成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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バス男 Napoleon Dynamite

 今までの記事でなんども話題に上ってるから、そろそろ『バス男』について語ろうかな。


邦題『バス男』
英題『Napoleon Dynamite』
2004/アメリカ/82分
監督 ジャレッド・ヘス
出演 ジョン・ヘダー、エフレン・ラミレッツ、ジョン・グライス、アーロン・ルーエル、ディードリック・ベーダー、ティナ・マジョリーノ

napoleon.jpg

 この映画も自分の愛すべきボンクラ映画。ことあるごとに何度もこの映画を見た気がする。何度見ても楽しめる。ずっと前に……誰が見つけてきたんだっけこれ?カトさんだっけか?知人の誰かが発掘してきて鑑賞して、見事にはまった。fuckとか、そういう汚い言葉を連発するような映画も好きなんだけど、それらを一切使わずに綺麗に笑わせてくれる作品。なんとも言えない雰囲気を持った作品。訳判らないけどおススメの作品。愛すべき作品。

 物アメリカの田舎、そこに住む主人公ナポレオン・ダイナマイト(ジョン・ヘダー)は引き篭もりの兄(アーロン・ルーエル)とオフロードバイクが趣味の母と3人で暮らす、ダサい高校生。学校でも変人扱いで、いじめられることもある。ある日母が砂漠でバイクから落ちて入院し、嫌いな叔父のリコ(ジョン・グライス)が保護者としてやってきて、家の中が窮屈になり、高校でも変人の出デビー(ティナ・マジョリーノ)とひょんな事から知り合ったり、やはり冴えないメキシコ系の転校生ペドロ(エフレン・ラミレッツ)と友人になったりして、色んな変化が訪れる。そして、ペドロが生徒会長に立候補すると言い出し、ナポレオンは協力に応じ、奔走する。

 こんな物語。もうわかったと思うけど、バスは関係無いです!電車男ブームに乗っかろうとしてつけたあまりにもネタな邦題。ふざけんなって話ですよ。まぁこの邦題じゃないとこの映画と自分は出会うことが無かったかもしれないんだけどね(^^; 原題はナポレオン・ダイナマイト。主人公の名前です。

 さて、映画が始まると、まずとてもお洒落なオープニング・クレジットが始まる。

オープニングクレジット1
オープニングクレジット2
オープニングクレジット4
オープニングクレジット6

 料理や小物に書かれたスタッフ。それらを次々に画面に写していく。低予算映画ならでは工夫と言うかね、凄い良いと思う。面白い!

 それが終わり、高校行きのバスを待つ主人公ジョン・ヘダー演じるナポレオン・ダイナマイト君が登場。

ナポレオンダイナマイト

 このもやっぽさ、只者じゃねえ!笑
 かなりダサい感じを出してますが、この主人公、実はそこまでいじめられっ子な訳でなく、いじめっ子に反撃もするし、喋り方は酷いけど女の子とも普通に話せるし、行動力もあるし、優しいし、うちには熱い魂を持っている。なにより役者のジョン・ヘダーは実生活だと全然こんなイメージが無いイケメン。素晴らしい演技だ。

 バスに乗り、人形を引き回すと言う暗い遊びをしながら学校に付く。いじめっ子が登場。

いじめっこ

 この右の態度のでかいやつなんだけど、こいつ滅茶苦茶面白い!顔芸が最高!!
 いじめっ子だけど、よく反撃される笑
 
 たまたまその場にいて転校生の世話を頼まれるナポレオン。
 そのエフレン・ラミレッツ演じる転校生のペドロ。

ペドロ

 ぼーっとしているが、こいつも何かを実際に行動に移す勇気がある良いヤツだ。 
 カッコイイ自転車を持っているのだが。その自転車のシーンは何度見ても笑ってしまうwww

 学費稼ぎのため、ナポレオン家に編み紐と写真屋のビラを配りにくるヒロインのデビー。演じるのは『Alice in Wonderland』(1999)のアリスこと、ティナ・マジョリーノ。

ティナ

 すんごい髪型してる気がするけど、アメリカの田舎じゃ普通なのかな?この子も学校で孤立してしまっている変人。劇中この子が女の子と話してるシーン、無くねえか?(^^;

 引き篭もりの兄、アーロン・ルーエル演じるキップ・ダイナマイト

引きこもりの兄

 この家の人は本当にダイナマイトっぽくない、名前負けしている人ばっかりだな。
 テレビで見てた「レックス・コンドー護身術」と言うのに興味を持ち、ナポレオンと一緒に体験入学に行くことに。
 兄の移動手段も、その「レックス・コンドー護身術」も吹きました。面白すぎるだろwww

レックスコンドー体験

 こんなん本当にあるのか(^^;
 なんかお母さんが砂漠にバカンスに行ってバイクから落ちて入院して、保護者としてくるジョン・グライス演じるリコ叔父さん。

 リコおじさん

 よくわからないけど、いつまでもフットボールの過去の栄光にしがみついてるどうしようもないボンクラ。ってか馬鹿です。この人。めんどくさい人。

 こんな人たちに囲まれ、ナポレオンはまず中盤の山場であるダンス・パーティーの相手を探すことになる。ナポレオンの兄貴は兄貴でソウルメイトを探す。リコ叔父さんは訪問販売をする。

 ナポレオンはトリシャという女の子に目を付け、似顔絵を書いてアタック。

ナポレオンの最高傑作

 本人に似てるかどうかは、まあ本編を見て確認してください。とりあえずナポレオンが「上唇の曲線に3時間かけたんだ。僕の最高傑作だよ」と言うほどの代物らしい笑
 で、それを見たトリシャのお母さんが同情して、娘に一緒に行ってやりなさいといって言い始めて、なんとかナポレオンの誘いは成功する。ペドロもサマーと言う女性に一度は断られるが、その後デビーを誘いOKをもらい、共にダンス・パーティーへ。
 当然のようにトリシャは嫌がって早々にナポレオンを残してサマーたちの方へ行ってしまう。

ダンスパーティ

 なんとも言えないトリオだ……。
 その後ナポレオンはデビーと踊ることになるのだが。

ダンス

 この体勢で揺れてるだけなんだけど、これダンスって言えるのか???

 そんなこんなでダンスパーティーはおしまい。ペドロは生徒会長に立候補する。
 
 同じ頃兄のキップはネットで知り合ったラフォンダと言う女性と会うことに。
 ラフォンダ。

ラフォンダ

 『RAIN』のオームに似てるよね!ややこっちの方がゴツイけども!!ややどころじゃないか。
 これが運命の出会いとなり、引き篭もりだった兄は豹変。

変わった兄貴

 急にロッカーになったwwひょろいけど。

 ペドロの生徒会立候補、対抗馬はサマー。ペドロの誘いを断り、ナポレオンたちを馬鹿にしているお高くとまった調子こいた感じの子。サマー陣営にはいじめっ子もトリシャもいる。相変わらずいじめっ子は滅茶苦茶面白い。
 
 ペドロ側の応援者はナポレオンとデビー。「VOTE FOR PEDRO」と書かれたシャツを着て、デビーの網紐を配って選挙活動をする。

vote for pedro

 この「VOTE FOR PEDRO」シャツは何故かアメリカでカルト的に流行り、ハリウッドの有名俳優も好んで着てたこともあるとか。そしてペドロはいじめの撲滅を掲げたらしく、サマーの恋人っぽいいじめっ子とはまた別のいじめっ子が少年をいじめてる現場をローライダーに乗ったペドロの従兄弟たちが厳しく見張る。

らてんあめりかえくすちぇんじ

 従兄弟怖えーよ!なんだこのTNAのラテンアメリカンエクスチェンジみたいな奴らは笑
 ラテンアメリカンエクスチェンジ↓(プロレスのタッグチーム)

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 ギャングスタて怖いですよね。怖カッコイイ。ラテンアメリカンだろうとなんだろうと。
 そしてペドロの選挙活動の一環。サマーに似せたピニャータ割り。
 
パニャピータ

 一番吹いたwww何やってんだこいつwwww
 ピニャータって言うのはメキシコのお祭で使われる、中にお菓子が入ったくす玉のことで、子供がそれを棒で割る催しがあるんだけども、高校生が選挙の対抗馬に似せて吊るして棒でぶん殴るなよwww
 この後ペドロは流石にやり過ぎと言う事で校長先生に怒られました笑

 そしてクライマックスの壇上での演説と出し物。
 先行のサマーはなんか「学食が全部メキシコ料理になっても良いの?私はいや」とか「私が生徒会長になれば心はいつも夏(サマー)」とか上手いこと言ってやったみたいな感じで、調子コいてるのがとてもよくわかる。腹立つわww
 ん出し物はチアっぽいダンス。

シュワ倶楽部

 微妙に合ってなくて下手……ただ、ダンス以上に例のいじめっ子が面白い。

一人だけノリノリ

 ダンス中一人だけ立ち上がってノリノリ。こいつ面白過ぎるだろ!!!
 一方ペドロは緊張してしまい、上手いことも言えなかったが、自分の思いを率直に語る。そして出し物なんて聞いておらず、何にも用意してなくて困ったところに親友ナポレオン・ダイナマイトが人肌脱ぐ!

舞台に立つナポレオン

 密かに練習していたダンスを披露!しかもかなりキレキレで上手い!ダンスが終わると場内も大喝采。デビーも良い顔。

ティナ2

 そしていじめっ子、ナポレオンのダンス中、この顔である。

さまーといじめっ子

 だからこいつ面白過ぎんだろ!!!!

 結果ペドロは勝利。当選パーティーを開き、ナポレオンとデビーはさらに仲良くなり(一度リコ叔父さんのバカせいで喧嘩してた)、キップはラフォンダと旅に出て、リコ叔父さんは訪問販売中にセクハラしてて

レックスコンドーにぶちのめされる前

 その人がたまたまレックス・コンドー護身術の人の妻で、現場をレックスに見つかりボコボコにされる。

 めでたしめでたし。

 エンドロール後、
 キップとラフォンダの結婚式シーンがある。なんかこのシーンは作品が完成し公開した大分後にもっかい集まって追加撮影したものらしい。『ULTMATE VERSUS』みたいなことするんだね。
 キップとラフォンダのために馬を持ってくるナポレオン。

ナポ

 結婚するキップとラフォンダ。

エンドロール後結婚式

 特に必要なシーンとは思わなかったけど、ナポレオンを馬に乗せたかったのかな?あのポーズはとらなかったけど。



 紹介できなかったけど、牛のシーンとか、利き牛乳のシーンとか、レックスコンドー護身術を習いに行くまでの移動シーンとか、授業のシーンとか、ダンスパーティの服を買うためのバイトのシーンとか、兄とタイムマシーンを試すシーンとか、他にも面白いシーンがたくさんある。自分のツボに見事に入った。

 これは隠れた愛すべき名作である。
 82分と尺も短いので、ちょっとでも気になった人は是非見て欲しい。そしてこのなんとも言えない絶妙な面白さを体感して欲しい。合わない人はいるだろうけども、ハマるひとはハマる。


愛すべき名場面
○自転車
○REX KWON DO Self Difence System
○牛
○タイムマシーン
○利き牛乳
○バイトのランチ
○ローライダーに乗った従兄弟たちが車体を揺らすシーン(個人的感傷)
○ピニャータ
○いじめっ子が出てくるシーン全部
○ナポレオンのダンス


愛すべき名台詞
○Idiot!
○我がレックス・コンドー護身術は一週間で会得できるぞ! グリズリーのような怪力 ピューマのような反射神経(字幕では何故かクマと書かれてた) シロクマの知恵 を伝授 是非無料お試し入門を!
○上唇の曲線に3時間かけたんだ。僕の最高傑作だよ。


評価
★★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


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(2009/04/24)
ジョン・ヘダージョン・グリース

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P.S.
主演のさえない男、ジョン・ヘダーがWWEでプロレスデビュー!?笑
ゲストですけどね。なんでかビッグショーとミズ(知らない)と組んで、HHHとショーン・マイケルズのD-X&ホーンスワグル組と対決。入場後、戦い始めるのは5分30秒くらいからです。



良いアクションしてますね。もやっぽいところ全然無いけど。
実況解説のジェリー・"ザ・キング"・ローラーかジム・ロスに『Npoleon Dynamite』について言われてます。

ちなみにペドロ役のエフレン・ラミレッツの今↓
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単なるイケメンじゃねーか!
二人とも素晴らしい演技で、雰囲気出てました!
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  1. 2010/04/28(水) 10:26:51|
  2. 映画-洋画
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ある子供

 今の自分に子供ができたら……まぁ相手もいないし、あまりにも現実感が無いし、今は自分のことで精一杯だし、何にも段階を踏んでないからあり得ないし全く持って考えられない。


邦題『ある子供』
英題『L'Enfant』
2005/ベルギー・フランス/95分
監督 ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演 ジェレミー・レニエ、デボラ・フランソワ

ある子供

 うーん。何を語れば良いんだろうか……こういう映画はこのブログの趣旨に反してるよなあ(^^;

 20歳のブリュノと、18歳のソニアは、わずかの生活保護と、ブリュノの盗みで生計を立てていた。二人に子供が出来たとき、ソニアはブリュノに真面目に働くようにと願うが、ブリュノはソニアに黙って子供を売ってしまう。そこからブリュノの人生は崩れていく。
 とこんな感じの話。

 『ニル・バイ・マウス』はしょーもないけど何かを感じる映画だった。この映画も少し近いものがある気がする。『ある子供』はどーしょーもないけど、何か同情してしまう映画だった。
 主人公ブリュノのやった事は人道に外れたことであり許される行為ではない。クソ野郎とも言える。だが、こいつは根っからの悪人と言うわけではない、ソニアへの愛は本当にあるんだと思う。ソニアに暴力を振るうことは無かった。まぁ「子供を売る」と言う行為はどんな暴力よりも酷いショックを与えているけれども。
 また、仕事を手伝った子供にも誠実な対応をしていた。必ず分け前は渡す。その仕事自体が犯罪ではあるんだけれども。
 見ていて感情移入というよりも、どこか自分と同じような部分があるような気がしてしまい、同情してしまう。繰り返すが、決して許される行為ではなかったけれど。できた子供にあまりにも現実感が持てずに、受け入れられなかったんじゃないだろうか。子供を生んだソニアは大人になったが、ブリュノにはよくわからず大人になれていない。その差。二人の役者がとても自然な演技でその差の危うさを全体を通して丁寧に表現していたように思える。基本的にやや長めのカットがよく使われているんだが、それも役者の演技の自然さ増す効果があったと思う。
 
 ラストのどうしようもなさと言ったら……なんか一緒に泣きたくなってくる。

 重い重いと聞いていたが、想像していたものと違った重さだった。
 その行為は最低だったけど、ブリュノは悪いやつじゃない。何が悪かったのか?それはブリュノが確かに悪い。でもそれだけなのだろうか……。それだけと言えばそれだけだ。でも……。

 うーん。
 考えてしまう。


愛すべき名場面
○ラスト

愛すべき名台詞
無し

評価
★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


ある子供 [DVD]ある子供 [DVD]
(2006/06/23)
ジェレミー・レニエデボラ・ブランソワ

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  1. 2010/04/27(火) 14:23:30|
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チョコレート・ファイター

 今回の含めても映画-その他の項目にタイ映画しかないやwwまあ韓国映画とかのレビューすればそこに行くから、そのうちタイ以外も増えてくと思うけど。でもタイ映画も結構面白いよ。




邦題『チョコレート・ファイター』
英題『Chocolate』
2008/タイ/93分
監督 プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演 ジージャー・ヤーニン、阿部寛、ポンパット・ワチラバンジョン、アマラー・シリポン、タポン・ポップワンディー

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 最近はタイのアクション映画の勢いが凄い。波がきてる。この『チョコレート・ファイター』は特に凄く、その波の一翼を担う映画だ。『マッハ!!!!!』『トム・ヤン・クン!』の監督プラッチャヤー・ピンゲーオが4年かけて育て上げた最高の逸材、アクションもできるしビジュアルも良いジージャー・ヤーニンを使い、さらに完成までに2年かかったこの映画。そのアクションは相変わらずハードで斬新で生々しく痛々しい。そしてなによりもジージャーが可愛い。ジージャーが強い。ジージャーが凄い。あと阿部寛も凄い笑

 物語は、タイで現地のマフィアの縄張りに日本のヤクザが入ってきて抗争になる。そのときマフィアのボスの女だったジン(アマラー・シリポン)とヤクザの若頭マサシ(阿部寛)は抗争の最中に惹かれ合い、愛を交わす。しかしそのことがボス(ポンパット・ワチラバンジョン)に気づかれ、マサシは日本に帰ることになり、子を宿していたジンは足を洗い、子を真っ当に育て上げようとする。やがて、ゼン(ジージャー・ヤーニン)と名づけられた生まれた子は脳の発達障害を患っていた。ゼンの将来を心配するジンであったがゼンは“自分の目で見た体術を一瞬で習得できる能力”が備わっていた。近所のムエタイジムを眺め、TVではカンフー映画を観て成長していったゼンは知らず知らずの内にそれらの格闘技をマスターしていく……。そんなある日ジンが病を患い倒れてしまい、ゼンと幼馴染のムン(タポン・ポップワンディー)は偶然見つけたジンが昔お金を貸したリストを頼りに、借金を取り立てに行き、そのうちその行動がボスの耳に入り昔の因縁が再び浮かび上がってくる。

 初っ端から「脳に発達障害があるが、見た体術を一瞬で習得できる特殊能力を持つ女の子」という難しい設定を演じることになったジージャー・ヤーニン。

ジージャー可愛い

 可愛いよね。凄い日本人にウケル顔している気がする。ってかタイ人って結構日本人と同じ顔してるんだな。ちょっと演劇関係の知ってる後輩に似てる気がする。
 まあその難しい設定の演技以前にハードルの極めて高いアクションもやらなければならないのだが、もう演技もアクションも、特にアクションはお見事!としか言い様が無い。こいつぁやばい。順を追って紹介していく。


 とりあえずこのジージャー=ゼンのお父さんとお母さん。

あべひろし1

ジージャーの母

 この映画は阿部寛で始まり、阿部寛で終わります笑
 お母さんの方は、なんか小雪に似てません?
 そしてイマイチどのくらいの勢力の組織のどのくらい偉い人なのかわからないボス。

いまいちどの程度の勢力なのか不明な敵のボス

 見た目は完全に阿部寛の勝ちでしょう笑 ただ、あとでわかりますが、このボスは相当タフです。
 
 とりあえずこの阿部寛=マサシとジンさんが愛し合って出来たこ子がジージャー。ジージャーはその優れた身体能力を生かして幼馴染のムンと共にショーをやってお金を稼いでます。
 幼馴染のムン。

友人

 ちょっとデブだけど憎めない超良いヤツです。身体能力を生かして飛んでくるボールを全部キャッチすると言うショーをやっていましたが、チンピラがナイフを投げる。

ナイフを受け止める

 そしてそれも止めちゃうゼン。ってか、止めなかったらこれ人殺しだぞチンピラさんよ(^^;
 チンピラたちが喧嘩を吹っかけてきて、最初のアクションシーンです。
○ストリートファイト 

ストリートファイト

 キビキビ動く、蹴りのキレも良い。この時点でジージャーが只モンじゃないってことがわかります!!チンピラどもは余裕で一蹴しました。
 
 病気で入院することになる母ジン。

母、小雪似。

 やっぱ小雪に似てるって!
 借金取立てを始めようとし、一度失敗してしまいますがゼンはテレビで『マッハ』『トム・ヤン・クン』ブルース・リーの『ドラゴン危機一発』を見て体術を学習し覚醒。覚醒シーンはなぜかCGアニメーション。これがタイのアニメか……。

アニメーションで覚醒

 そしてもう一度殴りこみ。
○製氷工場での戦い。 

製氷場でのブルース・リーオマージュ。

 製氷工場ってだけでわかる人にはわかりますが、ここのアクションはブルース・リーの『ドラゴン危機一発』へのオマージュです。ブルース・リーの怪鳥音をなんども真似て蹴りまくるゼン!!

ジージャー怪鳥音

 強い!可愛い!!膝と肘が鋭いです!!!
 次はダンボール工場(?)に取り立て。
○ダンボール工場の戦い。

ダンボール工場レッドブロンクス

 ここのアクションはところどころジャッキー・チェンの『レッド・ブロンクス』のオマージュに見えた。わかる人ならわかるはず。もしかしたら偶然かもしれないけど。それにしても正確には少し違うんだけど、『七福星』でユン・ピョウがやっていた飛び後ろ回し蹴り→着地足を軸足にさらに回し蹴りの神業的コンボを、ジージャーもやっていてマジで凄いなと思った。相当のボディバランスと平衡感覚が必要とされる。ジージャーまじぱねえ。

 次は食肉加工場に取り立て。
○食肉加工場の戦い。

食肉加工場

 こんな油で地面がぬめぬめしてて、しかもナタやらつるす針やら刃物がたくさんある狭いところ戦うなよと心底思う。危なっかしくてハラハラしっぱなし。セガールが『沈黙の聖戦』でこんな感じの市場で戦ってたけど、それのオマージュって訳じゃないよね。そのときのセガールのアクション替え玉だったし笑
 ジージャーはローリング・ソバットが俺より上手い。

 この取立てがボスの耳に入り、マフィアが動き、ジンはマサシに救援の手紙を送る。
 マフィアはジンの家に刺客を送り、マサシは個人的な部下に様子を探らせる。
 刺客。

タイ名物オカマフィア

 でましたタイ名物オカマフィア!!笑 こいつらの大半はマサシの部下に殺されます。
 マサシの部下。

悪い部下

 この人日本人っぽいんだけど、滑舌悪過ぎwww俺より滑舌悪いぞ(^^; しかもこの人オカマフィアの幹部みたいのにあっさり殺される。なんのために出てきたんだ……
 それを知ったマサシはバッジを組に返し、単身タイへ。

バッジをはずす阿部。ルーピーも

 この人組になんか責任取らされなかったんですかね?(^^; ってか物凄いスピードでタイに行きます。

 マフィアにムンが人質にとられ、ジンとゼンはボスに呼び出される。
 現代のボス。

ボスが雰囲気イケメンになった!

 何があったのか知らんが狩野英考みたいな雰囲気イケメンになっとるwww
 んで色々あって撃って撃たれて、ゼンは雰囲気イケメンになったボスの部下なのか、B-BOYSたちと戦う。
○vsB-BOYS

 vsB-BOYS.jpg

 このチェックのバンダナした男は後々もしつこく出てくる。こいつはタフだ。 

フォンセイヨオマージュ?

 天井の低い場所での戦い。ジェット・リーの『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター』へのオマージュかなとも思ったけど、多分偶然。ここらへんの戦いは周囲の地形を色々使ってて面白い。そして必殺技、かかと落としならぬ、膝落とし!!

膝落とし

 これ自分も考え出してサンドバッグ相手に練習してみたことあるんですけど、自分の膝はオスグット病だったんで出っ張ってるんで、そこが当たって滅茶苦茶痛かった(^^;
 また中に戻って、ボス撃たれてるのにいまさらワラワラと出てきた部下どもと戦う。

○室内戦。

室内戦

 ここでは多人数戦が面白い。自分の経験からいうと多人数戦のアクションってのは考えるのは難しいけど上手くやれれば相当面白い戦い。ジージャーが上手く敵の身体を支えにして肘で打つ、膝で蹴る。さらに飛んで蹴る。素晴らしい動きだ。

すねボコボコだろうな

 蹴りは結構スネで当ててる。痛いだろうなぁ……スネ傷だらけだろうな……ジージャーもう本当に尊敬に値するよ。。
 こいつらを倒したと思ったら、謎のリズムを取る半ばイカレたヒップホッパー(?)カポエイラ使い(?)みたいなジャージ野郎と戦う。
○vs謎のヒップハッパー

vs謎のhiphoper

 前回の『トム・ヤム・クン』でこのダンスのような格闘技のようなアクションに目覚めたんだろうな、監督のプラッチャヤー・ピンゲーオさん。凄い面白いけどね。
 流石に疲れたゼン。そしたら阿部寛……じゃなくてマサシが颯爽と登場。そこでようやくボスの部下たちが武器を持ち始め、マサシは銃で撃ち、日本刀を奪って斬りまくり、阿部寛無双が始まる。

○阿部寛無双

阿部ひろし無双

 そこでボスと刃物を交えて「サシで勝負だ!」とか言うんですけどね。

サシ?ボス相手撃たれますけど
 
 このボスちょっと前にジンに銃で腹撃たれてて血がドバドバ出てるんですけど(^^; それでサシってお前……まあサシにならずに部下の大勢による攻撃で、撃たれてたのに元気になってるボス同様、撃たれてたのにちょっと元気になってマサシと一緒に戦っていたジンがボスに刺され、息絶える。マサシも部下は大体倒すが、力尽きる。
 そこで休憩してたゼンが立ち上がり、後を引き継ぐ。

○鞘二刀流のゼン。

サヤ二刀流

 残った部下共をボッコボコにして、ボスは撃たれて斬られて白いシャツが真っ赤になってるのに元気に外に逃げる。それを追うゼン。ここからは外の壁際の戦い。

○壁際の戦い。

タフなボスが外まで逃げる

 敵も回復してたのか、あのチェックのバンダナの男もすぐに後を追ってくる。なんて上司思いの部下なんだろう。。。ここの戦い、かなり長いけど、素晴らしいアクションの連続。敵は高いところから落ちまくるし、スタントも凄い。ようやくボスに追いつき、ボスを倒して戦いは終わりを迎える。

 そして最後、普通に生きてたマサシにゼンが寄り添い、マサシが愛を語ってエンド。

ラストシーン


 正直言ってアクションはお腹一杯になるくらい詰め込まれてて、お見事の一言。NGシーンとか生傷だらけで痛々しくて、これをこの可愛い女の子がやってるのかと思うと、マジで感嘆。頭が下がる。
 アクションの出来る女優はたくさんいるい。ミシェール・ヨー、チャン・ツィーなんかは世界的に有名になったし、香港にはまだまだたくさんいる。でも、ここまで体の張れる才能に溢れた可愛い女の子はいないんじゃないだろうか。
 つっこみどころはたくさんあるけれど、アクションは間違いなく世界最高峰であり、女の子がここまでやったガチンコアクション映画として歴史に残すべき映画だ。これを超えるのは相当難しい。あと気のせいかやけに日本向けな映画な気がする。キャストの顔とか。

 個人的な願望として、日本で映画に出て欲しい。さらに個人的な願望として、彼女の出るアクション映画の脚本を書きたい。さらにさらに個人的な願望として、元アイドルレスラーの風香とアクション映画で競演してほしい!!!

 この映画は凄いぞ!
 画像じゃこの凄さは伝わらない。興味が少しでもあるなら是非見てください!!


愛すべき名場面
○ジージャーのアクションシーン全部。

愛すべき名台詞
○愛である
阿部寛に始まり、阿部寛に終わる。

評価
★★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


チョコレート・ファイター [DVD]チョコレート・ファイター [DVD]
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"ジージャー"

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前の気になる映画記事にも書いたけど、ジージャーの二作目、是非見たい。
Raging Phoenix 予告編↓

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  1. 2010/04/26(月) 21:37:15|
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Alice in Wonderland

 ちょっと前にティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』を見て、前のヤツはどんなだっけ??って思ったから、家にあったテレビ映画の『Alice in Wonderland』を見てみることにした。ディズニーアニメじゃなくて、実写のやつね。


邦題『不思議の国のアリス』(多分)
原題『Alice in Wonderland』
1999/アメリカ・イギリス/99分
監督 ニック・ウィリング
出演 ティナ・マジョリーノ、ミランダ・リチャードソン、マーティン・ショート、ウーピー・ゴールドバーグ、ジーン・ワイルダー、クリストファー・ロイド、ベンキングズレー、ジェイソン・フレミング

AliceInWonderland1999.jpg

 アメリカにはテレビ映画というものがあって、日本で言うドラマスペシャルみたいなものなのか、それともVシネマみたいなもんなのかよくわからないけど、結構な数がつくられている。確か『スティーブン・キングのIt』なんかもそれで、劇場での公開を目的としてないものなのかな?劇場用映画よりも多少質は劣るけど、普通に映画のスタッフ・役者が使われてて、結構豪華なものもある。
 この『Alice in Wonderland』もオープニングクレジット見てたら、やけに聞いたことある名前ばかり。上の作品データの出演のところにも書いたけど、結構凄くない?

 物語は、歌の発表が嫌でどうしようか悩んでいたアリスが、偶然時計を持って急ぎながら喋るウサギを見つけて、それを追いかけていったら不思議の国に迷い込んでしまうと言う、まあ不思議の国のアリスですね。

 そのアリス。このティナ・マジョリーノ。

アリス

 このブログを見る人の多くが「どっかで見たことある顔だな……?」って思うでしょう。そうです。『バス男』のヒロインですよこの子!!大分幼いですが、ちょっとぷっくりしてて可愛いですね。『バス男』以外で初めて見た(^^;

 この子がウサギを追って真っ逆さまに穴に落ちて不思議な国にたどり着く。

穴に落ちる

 穴に落ちた先の部屋での展開はティム・バートン版とちょっと似てて、原作オマージュだったんだなとわかった。ただ、このアリスは幼いアリスで身体も小さい。

入れそうなもんだが

 これ、小さくならなくても入れそうな気がするんだが笑
 とりあえず入れなくて小さくなったり大きくなったりネズミさんと遊んだりしてウサギさんに追いつく。

ウサギは可愛い。触りたい。

 このウサギさん、ティム・バートン版のようにCGじゃないから滅茶苦茶可愛いぞ!!抱きつきてえ!!!モフモフしてえ!!!!
 この後はチェシャ猫に会ったり、キャタピラーに会ったり。

ウーピーチェシャキャット

少佐

 チェシャ猫はウーピー・ゴールドバーグです。なんでやねんwww人面猫wwwこれは怖い。
 ちなみにウーピーチェシャキャットが出てくるこの場面は、なんとか婦人の屋敷でのシーンで、婦人、子供、召使みたいのが狂っててマジで気分が悪くなった。これぞ狂気。
 キャタピラーはベン・キングズレー。自分は『ラッキーナンバー7』の片方のボスの印象しかないけど、アカデミー賞取ってる凄い人らしい。
 こいつは何しに出てきたのかわからないけど、それがアリスワールドだよなとも思う。


 んでお茶会したり、女王様と会ったり。

マッドハッター

女王とジャック、王様

 こっちのウサギは怖い!!マッドハッターはマーティン・ショート。名作コメディ『サボテン・ブラザーズ』の主人公の一人。頭でかくて怖いよ!!コメディアンらしく歌って踊って熱演してるんだけれども、造詣が自分の肌に合わない……あと、やっぱデップの方が好きだわ。

 女王様と、ハートのジャック。奥にいるのがキング。ハートのジャックがジェイソン・フレミング。『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の主人公だし他にも色々出てるから馴染みあるはずなんだけど、全然顔がわからない。こんな顔してたっけ???
 女王も良かったけど、やっぱヘレナ・ボナム・カーターの方が良いかな。

 この後例のカオスで頭がおかしくなりそうな裁判。アニメだとアリスが裁判を受けてた記憶があったけど、何かハートのジャックが何かを食ったとか食わないとかで裁判してた。マジでカオス。こんな裁判嫌だ!!
 
 あと、なんかグリフォンと亀仙人みたいのと会って陽気(?)な歌を教わったり、騎士と会ったり。

グリフォンと亀千人

ドク!

 亀仙人はジーン・ワイルダー。『俺たちに明日は無い』に出てたくらいしか知らないけど、この人も名優らしい。ただ、今にも自分がグリフォンに喰われそうな歌詞の陽気な歌を歌って、なんかハラハラしました。
 白騎士。クリストファー・ロイド。ってか、ドク!ドクじゃないか!!『バックトゥザフューチャー』シリーズのドクですね。何がやりたくて出てきたのかわからないカオスだけど、きっとそれがアリス。

 んで、双子と会ったりして、なんだかんだあって帰宅。それらの体験で少し自信が持てて、アリスは歌の発表に臨むわけです。


 アリスの世界観を見事に実写化できてると思うし、ミュージカル要素がところどころ入ってて、その歌は結構好きで名作なんだろうけど、個人的に不条理な世界観がやっぱり肌に合わなくて、ところどころ気分が悪くなってしまう。この『Alice in Wonderland』はなんていうか、現実とファンタジーのバランスがやや現実の方に傾いている気がして、不気味。奇形と言うものの描き方がティム・バートンの方が親しみやすい気がする。ティム・バートンの方は、本当にティム・バートンの世界でアリスの世界を覆ってくれて、ファンタジーの方に傾いていて、自分としては見やすくなっていたんだなと再確認。可愛いウサギ以外、全てにおいてティム・バートン版の方が自分の好みでした。こうなるとティム・バートンに幼い頃のアリスの冒険も撮って欲しいものだ。
 好きな人は好きなんだろうな。ただ自分は残念だけど生理的にちょっと無理。カルト的な人気の出そうな映画だった。『ロッキー・ホラーショー』も超カルトだけど、自分は生理的に無理だったな……。

 やっぱり記憶どおり、ジャバウォッキーも白の女王も出てこなかった。あれらは原作にはいるのかな?『ARMS』には出てるしなぁ。今度機会があったらディズニーアニメの方も見直してみよう。



愛すべき名場面
○マッドティーパーティー

愛すべき名台詞
○カラスは何故机に似ているか?


評価
★★☆
(★五つが最高。☆は0,5点)


予告編↓


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  1. 2010/04/26(月) 13:51:45|
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スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

 映画の邦題って誰が考えてるんだろうね?今回紹介する『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』って、この映画コメディではないのに完全にコメディ臭を漂わせてるよね。『バス男』も原題は『Napoleon Dynamite』で、脱力系ボンクラコメディみたいな独特の雰囲気のある良い映画なのに、その当時の電車男ブームみたいのに乗っかろうとして滑った感じが伝わってくる。原題『36 Quai des Orfèvres』(オルフェーヴル河岸36番地)が『あるいは裏切りという名の犬』になったり、『Vengeance 復仇』が『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』になったり……確かに目を引くけどね、でもこれって許可取ってるんだろうか?


邦題『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』
原題『Smokin' Aces』
2007/アメリカ/109分
監督 ジョー・カーナハン
出演 ベン・アフレック、アンディ・ガルシア、ジェイミー・ピヴェン、レイ・リオッタ、アリシア・キーズ、コモン、ライアン・レイノルズ、タラジ・ヘンソン、クリス・パイン、アリシア・キーズ

スモーキンエース


 自分はレイ・リオッタがかなり好きで、2007年にたまたまパッケージ買いならぬパッケージレンタルをしてみたら自分的には大ヒット。その年の個人的映画ランキング上半期1位に見事なったこの映画。どんな映画かと言えば、ワクワク映画。たまらない人には本当にたまらない映画なんだと思う。

 物語はマフィアに100万ドルの賞金が賭けられたマジシャンを殺すために、集まった殺し屋たちが争奪戦を繰り広げるというもの。簡単に書くとこれだけ。最後に真相がわかるという仕掛けもあるのだが、この映画の楽しむべき、愛すべきところは物語ではなく、それぞれのキャラクターと、これから何か起こるぞっていうワクワク感。それがたまらない!

 映画はFBIのカラザーズ(レイ・リオッタ)とメスナー(ライアン・レイノルズ)がマフィアの張り込み捜査をしているところから始まる。最初は二人でふざけた会話を交わしていたが、電話がかかってきて、それを盗聴してからは緊張感が高まる。バディ・"エース"・イズラエル(ジェレミー・ピヴェン)という男の心臓に100万ドルの賞金がかけられた。この「ヤバイゾ感」、自分はこういうのが大好きなんだな。そして全体的にこの映画はカメラワークとテンポと音楽が凄い良い。それに役者たちの良い演技が相まってワクワク感を演出している。

 いつもどおり役者を紹介。
 FBIのエージェント、カラザーズ。レイ・リオッタ。

レイリオッタ2

 監督のジョー・カーナハンは前作『NARC』のメイキングで「ハリウッドの役者を演技力でギャラを付けるとなると、レイ・リオッタが一番高くなる」みたいな事を言っていたが、自分もそれは同意。この人の演技は本当に良い。自分は『ノー・エスケイプ』辺りから彼をちょくちょく見てるけど最近で言うと『リボルバー』のときも今回も素晴らしい演技をしていると思う。なんつーか、土台がしっかりした演技というかね、いつも100%~120%の演技ができる役者さん。結構この人が出るだけで見たくなるんだけど、あんまり作品に恵まれてないんだよな(^^;


 もう一人のエージェント、メスナー。ライアン・レイノルズ。

ライアン

 この人は『ブレイド3』でハンニバル・キングという吸血鬼も恐れる吸血鬼ハンターたちの隊長みたいな役で、なぜかヘタレなWWEのトップヒールのHHH(トリプルエイチ。ハンター・ハースト・ヘルムスリー)を倒すという滅茶苦茶美味しい役をやってるのが一番有名かな。この映画の後は『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で滅茶苦茶格好良いウェイド/デッドプール役もやってたけど。
 何故か色んなメディアで賞金をかけられたエースの身元保証人役のベン・アフレックが主人公のように書かれているけれど、実際はこのエージェント・メスナーが主人公。ライアン・レイノルズが超好演。中盤辺りからの感情を露にする感じと、後半の鬼気迫る感じが凄く良い。


 100万ドルの賞金をかけられたバディ・"エース"・イズラエル。ジェレミー・ピヴェン。

エース

 色んな映画にいつも脇役でちょこっと出てくる人。薬物で限界がきてるって感じを上手く演じてたと思う。
 こいつの部下のアイビー。コモン。

コモン

 えー、R&B界では超有名なコモン・センスだったコモンさんですねー。『アメリカン・ギャングスター』『ウォンテッド』『ターミネーター4』など最近よく見かけますね。


 エースの身元保証人のジャック・デュプリー。ベン・アフレック。

ベン・アフレック

 何度も言うようですが、脇役です笑 フライヤーとかにも出てませんしね。まあ有名ではあるからね。

 エースを狙う殺し屋達。
 女二人組みの殺し屋、ジョージアとシャリス。

アリシアキーズ

シャリス

 上のジョージアさん。アリシア・キーズです。R&B界の歌姫。日本でも結構有名なはず。この人超セクシーですよね。格好良い。
 下のシャリスさん。タラジ・ヘンソンっていう、アカデミー助演女優賞にノミネートされた『ベンジャミン・バトン』のママですけど、レズで雄弁なスナイパーっていう良いキャラしてます笑

 ネオナチのイカレた兄弟。トレモア・ブラザーズ。

トレモア

 こいつら面白い!!
 真ん中の一番でかい人は最近自分が見る映画にはちょくちょく出てくるケヴィン・デュランドさん。『3時10分決断のとき』『団塊ボーイズ』『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などに出てます。わかりにくいけど左の人は『スター・トレック』の主人公、クリス・パインです。 

クリスパイン

 自分は全然わからなかった。


 変装の名人。スート。

スート

 この人ただもんじゃねえ。。。


 そして謎のベストキッド 笑

ベストキッド


 他にも、拷問の名人アコスタやらスウェーデンの殺し屋やらFBIの上司のアンディ・ガルシアやらがエースを狙って集結。ヤバイ奴らが一箇所に集まるって言うシチュエーションが大好きな自分としてはツボです。ワクワク感が半端ない。ぱねえ。
 集結するにつれて少しずつ衝突していって、トレモア・ブラザーズの突撃とシャリスの狙撃開始で現場は混乱の極みに!

 エレベーター内でのカラザーズvsアコスタから

エレベーター内
 
 トレモアブラザーズの突撃、シャリス狙撃開始、シャリス激怒、メスナー激怒の流れは音楽、カメラワーク、編集が神がかってると思う。

突撃

ライアンレイノルズ1

シャリスfuck

FUCK2.jpg

 互いにこの状況を「FUCK!!」と叫ぶ。すげえ。

 こんな状況でも殺し屋が生き延びて現場を出るところがこの映画の良い所だと思う。こいつらクールすぎる。レイ・リオッタにも生き延びて欲しかった。。。
 
 もっと肝の銃撃戦を長くやれたらさらに良かったかなと思う。それ以外には特に不満は無い。
 ラストシーンもボロボロのメスナーを演じるライアン・レイノルズが凄く良い。音楽も完璧。

ラストライアン

 この終わり方はなんとも言えないですけど、見事です。それから始まるエンドロールも格好良い。
 オープニングからエンディングまで、とても自分好みの作品。ある意味まことの意味で愛すべき映画。監督のジョー・カーナハンはこれからが楽しみな気になる監督の一人です。

 そして、おちゃらけたライアン、焦るライアン、キレるライアン、鬼気迫るライアン、ボロボロのライアン。色んなライアン・レイノルズが見れる、ライアンファンにはたまらない映画でしょう笑 自分はこの映画でファンになりました。
 

愛すべき名場面
○冒頭の張り込みシーン。
○オープニングのエース紹介シーン。
○エースを狙う殺し屋たちの紹介シーン。
○エレベーター内の戦い。
○ジョージアがエレベーターに入ってからシャリスがキレてメスナーもキレて「FUCK!!」と叫ぶ一連のシーン。
○殺し屋たちそれぞれの脱出。
○ラスト
○ベストキッド笑

愛すべき名台詞
○FUCK!!

評価
★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


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ベン・アフレック.ジェイソン・ベイトマン.コモン.アンディ・ガルシア.アリシア・キーズ.レイ・リオッタ.ジェレミー・ピヴェン.ライアン・レイノルズ

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P.S.
何か知らんけど2が出てた!!
キャストのスケールダウンは1が豪華すぎたから仕方ないとしても、ヴィニー・ジョーンズやトム・ベレンジャーなんかは、鋭く自分のツボを突いてきやがるなぁ。なんかお色気要素も追加されて、役者以外はパワーアップしている模様。これは気になるぜ!!
予告編↓


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  1. 2010/04/25(日) 22:01:55|
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成川ジロー

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暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
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お金は無い。
誠意はある。

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