(リプリーとニュートは血は繋がっていないが)。

 ケリー1

 リプリーを思わせるところは多々あった。


 ケリーの夫、モリーのパパのティム。

ケリーと夫

 男手一つでモリーを育ててきた優しいパパ。エイリアンにいきなり飛びかかられ、それを見た嫁はさっさと逃げて死亡。それは好判断だけど、エディとどっちが可哀想な死に様か……。こいつの心臓をモニターする装置とかあったら死に様はっきり写してないからきっと繭にされて生きてて助けに行こうってなるだろう。どっちにしろ悲惨な死だけど。


 森に狩りに来ていたバディ親子。

親子

 プレデターの船の第一発見者、且つエイリアンの第一の犠牲者。
 親父の方は飛びかかってきたフェイスハガーをライフルでぶち抜くも酸性血液を腕に浴びてもがれた後に別のフェイスハガーの餌食に。

親子2

 子供の方もフェイスハガーに飛びかかられ繭にされた。

チェスとバスター

 子供にも容赦ない演出は良い、けど繭の時間てほんと個人差が激しいな(^^;)『エイリアン』のときは丸一日くらいだった気がするんだけど、このAVPシリーズだと一、二時間で孵化してる気がする。話の都合上仕方ないんだけどね。

 

 他にも狩り親子の奥さんとか、捜索隊の一人レイとその彼女、彼女の勤め先のコック、ホームレスたち、ラリってるアルバイトなど、色んなキャラが出てくる。んで皆死ぬ。そういう人間が圧倒的に弱いというか、エイリアンとプレデターの引き立て役に人間を容赦なく大量に殺すという演出は良い。暗くて見えないのが惜しいけど、エイリアンvs人間、プレデターvs人間と言う点はこの映画は及第点。しかし、キモであるエイリアンvsプレデターとなると駄目になる。難しいんだろうけどさ……そこが一番見たいところなんだよ。

 クライマックスのプレデリアンvsクリーナー。
 いつものとおり、強敵と認めてマスクを外すクリーナー。

vsクリーナー4

 お約束ですね。
 タックルを磐石の前屈立ちで切るクリーナー。

vsがっぷり

 エイリアンの攻撃方法がタックルばっかりなのがなぁ……
 初めて中の口を掴み打ち切ることに成功するクリーナー。

vs中の口

 これは良かった気がする。
 クリーナーは爪でプレデリアンの顔面を刺す。プレデリアンもしっぽでクリーナーの腹を貫く。

vs爪
vsしっぽ

 壮絶ですが、暗くて雨降ってて、何やってるのか、どっちがどっちなのがとても見づらいです。肝心のところをはっきり見せないのはやめなさいよ。
 この戦いの結末は良くあるんですが、別に悪くなかったと思います。

 そんでもってラストシーン。
 街を消す命令を出した将軍が、謎の人物ユタニさんにダラスから押収したプレデターのキャノンを献上する。

ラストユタニ
ラスト押収武器

 これで『エイリアン』シリーズの企業、ウェイランド=ユタニ・コーポレーションと言う合併企業に繋がる訳ですね。『AVP』でウェイランドさんが出てきて、この『AVP2』でユタニさんが出てきて。ユタニって湯谷で、日系企業と聞いたけど、まぁ良いか。
 ちなみに命令出した将軍はノベライズの設定では『プレデター2』の主人公、マイク・ハリガンやピーター・キース捜査官と接触していたらしいです。それを映画でも出して欲しかった……。

 全体的にそれぞれの作品へのオマージュが多かった気がする。プレデターの船内のシーンとか、やっぱり色んな生物の頭蓋骨見せてたし。

船内の骨

 個人的に言えば、惜しい出来。画像見てもらえればわかるが、もっと明るくしろと、あともうちょっとこう、プレデターが頭良ければ……。嫌いじゃないし、つまらないとは思わない。『AVP』よりは好き。『プレデターズ』と比べると全然面白いと思う。
 続編に期待したい。もう一作、『プレデターズ』が酷かったからこそ、格好良いプレデターと怖いエイリアンと、そして出来れば宇宙海兵隊を出して映画化して頂きたい。


愛すべき名場面
○街の住人が次々と死んでいくシーン
○ダラスの無双

愛すべき名台詞
○この女にセックスを教えたのは俺だぜ

評価
★★★★

予告編↓


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(2010/06/25)
スティーブン・パスカルレイコ・エイルスワース

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P.S.
プレデター、エイリアン系の映画をレビューすると長くなる。まぁ突っ込みどころも多かったからか。好きな証拠ですかね。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/10/08(金) 14:02:33|
  2. 映画-洋画
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特攻野郎Aチーム THE MOVIE

 更新遅れました。でもやる事があるから遅れてるわけで、やる事があるって良いですね。っていうか無いのはキツイ。この映画の見たのは……1週間くらい前かな。


邦題『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』
原題『The A-Team』
2010/アメリカ/117分
監督 ジョー・カーナハン
出演 リーアム・ニーソン、ブラッドレイ・クーパー、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン、シャルト・コプリー、ジェシカ・ビール、パトリック・ウィルソン、ブライアン・ブルーム

ポスター

 なんとも奇妙な絆でチームを結成し、そのチームで湾岸戦争中様々な作戦を成功させ名を轟かせたAチームだったが、ゲリラからUSドルの原版を奪う作戦を成功させた直後に罠にはまり、全員ばらばらの刑務所に入れられてしまう。しかし、そんなことをされて黙っているAチームではなく、リーダーのハンニバルが刑務所を脱走すると他のメンバーを次々と脱走させ、汚名を返上するために報復を開始する。

 80年代アメリカの人気テレビドラマシリーズのリメイク且つ映画化。『特攻野郎Aチーム』として日本でも人気の海外ドラマとして有名だが、自分はほとんど見たことが無い。テーマ曲は覚えてる。まぁ海外ドラマ自体ほぼ見た事が無いんだけど、それでもこの映画は楽しめた。元は「ベトナム戦争中に活躍したチーム」という設定だったのだが今回は「湾岸戦争中に活躍したチーム」と現代的にリニューアルさせ、元のドラマシリーズとは別物として楽しめるつくりになっていると思う。
 ってかね、監督が『NARC』『スモーキン・エース』のジョー・カーナハン、音楽は『プレデター』とか『フォレスト・ガンプ』とかのアラン・シルベストリ、製作総指揮に『エイリアン』『ブレード・ランナー』『ブラック・ホーク・ダウン』の巨匠リドリー・スコット、製作には『トップガン』『トゥルー・ロマンス』『スパイ・ゲーム』のトニー・スコット。なんかやたら豪華なメンツな気がします。役者も自分の好きな役者がメインに出てて、見たいとは思いつつも金欠で踏ん切りがつかなかったところを先輩の「ジローは絶対これ好きだよ」との鶴の一声で鑑賞。そんでまぁやっぱり面白かった。

 チームのリーダーで作戦立案の天才ジョン・スミス。通称ハンニバル。リーアム・ニーソン。

ハンニバル

 本人の口癖の「作戦は奇を以ってよしとすべし」にあるように、こいつが立案する作戦は一見無茶に見える予想できない奇抜なものばかり。それが成功するんだから、こいつは天才策略家だわ。
 演じているリーアム・ニーソン、やっぱ自分はジェダイの印象が強い。『バットマンビギンズ』で忍者の棟梁みたいなのもやってたけど。『96時間』は未見。今回では凄い良い笑顔が印象に残ってる。なんて格好良くて気持ちの良い親父なんだ。次世代の親父アクションはこの人に任せても良い気がする。激シブ。


 調達の達人にして戦闘員のテンプルトン・ベック。通称フェイス。ブラッドレイ・クーパー。

フェイス

 「ミサイルからブラジャーまで」、どんなものでも調達してくるプロだが、生粋の女ったらしで、良い女を見るとすぐに口説いてしまうため、チーム一のトラブルメーカーでもある。刑務所で女の看守でも落としたのか、やたら待遇の良い生活をしていて笑った。。この映画ではハンニバルとは一番付き合いが古いらしく、お互いとても信頼しあっている。主役の4人の中でこの人だけ知らない人でした。


 操縦の天才だけどちょっとイカレてるH・M・マードック。通称マードック。シャルト・コプリー。

マードック

 ヘリとか飛行機とか中々ぶっ飛んだ操縦をする天才マルチドライバー。頭のイカレ具合が面白く、この人がハイテンションでいるシーンは大体笑える。この人が脱走するときの3Dも良かったwwあとB.A.との掛け合いは最高に良い!
 演じてるのはほぼアドリブだったと言う『第9地区』の主人公役が記憶に新しい。ってか、本業は製作のはずなのに、やっぱり普通に良い役者だった。


 メカニック担当の心優しきパワーファイター、B.A.バラカス。通称B.A.。クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン。

BA

 途中で信仰に目覚める心優しきゴリラ。空挺部隊出身なのにマードックの無茶苦茶な操縦のせいで空を飛ぶのが怖くなってしまう。
 演じているのはクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンと言う、「ランペイジ(暴れん坊)」というニックネームが付くほどの実力のある総合格闘家。

images.jpg

 日本でもPRIDEに参戦し、デビュー戦の当時グレイシー狩りに成功して勢いに乗っている桜庭一志、当時全盛期にヴァンダレイ・シウバ、そして現UFCライトヘビー級チャンピオンのマウリシオ・ショーグンには負けているが、それ以外は負け無し。UFCに行ってからも負け無しで王者になったし、ラシャド・エヴァンス、フォレスト・グリフィンといった超一流のファイター以外には負けておらず、現時点でも93キロ以下級最強の一人。本当に強い人。
 色男であるフェイスも鍛えて中々良い身体をしているのだが、

テンプルトン・ベック

 こいつはリアルファイターだから並ぶとこうなる。

軍服

 軍服がパンパンやwww一人だけアスペクト比間違えたみたいになってる。なんという筋肉の密度。
 格闘家なのに演技は凄い良かった。ハマっていたと思う。まぁこいつに限らず主役4人とも全員ハマっていて、おそらく作られるであろう続編もかなり期待できるのだが、ファンとしてはやっぱりこいつの肉弾戦シーンがもっと見たい!だからジャクソンが敵をボディ・スラム一発で片を付けるシーンも良いんだけど、やっぱり三角締めされたのを強引に持ち上げてパワーボムやってほしかったよなぁ。



 これの最初とかにやってるやつね。これでアローナを失神KOしたのは有名。バッティングとも言われてるけど。
 『ウィッチマウンテン』の記事でもありましたが、感銘を受けて自主映画内で自分もやった笑

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 受けてるのが自分で、かけているのが自分が所属している劇団、プロフェッショナルファウルの役者の人で、自分を持ち上げるときの中の人はこのブログのリンクからホームページに行ける力持ちのuemulaさんです。


 とにかく、この4人組が主役。どいつもキャラが立ってて非常に良い。
 そんな4人組を執拗に追いかける国防犯罪調査局のエージェント、ソーサ。ジェシカ・ビール。

ジェしか

 フェイスの元嫁なのかな?だからAチームを追っかけるのも、フェイスがいるからであると思う。中々優秀で真っ当なエージェント。演じてるジェシカ・ビールは『ブレイド3』とか『ステルス』とか、たまに見かけるな。ただ、砂漠にいるときの顔が『キングダム/見えざる敵』のジェニファー・ガーナーそっくりに見えた。

ジェシカ

 ジェニファー・ガーナーの方の画像は見当たらなかったんだけど、まぁでっかいサングラスにポニーテールのブロンドは同じに見えて当たり前か。


 Aチームを罠にはめた敵のパイク。ブライアン・ブルーム。

パイク

 最初の方にハンニバルにガキ扱いされて、実際に凄い小物臭がしてて単なるザコかなと思いきや、異様なタフさでまさかの善戦。Aチームを苦しめる予想以上に良い悪役だった。いったい何なんだこいつは(^^;


 Aチームの脱走を手助けしたりするFBIのリンチ。パトリック・ウィルソン。

リンチ

 こいつも実は悪役で、こいつも最初っから小物感を出しまくっていたが、パイクのようにそのイメージを覆したりはせず最後までAチームにいいようにやられちゃう小物だった。エリートっぽさが鼻につく良い感じに嫌味なヤツで、良い存在なんだけどね。


 こんなメンバーで繰り広げられる本編はオープニングからもう本当にテンポが良い。作戦会議も物資調達も準備もアクションも掛け合いもテンポが良くて良くて、アクションが細切れになりすぎて逆に見づらいことにもなってる。そこら辺はジョー・カーナハンっぽさと言うよりもトニー・スコットっぽさなのかな?って思うけど、とにかく何にも考えないで楽しめる良質なアクション映画。ハンニバルが考える奇抜な作戦も面白い。こういうスケールのでかい見ていてすかっとする映画も絶対に必要である。
 音楽は旧テーマ曲のアレンジとかもあって、自分は確認してないがドラマシリーズの役者さんもカメオ出演とかしているらしく(ラストに出てきたのがそうなのかな?)、ドラマシリーズファンにも、ドラマシリーズをあんまり知らない自分のような人にも楽しめるつくりになっていると思う。
 惜しいのはあんまり期待したジョー・カーナハンっぽさが見れなかったところか。それがはっきりしたものではないから、見れなかったというより、感じ取れなかった。

 このメンバーで是非とも続編を作って欲しい。
 

 余談だが、ジャクソンはこれから総合格闘家と俳優を平行してやっていきたいとのこと。これはドゥエイン・ジョンソンことロック様とランペイジ・ジャクソン。元WWE王者と元UFC王者の夢の共演が見られるのか!?是非とも二人ともこれからのアクション映画界のスターになってほしい!!と思ったら『エクスペンダブルス』で元WWE王者のストーンコールド・スティーブ・オースチンと元UFC王者のランディ・クートゥーアが共演してますね(^^; 皆頑張ってくれ!


愛すべき名場面
○オープニング
○マードックの操縦
○原版強奪作戦
○脱走
○戦車
○ビル強襲
○ラストの戦い

愛すべき名台詞
○A、M、F!(アルファ、マイク、フォックストロット!)(アディオス、マザーファッカー!)
○作戦は奇を以ってよしとすべし

評価
★★★★

予告編↓

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/10/02(土) 20:54:31|
  2. 映画-洋画
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プロフィール

成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

評価は
★=1
☆=0,5
五つ星=★★★★★が最高評価です。

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