成川ジローの愛すべき○○ブログ(ネタバレあり)

管理人である成川ジローが愛すべき映画やアニメを格闘技、プロレスに絡めたりもして語るブログ。

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PERFECT BLUE

 最近全然更新できてなくてすいません。映画はDVDとかでちょくちょく見ているんですが……これ見たの大分前です(^^;

 今敏監督が亡くなったのは去年でしたね。『東京ゴッドファーザーズ』、『千年女優』、共に好きなアニメ映画で、亡くなられたのを本当に惜しく思います。最初は名前を何て読むのかもわからなくて「こんびん?」とか呼んでましたが、彼のアニメ映画で初監督作品の『PERFECT BLUE』だけ機会が無くて未見で、ちょうど家の近くのTSUTAYAの無料レンタルDVDの棚にあったので鑑賞。これが無料レンタルとか、初めてTSUTAYAを褒めたくなりました。


邦題 『PERFECT BLUE』
1998/日本/82分
監督 今敏
脚本 村井さだゆき
制作 マッドハウス
声優 岩男潤子、松本梨香、辻親八、大倉正章

ジャケット

 アイドルグループのチャムに所属する霧越未麻はライブで突然の脱退宣言をし、女優になる道を選ぶ。だが、ドラマでのレイプシーンやヘアヌードの写真など、アドル時代では考えられなかったような仕事をこなしていくうちに、これが自分の望んだ道なのか疑問に思うようになってしまい、後悔と不安からアイドル時代の自分の幻影を見始めるようになってしまう。それに加えて不気味なストーカーのようなファンの存在や、知らないところで自分のホームページが作られ、脅迫文や殺人事件が次々に起こり、未麻は追い詰められていく。

 今敏監督の初監督劇場デビュー作。だが、それ以前に『MEMORIES/彼女の想いで』で脚本をやっていて、現実とイマジネーションの融合と言う、常に今敏監督の作品のテーマ(『東京ゴッドファーザーズ』以外)になってきたものがそのときすでに形になっていて、この『PERFECT BLUE』でもサイコ・スリラー、またはホラー要素として見事に表現されている。竹内義和と言う人が原作であるらしいが、このテーマのために大分改稿したようで、今敏の色がとても濃くなっているように思える。自分は今敏は『東京ゴッドファーザーズ』を最初に見てから『パプリカ』、『千年女優』と見たのだが(『MEMORIES/彼女の想いで』は大友作品として見てて今敏の存在を知らなかった)、完全に見る順番間違えたなと思う。まず最初にこの『PERFECT BLUE』を見ないと現実とイマジネーションの融合と言うテーマの新鮮さをあまり感じられない。『MEMORIES/彼女の想いで』をかなり前に見ててしかもかなり好きって言うのもあるのかもしれない。けど、とりあえずこの人の作品は制作年順に見るのが正解だと思った。

 とりあえずキャラクターの紹介。
 主人公の霧越未麻。声優は岩間潤子。

主人公

 実家と電話で話すときは方言になる、なんとも時代を感じる純粋で良い子な主人公。アイドルを続けるのが夢であったが、事務所の薦めでアイドルを引退し女優に転向する。アイドルとしては割と人気があったっぽい。ちょっと危なげな非常に熱心なファンもいたけど。
 ってかそのアイドル姿。

アイドル

 今見ると本当に時代を感じる格好だよなぁ……。
 特典のメイキングを見るとダンスシーンはかなりちゃんと作りこんでて面白かった。

 そんな未麻を暖かく見守る、理解のあるマネージャー、ルミ。声優は松本梨香。

マネージャー

 劇中の話だとこの人も元アイドルだったらしいのだが……目が離れすぎている気がする。これは地獄のミサワさんにレビューのときに「○○は良い、ただ個人的には目がもっと近い方が好きです」見たいな事を書かれるレベルである。通常レベルの目の離れ具合でも書かれるけど笑
 とても優しいマネージャーに見えるが実はアイドルの未麻と自分の境目がわからなくなってしまったサイコキラー。身近な人間が実は……って言うのがもしかしたらこの『PERFECT BLUE』が最初なのかもしれないが、今ではパターン化してしまっていて、今見ると全然予想できちゃうって言うか、この人しかいねえ!ってなる。


 未麻に女優になるよう薦める事務所の社長、田所。声優は辻親八。

社長

 割と強引に未麻に女優になる事を薦めるが、実際とても良い人。いつまでもアイドルをやっていくわけにはいかないから、女優に転進って言うのはとても普通な気がするのだが、それが犯人の怒りの琴線に触れてお亡くなりになられた。サイコキラーって怖い。


 怪しすぎてそのままだと捻りも何も無いから絶対黒幕じゃないとわかってしまう悲しき傀儡、内田。声優は大倉正章。

 ストーカー

 熱烈な未麻のファンで、仕事も未麻の現場の警備員とかを選んでやっている。ガタイが良く、顔も不気味で、それでいてやけに甲高い声をしていて本当に怖い。可哀想なんだけどね。
 ホームページを未麻本人が更新していると思い込んでいて、真犯人の思うように動く実行犯になってしまう。


 第一の犠牲者であるドラマの脚本家の渋谷。声優は塩屋翼。

脚本家

 この人が殺される状況、だだっぴろい駐車場に音の割れたアイドルの歌が流れるというのはなかなかに怖い。
 この人は別に紹介する必要があるキャラクターって訳じゃないんだけどね。ただ声優の声の出しかたが『機動戦士ガンダムF91』のビルギット・ピリヨと同じで、ビルギットさんにしか聞こえませんでした笑

 どのキャラもリアルなんだか、リアルじゃないんだか、よくわからないけどとりあえず不気味な感じが出てて良い。

 現実とイマジネーションの融合の演出として、未麻がアイドルの姿をした自分(に変装しているルミ)に追い回されるシーンがあるんだが、

追い

 このシーンはルミの姿を写さず、アイドルの未麻が襲ってくるように見せている。できればそれにプラスして、ルミの姿は写さずルミの存在を描写して欲しかった。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の光学迷彩を使って犯人が逃げるシーンみたいに、ぶつかってる人や物の描写をするとかね。

 アニメーションの出来は当時としては当時のトップクラスだと思う。今見てもぬるぬる動いてるなぁとちょっと感心する。が、やはり今敏作品を見た順番のせいで、新鮮が無くそこまで楽しめなかった。ドラマと現実とのクロスした見せ方とか上手いなぁと思うんだけどね。サイコホラーとしてみるならやっぱり『MEMORIES/彼女の想いで』の方が怖いし好み。
 まぁ今敏のやりたかった事の流れを感じるためには外せない作品。見る価値はある。楽しめなくは無い。

 んで、結局タイトルの意味は何?完全なる青?それとも何かスラングみたいな意味があるの?原作読まないとわからない感じなのかな?


愛すべき名場面
特になし

愛すべき名台詞
特になし

評価
★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


パーフェクトブルー 【通常版】 [DVD]パーフェクトブルー 【通常版】 [DVD]
(2008/02/29)
辻親八、堀秀行 他

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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2011/03/09(水) 19:57:25|
  2. アニメ
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  4. | コメント:0

ヒックとドラゴン

 自分はファンタジーってものが小さい頃から大好きでした。まぁ男の子なら当たり前か。剣とか魔法の世界が大好きで、親父が恐竜好きだったってのも影響して恐竜も大好きで、ドラゴンとかそういうのが大好きだったんですね。そんな小さい頃に『ロードス島戦記』のOVAを夏休みアニメフェスタで見て、小説も読んでみてかなりはまって、中学生の頃に『ロードス島伝説』を読み始めて、知らん人にはわからないだろうけど、ナシェルがドラゴン乗りになるところが大好きで、「竜騎士」という存在は憧れだった。なれるもんならなりたかった。
 だからと言うか、この『ヒックとドラゴン』には相当期待して見に行った。評判も良かったしね。そしたらまさか感動のあまり泣いてしまうとはね……悲しいとか切ないとかじゃなく、空を飛ぶシーンが素晴らしすぎて泣いたんです。この映画を見ている間、自分は少年に戻っていました。子供の頃から夢見ていた風景が、この映画にはあります。


邦題『ヒックとドラゴン』
原題『How to Train Your Dragon』
2010/アメリカ/98分
監督 ディーン・デュボア、クリス・サンダース
制作 ドリームワークス・アニメーション
声優 田谷隼、田中正彦、寿美菜子、岩崎ひろし

ポスター

 ドラゴンたちと日々戦いを繰り広げ、ドラゴンを殺した者だけが一人前となれる慣習を持つ屈強なバイキング族、その長であるストイックを父に持つヒックは気性の荒いバイキング族の中では一風変わって争い事を好まない頭の良い少年であった。それゆえバイキング族からは鼻つまみ者とされ、同年代からの者からはからかわれ孤立し、父親もヒックの扱いに困り途方に暮れていた。
 そんなヒックはある日、独自に開発した武器で、誰も姿を見たことのない恐ろしいドラゴン、ナイトフューリーを打ち落とす事に成功する。しかしその事を誰にも見られていなくて信じてもらえず、それを証明するために単身落ちたはずのナイトフューリーを探しに行く。そして森の奥でついにナイトフューリーを発見するが、優しいヒックには抵抗できなくなっているナイトフューリーを殺すことができず、自由にして解放する。しかし、ナイトフューリーは尾翼の片方を無くしていて飛ぶことができずにいた。それを見たヒックは餌をあげ、可変式の尾翼をつくり、そのナイトフューリーにトゥースと名付け、観察する。尾翼の調整をしていくうちに、ヒックとトゥースの間には絆が芽生えはじめ、ヒックはドラゴンは殺し合う対象と見るべきではないと考え始めるのだが……


 ドリーム・ワークス制作のアニメーションは、『カンフーパンダ』くらいしか見たことがないんだが、これはダントツの面白い。今年トップレベルの話題作であるディズニーの『トイ・ストーリー3』に全く持って負けていない。絵が良いキャラが良い音楽が良いテンポが良い物語が良い、そして何よりも飛行シーンが最高に良い!
 自分はこういう元々3Dっぽく作られているCGアニメーションを3Dで見るのは意味がないと思ってる人間で、今回は3Dしかやって無かったから仕方なく鑑賞して、実際冒頭の夜中のアクションシーンは激しい動きには弱い3Dの追いついて無い感じ出てて「大丈夫か?」と不安になってしまっていたんだが、それ以降のシーンでは問題はなく、特にヒックがトゥースの背中に乗って飛ぶことに成功し、綺麗な海と大空をバックに自由に飛び回るシーンのスピード感は3Dと最高の相性を見せていて、ワクワク感と疾走感、爽快感がハンパない。これはマジでヤバい。素晴らし過ぎる。
 その飛翔シーンの素晴らしいクオリティに加え、個人的にドラゴンと言う最高にクールな動物と交流を交わし、絆が芽生え、共に空を翔ると言うシチュエーションはおそらく多くの人間が夢見たもので、感動して身が震える。自分は泣いちゃいましたよ。本当に。


 そんな羨ましい主人公のヒック。声は田谷隼。

ヒック

 屈強なバイキングの中では珍しい普通の子。普通の子の設定にしては反射神経がずば抜けてよく、異常に身体が丈夫でタフなのは主人公補正のお約束。バイキングの中では変わり者で孤立しているが、控えめで、力が全てのバイキングの社会では自信が持てずにいるだけで、本当は好青年。頭も良い。異端児だなぁ。


 その相棒のドラゴン、トゥース。

トゥース2

 今までにその素早さから誰にもその姿を確認されたことが無かった伝説のドラゴン、ナイトフューリー族のドラゴン。姿を見せずに攻撃してくるのは確かに恐ろしいが、その姿は普通に可愛いぞ!特にヒックとの交流シーンはこの映画の見所の一つ。とても丁寧に描かれてて面白い。
 最初はえさである魚をあげたりして、お互いに様子伺う。

コミュ1
コミュ2

 だんだん慣れてきてヒックの顔を真似てみたりするトゥース。

笑う練習

 可愛いわ。
 そしてトゥースを通じて次第にドラゴン族全体への先入観に疑問を持ち始めるヒック。

コミュ3
コミュ4

 予告編に画像が無かったが、小さいドラゴンが反射した光を物体だと思って追いかけるシーンは、昔自分が買っている犬でも同じことして遊んだなぁと懐かしく感じた。
 ドラゴン族を誤解していると感じたヒックはとても優しい人間。頑固者の親父にドラゴンと共存しようと提案し、親父が「ドラゴンには仲間が何人も殺された!」と怒鳴ったときに「僕達も何匹も殺したでしょ!」と言い返す。復讐の連鎖による無益な争いを防ぐには、こういう優しくて勇気のある人間が必要。その勇気をヒックはトゥースからもらった。良い話だなぁー。最終試験時にヒックが父から母の形見だと言われてもらった兜を脱ぎ捨てて、ドラゴンと仲良くなれるところを見せようとするシーンも良いよね。

 そしてこのコンビの素晴らしい飛翔シーン。

飛行1
飛行2
飛行3
飛行4

 画像じゃ伝わらないんだが、本当に吸い込まれるような3D体験だった。もう一度劇場で3Dで見たいけど、もう終わっちゃったよなぁ……。本当に羨ましい。自分も飛びたい。空を自由に飛びたいな!ってドラえもんじゃないけど、人間誰もが持つ夢だと思う。


 主人公の親父であり、バイキング族の長のストイック。声は田中正彦。

ストイック2

 明らかにいかつい。本当にヒックはこいつの子供なのか?って疑っちゃうくらい、骨格が違う笑
 戦いでは先陣を切り、勇猛果敢にドラゴンと戦う、バイキングの理想のような人。周りが見えなくなってしまうこともあり、時間はかかるが自分の間違いもちゃんと認めることができる、かなり頼りになる親父。
 親が持つ子への期待と理想と現実、親子の絆は割としっかりと描かれていて良い。この映画は絆の物語です。


 ヒックの鍛冶の師匠であり、ストイックの親友であるゲップ。声は岩崎ひろし。

師匠

 ヒックの友達でもある、良き理解者的な人。ドラゴンとの戦いで左腕と右足を失っていて、腕の方はアタッチメント式で武器や工具の付け替えができるようになっている。子供達の対ドラゴン教育の教官でもあり、ヒックたちを訓練する。その訓練シーンもドラゴンが種族毎にキャラが立っていてとても面白い。


 ヒックの憧れのヒロイン、アスティ。声は寿美菜子。

ヒロイン

 画像だとわかりにくいけど、真ん中の女の子がそう。この画像登場シーンなんだけど、このシーンがハリウッドのスーパースターのPVみたいというか、バックが爆発で起きててスローモーションで髪を振るアスティ。笑ったwww
 対ドラゴン戦の訓練でとても優秀な成績を出すが、最初は落ちこぼれだと思い込んでいたヒックが様々な手法でドラゴンを手なずけたりして成績を伸ばしてきて焦り、何か裏があると思ってヒックの後をつけ、ヒックとトゥースの事を知ってしまう。
 とても物分りの良い素直な子で、最初はツンツン要所でデレる。見事なツンデレをマスターしているヒロイン。良い!!笑

 ちなみに見難いけど右にいる巨漢が、身体は大きいけど気が小さく、ドラゴンの知識だけは他人に負けないフィッシュ。左にいるのがアスティに惚れてて訓練中もいいところを見せようとして失敗してしまうちょっとお馬鹿なスノット。

 双子

 酷い顔してるけど、手前にいるのが双子の女の子の方のラフ。奥にいるのが双子の男の方のタフ。どっちも口が悪く、よく喧嘩している。
 
 これが子供バイキングたち。最初は皆して変わり者のヒックを仲間はずれにしてるけど、素直だからすぐに仲良くなる。良い子だ。どの子もちゃんとしっかりキャラが立っている良キャラ。皆で力を合わせる最後の戦いなんかは、スノットがひたすら目をぶん殴ってるのが面白かったwww


 全体的に何もかもクオリティが高く、音楽なんかもスコットランドとかのバグバイプみたいな音が使われてて自分の好み。エンドロールの絵本もシンプルで良い。そしてもう何度も言うけど、最高の飛翔シーン。自分の中でのドラゴンや空を飛ぶ事への思い入れもあって、今年の映画では『インセプション』と並ぶ同率一位となりました。本当に楽しめた。
 バイキングの人たちの物分りが良すぎるとか、上手くいきすぎとか、そこらへんに文句をつけることはできるかもしれないけど、自分には全く問題になりませんでした。最高です。

 原作は絵本で、大分変更があったらしいが、そのテーマはちゃんと残っていて原作者も満足しているとの事。自分は原作知らないけど、本当に良いもん作ったもんだ。3Dで見れて本当に良かった。
 傑作。




愛すべき名場面
○アスティの登場シーン
○ヒックとトゥースの交流
○訓練
○ヒックとトゥースの飛行訓練及び飛翔シーン
○アスティのツンデレ
○最終試験でのヒックの窮地にトゥースが駆けつけるシーン
○ラストの戦い

愛すべき名台詞
○親父との口論
○アスティのツンデレ台詞

評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/09/27(月) 17:43:13|
  2. アニメ
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  4. | コメント:3

トイ・ストーリー3

 まぁ名作だろうと思って見に行ったらやっぱり普通に名作だった。期待通りの良作。
 ネタバレあるよ。


邦題『トイ・ストーリー3』
原題『Toy Story 3』
2010/アメリカ/103分
監督 ロー・アンクリッチ
制作 ピクサー・アニメーション・スタジオ
声優 唐沢寿明、所ジョージ、日下由美、他

ポスター

 もうすぐ大学生となるアンディ。一人暮らしを始めるために、部屋を片付けろと母親にしつこく言われ、渋々大学に持っていくものと捨てるもの、屋根裏にしまっておくものを仕分けしていた。もう人形遊びをする年ではなくなったが、それでも子供の頃よく遊んでいた人形のウッディやバズを箱の中にしまって大切にしていたが、悩んだ末にウッディは大学に持っていき、他のおもちゃは全て屋根裏へしまう事にする。しかし、母親は勘違いして、ウッディ以外のおもちゃをゴミとして出してしまう。それを捨てられたと勘違いしたバズらは、勘違いだと引き止めるウッディの言葉に聞く耳持たずに諦め、部屋に戻らず託児施設に寄付される道を選ぶ。しかし、その託児施設は一見とても平和で楽しい場所に見えるが、そこのボスである人間不信のロッツォが支配する牢獄だった。それを知ったウッディは仲間を助けるために託児施設サニーサイドへと潜入する。

 言うまでもないが人気シリーズの続編で完結編。個人的に1から2になってクオリティが明らかに上がっていて驚いたが、この3はさらに凄い。CGアニメーションはおそらく業界トップの出来だと思うし、物語が丁寧でとても良い。しかも泣けるだけでなくちゃんと冒険も楽しめるしちゃんとコメディも笑えるってのも凄い。全てにおいて質が高い。パーフェクトの映画。
 テーマは「つながり」とか「引継ぎ」「継承」とかになると思う。監督もちゃんとジョン・ラセターから新しい人に引き継がれているしね。大切に扱い、下の世代へ引き継いでいくのはおもちゃとの理想的な向き合い方だと思う。ものに溢れた現代ではとても難しい事だけれどね。
 なんでもアニメーション部門の観客初動員数の記録を塗り替えたらしいね。ベタだけど、良い作品が良い評価を受けてたくさんの人に見られるのはとても正しい事。

 2Dで鑑賞。こういう元々3Dっぽく作られてるCGアニメーションは3Dである意味がない気がする。『カールじいさん』とかも別に3Dである意味無かったと思うしね。


 もう子供ではなくなってしまったアンディ。

アンディ

 17歳で大学生。日本と違うからちょっと戸惑った。ただこの男、相当な好青年である。人形遊びはしなくなったけれども、遊んだ人形たちにとても愛着を持っている。持ち主の鏡だ。それとは対照的にアンディの母親はさっさと捨てろの一点張り。うちの母親もおもちゃやプラモデルに関してはそんな感じなんだけど、どこの母親もものをさっさと捨ててしまう事に抵抗が無いのだろうか?


 変わらずのレギュラーメンバーたち。

レギュラーメンバー

 前作で出ていたペンギンのウィージーや、羊飼いの少女の人形のボーがすでにいなくなってしまっているのがなんとも寂しい。自分が好きな小さい緑の兵隊たちは登場するのだが、なんと二体だけになってしまっていた……でも彼らのポジションは美味しい笑 ただ、画像に控えめに写ってる3匹のエイリアンはもっともっと美味しい笑
 そういえば今更気付いたんだけど、あの兵隊の軍曹役の声は『フルメタル・ジャケット』で有名なリー・アーメイがやってたんですってね。鬼軍曹過ぎるだろwww


 新キャラの良い臭いのするクマ、ロッツォ。

クマ

 今回の悪役なんだが……そうだね。確かにこいつも被害者であり可哀想だけれども、その後回りの仲間にも自分の考えを強制してしまったのは確かに悪い。
 誰か裏切りの洞窟から「しんじるこころ」取ってきてやれ。


 新キャラで一番楽しませてくれたのはこの男、ケン!

ケン

 バービーのボーイフレンド人形なのですが、アンディ家からサニーサイドに来た人形達の中にはバービーがいるから、当たり前のごとく両者一目惚れで恋に落ちて、その誰もが予測できる恋の演出の仕方が秀逸で滅茶苦茶笑える!!出会ったときのこの表情が最高!!笑 

ケンとバービー

 まるで予定調和の用に恋に落ちる。。。二人のファッションショーのシーンとか、拷問のシーンとかも滅茶苦茶面白かった。こいつらの表情見てるとやっぱクオリティ高い。ピクサー凄いってなる。
 あと、台詞は一切無かったけど、新キャラとして大トトロの人形がいるのも日本人としては嬉しいところ。スタッフロールのスペシャルサンクスにHAYAO MIYAZAKIとあったし、あっちも日本のアニメの代表格を見てくれているんだな。


 レギュラーメンバーで一番楽しませてくれたのはやはり、この男。バズ!!

情熱的なバズ

 ロッツォに色々されてまたもや自分の事をスペース・レンジャーだと思い込んで厄介なことになるんだが、(2では別人だったけど)2を結構最近見たので「天丼か!」って突っ込んでしまいそうになった。しかも今回は第3の人格、菊地秀行の魔界都市ブルースで言えば「僕」でも「私」でも無い第三の人格が登場!!この画像がそのスペイン語Ver.のバズなんだが、やけに情熱的でジェシーを口説きまくってて最高に可笑しい。


 脱出時のMr.ポテトヘッドの大活躍など、他にも可笑しい部分はたくさんあってそれが本当に面白いんだが、それだけじゃないのがこの作品。ウッディの大活躍は素晴らしいアドベンチャーをやってるし、壊れかけた赤ちゃん人形に追われたり、見張りの猿人形が目を見開いて監視していたり、走っても走っても逃げられない焼却場のラストの絶望感など、ホラー演出も半端無い。焼却場で諦めて皆が手を繋いで最後を迎える覚悟をするシーンは本当に胸が苦しくなった。
 そしてラスト・シーン。アンディが、ボニーに自分の遊んでいた人形を譲り渡すシーン。そこでもう人形遊びなんてしなくなったアンディがひとつひとつの人形を説明しながら、ボニーと最後の人形遊びをする。そこには一度は部屋に持って行こうとしたウッディ人形もある。
 本当に良いシーン。感動して劇場でちょっと泣いちゃった。シリーズ屈指の名場面だと思う。
 結末も良い家にもらわれる事ができて、サニーサイドがまともになって、本当に良かった。

 何から何まで質の高い、本当に隙の無い作品である。
 この形のCGアニメーションも行き着くところまで行き着いた気がする。これ以上クオリティが上がる事なんてあるのだろうか?
 とりあえずこのトイ・ストーリー3部作は後世まで語り継がれる名作なんだろうな。文句とか全然無いもん。けなす人もまずいないと思う。


愛すべき名場面
○冒頭の思い出のビデオのシーン
○バービーとケンの出会い
○バズの初期化
○バズのスパニッシュ化笑
○サニーサイド脱出
○焼却場でのアクション~クレーンで救出
○アンディの最後の人形遊び

愛すべき名台詞
○特になし

評価
★★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓



P.S.
本編が始まる前のショートムービー『デイ&ナイト』もとても実験的な試みで短編にふさわしい優れた作品だった。アイディアがもう面白いしね。CGアニメーションの可能性を感じた。ピクサーって凄いわ。でもドリーム・ワークスも負けてない。『ヒックとドラゴン』も負けてない!

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

  1. 2010/09/15(水) 21:29:31|
  2. アニメ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

ボルト

 友人のおススメで『ボルト』を見る。ピクサー本当に外れねえな。もはや日本のアニメとは別次元に行ってしまった様だ。


邦題『ボルト』
原題『Bolt』
2008/アメリカ/96分
監督 クリス・ウィリアムズ、バイロン・ハワード
制作 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ(ピクサー)
声優 ジョン・トラボルタ(佐々木蔵ノ介)、マイリー・サイラス(白石涼子)、スージー・エスマン(江角マキコ)、マルコム・マクダウェル(中村秀利)、マーク・ウォルトン(天野ひろゆき)

ポスター

 女の子のペニーとその飼い犬のボルトはアメリカでアクションドラマ番組の人気者として有名になっていた。しかし、ボルトは自分がドラマの中の存在であることを知らず、本当にドラマの様なスーパーパワーが身に付いてると信じていて、現実との区別がついていなかった。あるとき、テレビ局の些細なミスでボルトはペニーと離れ離れになってしまい、ハリウッドからは遠いいニューヨークまで運ばれて、迷子になってしまう。ボルトはペニーがさらわれたと思い込み、すぐさまペニーの元に駆けつけようと偶然知り合った猫のミトンズとハムスターのライノと共にハリウッドに向かうが、だんだんと自分にスーパーパワーなんてものが無い事に気がついていき、道中で外の様々な世界を知る事になる。そうこうして、どうにかハリウッドにたどり着くが……。

 何から褒めれば良いのかわからない。けどとにかく良いです!!こんなん子供に見せたら絶対「犬欲しい」って言われるだろ!!
 前情報とか何にも無しで見たので、最初のそのテレビドラマのシーンで自分は「え?こういう方向なの?インクレティブル的な?」ってまんまと騙されてしまいました笑 『トゥルーマン・ショー』みたいな事をやりながらロード・ムービーみたいな事やりながら成長と飼い主との絆をちゃんと丁寧に描いてる、欲張りで贅沢な事をしながらそれらが上手いバランスで成功してる。本当に面白かった!!ところどころにあるギャグシーンも普通に面白いのが凄い。自分はピクサーの笑いの感覚に合ってるのかな??


 主人公のボルト。声は佐々木蔵ノ介(日本語吹き替えで見たので)。


ビーム

 画像は目からビームが出ると信じてて頑張って出そうとしてるシーン。『トイ・ストーリー』のバズでも同じようなのあったけど、こういうネタ面白いね!!こいつがとても勇気ある犬で、スーパーパワーなんてものは自分には無いという事を悟った後も本当に格好良くて可愛くて、素晴らしい犬。表情豊かで良い笑
 英語版はジョン・トラボルタが声やってる。ちょっと聞いてみたけどトラボルタはトラボルタでかなり合っていた。


 右の女の子が飼い主で子役のペニー。声は白石涼子。

ボルトとペニー

 ドラマでのコンビだが、その想いは本物でボルトを公私共々とても可愛がって大事にしている。良い子。本当に良い子。こんな良い子が飼い主だったら犬も本望だろう。


 一緒に旅をすることになるニューヨークの猫、ミトンズ。声は江角マキコ。

ミトンズ

 ちょっと高飛車と言うか、ひねくれたところのある猫。強引にボルトに連れて行かれてちょっと可哀想な気もしたけど、一度は失った家族も得たし、結果オーライ!!一度飼い主に捨てられた過去があるらしい。当たり前の事だけど、ペット捨てるな。責任持って最後まで飼えよ!
 ってか声優江角マキコだったのか……普通に上手かった。


 もう一匹の旅の道ずれ。ハムスターのライノ。声は天野ひろゆき。

ライノ

 名前はライノだけどサイじゃないよ。ちょっと太ったハムスターだよ。ボルトのスーパーパワーを信じて熱烈にサポートするおとぼけ役。やっぱこういうキャラが一人はいなきゃね!良く動くし良く喋るし、そして可愛らしい良いキャラ。ムードメーカーで、簡単に言うとエディ・マーフィーが出る映画でエディが主人公じゃないときのポジションみたいな感じ。
 ってか声優天野くんかよ!全然気付かなかったよ!しかもめっちゃ合ってた。英語版の人も凄い合ってるんだけど、天野くん、多才だな。。。


 利益優先のペニーのマネージャー。声は中村秀利。

ディレクター

 一応の悪役。本当に一応。まぁこの映画悪役が別に必要ないからね。「ピンに止めとく」って表現で何でもかんでも話を聞いた振りして先送りするのは悪いって言うか嫌なやつって感じだし(^^; ピクサーの悪役観って言えば良いのか、アメリカのアニメの悪役観って言うのか、なんか日本人の自分からするとちょっと無理やりに感じるときが多いな。『カールじいさん』とか『トイ・ストーリー』の2,3とか。
 悪役面はとても良かった。ってか何かモデルがいるんじゃないだろうか?どっかで見たことある気がする。

 あとそのテレビドラマに出てくる敵兵士がちょっと気になった。

敵兵士

 写ってないけど持ってる銃はおそらくXM29をベースにつくったもので、やたらと未来的でなんかメトロイドっぽくて格好良かった。
 そのドラマはマイケル・ベイが作ったんじゃないの?って言うくらいスローモーションを多用したスケールのでかい爽快アクション物で、見ていてとても面白い。ってかクオリティが高い。高すぎてワロた。
 クオリティが高いと言えば、背景が地味に凄い綺麗。そのせいでロードムービーパートも凄い良い出来になっている。色んな土地を上手く再現してて。行った事ないけどニューヨークの街の光の描写とか凄いんじゃないのこれ。

 あともう何が肝かって、ボルトが可愛いところじゃないだろうか。ペニーとの出会いの赤ちゃんの頃のボルトとか反則的な可愛さだったし、

可愛い1

 ミトンズにおねだりを教えてもらうところとかもヤバイ。

可愛い2
可愛い3
可愛い4
可愛い5
可愛い6

 ミトンスに色々教えられてスタジオの外の世界を知るところとか

可愛い7
可愛い8
可愛い9
可愛い11ミトンス
可愛い11

 ふざけんじゃねえよ!!!可愛すぎだろ!!!!ミトンズ様々。ミトンズも可愛いけど。

 もう展開は王道なんだけど、クライマックスは感動した。

ラスト1
ラスト2

 ペニーと共に眠るバルト可愛いし愛しいわ。

 途中に流れる歌とかも良かったし、エンディングに流れるジョン・トラボルタとマイリー・サイラスが歌ってる歌も良い。エンディングのアニメーションも素朴で良い。

エンディング

 DVD特典の短編アニメーション。『ライノ!』も凄い面白くて普通に笑った。

ライノ!

 とにかくこれは面白い。星五つだよ。良い良いって言われてたけど正直ここまで良いと思ってなかった。とりあえず今年のDVDでは一位だよ。
 今まで見たピクサーの中でも一番だなぁ。

1位ボルト
2位トイ・ストーリー3
3位カールじいさんの空飛ぶ家
4位トイ・ストーリー2
5位WALL・E

 ってな感じで。何?『WALL・E』が低すぎるって?『カールじいさんの空飛ぶ家』の順位が高すぎるって??『モンスターズインク』が入ってないのはどういうことだって???うるへー。こんなもん自分の勝手なエンディングじゃい!!!……ってか、結構僅差なところあるよ。全部悪くないもん。全部良い。『カーズ』だけはあんまりでした。
 

愛すべき名場面
○アクションシーン
○おねだり
○ロードムービーシーン
○ボルトがパワーが無い事を自覚し、自分のマークを確認するシーン~ライノのヒーローの話。
○クライマックス
○『ライノ!』でのライノの活躍

愛すべき名台詞
ライノ「この地球のいたるところに、自分は何もできないって思ってるやつがいる。例えば小さなハムスター。かつてオートキャンプ場の車の中で、ヒーローになる日を夢見ていた。女の子の危機を救い、こう言われるんだ。『やったわね!やったわね!ライノ!あなたのおかげよ!』。皆ヒーローが必要なんだ。どんなに勝ち目がなさそうでも、正しい事をするやつが。誰だってヒーローに言ってもらいたいんだよ!時には不可能を可能にすることもできるんだって!自分が頑張りゃ、やれるって!」
ボルト「あぁ。確かに言うとおりだよ。ライノ。今ミトンズにはヒーローが要る。俺がやるしかないか。」
ライノ「もっと自信を持って!さぁ、あの猫を救い出すのは誰だ!?」
ボルト「俺だ。」
ライノ「誰だ!?さぁ言ってみろ!!」
ボルト「俺だ!」


評価
★★★★★
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

予告編↓


ボルト [DVD]ボルト [DVD]
(2009/12/16)
ディズニー

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P.S.
 ちなみに『バルト』と言う犬の映画がある。主人公は狼と犬のハーフかなんかで、ソリを引く犬で、病気の女の子を救うために頑張る映画なのだが、これもアニメである。紛らわしいわ!『バルト』も良い映画だったけどね。

 さらに余談だが、『トイ・ストーリー』の2、3ではおもちゃとの向き合い方を、そしてこの『ボルト』では飼い犬との向き合い方を考えさせられた気がする。自分を楽しませてくれたおもちゃを大事に扱っていただろうか?自分の家族である飼い犬を大事にしているだろうか?犬に関して言えば、実話この映画ずっとうちの犬を撫でながら見てました。うちの犬がもう目も見えなく、足腰も弱って自力で立ち上がる事の出来ない状態なので、毎日色々と考えさせられる。2chのコピペの犬の十ヶ条見て泣きそうになる。

犬の十ヶ条
1.私と気長に付き合って下さい。
2.私を信じて下さい。それだけで私は幸せです。
3.私にも心がある事を忘れないで下さい。
4.言う事をきかない時は理由があります。
5.私にたくさん話し掛けて下さい。人の言葉は話せないけど分かっています。
6.私を叩かないで。本気になったら私の方が強い事を忘れないで。
7.私が年を取っても仲良くして下さい。
8.私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいて下さい。
9.あなたには学校もあるし友達もいます。でも私にはあなたしかいません。
10.私が死ぬ時お願いです。そばにいて下さい。どうか覚えていて下さい私がずっとあなたを愛していた事を。

 寿命とかわかっちゃいるけど、やっぱ死んで欲しくない。家族が死ぬのは悲しいからね。一緒に居られる時間を大切にしなきゃね。

 湿っぽくなっちゃったけど、犬飼って無くてもこの映画本当に面白いはず!!

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  1. 2010/09/03(金) 22:45:29|
  2. アニメ
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トイ・ストーリー2

 最近色々とごたごたしていて忙しくてまるで更新が滞ってました。せめて一週間に3回は更新したいもんだ。


邦題『トイ・ストーリー2』
原題『Toy Story 2』
1999/アメリカ/92分
監督 ジョン・ラセター
制作 ピクサー・アニメーション・スタジオ
声優 唐沢寿明、所ジョージ、日下由美、小林修、名古屋章、他

ポスター

 持ち主であるアンディと共にサマーキャンプに行くのを楽しみにしていたカウボーイ人形のウッディはある日肩がほつれて取れかけてしまい、その事でキャンプに連れて行けなくなってしまった。落ち込んでいたが、その折、バーゲンに出されそうになってしまった仲間を助けようとしたところ、おもちゃマニアのアルに見つかり、盗まれてアルのおもちゃ屋さんに連れ去られてしまう。それを見たウッディに恩のある仲間のバズはミスターポテトヘッドらと共にウッディ救出隊を結成し、アンディがキャンプにいってる間にウッディを取り戻そうとするが、その頃ウッディは自分と同じシリーズのおもちゃであるジェシー、プロスペクター、ブルズアイと出会い、自分の存在が実はプレミアの付いているレアなキャラクターグッズであると気づき……。

 テレビでやっていたのを鑑賞。
 1から続くおもちゃの人形達が人のいないときに動いていると言う設定、世界観がやはり素晴らしい。1のときは子供向けな感じが強かったような気がしたが、今回は大人視点でも子供視点でも楽しめる娯楽作となっている。

 ってか1を見たのが小学校五年か六年の、修学旅行かなんかのバスの中。確かバスの中で何見るか会議で、自分は『スターウォーズ ジェダイの復讐』を提案したんだけど、票が集まらず『トイ・ストーリー』となった。当時は悔しかったが今思えば見たこと無い人もいる中でいきなりラストエピソード流すのは酷いな(^^; バスの中で流れた『トイ・ストーリー』は普通に面白くて自分は見入っていた。ちなみに中学の修学旅行かなんかのバスの中は『マトリックス』だった。これは自分の意見が通ったような気がしないでもない。記憶が曖昧で、候補に『プロジェクトA』だか『ポリスストーリー』だか『サンダーアーム』があったような気もするからそっちが自分の意
見だったかもしれない。

 吹き返え版しか見たこと無いのだが、主人公であるウッディとバズ・ライトイヤーの唐沢さんと所ジョージはハマっていると思う。

ウッディとバズ

 有名すぎて紹介する必要が無い気もするが、右の座っているのがウッディ。唐沢寿明。
 1の記憶が薄いからかもしれないけど、1と比べてはるかに良い奴になった気がする。1のときはもっと鼻持ちならないキャラだった気がしてたが、1はアンディのお気に入りの座をバズに取られそうでヤキモチ焼いてたんだっけ?仕方ないか。

 左のがバズ・ライトイヤー。所ジョージ。
 前作では自分がおもちゃではなく、設定のスペースレンジャーであると疑わず、話が通用しなかったがおもちゃの自覚をして物わかりが良くなった。まさにナイスガイ。ウッディとのコンビは見ていてとても面白い。そしてもう一人のバズとのシーンは滅茶苦茶面白い。続編として考えるとかなり秀逸なコメディシーンだと思う。


 新キャラクター達。

ブルズアイとジェシーとプロスペクター

 真ん中のカウガール人形がジェシー。元気いっぱいのキャラだが、この娘のここに至るまでのお話は涙を誘う。画像でも悲しい顔をしているが、それ相応の辛い過去を持っている。泣きそうになった。まだ3は見ていないが、このジェシーの話を見る限り、2作目が作られた時点で三部作の構想はあったんじゃないかと思う。この2作目は丸々3作目の伏線なんじゃないだろうか。その泣いてしまうシーンを張ろうと思ったけど、見てない人には是非劇中で見て欲しいので最後に書きます。

 左のおっさんがプロスペクター。良い人そうに見えて実は今回の悪いヤツなんだけど、この人形の境遇を考えると憎めない。いわゆる親の愛情を知らずに育ったって感じ。可哀想なキャラである。本当の一番悪いヤツは、こいつらを集めて日本の博物館に売ろうとしたおもちゃコレクターのアル。コレクターにもルールがあると思う。どれだけ欲しい物があっても、盗むのだけはいけない。コレクターのルールと言うよりも、人としての最低限のルールだ。こいつはコレクターの風上にもおけねえクソ野郎だった!!

 右の馬がウッディの愛馬であるブルズアイ。主人であるウッディにすぐに懐く可愛いやつ。気のせいか走るのが異常に早い。離陸中の飛行機に追いついてなかったか!?笑


 前作から引き続き登場するウッディ救出隊の面々。

救出隊の面々

 ブタの貯金箱のハム。恐竜なのに心優しいレックス。胴体がバネになっているスリンキー・ドッグ。そしてすぐ手足が取れてしまうMr.ポテトヘッド。
 これにバズが加わってウッディを救出しに行くのだが、なんという頼りないメンバーwwwバズ一人で行ったほうが良いんじゃないだろうか笑 こいつらがウッディ救出のためにウッディの元へたどり着くまでのシーンも全部素晴らしい。やけにクオリティが高かったと言うか、予想以上に楽しめた。
 ところどころにある有名映画のパロディが秀逸。『スターウォーズ』のパロディはもうお決まりだし、『ジュラシックパーク』のパロも一瞬だが良い。


 自分はあのバッドカンパニーみたいな緑色の兵士の人形達とか、三つ目の宇宙人たちが好きなので、そいつらの出番があまり無かったのは個人的に残念だけど、とにかく面白い。1よりもこの2は話にしろ笑いにしろ大分クオリティが上がったように思う。ここまで楽しめるとは正直思っていなかった。10年以上前のアニメでこのクオリティかよ……すごい。子供が見ても楽しめるだろうし、ジェシーとかプロスペクターの話とかが深いと言うか、特にジェシーの話は子供から大人になる大勢の人がが経験していくだろうことであり、大人も楽しめる。そして泣く人は泣くだろう。喜怒哀楽、とてもバランスの良い素晴らしい作品だった。これは3が楽しみで仕方が無い。3の予告編を見る限り、おそらく泣いてしまうだろうけど。


 ピクサー作品にある最後のお遊びのNGシーンだけは好きになれない。「NGシーンを作る」って発想が意味わからん。これもパロディだと言えるのかもしれないが、そこにはなんの本物感も無い。タブーだとも思う。しかもそれを吹き替え化するってのは二重にタブー。NGシーン集というものを馬鹿にしてるというか嘗めてるとすら思う。ってNGシーン集はアクション映画以外には要らねえだろ。ギリコメディは認める。他は認めない。

 あと、日本語版を作るのは良いんだけど、日本の子供向けに考えると仕方の無いことなのかもしれんが、劇中の歌まで日本語化するのはやっぱりどうなんだろう……?「おれがついてるぜー」ってのは……。悪くない気もするけど、『天使にラブソングを2』のローリン・ヒルやジェニファー・ラブ・ヒューイット、ライアン・トビーら後年の有名アーティストが折角ラップを披露したり、「メリーさんの羊」を歌ったりするのも全部日本語にしてしまったりするのはどうかと思う。歌は日本語化するな!と言いたい。


愛すべき名場面
○ウッディ救出隊の活躍
○バズと新バズのシーン
○ジェシーの過去

愛すべき名台詞
特に無し。

評価
★★★★☆
(★ 五つが最高。☆は0,5点)

3もやってるし、1の予告編では何故かプレデターの音楽のパロディが使われてたので3つ張っておきます。

1の予告編↓


2の予告編↓


3の予告編↓


トイ・ストーリー2 スペシャル・エディション [DVD]トイ・ストーリー2 スペシャル・エディション [DVD]
(2010/06/23)
ディズニー

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P.S.
ジェシーの過去のシーン。マジ泣ける。



yahoo知恵袋にあった歌の和訳。

When somebody loved me
Everything was beautiful
Every hour spent together
Lives within my heart

And when she was sad
I was there to dry her tears
And when she was happy so was I
When she loved me

Through the summer and the fall
We had each other that was all
Just she and I together
Like it was meant to be
And when she was lonely
I was there to comfort her
And I knew that she loved me

So the years went by
I stayed the same
But she began to drift away
I was left alone
Still I waited for the day
When she'd say
I will always love you

Lonely and forgotten
Never thought she'd look my way
And she smiled at me
And held me
Just like she used to do
Like she loved me
When she loved me

When somebody loved me
Everything was beautiful
Every hour spent together
Lives within my heart

When she loved me...

ある人が私を愛していた頃
すべては美しかった
共に過ごしたすべての日々は
私の心に生きている

彼女が悲しい時は
私はその涙を拭うためにいて
彼女が嬉しい時は私も同じだった
彼女が私を愛していた頃

夏を超え、秋を超え
ただお互いだけがあった
彼女と私、ただそれだけ
まるで必然であったかのように
そして彼女が孤独な時
私は彼女を慰めるためにいて
彼女の私への愛が分かっていた

そして年月は流れ
私はずっと変わらずにいて
彼女は次第に流れ去り
私は取り残された
それでも私はその日を待った
いつか彼女がその言葉を
いつまでも愛すると告げる日を

孤独に忘れ去られ
彼女が私に振り向くことはもうないと思った
そして彼女が私に微笑みかけ
そして私を抱きしめる
かつて彼女がそうしたように
まるで私を愛していたように
私を愛していた頃のように

ある人が私を愛していた頃
すべては美しかった
共に過ごしたすべての日々は
私の心に生きている

彼女が私を愛していた頃

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  1. 2010/08/16(月) 15:18:09|
  2. アニメ
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成川ジロー

Author:成川ジロー
暴力は嫌い。
お酒も嫌い。
女性に弱い。
お金は無い。
誠意はある。

評価は
★=1
☆=0,5
五つ星=★★★★★が最高評価です。

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