成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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プレデター

 別に自分だけでなく、世界中の人々から愛されている映画がある。世界中って言っても、結構限られてはいるけど。エイリアンものの2大巨頭と言って良いと思うんだが、『エイリアン』シリーズと『プレデター』シリーズにはどちらにもコアなファンが世界中にいる。自分は『プレデター』派。幼少の頃から何故かはまって何度も何度も見た。おそらくこの『プレデター』は一番多く見ている映画。15回くらいは最初から最後まで見てるかもしれない。でもきっと世界には自分よりもプレデター好きな漢がいるんだろうな……今回の記事は映画についてだけでなく、メディアミックスされた部分にも触れていくつもりなので、長くなるから覚悟を。


邦題『プレデター』
原題『Predator』
1987/アメリカ/107分
監督 ジョン・マクティアナン
出演 アーノルド・シュワルネッガー、カール・ウェザーズ、エルピディア・カリロ、ジェシー・ベンチュラ、ビル・デューク、ソニー・ランダム、リチャード・チャベス、シェーン・ブラック、R・G・アームストロング、ケビン・ピーター・ホール

パッケージ2

 エイリアンものは単なるB級映画で終わることが多いけど、この映画はエイリアンものでB級映画でありながらアクション、音楽、絵、キャラクター、全てのクオリティが高い。
 監督はこの後『ダイ・ハード』を生み出してアクション映画に革命を起こしたジョン・マクティアナン。制作に『コマンドー』『リーサル・ウェポン』『ダイ・ハード』『エグセクティブ・デシジョン』『マトリックス』などを手がけたジョエル・シルバー。音楽は同じ人とは思えないが『フォレスト・ガンプ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の音楽作ったりしてるアラン・シルベストリ。プレデターの造詣や視覚効果は『ターミネーター』や『ジュラシック・パーク』のスタン・ウィンストン。軍事アドバイザーは誰かわからないけど、特殊部隊の装備(役割)がリアルと評判だし、リアルなだけでなく、M134を個人携帯して掃射するというガンママニアにはたまらないツボも抑えてある。そして役者に大アクションスターと元WWFスターの州知事2人とか『天使にラブソングを2』の監督とかアポロとか。今振り返ってみればそら恐ろしい布陣だ。超一流ばかり。エイリアンものとしても素晴らしいが、アクション映画としても素晴らしい傑作なのである。
 エイリアンのアイディアも斬新だっただろう。この映画が作られたのは1987年。自分が生まれて1年しか経っていない時代だが、現代の特殊部隊と光学迷彩などの科学兵器を駆使するエイリアンを戦わせたのはこれが初めてだろう。

 簡単に紹介してみたが、これだけでこの映画が凄いって事は少しわかってもらえたと思う。自分がはまってしまったのも無理は無い。いつもどおり、キャラクターを中心に細かく紹介していく。


 南米のとあるジャングルで要人をゲリラの手から救出するためジャングルに乗り込んだ特殊部隊が、正体不明の敵と死闘を繰り広げる。

 単純に言ってしまえば物語はこれだけ。でも、前半の特殊部隊とゲリラの戦いで主人公たち特殊部隊の圧倒的な強さを見せ付けて、中盤その圧倒的な強さを誇った特殊部隊が正体不明の敵・プレデターに一人、また一人とやられていくパワーバランスの見せ方、構成はとても上手いと思う。そして後半は主人公のシュワちゃんとプレデターの執念のタイマン。一粒で3度美味しい映画といえるかもしれない。

 エイリアン要素も、映画の一番最初に謎の宇宙船から何かが地球に射出されるシーンがある。

宇宙船

 これだけで、このあとはシュワちゃんの乗ったヘリが夕暮れをバックに到着する無駄に格好良いシーンとなり

スタン・ウィンストン

 それ以降はジャングルで特殊部隊が正体不明の敵に人間社会にはない高度なテクノロジーの化学兵器で襲われ、対決するまでほとんど描写はない。だが、これが良い。そのエイリアンであるプレデターがどうして地球に来たのか?何故人の皮を剥ぐのか?どのような文明を持った生物なのか?そこら辺がほとんど明かされず、謎のまま終わる。そういうチラ見せ感が見るものの想像力を刺激して、劇中にある数少ない描写でプレデターがどんな奴らなのか想像するのが本当に楽しい。自分がこの作品を見たころもまだインターネットが発達してなく、同じくこの映画を見た友人とプレデターはあーでもないこーでもないと話し合うのがとても楽しかった。
「プレデターは誇り高き戦士だから女は殺さないんだよ!」
「違うよ、あの女は自分の衣服にプレデターの血を付けていたから殺されなかったんだよ!」
 とか
「プレデターの世界では頭蓋骨がトロフィーなんだよ」
「だからシュワちゃんの頭蓋骨品定めされてたのか」
 とか
「プレデターの中の人はジャン・クロード・ヴァン・ダムらしいぜ!」
「マジで!?」
 とか(笑
 コアなファンはこういうのが大好き。それが続編の『プレデター2』では、やはりプレデターの姿の全てを見せる訳ではなかったが、1よりも多くの部分を見せて、さらに『エイリアン』の頭蓋骨にしか見えないトロフィーもあったもんだから、コアなファンはエイリアンとプレデターの関係性を何度も何度も議論して、『エイリアンvsプレデター』を待ち望んだもんです。
 まぁそれは別の映画の話になるんでおいとく。


 とりあえずこの映画の成功の秘訣の一つとして、プレデターも相当魅力的だったけど、対する特殊部隊の人たちも相当魅力的だったってところ。例によって登場人物を紹介していく。


 主人公。ダッチ・シェーファー少佐。アーノルド・シュワルツェネッガー。

ダッチ

 元世界1のボディビルダーで、現在世界最強のカリフォルニア州知事はエイリアンを相手にとっても負けない!!かなりの実力のある経験豊富な特殊部隊の指揮官を好演。自分たちは救出部隊であり、殺し屋ではないという信念を持っていて、暗殺の仕事などは断るナイスガイ。この映画の最後にはテーマ曲と共に人物紹介があって、皆そのために撮られた映像で笑ってるんだけど、シュワちゃんだけ何故か劇中のシーンの静止画。なんでやねんww
 シュワちゃんの全盛期ということもあって、身体のガチムチマッチョ具合は半端無い。プレデターを迎え撃つために皆で木を曲げたりしてトラップを作るんだけど、この人の部隊シュワちゃんだけでなくみんなガチムチマッチョで笑った。こんな奴ら敵に回したくねえ。
 主人公ってことで結構顔のアップとかもあるんだけど、シュワちゃんって結構演技も上手いよね。

シュワ
シュワ1
シュワ5

 顔芸と言うべきか、目の演技は凄い格好良かった。シュワちゃんは本当に格好良いよなぁ。現代の子供はどのアクションスターに憧れるんだろう??自分が子供のときはシュワちゃん、スタローン、ウィリス、セガール、ヴァン・ダム、スナイプス、ジャッキー、ジェット・リーなど、人材豊富過ぎたな。。ステイサムはスマート過ぎるし、トニー・ジャーは田舎臭すぎる。うーん。今の子供には是非ザ・ロックこと、ドゥエイン・ジョンソンに憧れて欲しいかな。
 ゲリラの基地を襲撃するシーンでは車を持ち上げてそのパワーを見せ付けたけど、何故かカメラ目線だった。

何故かカメラ目線1
何故かカメラ目線2
 
 こっち見んなww


 ダッチの戦友でこの仕事を依頼しに来たCIA、ディロン。カール・ウェザーズ。

ディロン

 『ロッキー』のアポロktkr!!

アポロ

 スタローンの出世作『ロッキー』シリーズのアポロ役で有名な人ですけど、B級アクションにちょこちょこ出てて、自分はこの画像の左下の『アクション・ジャクション大都会前線』みたいな映画も見たことある。あんまり面白くなかったけど。自分の中ではこの映画でもそうだけど、ハルク・ホーガンと共演した『シャドー・ウォリアーズ』シリーズ(何故かyahoo映画にも登録されてない)にも出てて、M134をぶっ放してて、この人はアポロというよりもM134と関係がある人というイメージ。この作品ではダッチたちを騙して作戦を実行させた悪い奴なんだけど、最後の方は改心して熱く戦った。
 当然のごとくこの人もガチムチマッチョで、ダッチとの再会シーンではいきなり力比べを始める。

ガチムチマッチョ

 左がカールで右がシュワちゃん。二人とも腕太すぎwww


 シュワちゃん率いる特殊部隊の一人で、M134を個人で振り回す頼もしいお方、ブレイン。ジェシー・ベンチュラ。

ブレイン

 この人が実は凄い。リアル元ネイビーシールズの隊員であり、その後プロレス界に入り、トークの才能もあってAWAやWWFでトップスターとして活躍し、アントニオ猪木やハルク・ホーガンとも対戦経験があり、ミネソタ州知事もやっていたことがある、多才って言うか、頭も良いし運動能力も良い、まさに完璧超人。

ベンチュラ

 作品内では「無痛ガン」呼ばれる個人携行できるように改造したM134バルカン砲を軽々と振り回しゲリラを圧倒的火力で殲滅してた。超人過ぎる。だが、そんな彼もプレデターには一撃でやられてしまう。プレデターの強さを上手く表してた。


 シュワちゃんの部下でブレインの親友、マック。ビル・デューク。

マック

 なんとこの人は『天使にラブ・ソングを2』の監督です。

天使に

 その当時、ハリウッドでヒットした作品の続編は白人が監督にあてがわれるのが常識だったらしく、黒人のビル・デュークがその監督を務めたことはハリウッドの歴史に残る凄い出来事であるらしい。俳優としても『コマンドー』『アクション・ジャクション』『ペイバック』『DENGEKI』『X-MENファイナルデシジョン』などのアクション映画に出てて、よくタフガイを演じている。
 この作品内では、ブレインと共に激しい戦場を潜り抜けブレインと二人だけ生き残ったという裏設定があって、ブレインの仇を討つために率先してプレデターに戦いを挑んでいった。最初にプレデターを見た人であったり、M134を掃射するシーンもあったり、髭剃りを折ったり、かなり印象に残っている役である。


 シュワちゃんの部下で、森の中に何かがいることに気がつく男、ビリー。ソニー・ランダム。

ビリー

 この人は裏設定でインディアンの血が流れてるだとかで、第六感がかなり強い。プレデターの存在にもいち早く気がつくかなり頼れる兄貴。『48時間』とか『コマンドー』では悪役で出てたね。自分は『プレデター』のDVDアルティメットエディションを所有しているのだが、そのメイキングによると出演者は皆紳士だったが、このソニー・ランダムだけはマジでヤバイ。キレさせたらあかん存在であったらしい。こんなガチムチマッチョ共が恐れる程の危険人物とは……。


 シュワちゃんの部下で、プレデターの最初の犠牲者となる眼鏡、ホーキンス。シェーン・ブラック。

ホーキンス

 なんかこの人はメル・ギブソンとダニー・グローヴァー共演の大ヒットアクションシリーズ『リーサル・ウェポン』の原作者とか脚本の人らしいよ。流石眼鏡!インテリ!!
 作品内ではこの人の下ネタギャグと、それに大笑いするビリーのシーンが凄い印象に残ってる。


 シュワちゃんの部下でスペイン語が話せる、プレデターの最後の犠牲者、ポンチョ。リチャード・チャベス。

ポンチョ

 グレネード・ランチャーの人って印象ですよね。あとはこの人がプレデターの形跡が何も残っていない事を報告するときの絶望感とか良かったな。最後は側頭部にプラズマキャノンの直撃を受けるっていう悲惨なやられ方だった。頭蓋骨大丈夫なのか?全編を通したプラズマキャノンの描写を見るとパワー調整ができるみたいだけど。


 捕虜であり、シュワちゃん以外の唯一の生存者、アンナ。エルピディア・カルロ。

アンナ

 自分は小さい頃から日本語吹き替え版を見てて、本当はこいつは英語を喋れるけどシュワちゃんたちには喋れないで通してると言う描写を吹き替えは凄い上手く誤魔化してたから、大学入ってDVDでプレデター見るまではスペイン語喋ってることに全然気がつかなかったわ(^^;
 やっぱり言い伝えを語るシーンが印象的ですよね。


 もう一人の主人公、プレデター。ケビン・ピーター・ホール。

プレデター
プレデター2
プレデター3

 格好良くて、そして醜い!!正体不明の宇宙人、プレデター。作中では「プレデター」って名前が認識されてるわけではないんですけどね。ちなみに「捕食者」って意味です。設定ではこのプレデターは成人前とか言われてるんだけど、自分としてはこれ以降の作品を含めても一番強かった気がする。成人前じゃなくて、老年ちょい前くらいなイメージ。まぁ色んな説が飛び交っているらしいけどね。
 ドレッドヘアの武士っぽいデザインは『電撃戦隊チェンジマン』のブーバという敵役を元にしたらしい。

ブーバ

 確かに似ている。
 中身がジャン・クロード・ヴァン・ダムというデマが何故か広まったけど、中の人は作品中の最後にヘリのパイロットとして顔出ししているケビン・ピーター・ホールという人。身長は2m以上あるらしい。

ケビン

 この撮影後、すぐに亡くなってしまったとか。素晴らしいプレデターっぷりでした。ありがとうございました。
 
 続編や『エイリアンvsプレデター』シリーズでどんどん新しい武器が増えていっているけど、最初のこの作品では基本的に武器はリスト・ブレイドとプラズマ・キャノンの2つだけ。

リストブレード

熱線

 プラズマキャノンは肩についていて、照準のレーザー・サイトは頭についている。連動していて、顔が右向けばキャノンも右向く。画像のように、先にワイヤーの様なものを相手に刺してから、それにエネルギーを伝わらせることもできるらしいし、作品内で威力が明らかに違うシーンがあるため、パワーの調節も出来る模様。

 あとは光学迷彩と自爆装置か。
 光学迷彩は映画が発表された当時としてはおそらく全然知られてなく、今では研究されてだんだんと実現に近づいているらしいが、映画内でこれほどまでに見事に、しかも印象的に表現されたのは映画の視覚効果の歴史に残って良いものなんじゃないかと思う。

光学迷彩1
光学迷彩3
光学迷彩4

 ジャングルの中で、襲ってくる敵がどこにいるのか見えないというのは緊張感と敵の正体不明感をかなり上手くを出せていた。毎回見る度に何処にプレデターがいるのか探してしまう。秀逸なアイディア。2枚目と3枚目は同じカットで一瞬だけ姿を現してまた消えるシーン。スゲエよ。
 
光学迷彩2

 目だけが光る演出も凄い格好良かったな。

光学迷彩5

 さて、何処に隠れてるでしょう!笑

 プレデター視点がサーマルゴーグルみたいに熱感知ってのも面白いよね。狩用にそういうマスクをしているらしいんだけど。

サーモ1

 わかる人にはこの静止画だけでこれだけで何処のシーンかわかります笑

サーマル2

 ところどころにある得体の知れない奴に見られている演出も良いよね。


 あと、どのシーンもとても良いシーンばかりなんだけど、特に印象に残ってるシーンを紹介。
 中盤のプレデター相手に罠を張って待つシーン。

ビル1

シュワ2

 マックは力が入りすぎて髭剃りを折り、ダッチが痺れをきらして(わざとおとりとして)前に出るシーン。
 ここの緊張感もかなり良い。

 一人になってしまったダッチが敵の死角に気付いて、1対1の最後の戦いに臨むシーン。

シュワ4
雄たけび

 この瞬間、ダッチはランボーを越えたワンマンアーミーになった!!

 そしてラストの、生き残ったダッチのなんとも切ない表情。

シュワ7

 まさに満身創痍。このときバックに流れる寂しげなトランペットの音楽がとても合っている。
 メインテーマ曲も本当に雰囲気に合ってて凄い良くてね。個人的には『ターミネーター』のテーマ曲よりも好き。



 『フォレスト・ガンプ』と同じ作曲者とはね。



 当たり前だけどまるで違うwww

 全てにおいて質の高かったこの映画。映画としても大ヒットして、その魅力的なキャラクターは数多くの二次作品が世に出回っていった。
 ノベル化は当たり前で、ノベルの中でプレデターはエイリアンやターミネーター、果てはバットマンとも夢の共演ともいえる戦いを繰り広げていった。コミック化もされた。コミックの『エイリアンvsプレデター』はかなり良い出来らしいので、機会があれば是非読んで見たい。。『エイリアンvsプレデター』は前述した『プレデター2』の描写が発端となりちゃんとした映画も作られたが、自主映画もたくさん作られた。

 最近のショート・フィルム『AVP Redempion』↓



 凄いとは思うけど、ちょっとCGばかりで面白みが無いかな。


 『プレデター2』のクリーチャー担当の人が作ったらしい自主映画『バットマンvsプレデター&エイリアン』

 

 なんだこれwww 


 フィギュアもたくさん出されたし、ゲーム化ももちろんされた。自分がそんな様々なメディアミックスされたものの中で特に紹介したいのがそのゲーム。

 アーケードゲーム、『エイリアンvsプレデター』



 ファイナルファイトの様な横スクロールアクションで異常な難易度を誇るゲーム。プレデター2人と人間2人の中からキャラを選んでエイリアンや軍隊と戦うゲームで、自分は一度だけやったことがあるのだが速攻でクレジット無くなった記憶がある。動画はその中でも一番扱いが難しいとされるキャラでのプレイ動画なんだが……この人の上手さは異常。本当に難しいゲームなんだからね!!で、そのキャラなんだが、なんと名前がダッチ・シェーファー。

ダッチ・シェーファー

 ダッチ・シェーファーって『プレデター』のシュワちゃんじゃん!!公式ではないらしいが、そういう設定は本当にファンの心を鷲摑みにしてくれる。
 版権の問題でどのハードにも移植されていないのが本当に残念。このゲームのストーリーも良く出来ていて、エイリアンも色んな種類の奴らが出てくるので、プレイ動画を見ているだけでも面白い。ニコニコにあるのでお勧め。

 デモ↓



 PCゲームの『エイリアンvsプレデター2』



 パソコンのFPSゲームで映画化される何年も前から夢の共演は実現していた!!『エイリアン2』の世界観をベースに主人公をエイリアン、プレデター、宇宙海兵隊(人間)から選ぶことができて、動画はそのプレイ動画の海兵隊編のパート1。上のアーケード版とは一切関係ないけどニコニコ動画にこれも最後までプレイ動画があるから興味のある人は是非。ファンなら絶対に楽しめる!!それぞれの種族の武器がとても丁寧に再現されていて、パルスライフルの銃声やエイリアン、プレデターの鳴き声も再現。しかもエイリアンとプレデターのハーフ、プレデリアンもこのゲームで実現している。ファンサービスも素晴らしく、ゲーム中のエイリアン編でプレデターと戦い、一定のダメージを与えると、プレデターが腕の端末を操作していきなり笑い出す。

自爆装置

 この映画のラストシーンのオマージュである。プレイしててマジで焦って逃げた。最高の演出!!笑
 問題は日本語版が無く、英語音声英語字幕版しか発売されていないこと。しかし自分はこのゲームを購入し、拙い英語力と攻略サイトとプレデター、宇宙海兵隊への愛により、海兵隊編とプレデター編はクリアした。このゲームはFPSで、エイリアン編は上下左右めぐるましく視点が回りまくるので酔って半ばで危険してしまったのが残念。でもかなり面白いのは本当。
 んで、最近『AVP3』が出たそうな。また日本語版は無い。頼むから日本語字幕だけでも良いからつけたものを発売してくれ!!!!!!

 AVP3のトレイラー↓





 たぶんこれからも色んなメディアで活躍するであろうプレデター。その元もとの映画『プレデター』は本当に質の高いSFアクション映画の大傑作であり、同時にB級臭もぷんぷんする愛すべき作品であり、実際多くの人に愛されている作品である。映画の方も今ロバート・ロドリゲスが『プレデター』シリーズの最新作を作っていて、彼もおそらくプレデターを愛する人だろうから、その出来にはかなり期待している。できれば『エイリアン2』の世界での『エイリアンvsプレデター』を見てみたい。お願いだから見せてくれ!!

 本当に何度見ても面白い映画。この記事を書くためにざっと見ようとして、危うく最初から最後まで見てしまいそうになった。これはマジに面白い。 


愛すべき名場面
○ヘリから降りる特殊部隊員たちのやたら格好良いシーン
○ダッチとディロンの力比べ
○ジム・ホッパーの末路から「無痛ガン」を出すシーン
○対ゲリラ銃撃戦
○ビリーが何かに気付くシーン
○ブレインがやられるシーンから一斉掃射
○アンナの語る言い伝え
○プレデターの雄たけび
○プレデターを待ち伏せるシーン
○ディロンの最後
○ビリーの最後
○プレデターの死角がわかるシーン
○シュワちゃんの雄たけび
○プレデターの自爆シーン
○最後の人物紹介


愛すべき名台詞
○上からの命令なんだよ少佐
○お前らは道具だ!使い捨てのな!
○俺たちは、使い捨てじゃない!
○良いって事よ
○二回目のは、木霊だよ。
○森の中に何かいます。
○いぃたぞぉおおお!!!!
○血が出るなら、倒せる!

(全て自分の持っているビデオにある日本語吹き替え版)

評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓



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アーノルド・シュワルツェネッガーカール・ウェザース

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 最新作、ロバート・ロドリゲス監督による『プレデターズ』の予告編↓




P.S.
『プレデター』に登場する銃器の解説。
 この映画には色々な魅力的な銃火器が登場するので、前々からやりたかった紹介コーナーをやります。

 まずは主人公のダッチが持っている武器。

シュワ3
m-162

 おそらくM16A1にM203グレネードランチャーを付けたもの。ベトナム戦争で主に活躍したアサルトライフルで、これをベースに改良が重ねられた銃が未だに現役のトップにいるほど、完成度の高いアサルトライフルだそうな。M203グレネードランチャーってのは、下についてるやつ。手榴弾を遠くに射出する武器です。

 ビリーが持ってるM16A2+ショットガン。

m16ショットガン

 シュワちゃんの武器の改良型のアサルトライフルの下に近接戦闘用にショットガンをつけたもの。でもリアサイトがA1っぽい気がする。。結構珍しいカスタムなのにあんまりショットガンの方を使っていた描写が無かった気がするのが惜しい。

 マックが持っているM60E3

m601.jpg

 めちゃくちゃ見づらいですけど、支援火器で中々の制圧力を持ち、結構古い銃だけど未だに使われていることもあるとか。弾がマガジンに入っているのでなく、むき出しになってるベルト給弾なのが特徴かな。

 ディロンや、ホーキンス、ポンチョが持っていたMP5A5

MP51.jpg

 SWATなどの特殊部隊が主に使用する、格好良いから銃が好きな人は誰もが一度はこれが欲しいと思う、誰もが一度は通る道サブマシンガン。拳銃と同じ弾を使用して連射できたり、命中率が高かったりするもので、とても良い銃らしいけど、威力はそんなでもないです。

 ポンチョが持っていたグレネードランチャー。

グレネードランチャー1

 アーウェン37を改造したような感じのグレネードランチャー。ちょっとよくわからない。


 ゲリラの人たちが使ってた銃。

AK47.jpg

 だいたいはAKMだと思う。左に格好良いくりぬきストックのものもありますね。コピーも含めて世界で一番多く出回ってるアサルトライフルで、アメリカ映画の敵はだいたいこれ持ってます。メンテナンス性とか安定性、耐久性が凄い良い優秀な銃だそうです。

 
 そして銃火器の花。個人携行用に改造したM134!

ミニガン1
ミニガン2
ミニガン3
ミニガン4

 格好良くて仕方が無い。これを含めた全員での掃射シーンも圧巻!

一斉発射

 思いっきり自然破壊のシーンかもしれないけどね(^^;
 このあとの、撃ちつくして空回りを続けるM134のシーンも凄い印象的で良いシーンだったと思う。

 ドンパチ好きにはたまらないラインナップでした。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/05/30(日) 15:03:31|
  2. 映画-洋画
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  4. | コメント:6

スパルタンX

 家に『スパルタンX』というファミコンのソフトがあった。プレイしてたのは幼稚園~小学校のときだからまともにクリアはできなかった。毎回2面だか3面だかの蜂がいるステージでその蜂にやられる。さらわれた女性を助けに行くゲームなんだけど、幼い自分には迫り来る敵を倒すゲームとしか認識してなかった。それからはRPGに夢中になっていったので、あまりプレイしなくなった。
 小学校6年~中学生くらいになって、ジャッキーの映画を見て気がついた。「あーこの映画をゲーム化したものだったんだ……ハチ出てこねえじゃん!!ってか別物じゃん!!!」
 そのゲームはまごう事無き名前とあらすじだけ使った別物のゲームだった。しかもジャッキー・チェンに許可取らないで作られたゲームらしく、日本のバラエティ番組に出演したジャッキーがこのゲームの存在を聞かされ、著作権料を請求するジェスチャー(をするというギャグ)をしたのは有名な話。ゲームの方が有名で、最近も色んなMADが作られているが、映画の方も本当に傑作なんだよ。


邦題『スパルタンX』
原題『快餐車』英題『Wheels on Meals』
1984/香港/98分
監督 サモ・ハン・キンポー
出演 ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、ローラ・フォルネル、ベニー・"ザ・ジェット"・ユキーデ、リチャード・ン、ジョン・ジャム、ウー・マ

パッケージ

 スペインのバルセロナでスパルタンX号という改造ワゴン車で出店を出して生計を立てているトーマス(ジャッキー・チェン)とデビット(ユン・ピョウ)、ある日スリをしていたシルビア(ローラ・フォルネル)を助けたことから、モンテール伯爵(ペペ・サンチョ)のお家騒動に巻き込まれ、そこに友人で私立探偵見習いをやっているモビー(サモ・ハン・キンポー)も絡んできて、一度はモンテール伯爵の追っ手から逃げ切るも、シルビアは誘拐されてしまい、それを助けにモンテール伯爵の城に3人は潜入する。
 と言う話。タイトル『スパルタンX』と言うのは勝手に付けられた邦題。はっきりいって本題には何なら関係ないワゴンカーの名前。どうなんだと思うが、後にテーマ曲の「スパルタンX」は故・三沢光晴選手の入場曲に使われて曲だけが有名になっていったりもする。まぁこの映画の音声バージョンによっては流れないんだけど、ゲーム、映画、テーマ曲がそれぞれバラバラに有名になり伝説を残していった、希少というか変な例であると思う。

 監督はサモ・ハン・キンポー。前に書いたかもしれないけど、名前のサモは「三毛」と書き、生まれたときに髪の毛が三本生えてたからついたあだ名であって、表記はされません。

監督サモハン

 この人は自ら監督もこなす、多才な人。ジャッキーもそうだけど。ジャッキー、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの香港三銃士のアクションが見れる時代に生まれて自分は本当に幸せを感じる笑

 製作総指揮のレイモンド・チョウ。

製作総指揮レイモンド・チョウ

 この人じつはジャッキー・チェンを見出した超重要人物。これだけでなく、ブルース・リーやジャッキーやサモ・ハンの色々な映画の製作総指揮をやってる。この人無しでは今の彼らは無かった。

 この映画は同居しているトーマスとデビットが起床してトレーニングをするところから始まる。初っ端から無駄が削ぎ落とされた身体とキレのある組み手を見せるジャッキーとユン・ピョウ。

ジャッキー1
ユン1

 普通に強そうだ。。。ってかこれを見てた頃はジャッキーが最強だと思ってたな。今はセガールがプレデターとかエイリアンよりも圧倒的に強いっていう固定観念が突いてしまった(^^;


 二人が広場にスパルタンX号を出してスケボーしたり、明らかに営業妨害の暴走族を懲らしめたり。

スパルタンX
スケボー
広場での戦い

 スケボーはジャッキーがかなり頑張っているし、ここの暴走族相手のアクションは地味に質が高いし、暴走族のボスが良いキャラしてて面白い。見所の一つ。


 同じ頃、モビーは色々あって探偵所の所長代理になり、謎の依頼人から人探しの依頼を受けていた。

サモ1
サモ2
サモ3

 今回はパンチパーマとアフロの中間のような髪型で登場する監督のサモ・ハン・キンポー。元祖動けるデブ。デブたちの希望の星。私立探偵と言うことでそれらしい格好をするけど、結構似合うし、演技がとても良い。厄介ごとばかり持ち込むけど、憎めない間抜けな探偵を好演。本当に多才。一番輝いてる。

 その後デビット親が入院する精神病院に行き、偶然同じ時間に見舞いに来ていたシルビアと出会う。

ローラ1
ローラ2

 『サンダー・アーム龍兄虎弟』よりも前にすでに今作でヒロインをやってたローラ・フォルネル。美人だとは思うけど、ジャッキーがアジア人だからか、何か外人って感じがする。

 ちなみにその精神病院の描写のせいで今現在の日本で地上派放送がされないというなんとも勿体無い状況になっているのだが、そこの精神病院の患者たちがやたら豪華なゲストたち。

ウーマ

 時計男。ウー・マ(牛馬)という人で、香港映画の名バイプレイヤー。ジャッキー作品だけでなく、リー・リンチェイやレスリー・チャンなどの作品にもちょこちょこ出ている。

リチャード・ンとジョン・ジャム

 なぞなぞを出してくるこの二人は、左がリチャード・ンで右がジョン・ジャム。そのうち紹介することになるだろうけど、ジャッキーもサモ・ハン・キンポーもユン・ピョウも出てる香港映画のアクション・コメディの傑作シリーズの福星シリーズの初代メンバー。多分コメディでは凄い有名な人たち。個人的にこいつらが大好きです。この作品だと全然出番ないけど、『五福星』とかでは滅茶苦茶笑わせてもらった。
 3人とも名前を覚えておいて損は無いと思うよ。何の役に立つわけでもないけど笑


 シルビアに財布を盗まれたり助けたりして共に働くことになったシルビアとトーマスとデビット。ここら辺は平和で楽しそうなシーン。トーマスとデビットがシルビアを争って喧嘩してるうちにシルビアが噴水に突っ込んだりもする。
 色々あって伯爵がシルビアを誘拐しようとする。モビーも一緒になって逃げる4人。

みんな

 逃げてばかりでは駄目だと、追ってきた雑魚を相手にするトーマスとデビット。

路地の戦い

 ここの2人のアクションも息がぴったり合ってて凄い格好良い。ここも見所。自分の映画で真似しようとしたけど出来なかったシーン。
 雑魚は倒したものの、その後ろに控えていたベニー・"ザ・ジェット"・ユキーデともう一人は物凄い強く、やはり逃げて、追い詰められるもモビーの機転でなんとか逃げ切る。
 ちなみにジャッキーvsユキーデの一戦目。ユキーデの圧勝。ってかジャッキーの逃亡(^^;

 一旦は逃げ切るも、デビットの父親を迎えに行った際に待ち伏せされ、シルビアはさらわれてしまう。

ユキーデ戦

 ジャッキーvsユキーデの二戦目。途中でユキーデ側の人間が割り込んだこともあって、またユキーデの圧勝。ここのアクションもかなり凄い。
 
 シルビア奪還のため伯爵の城への潜入を試みる3人。

3人組

 三者三様の無駄に凄い潜入方法で城に入り込むが、トーマスとデビットは見つかってしまい、真っ向勝負に!!

ジャッキー2
ユキーデ

 ジャッキーはユキーデと戦う。
 紹介が遅れたけど、この敵役のベニー・"ザ・ジェット"・ユキーデさん。当時キックボクシングのヘビー級のリアルチャンピオンであり、マジでやばいくらいに強いお方。個人的にはジャッキーの最大最強の敵だったと思う。この映画でのジャッキーとの戦いはジャッキー自身が選ぶベストバウトの1位に選ばれた。二人の動きのスピード、キレ、重さ、マジで半端無い。アクション映画史に残るタイマンである。

ユキーデ2

 ユキーデはジャッキーよりも重い身体ながらスピードは互角。プロ格闘家と互角のスピードのジャッキーを褒めれば良いのか、多分10キロくらい軽いジャッキーと互角のスピードを出せるユキーデを褒めるべきなのか、とりあえずどっちも凄いことは確か。ユキーデの攻撃は見た目もマジで重い。

ユキーデ3

 蹴りの風圧でろうそくの火を消すシーン。流石に細工して消してるんだろうけど、この人普通に消せるんじゃないだろうかってくらい攻撃が重く、早い。

ユキーデ戦2

 ジャッキーも半端無い身体してるなぁ。上背はジャッキーの方が上。

芸術的カウンター

 静止画だとわかりにくいけど、ジャッキーの芸術的カウンター後ろ回し蹴り。『キス・オブ・ザ・ドラゴン』でもリー・リンチェイがシリル・ラファエリ相手にやってたけど、相手の右上段回し蹴りをくぐってカウンターで右後ろ回し蹴りを後頭部に合わせるって凄い。
 
 何度も何度も倒されながらも蘇り、右ハイキックからの左フックでダメージを与え、最後は飛び膝蹴りで三戦目にしてジャッキーのKO勝ち。2人ともかなり本気で打ち込んで当ててるから凄い迫力。凄まじい戦いだった。

 デビットはデビットで強敵と戦う。

 ユンの敵

 名前は知らないけど、この人も全ヨーロッパ空手チャンピオン。マジで強い人。

ユン3

 コミカルな動きで相手を挑発するも上手くいかないデビット。

ユン2

 最後はちょっと卑怯な手を使って倒してしまうし、それまでのジャッキーvsユキーデが強烈過ぎるからあんまり強い印象が残らないで戦い終える。ユン・ピョウファンはちょっと不満かもね。

 モビーの相手はボスであるモンテール伯爵!

ボス

 伯爵のフェンシングに対して、なんと手刀で対抗するモビー。

サモ手刀

 即効で手を突かれて思いっきり痛がるモビー。こういうコミカルな戦いも良い!サモ・ハン・キンポーはその身体に見合わない素早い動きで致命傷を逃れる。マジすげえぜ元祖動けるデブ!
 武器が無く押されていたが、その後中国式二刀流vsフェンシングの対決となり互角に。

二刀流対フェンシング

 戦っているうちに、トーマスとデビットがそれぞれの敵を倒し終えて加勢に。

三銃士2

 最高の名場面、香港三銃士!!
 この3人には流石の伯爵も手も足も出ずに降参。超格好良い!無敵!!

 こうしてシルビアも無事帰ってきて、モビーはちゃんとした探偵になって、めでたしめでたし。
 ジャッキー映画には珍しい、現代的な冒険活劇。


 映画から多種多様な発展があったが、とにかく、この映画は本当に大傑作。ジャッキーアクション最高傑作といわれてもおかしくないくらいの出来。特にやはりユキーデとの戦いは素晴らしい。素手の戦いで、ここまで凄まじいアクションは他に無いのではないだろうか。強いてあげれば『サイクロンZ』でのジャッキーvsユキーデくらいか。自分の中ではジャッキー映画の中で5本指に入る。『プロジェクトA』『サイクロンZ』そしてこの『スパルタンX』でどれが一番自分が好きかいつも悩むけど、やっぱりどれも甲乙付けがたい。スタントの分、やや『プロジェクトA』が勝るかな。 
 途中にはやはりどーでもいいしょーもないギャグが入ったりするけどそれも香港映画ならではと言うことでご愛嬌。そういうところも含めて愛すべき作品。地上波放送されないのが本当に勿体無い。今の子供はテレビでこれを見ることが出来ない、DVDレンタルも出てないから見ることができない。可哀想なことだ。
 ジャッキー・チェンに興味はあるけど、どれから見て良いかわからない人や、全然知らない人にジャッキー映画を勧めるときにも、この映画を勧めとけば間違いないとは思う。
 80年代~2000年くらいのジャッキー作品はマジで神がかったものが多い。素晴らしい。ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの香港三銃士の輝きは不滅だ!!



愛すべき名場面
○最初のジャッキーvsユン・ピョウ
○広場での暴走族との戦い
○夜、路地でのジャッキー&ユン・ピョウの連携
○サモ・ハン・キンポーのカチコミ(笑
○ ジャッキーvsユキーデ
○サモ・ハン・キンポーの二刀流vsフェンシング
○香港三銃士

愛すべき名台詞
○ジャッキーのわけのわからない道案内
○喧嘩は駄目だ。ママに怒られる。
○三銃士だ!無敵だぞ!



評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓(予告編に流れる音楽は英語音声版のオープニングテーマ)何故か途中で繰り返すけど気にしないで。


予告編2↓こっちの方がいいかもしれない。



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サモ・ハン・キンポージャッキー・チェン

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P.S.
オマケ
ローラ・フォルネルのナースコスプレ。

ローラ3

まあ需要無いですね笑

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  1. 2010/05/28(金) 21:29:28|
  2. 映画-香港
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殺人狂時代

 古い邦画に興味がある。親父から「寅さんは全部見ろ」と再三に渡って言われているからってのもあるけど、日本で映画関係の仕事を目指してるわけだから見ておかなきゃってのがある。あと触れる機会が無かっただけで、見てみると凄い面白いのがあるからね。未知の領域が多くて良い。でも何を見れば良いのかあんまりわからないから、他人のお勧めとか、他人が持っているDVD辺りから見ていこうと思う。今回はその一つ。

邦題『殺人狂時代』
1967/日本/99分
監督 岡本喜八
出演 仲代達也、団令子、砂塚秀夫、天本英世

パッケージ

 ある冴えない大学講師が突然13人もの刺客に命を狙われる。
話はそんだけと言えばそんだけ。なんともシンプルな話だけど、その分それを面白くするもつまらなくするも、監督の力量による。
 こういう「ある人が突然殺し屋に命を狙われる」縛りで何人かの監督で映画撮りたかったな。主人公、狙われる理由、殺し屋の人数、狙われる側の人数などは自由で。そんな時間が無かったけど。
 とりあえず話がシンプルな分、役者の魅力が光る。特に主人公の中代達也の怪演とも言うべき演技が目立った。次点で弟分の人の演技が良かったかな。この二人のおかげでコメディ部分が強調されて面白おかしいエンターテイメント作品に仕上がったんだと思う。

 主人公の犯罪心理学の冴えない教授、桔梗信治。仲代達也。

主人公

 仲代達也は『用心棒』と『椿三十郎』のギラついたイメージ以外はおじいちゃんとしてしか知らないから、この映画みたいなぬぼーっとした昼行灯な感じは新鮮だった。ってか同じ人に見えなかったわ。こういう人もできるんだな。流石名優。

イメチェン後

 途中イメチェンしたときも別人みたいになるけど、後半は最初のときとは演技がまるで別人。凄い格好良い人になる。まあその理由もあるっちゃあるんだが……

 
 主人公の車を盗もうとして失敗して弟分になる何とも憎めないお調子者のチンピラ、大友ビル。砂塚秀夫。

弟ブン

 「ビル」はあだ名らしいから、自動車に詳しいってことでオートモービルとかけてるのかな?
 昼行灯でイマイチリアクションが薄い主人公の代わりに解説したり怒ったり驚いたり騒いだりする役。簡単に言うとボンボン版『餓狼伝説』のダック・キング。

ダック

 まぁボンガロのテリーは別にリアクションが薄いわけじゃないけど。こんな人がいると画面が明るくなると言うか、楽しくなって良いよね。


 ヒロイン。飯屋でたまたま出会った雑誌の記者、鶴巻啓子。団令子。

ヒロイン

 この人は前半にヒロインイベントみたいのが詰め込まれているので、主人公と「できる」のがやたら早い(笑)まあ尺が99分で途中からヒロインらしくさらわれて出番がなくなるから仕方ないか(^^;
 正直やっぱり主人公を好きになる速度に無理があって、「大好き」て、え?マジで!?ってなる。『スピード』でキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが言ってた名言が思い出される。
「異常な状況で生まれた恋は長続きしない」
「それならセックスで結ばれましょう」
 そのまんまだ。


 これから下の記事ではこの作品のエンターテイメントの仕組みの腰骨である、殺し屋たちについて書いてくので、ネタバレになるからこれから見ようと思ってたりする人は、見てから読んでください。






 カード使い。

カード

 一番漫画的というか、格好良い武器な気がするけど、なんてやられ方をするんだろう(笑
 べらべら喋る必要は無かったね。

 仕込杖の老人。
 
仕込み杖

 肝心のその仕込み杖での襲撃シーンがテンポ速すぎてよくわからない(^^; もっと丁寧に書いても面白いキャラだと思うんだけど。
 『ジーザス』って漫画にこんな殺し屋いたなぁ。あっちはスメル・トレイサーだったけど。

 催眠術師。

催眠術師

 どう考えても怪しいけど、パンツを見られて恥ずかしがったせいで手を縁から離してしまって落下死って、どんだけ可愛い(可哀想)な死に方なんだよwww

 その催眠術師の人のガードみたいな人。

ベルトムチ

 ベルトムチみたいな奇抜な武器を使っているのは良いんだけど、使い方が下手すぎワロタww戦い方をもっと考えなさいよ。デスペラードのダニー・トレホに通じるものがあるけど、ベルトムチは車の上から届いてないだろ……。

 眼帯に武器を仕込んだ女。

眼帯

 いまいちどういうメカニズムなのかわからなかったけど、こいつも頑張りが足りない。タイムラグのせいで死ぬなよ!もっとこの武器を上手く使える状況を考えましょう。ってか運転荒いのはなんだったんだろう??

 松葉杖の男。

松葉杖

 油断させるために松葉杖なのかな?結構普通に撃ってたから、普通の銃で良いじゃねえか。松葉杖を片手に持って全速力で走って逃げる姿は中々シュールで笑えた。


 偽自衛隊員たち。

偽自衛

 真ん中の三人以外の人たちです。殺し屋として攻撃力あるし一番まともな気がするけど、その攻撃力を本当に上手く使えてない。ってか殺し屋とは少し違うだろ。

 ゴリラ男。

ゴリラ男

 ボスの側近。普通の人間の三倍と言うけど、弱い(笑
 まあ筋肉量が三倍なのか筋力の数値が三倍なのかで強さ大分変わるだろうけど、それにしても弱い。なんで主人公と力比べ互角なんだよwww


 敵のボス。

ボス

 殺人哲学とか言ってたから最後は何か難しい事言って、自分が死ぬことにも喜びを見出すんだろうとか思ってたら違った。単なる快楽殺人者だった。武器はナイフバトルは良かった気もするけど、マシンガンがしょぼいって言うか、あれマシンガンじゃねえだろ!!
 もしかしてこの殺し屋たちこいつの精神病院の患者だったからみんな頭が悪いのかな?




 オープニングのタイトルバックはアニメーション仕立てになっていて、なんかファミコンの名作『スパイvsスパイ』を思い出した。クリソツ。なんか『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のタイトルバックにも似てる気がする。こういうの面白くて良いなあ。ただ、キャッチ・ミー~のタイトルバックほど物語をなぞったものではなかったので、なぞっちゃった方が面白くて良いと思った。

タイトル


 ブラックなユーモアが結構多くて辛い人には辛いかもしれないけど、全体的にテンポが良いし、次はどんな殺し屋が来るのかと言う見てる人をワクワクさせる仕掛けが相まってサクサク見れる。一部テンポが良すぎるところがあって、殺し屋の一人を線路に落とすシーンの進み方とかこれで良いのか?とは思った。いまいち殺しの特徴がはっきりしないところもあるし、ちょっと雑に感じるところもある。
 しかし、その雑に感じるところも、主人公側も突然命を狙われると言う状況にさらされた事を考慮しても、殺しに何ら禁忌を感じてないところとかも、この作品裏テーマなのかと勘ぐったりもする。まあエンターテイメント作品だからだろう。勘ぐり過ぎだね。

 問題作らしいんだけど、そんな問題になるようなシーン、発言、あったっけ??まあボスの精神病院のシーンがあるだけで『スパルタンX』と同じく今のご時勢だと地上波はアウトになるのかもしれないけど、他は大丈夫じゃない?「がいきち」は駄目なんだっけ?

 あとヒロインは普通にそうだろうなってのはわかるんだけど、兄弟だったって言うオチがちょっとどう捉えていいかわからないかな。



愛すべき名場面
○ラストの花火。

愛すべき名台詞
特になし。


評価
★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


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  1. 2010/05/27(木) 22:48:36|
  2. 映画-邦画
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機動戦士ガンダム00

 ガンダムは好きだけど、これからさきもう新しいガンダムを見ることは無いだろうなと思う。なんかアニメを見る体力の限界みたいのを感じた。ゲームは結構前にそれを感じてリタイア。もう年なのかもなー。


邦題 『機動戦士ガンダム00』
2007~2008/日本/全50話
監督 水島精二
脚本 黒田洋介
制作 サンライズ、毎日放送
声優 宮野真守、三木眞一郎、吉野裕行、神谷浩史、古谷徹、など

gan001.jpg

 話は西暦を舞台にしたガンダム。現実世界の世界情勢を元にした未来を舞台にし、エネルギー問題での紛争や宗教戦争が絶えず、未だ世界が一つにまとまることの無い状況で、超高性能な人型汎用兵器ガンダムを所有する組織ソレスタル・ビーイングが突如世界中のあらゆる争いに無差別に武力介入を始める。その国を選ばない無差別な介入行為には世界各国は皮肉にもソレスタル・ビーイングに対抗するためにまとまっていくのだが、そこに様々な人間の思惑が絡み合い……。

 たぶんこんな感じの物語だった。色んな伏線が隠されたまんま終わったから劇場版で何かしらまたやるんだろうけど、アニメ全編を通してのテーマは復讐と暴力の螺旋。まあ人間にとっての一生のテーマです。人類の課題。ニーチェも言ってたけど、これに明確な答えと行動が出せるようになったら、人間は超人になります。いや、答えは出てるのか。復讐と暴力の螺旋を断ち切る答えは「許す」ことなんだけど、「許す」ことを他人に強要することは自分にはできない。これは自分自身で「許す」に到達しなきゃいけない。こんなこと言ってる自分も「肉親が殺されたら武器を取る」タイプである気もするから、それを実際に行動するのは本当に難しいし、全ての人が「許す」を実践するのはまず無理でしょう。どんな人でも基本的に復讐にとりつかれているのだから。これもニーチェですけどね。ごもっともなんだよね。

 だから問題は理屈でなく行動の方。とりあえず自分が生きている間の時代では無理でしょうけど。ほんとにニュータイプっていうお互いの伝えたい事が精神面でダイレクトに伝えられるエスパーのような人類の変革があったら、どうにかなるのかもしれない。まぁ結局ニュータイプって言っても戦争の道具に使われるだけの存在ってアムロだかシャアだかが言ってましたけどね。
 この作品内でも途中から刹那がニュータイプ能力みたいなのに覚醒して『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で言うサイコフレームの共振をやりまくる。それで色んな問題が解決していく様を見て『ピューと吹く!ジャガー』の17巻のスーフォーの回を思い出した。なんか知らんが身体に限界が来ていたラッセというキャラも全快したし、便利な能力だな。まあそれらGN粒子のスーフォー的効果は自分は別に良かったんだけど、最後のソレスタル・ビーイングの扱いが不満。普通に存在してるし。確かに存在してないと劇場版にいけないから、劇場版が本当の最終回って形になるのかな?だとしたらまだここで不満を言うべきじゃないんだけどさ、こいつらの暴走は誰が止めんのよ?『新機動戦記ガンダムW』の後日談では同じ疑問に「俺たちの暴走は俺たちが止める!」みたいなこと言ってたんだけど、そりゃ答えになってないでしょよ。だから「刹那がニュータイプになったしスーフォー(GN粒子)もあるからまあいっか」としか言えない。このままでは駄目だよなぁ。。。



 一期を見たのは2年くらい前だった気がするから、二期を見るにあたってどのキャラが生きてて死んでてを忘れてて、この人どんな設定だったっけ??という混乱もあったけど、格キャラが記憶してた以上に成長してめんどくさくなくなっていた人が多くて、一期よりも楽しめた。

 一期は、まぁ仕方なかったのかもしれないけど、主人公のガンダムのパイロット4人のうち2人が頭が悪いのが目立ってイライラした記憶がある。
 あと変に今の世界と絡ませたところがあって、「リアルIRAとSASがソレスタルビーイングを打倒すると言う目的で一致して停戦」みたいな事を作品内のニュースで言ってて、こういうのが何か嫌だった。

 二期は一期の4年後から始まってて、一期の間に主人公たちもちゃんと成長してたらしく、ある程度のめんどくささは無くなっていた。刹那とティエリアが大分まともになって話がスムーズに進む。サジとルイスが面倒と言えば面倒だけど、むしろこいつらが裏主人公と言うか、一期では傍観者だった二人が巻き込まれて、戦場に出て、特にルイスが自分のしていることの矛盾に気付いていくってのは必要な部分だから良し。そこら辺の描き方は良かったと思う。だから二期では主人公側のキャラにあんまり不満は無かった。アレルヤとソーマもささっとやってくれたので良い。あれいじょうグダグダやられたら最悪だったけど。ロックオンが双子って言うのはちょっと問題か。


 敵キャラには欠点があったと思う。ちょっと主要な人たちを一人ずつ解説していく。

○ワン・リューミン
 敵じゃないのかもしれないけど、この人は自身が結局何がしたかったのかわからなかったって言う結末だし、打ち切りみたいに急いで話から消えて、しかもソレスタル・ビーイングの人たちも何も気にしてなかった……一番可哀想なキャラかもしれない。どうせならリボンズすらも操ってた一番の黒幕とかにして欲しかった。もしくはティエリアみたいに『宝封演技』のダッキの様な存在になるとかしてほしかったな。

○ネーナ・トリニティ
 まず一期を生き残ってた記憶が無かったし、二期で出てきてもほとんどのキャラに絡んでもらえず、ルイスのためだけに死んでいった。兄貴たちの死に様は好きなんだけどね。どうせならこいつもアリー・アルサーシェスに殺された方が良かった気が……でもそうするとルイスが復讐を果たしてないことになるから、これで良かったのか。

○イノベイターたち
 敵の強化人間みたいな人たち。自信満々で出てきた割には負け戦を繰り返し、ろくな戦火を上げたのはスパイ活動時にオーライザーのコクピットを破壊したくらいで(まあそれも修理が間に合っちゃったから意味無かったけど)、他は本当に負けっぱなし。それでも何故か「自分たちは人間の上位種だ!」みたいな事を言って自信満々なまま少しずつ負けて殺されていく……狂信者染みてたな。おー怖。自分たちの敗戦や失敗から何も学び取れないこいつらはどうみても馬鹿。腐った軍人代表みたいな脇役のアーサー・グッドマン准将よりも劣っている。頭が悪すぎて話しにならないタイプ。
 ってか脱出装置みたいので毎回逃げてくのは面倒だった。あんなん逃げ切れる訳ねえだろ。

○イノベイターたちのボス
 なんかもう明らかに不慮の事態が起きまくってて自分の予想から外れちゃってるのに人類よりも上位種だとか根拠の無い余裕を見せまくってて、小物臭がぷんぷんした(笑 とりあえずお前ら自分の失敗や間違えを認めてそこから学べよ!!人類の上位種がなんでそんなにプライドだけ高くなっちゃったんだよ!?
 最後に「リボンズ・キャノン」とか言って自分の名前を機体に付けて出てきたときには吹いた。ネタキャラだったのかな?
 なんで古谷徹は名前変えて声あててるんだ?

○アンドレイ
 ロシアの熊さんの子供。こいつ軍人のくせに、一期のときは何処にいたんだ……??悪い人ではない。


○アリー・アルサーシェス
 一期で活躍しすぎたせいか、二期では脇役。もっと強かった気がするけど、スーフォーには敵わない。

○ミスター・ブシドー
 凄い良かったけど、最後の戦で活躍してほしかった。

○カタギリ
 技術屋が最前線に出てきたwwwってかこの人とスメラギさんの結末は強引過ぎるだろ。

○パトリック・コーラサワー
 最高だった。この人がいなかったらこの作品は駄作だっただろう。


 基本的には『新機動戦記ガンダムW』をなぞって、周辺を色々ちゃんとした感じ。それに今までのガンダムシリーズの演出とかを丁寧にオマージュしたりしてる。だから絵は綺麗で音楽も動きも良いんだけど、あんまり真新しさは無かったかな。それでも真新しさもテーマも無く絵もガタガタで使い回しばかりで物語はテロリスト宗教ラクス様万歳みたいな『ガンダムSEEDディスティニー』よりは圧倒的に面白い。最後の最後でエクシアで戦うのも良かったな。コクピットから花が落ちるのはF91みたいに漂流する刹那をフェルト辺りが発見するって展開かと思ったけど違った。ってかヒロインはマリナか。めんどくさい事を何もしないヒロインって良いもんだね。



愛すべき名場面
○最後の最後でエクシアと0ガンダムが戦うシーン
○振ってくる破片を破壊するために一つになる『逆シャア』のオマージュシーン。

愛すべき名台詞
○コーラサワーの馬鹿な台詞ほとんど

評価
★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/05/26(水) 17:53:14|
  2. アニメ
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ザ・ミッション 非情の掟

 いまはまだレビュー記事の数が洋画が多いけど、ここに是非とも書き残したいと思っている作品には香港映画が多い。こうやって書こうとすると改めて自分が香港映画が好きなんだなって思う。香港映画の全てが好きなわけじゃないし、見てない作品もたくさんあるけど、香港映画というものが今の自分を形成する数%の要素になっていることは確かだ。今回書く作品は、そんな香港映画の旨み成分を凝縮した作品だと自分は思っている。


邦題『ザ・ミッション 非情の掟』
原題『THE MISSION/鎗火』
1999/香港/81分
監督 ジョニー・トー
出演 アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ジャッキー・ロイ、ロイ・チョン、ラム・シュー、サイモン・ヤム、エディー・コー、ウォン・ティンラム、佐藤佳次

パッケージ

 まあこんな味の素みたいな旨み成分はフィルムノワールに限ったことだと思うけどね。でも、ジョン・ウー、ジョニー・トー、二大先生御両人のおかげで、香港ノワールはアメリカのノワールものや日本のもの(ヤクザ映画とかかな)、フレンチノワールですらかなわない男臭さがある。自分が特殊なのかな……『ゴッドファーザー』とかよりも香港ノワールの方が全然楽しめる。旨みがある。臭いがある。ボンクラたちがそこにいる!このザミッションに不器用な生き方しかできない愛すべきボンクラたちがいる!

 とある組織のボスが命を狙われる事件が発生し、命は助かったものの犯人がわからず、誰が裏切り者かもわからない。そこで組織はボスのボディガードのために既に黒社会から足を洗っていた凄腕や、街で腕が立つと評判の男たちに声をかける。こうして5人の男が集められ、男たちは最初は噛み合わなかったり喧嘩をしたりしながらも、次第に深い絆で結ばれていく。
 というあらすじ。もしかしたらこういうあらすじは結構あるのかもしれない。男たちを集めて戦うってのは『七人の侍』モノですよね。そういえばこの映画の最初のオープニングロール(ロールじゃないけど)は黒澤明に敬意を払って字体を真似ているらしい。

ジョニートー

 この漢字がジョニー・トー監督を示します。確かに『七人の侍』も最初こんな感じで紹介して、バックには太鼓の音が鳴り響いていた気がする……この映画の場合はなんともチープな感じがするけどすぐに覚えてしまうテーマ曲が流れる。

主演

 主演は右からアンソニー・ウォン。フランシス・ン。ジャッキー・ロイ。ロイ・チョン。ラム・シュー。
 友情出演は右からサイモン・ヤム、エディ・コー(コウ・ホン)、ウォン・ティンラム。
 しょっちゅう見る気がするから大体覚えてきた。ただし、ジャッキーとか、フランシスとか、アンソニーとか、エディーとか、英語名なのでこの漢字でそう読むわけではありません。成龍と書いてジャッキー・チェンのことですが、成龍という漢字がジャッキー・チェンと発音するわけじゃないんですね。

日本人

 右から二番目は日本人ですね。佐藤の藤の字が中国語字体になってますけど、佐藤佳次さん。

殺し屋

 この人だと思う。腕利きの殺し屋っぽい。『ヒーロー・ネバー・ダイ』にも出てたけど、日本じゃ活躍してない俳優。香港専門なのかな?


 とにかく、集められたその男たちが主人公なんだが、こいつらがめちゃくちゃかっこいいんだよ。本当に。

 ボスやその弟からも信頼されているっぽいリーダー格の男、グヮイ。アンソニー・ウォン。

グワイ

グワイ3


 この人が激シブ!寡黙な男で、セリフはあまり無い。でも目が語る。凄い迫力のある演技。『ハードボイルド/新・男たちの挽歌』と同じ人とは思えない(笑)アンソニーウォンは最近は『頭文字d』とか、オダギリと共演した『プラスティック・シティ』とか『ハムナプトラ3』とか、やたら国際的に活躍している気がする。自分の中じゃ『インファナルアフェア2』のときがピークかな。そのときの敵役この作品では仲間のフランシス・ン。直接対決こそ無かったけど二人とも凄い威圧感だった。分厚いイメージ。インタビュー映像で金髪だったのにはびっくりしたけどね。


 そんなグヮイに意見できるもう一人の実力者。街で腕が立つと噂されるロイ。フランシス・ン。

ロイ

ロイ2

 派手なシャツ着て、見た感じ明らかにチンピラなロイ。こいつも凄い良い演技です。グヮイと同じくほとんど台詞なんて無いんですけど、目で語る。その目がやばい。二枚目の途中の狙撃されるシーンでグワイに「車に乗れ!」と言われたときの表情とかも凄く良い。グヮイと喧嘩するところとかも怖い。グヮイとタイプは違うけど互角以上の有無を言わさない迫力がある。鋭いイメージ。絶対に怒らせたくない。


 ムードメーカー的な人でとても頼りになる兄貴、マイク。ロイ・チョン。

マイク

 この中では皆のサポートに徹していて、目立とうとはしないけど実はすごい有能で頼りになる男。みんなの緩衝材になる。銃にはこだわりがあるみたいで、用意された銃に細かく注文をつけたり、一人だけダットサイト付きのレースガン持ってたり。この人なんか変な色気がある。
  『インファナルアフェア2』のときも特に目立つ役じゃないのにとても格好良かった。


 この5人の中じゃ一番何者なんだかわからない男、フェイ。ジョニー・トー作品の常連ラム・シュー。

フェイ2

 ダンスダンスレボリューションをプレイしながら登場して、次に出てくるときはひたすら落花生を食っている。。。ただものじゃねえ……笑。メンバーの銃を用意したりしたのはこの人だし、最後にブンさんと話をしようとするのもこの人。マイクと共に縁の下の力持ち的な存在。態度が冷たそうだけど仲間思い。


 ロイの弟分のシン。ジャッキー・ロイ。

シン


 自分としては面白い顔しているように見えるんだが、香港ではイケメンらしい。イケメンって言うよりも、若さが有り余っているような役。その若さゆえの過ちもあるんだけど。とりあえず身体は結構鍛えられていた。


 この5人が組織のボスを守ることになる。

 組織のボス、ブンさん。エディ・コー。

ブん

 一見ちょっと面白い感じがする。紳士っぽいような偽紳士っぽいような。結構でかい組織なので、今は温厚な感じがするけど、若い頃はバリバリだったんだろう。ジョニー・トー作品にたまに出てくる気がする。


 ブンの弟。サイモン・ヤム。

サイモン・ヤム

 組織のナンバー2。こっちはまだバリバリの現役っぽい。サイモン・ヤムもジョニー・トーファミリーみたいなもんだし、この人も出てくるならラウ・チンワンも出てきて欲しかった。そしたらオールスターだった。この人はこういう脇役もできる人だね。


 スーパーボール飯店のおじさん。ウォン・ティンラム。


飯店

 よく食べる大柄なおじさん。組織のスポンサーみたいなもんだったのかな。『ヒーロー・ネバー・ダイ』ではレオン・ライとラウ・チンワン両方から文句を言われて相手に伝えるめんどくさいかわいそうな役だった。存在感があって一度見たら忘れられないww


 ここまで男キャストしか紹介してなかったけど、女性もいます。ブンの愛人。

姉さん

 この人だけです(笑 しかもほとんど喋りません。この人以外だと、会社の受付くらいしか女性がいません。これだけでこの映画が男臭い映画だってことがわかるでしょう。結構重要な役ではあるんだけどね(^^;



 この映画は主人公5人以外の配役も完璧だと思うけど、その5人の男たちが交流を深めていくシーンが最高に良い。

たばこ

サッカー

 仕事中はその仕事のせいもあるけど、ほとんど喋らず笑いもしない5人の束の間の休息。そのときにだけ見せる笑顔とか、紙くずでのサッカーとか良いシーン。これぞ男同士の交流(笑

 そして自分が「静の銃撃戦を極めた」と確信するジャスコでの戦い。

イオン1
イオン2
イオン3
イオン4
イオン5
イオン6
イオン7
イオン8
イオン9
イオン10

 画像10枚打ち抜きで紹介します。今までおそらく100を超える銃撃戦シーンを見てきましたが、こんなに格好良い構図の銃撃戦見たことがねえ!!!動かないことの格好良さってものを120%発揮している。ここのジャスコの銃撃戦だけでもこの映画は見る価値がある!!それぞれがそれぞれのやるべき事をわかっていて喋らずに目で合図して脱出するプロフェッショナルっぽい動きをした役者も良いし、カメラの動き方、見せ方も素晴らしく上手い。痺れた。お見事。

 この他にも対スナイパー戦の銃撃戦や

対スナイパー

 エレベーター前での銃撃戦

 エレベーター前

 殺し屋たちとの決着の銃撃戦

ダットサイト

 などがあるけど、ジャスコ銃撃戦はその中でも抜群の出来だと思う。これは絶対に銃撃戦史に残る。

 クライマックスの晩餐後の銃を複雑に向け合うシーンも素晴らしく格好良い。5人がお互いに仲間を凄い大切にしてるのがわかるしね。

銃を向け合う
メキシカスタンドオフ

 ロケ地の使い方が上手いと言うかなんと言うか……ジョニー・トーは「静」の方向での銃撃戦を極めた。マジで。


 ただ、銃撃戦は素晴らしいが、銃の扱いには多少疑問が残る。あんな銃の質の確認の仕方ねえよ!とか、上からのライフルに下からの拳銃でどう対抗するんだよ!?とか。ダットサイトじゃなくてスコープ持ってこいよ!とか。まぁそんなこととかどうでも良くなるくらい格好良いんですけどね。


 
 物語りも良い、銃撃戦も良い、男たちが良い、おっさんたちが良い、音楽も良い。そしてこれを81分という尺で纏め上げたジョニー・トー監督は本当に凄い監督だと思う。香港映画の旨みとは、おっさんにあるんじゃないだろうか。もちろん、香港の女優には綺麗な人がたくさんいるし、若い男もイケメンはたくさんいる。ニコラス・ツェーやショーン・ユーなどはこれからの香港映画を引っ張っていく人材だろう。だが、そういう問題じゃなく、香港のおっさんたちは物凄い格好良い。日本にもアメリカにも渋い、格好良いおっさん俳優はたくさんいるが、香港のおっさんたちは、格好良いだけでなく、やけに人間臭いというか男臭いというかボンクラ。そこらへんが味の素。旨み成分を出しているんじゃないだろうか。それを画面に滲み出すのがジョニー・トーは上手いのである。

 この作品が北野武監督作品の『ソナチネ』に似てるという意見を良く聞くけど、確かにそれはある気がする。台詞の少なさや、人間紙相撲と紙くずサッカーなんかも似てる。『ソナチネ』の方が静謐という感じが凄い出てて、この映画よりも静かだけど。音楽の久石譲の効果もでかいと思う。

 自分の中ではジョニー・トーの作品で『ヒーロー・ネバー・ダイ』の次に好き。それぞれ良さが違うけどかなりの僅差。あっちは格好良すぎて泣けるから。今のところは
 『ヒーロー・ネバー・ダイ』>『ザ・ミッション』>『エグザイル絆』>『暗線デッドエンド』=『柔道龍虎房』>『ブレイキング・ニュース』=『マッスル・モンク』=『スリ』>『デッドポイント』=『PTU』=『エレクション』
 って感じの評価かな。
 今度新作の『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』も見に行く予定だし、『エレクション2』も見ようと思ってる。これからがますます楽しみな監督。
 見てない人には是非一度この『ザ・ミッション』か『ヒーロー・ネバー・ダイ』を見てジョニー・トーワールドを味わって欲しい。これは面白い。自分は「男の教科書だ!」と見せられたが、まさにその通り。これは男にはたまらない。女性も楽しめる人はいると思うけど、トータルで見て女性にはあんまりウケないだろうな。


愛すべき名場面
○5人集まるシーン
○屋上の狙撃手との銃撃戦
○グヮイとロイの喧嘩
○グヮイによる暗殺
○プールでタバコ
○紙くずサッカー
○ジャスコ
○エレベーター前
○最後の晩餐


愛すべき名台詞
特になし。


評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


ザ・ミッション 非情の掟 [DVD]ザ・ミッション 非情の掟 [DVD]
(2002/02/25)
アンソニー・ウォンフランシス・ン

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P.S.
オマケ。

スナイパー
狙撃銃

 殺し屋の佐藤佳次さんが使ってた銃がわからない。AK系の銃にスコープ載せてドラグノフ風にしてるようにも見えたけど、ボルトアクションみたいに一発ずつ装填して撃ってる。にも関わらずボルトは引くだけでねじらないみたい、セミオートライフルを無理やり手動で装填して撃ってる感じがするんだけどな……なんて銃じゃろ?

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/05/24(月) 14:31:27|
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成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

評価は
★=1
☆=0,5
五つ星=★★★★★が最高評価です。

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